仲正昌樹の作品一覧
「仲正昌樹」の「現代思想の名著30」「今こそアーレントを読み直す」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
思想史家、仲正昌樹による日本の「現代思想」史。
大きな物語であるマルクス主義の隆盛と凋落、代替としての現代思想の受容と、流行から退潮までが丹念に著述されている。
まず、内容の前に、著者の思想に対する興味深い視点が幾つも見受けられた。一つに、著者の思想や知識人に対する考え方である。著者は思想は社会を分析するための道具としての有用性は認めているものの、それ単独で社会の見取り図を示せるものではないとする。故に、思想や知識人の役割は、常識に対する捻った懐疑の眼差しを向けるヒントを提示することにあるとしている。
また、著者の思想家や思想に対する距離感も特徴的である。思想史の著述は、著者の問題意識に即し
Posted by ブクログ
金沢大学教授の仲正昌樹氏による『ネットリンチが当たり前の社会はどうなるのか?』は、インターネット社会において日常化しつつある集団的な誹謗中傷や「ネットリンチ」の問題を考察した一冊である。
理性的な議論よりも感情的な反応が優先されやすいネット空間において、公共意識が十分でない人々が「敵意識」を持ち、相手のことをよく知らないまま攻撃に加わる危険性が指摘されている。
また、多くの場合、攻撃する側は相手の気持ちや置かれた状況を十分に考えず、自らが加害行為に加担しているという自覚すら持たないことがあると述べられている。
仲正氏は、こうした現象が個人の問題ではなく、現代のネット社会が抱える構造的な課題であ
Posted by ブクログ
ハンナ・アーレントが著した「エルサレムのアイヒマン」等がわかりやすく解説されている。
ナチスとオウム真理教の共通点やmob、ホロコーストの概念などを知ることができた。
ナチスのユダヤ人東欧移送に協力したユダヤ人評議会を批判したことにより、ハンナ・アーレントは多くの友人を失い、厳しい批判にさらされたという。
わかりやすさに慣れてしまうと、思考が鈍化して、複雑な現実を複雑なまま捉えることができなくなる。思考停止したままの同調は全体主義につながる。
思考停止は楽な道ではあるけれど、人間性を放棄する行為だと思う。
人間であり続けるためにも、考え続けなければならない。
Posted by ブクログ
コンパクトながら大変読み応えがあった。
全体主義やそれに対するアーレントの分析、批判。
悪は誰にでも宿りうるという、一部の人に受け入れ難い考察。
わかりやすさに溺れない、無思想性な服従に陥らない必要性。
知的に誠実であり続けることは容易ではない。ましてや社会全体でそれを維持し、全体主義に陥らないようにするにはなおさら。でも、勤め続けなければならないと改めて理解。
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全体主義
明確な定義があるわけではない
・大衆の願望を吸い上げる形で拡大していった政治運動、大勢
・ファシズムや社会主義の共通性を強調するために使われた言葉
・近代的自由主義を否定し、諸個人を共同体としての国家に完