日本とドイツ 二つの戦後思想

日本とドイツ 二つの戦後思想

814円 (税込)

4pt

国際軍事裁判と占領統治に始まった戦後において、二つの敗戦国は「過去の清算」とどう向き合ってきたのか? 両国の似て非なる六十年をたどる、誰も書かなかった比較思想史。

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日本とドイツ 二つの戦後思想 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    日独戦後思想を戦争責任や国家といった観点から比較概観している。第二次大戦後、同じ敗戦国としてその後の国家形成はしばしば比較されがちだが、もちろん類似点はあるものの思想・イデオロギーの観点から比較すると違いもたくさん見えてきて面白い。自然な結論にはなってしまうが、やはりドイツのナチズム・ホロコーストは

    0
    2022年04月24日

    Posted by ブクログ

    戦後60年、海外ではイラク戦争が起こった2005年に書かれた日本とドイツが辿った戦後思想についての本。こちらも『日本とドイツ 二つの全体主義』と同じく、思想史について手際よくまとめられている。目次は以下の通り

    第一章:二つの戦争責任
    第二章:「国のかたち」をめぐって
    第三章:マルクス主義という「思

    0
    2018年07月30日

    Posted by ブクログ

    本書は、四つの章から出来ている。「二つの戦争責任」、「国の形を巡って」、マルクス主義という「思想と実践」、「ポストモダン」の状況、の四つである。■「戦争責任」は誰にあったのか。
    なぜ日本は「人道に対する罪」に問われなかったのか。
    「普通の国民」も加害者なのか。
    「反省仕方」のドイツとの違い。
    日本の

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    前半部分は必読。日本とドイツ両国の第二次世界大戦の戦争責任、それに対する反省を巡る議論、戦後における「国のかたち」について、両国の地理的状況、政治状況等からその差異を論じている。民族とは何か、国民とは何かという隠れた深い論点が含まれており、紙幅の関係で踏み込みきれてはおらずそれ故難解ではあるが、読み

    0
    2024年08月31日

    Posted by ブクログ

    未開人のうちに、かつての自分の野蛮さの鏡像を見てしまい、自分もまたそこに引き戻されるのではないかという不安に襲われる文明人は、彼らを放っておくことができない。
    仲正昌樹『日本とドイツ 二つの戦後思想』p149

    日本の戦後思想は、マルクス主義の人々(とマルクスを独自に解釈して実践する左派の人々)が、

    0
    2018年01月30日

    Posted by ブクログ

    二国の敗戦の受け止め方に生じる違いの、そもそものきっかけを知りたくて手にしてみました。左右に偏りもなく、私なりに整理できそうでよかったと思う。が、後半2章は私のほとんど未知の思想の世界についてだったため、またその補完目的の読書をしなくてはならないハメになってしまったけれど。

    0
    2012年10月16日

    Posted by ブクログ

    日本とドイツの「戦争責任」についての違い。西欧の中のひとつとしてのドイツ、アジアのひとつとしての日本

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ドイツも日本も枢軸国であり、戦後は民主主義を『受け入れ』経済復興してきた。

    『似たもの』ではあるが『受け入れ』の仕方は違ったようである。

    単純に比べるべき事柄では無いが、そこで考える事を止めてはならず、考察を加え続ける必要がある。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    やっぱり日本人って、何事も「全体像」で捉える傾向があるんじゃないのかな?

    そこが戦後処理でもドイツと決定的に違う点なんじゃないだろうか。

    時には物事を側面ごとに切り離して考えないと、どこへも進めない!?

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作『日本とドイツ 二つの戦後思想』は、「過去の清算」を軸に、第二次世界大戦後の日本とドイツの60年間の思想的歩みを比較するもの。国際軍事裁判や占領統治から始まり、両国が戦争責任や国家のあり方、マルクス主義、ポストモダンといった思想課題にどう向き合ってきたかを、類似点と相違点を浮き彫りにしながら論を

    0
    2025年06月15日

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