無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2013年04月13日
哲学と宗教の架け橋をかけようとして、その違いと類似性を明らかにしようとした本だと思った。ただ、門外漢の自分にとっては、少々難しい部分が多かった。
内容は、哲学と宗教の違いから形而上学の大きさについて説き、ギリシャからの哲学、キリスト教、マルクス経済学、実存哲学などから、形而上学との関連を解くが、最...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月09日
[ 内容 ]
プラトン以降の西欧哲学・思想史において、“すぐれた哲学・思想”と思われているものが、いかに擬似宗教(形而上学)化の危険性と隣り合わせにありそのことが哲学者・思想家によってどのように問題化され、論じられてきたのか。
本書では、現代思想に特に強い影響を与えたハイデガー、アーレント、デリダな...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月10日
普遍的真理を探究し、誰にでも分かるように証明する「哲学・思想」には、もともと疑似宗教的な共同体を作り上げる傾向が付随する。ある一定の真理を得られたとしてもそれをもまた吟味して問い続ける営みが哲学なのだが、哲学が疑似宗教にはまってしまう危険性を、いかにして思想家(とくに現代思想家)たちが問題化として...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月16日
プラトン以降の西欧哲学・思想史において、"すぐれた哲学・思想"と思われているものが、いかに擬似宗教(形而上学)化の危険性と隣り合わせにあり、そのことが哲学者・思想家によってどのように問題化され、論じられてきたのか。
本書では、現代思想に特に強い影響を与えたハイデガー、アーレント、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月11日
人間が世界の在り方について語るには、常に何らかの形而上学的前提に頼らざるを得ない。その点では、マルクス主義もキリスト教もポストモダンも共通しているという。仲正昌樹は、この「〈宗教〉化する現代思想」の中で、先人の形而上学的な思考枠組みを克服するつもりが自らもその形而上学的な思考枠組みに陥ってしまう過程...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月14日
面白かったし読みやすかった。もとUCという特殊な文脈がシンパシーとしてひきつける。どのようなラディカルな思想であろうとも「形而上学」的な側面からは離れることができない。それを自明なものとして、それぞれの人生から思想も活動も、特に知的な分野に身を置こうとする場合は、それらを心にとどめておく必要がある。...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
最も正しく真理を示しているかのように見えて、どこかのポイントで説明できないはずの価値判断に基づいていることが隠れてしまっている、現代思想の危険について書かれた本。それは、隠れてしまっているとか、隠してしまっているとか、無自覚であるとかではなくて、結局は受け手がその人の立ち位置を判断すればいいことなの...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。