ハーレクイン・ロマンス小説 - ハーレクイン - ハーレクイン・セレクト作品一覧

  • 契約関係【ハーレクイン・セレクト版】
    3.0
    レベッカが教師をしている寄宿学校で、母親を亡くして間もない女子生徒が騒ぎを起こした。ロンドンから父親が呼び出されるが、現れた彼を見て、レベッカは息をのむ。ニコラス・ナイト――!16歳のとき、初めての愛を捧げ、傷つけられた相手……。ということは、ニックはあのとき私たちの仲を裂いた女性と結婚し、娘を授かっていたのね……レベッカの心の傷が、再び疼いた。ところがいまや大富豪となったニックは、金の力にものを言わせ、レベッカに仕事を辞めて、娘の家庭教師にならないかと持ちかける。もちろん、ロンドンの彼の屋敷に住み込みで。 ■ニックの提案は、娘の家庭教師にとどまらず、彼の愛人をも兼ねるというものでした。そうすれば、娘を側に置いて父娘の関係修復を図ると同時に、昔なじみのベッドの相手も同じ屋根の下に囲えると。なんという男の身勝手! レベッカが突きつけた答えは……? *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 運河の街の恋【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    看護師の研修を数週間後に控えたアラミンタ・ポンフリーに、知人から思いがけない仕事が舞い込んだ。オランダ人の医師がしばらく6歳の双子の甥を預かることになり、その世話係に、アラミンタが推薦されたというのだ。ドクター・マークス・ファン・ダ・ブローというその医師は、予想外に若くハンサムで、彼女はひと目で好意を抱いた。胸躍る外国生活、かわいらしい子どもたちとの楽しい日々。だがアラミンタに対するドクターの態度は常に冷たく、ドクターを愛し始めてしまった彼女は、人知れず苦しむ。彼にとっては“ミス・ポンフリー”など、永遠に他人なのだと。 ■健気に気丈に子どもたちの世話をするアラミンタ。たとえその胸の内は報われない恋に泣いていても。ところがドクターの胸にも、彼女には計り知れぬ想いが生まれていたようですよ……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 二週間のダーリン【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    ビアンカのそばにはいつもアダムがいた。2人は幼稚園からの幼なじみで、大人になった今も、ビアンカが何か困ったことに巻き込まれるたび、アダムは的確な助言をくれたり、泣く肩を貸してくれたりする。あるとき、ビアンカはまたしても困った事態を招いてしまう。故郷の母親を喜ばせようと、つい結婚したと嘘をついてしまったのだ。母が訪ねてくる間だけ、アダムに夫のふりをしてもらおう――。ところが、いつも優しいアダムが初めて彼女の頼みをはねつけた。そして、見たこともない冷たい男の顔をして言ったのだ。「夫のふりをするのなら、本物らしく、毎晩同じベッドに寝よう」 ■ビアンカとアダムは友情からお互いの“初めての相手”になったほどの仲。ところがこれが二人の間に誤解を生んでしまい、以来二人はずっと微妙な関係を続けていたのでした。ミランダ・リーが描く友情から始まるロマンスは、甘酸っぱさ100%です。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 大富豪の醜聞【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ウエイトレスのシャンタルは、うっとりと思い返していた。ギリシアの大富豪アンゲロスが開催した慈善舞踏会の夜のことを。ハンサムな男性に声をかけられ、夜どおし踊った……。まさか、彼がアンゲロス本人だったとは。ある招待客の代わりに出席していたシャンタルは、素性を暴かれるのを恐れて慌てて逃げ出してしまったのだ。おとぎばなしは終わり、彼女はまたみじめな生活に戻った。それなのに、アンゲロスがわたしを捜し出すなんて!彼はなぜかひどく怒ったまなざしでシャンタルを見据えると、「父に会ってもらう」と言って彼女をむりやり車に押し込んだ。 ■ギリシアとパリを舞台に描かれる、大富豪と貧しいウエイトレスの運命の恋物語。無垢な恋人を過去の呪縛から解き放とうと、冷酷だったはずの億万長者が見せる深い愛に心打たれる、サラ・モーガンの名作です。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛する人はひとり【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    プルーデンスがニコロスと結婚して8年の月日がたった。彼はギリシアでも有数の大企業のCEOだが、8年前は違った。倒れかけた会社を救うという目的のために、大富豪の相続人であるプルーデンスとしかたなく結ばれたのだ。しかも本当の夫婦になったことはなく、彼には複数の愛人がいる。プルーデンスはそんな関係がいやになり、離婚を切り出した。ところがニコロスの答えは予想外のものだった。彼は形だけの結婚を本物にしたいと言いだしたのだ。君が妊娠を望むなら、子どもの父親になってもいい、と。今さらどうして? 当然、プルーデンスは拒絶した。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 夜は別の顔【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    図書館司書のアメリアは夜間にウエイトレスの仕事を始めた。めがねを外し、きわどい服を着るのは本意ではないが、退屈な人生を変えるためにどうしても車を買う資金が必要だった。厳しく育てられた彼女が夜の副業を持っていることが知れたら、同居する大伯母はおろか、町中が上を下への大騒ぎになるだろう。ある晩、予想もしなかった客が来店する。アメリアが長年片想いをしているタイラー・サヴィジだ。街の住人に見られた衝撃も相当だが、彼の注文にはさらに驚いた。彼はこの美しいウエイトレスがお堅い司書とは気づかずに、陶酔のまなざしで、「俺が欲しいのはきみだよ」と言ったのだ。 ■MIRA文庫で絶大な人気を誇るシャロン・サラが、2004年にシルエット・ディザイアから発表した本作は“華麗に変身”がテーマ。国や文化が違っても、ギャップ萌えは共通? 稀代のストーリーテラーが贈るキュートなロマンスです。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 運命の回転ドア
    4.0
    銀行頭取のアシスタントであるマーティーンは、ある夜ボスとのディナーに向かう途中、レストランの回転ドアに、見知らぬ男性と挟まれてしまう。彼は身震いするほどセクシーだが、ひどく無礼な態度だった。驚くべきことに、ディナーの席でボスに紹介されたのが、まさにその男、ブルーノ・ファルカッチだったのだ。ボスはこの年下の従弟を、銀行の後継者にするつもりだという。マーティーンは彼が銀行を乗っ取るつもりなのではと疑い、ブルーノは彼女を頭取の愛人と決めつけ、二人は火花を散らすが、会議のため共に赴いたローマで、とんでもない過ちが起きる。 ■火花は互いが抑え込んでいた情熱に着火し、ロマンティックなローマの夜、二人はベッドを共にします。その後妊娠が発覚。彼女を頭取の愛人と蔑むブルーノには言い出せず、ひとり悩むマーティーンに、すべてを察した頭取が求婚しますが……。
  • 帰らざる日々【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    ジュリーは仕事の依頼を受け、ローマの地に降り立った。ここは8年前、想いを残したまま別れた恋人リコ・フォルツァの故郷。あの、めくるめくような幸せな日々を忘れたことはない。彼との唯一の絆であるかわいい息子、ゲイリーがいるから。貧しかったジュリーは、大富豪であるリコの祖父に脅され、別れの手紙だけを置いて彼の前から姿を消したのだった。その祖父亡き今、愛しいリコと再会することもあるかもしれない……はかない望みはしかし、予想だにしないかたちで叶えられた。ジュリーを雇ったのは、ほかならぬリコ本人だったのだ!彼はまるで別人のように、憎しみを込めてジュリーを見つめ……。 ■イタリアを舞台にしたロマンスなら、ルーシー・ゴードンがおすすめです。作家本人が、ヴェネチア旅行中に出会った地元の男性と、たった2日で結婚したというロマンス武勇伝の持ち主。本物のラテンヒーローを描く作家です。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 甘い果実
    -
    2年前の恐ろしい事故で、サラは婚約者を、兄は妻を亡くした。車椅子になった兄と、兄夫婦の幼い娘の世話をすることだけが、以来サラにとってただひとつの生き甲斐になっている。それなのに、兄が再婚するという。事故後転居した先の隣人と。その女性はたしかにすばらしい。だが彼女の兄ジョナスは……。彼はハンサムで、尊大で、サラへの興味を隠しもしない。サラは初めて会ったときから反感を覚えていたが、そんな彼にどうしようもなく惹かれてしまう自分もいやだった。ついにジョナスの誘惑に屈したとき、初めてだったサラは、屈辱と甘い悦びに引き裂かれ、叫んだ。亡き婚約者の名前を。 ■「亡き婚約者と愛を交わす日は決して訪れない。だからあなたを彼だと思って抱かれたの――」サラはジョナスに、そんな残酷な仕打ちをしてしまいます。その報いを受けるのが、ほかでもない自分自身だとサラが知るのは、妊娠がわかったあとでした。
  • 花嫁の告白
    -
    田舎町で小学校教師をしているタマラには秘密があった。まだ何も知らないうぶな少女だったころ、デート相手に迫られ、望まぬ妊娠をしてしまったのだ。厳格な両親は彼女に施設で出産させ、子どもは里子に出された。7年が経ち、タマラは私立探偵に依頼して娘を捜し出した。娘はフランシーといい、サンアントニオで暮らしているという。タマラは娘の顔を見たい一心で、いけないと思いながらも、フランシーの養父クレイトンがいる口腔外科に予約を入れてしまう。そして知ったのだ。裕福ですばらしくハンサムなクレイトンが、亡き妻の代わりに娘を見てくれる、ナニーを探していることを。 ■タマラはフランシーのナニーとなり、クレイトンは彼女の愛情溢れる姿に次第に惹かれていきます。真実を言い出せないまま、タマラはクレイトンの求婚を受けますが――。誠実なタマラが嘘を重ねてしまう切なさに、読みながら涙がこぼれます。
  • 愛を知らない恋人【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    トスカーナの田舎で伯母と暮らしていた二十歳のミアは、本当の父親が大富豪オスカー・バルフォアだと知らされた。ミアはイギリスに移ることになるが、質素な田舎育ちなので、バルフォア家の華やかできらびやかな世界になじめない。オスカーの命令で、ミアはさる人物の邸宅に住み込み、ふさわしい令嬢になるべく教育を受けることになった。教育係に指名されたのは、ニコス・テアキス――若くして巨大複合企業をつくりあげた、ギリシア人億万長者だ。ミアはハンサムなニコスにひと目で魅了されるが、彼はなぜかいつもミアに冷たくあたり……。 ■ハーレクイン・ロマンスを代表する作家ミシェル・リードが筆を取った〈愛に戸惑う娘たち〉の1話目です。ニコスとミアは、あるパーティの夜、許されない過ちをおかしてしまい……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 白いページ
    3.0
    ベルベットは1年半前、新婚6カ月の夫と飛行機事故に遭った。夫は亡くなり、ベルベットは記憶をなくしたが、無事に生まれた夫の忘れ形見を、ひとりで大事に育てている。そんなある日、ジェラード・ダニエルズという実業家が訪ねてきた。ベルベットと恋人同士だったというのだが、何も思い出せない。過去を取り戻せないまま、ベルベットは彼に惹かれていく。結婚を申し込まれ、彼女は戸惑いながらも受け入れた。初夜、ベルベットは夫の脚に我が子と同じ痣を見つける。何かが彼女の記憶の扉を激しく叩く。女の直感が何かを告げる。わたしの息子の父親は、誰なの……? ■大御所キャロル・モーティマーが1982年に発表した、記憶喪失ロマンスの金字塔、それが『白いページ』です。取り戻せない夫の記憶。ジェラードへの愛。明らかになった真実とは――。
  • 愛の虜
    4.0
    ティファニーは18歳のとき、パーティで襲われた。ジョセフはそのときに身ごもった子だが、相手は既に故人で、彼女はインテリアの会社で働きながら愛息子を育てている。あるとき、シーク・ハッサンと名乗る砂漠の国の首長から、かの国での一大プロジェクトの契約が舞い込んだ。ティファニーは歓喜するが、実はハッサンが息子の亡き父親の弟で、兄の血を引く子を取り上げようとして彼女に近づいたことがわかる。きっぱりと断った彼女を、ハッサンはなんと息子もろとも拉致した!子どもが目的のハッサンにとって母親は邪魔なはずだが、彼はティファニーを熱く見つめると、「私を悦ばせろ」と迫った。 ■ハーレクイン初期から活躍し、数々の情熱的な作品を生んだS・ウッド。危険なまでに官能的な大人のロマンスは、今も熱狂的なファンに求められています。冷酷に連れ去るシーク、ハーレム、砂嵐の逃亡劇と、シーク・ロマンスのすべてが読める名作です。
  • 愛を拒むひと【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    イアンとは、マギーが勤める会社の新社長として出会った。若く才覚に溢れる彼は、有能なマギーを一瞬にして認め、ふたりはすぐさま意気投合した。そして同時に強く惹かれ合った。互いに婚約者がいる身だから、何も起こるはずはないのだが……。しかしイアンと出会ったその日から、マギーの心はざわめきだす。婚約者は君は美しいと言うだけで、彼女の心を理解しようとはしない。イアンに「彼は本当に君にふさわしい男なのか?」ときかれたとき、マギーは気づいた。イアンこそ、私が生涯愛する男性なのだと。マギーは婚約を解消したが、イアンは違った。彼女への愛を認めながら、「僕は決して君を選ばない」と言ったのだ。 ■E・ダーシーの作品には、頑ななまでに愛を拒むヒーローがたびたび登場します。愛せば傷つくことはわかっているのに、女を惹きつけてやまない罪つくりなヒーローたち。この作品に登場するイアンもその代表格と言えそうなほど、暗く底知れない魅力の持ち主です。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 気高き愛人【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    サリーは冷酷な資産家である父のもとから独立し、いまは博物館研究員として働いている。施設にいる病床の母を見舞いながらの生活は楽ではなかったが、無関心な父の代わりを務められるのはサリー以外にいなかった。ある日、サリーは父親のオフィスでひとりの男性と出会う。買収王と呼ばれる豪腕な実業家ザック・デルッカだった。まるで獲物を狙う猛獣のようなまなざしを向けてくる彼に、サリーは嫌悪感を覚えた。わたしをなんだと思っているの?答えは数日のうちに明白になった。サリーの最も望まないかたちで。名うての買収王が父親に要求したのは、そう、彼女の身体だったのだ。 ■近年のHQロマンスを代表する作家の一人、ジャクリーン・バード。初版当時の編集担当が絶賛する愛人契約がテーマのロマンスです。どんな困難も健気に乗り越えてきたサリーは、ザックの脅迫的な誘惑にも、せいいっぱい反発しようとしますが……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 天使が生まれた日
    -
    パティは名門ランド家で働く家政婦の娘だった。御曹司スペンスと惹かれ合い、恋に落ちたが、ふたりの仲は彼の父親に容赦なく引き裂かれた。妊娠がわかったのは、スペンスが出奔したあと――赤ん坊を死産したパティは、彼を捜すことも諦めてしまう。数年後、突然スペンスが彼女の目の前に現れる。ひとりの美しい少女を連れて。「この子は僕たちの子だ、パティ」いったいどういうこと? パティはくずおれそうになりながら、肌身離さずつけているネックレスに通したふたつの指輪を握りしめた。昔スペンスがくれた指輪と、新しいままの、小さなベビーリングを。 ■2011年に亡くなった偉大な作家ビバリー・バートンの初期作をお届けします。死産と聞かされていたパティは、スペンスの父の恐ろしい企みにずっと欺かれていたのでした。事実を知ったスペンスが彼女のもとに娘を連れてきた思惑も、切ない涙を誘います。
  • イースターマンデー
    4.0
    レイシーが12歳のとき、最愛の父が再婚した。ファッション雑誌から抜けだしたような美女ミシェルが、莫大な富と地位を目当てに父の後妻に収まったことは明白で、彼女はレイシーを厄介払いとばかりに修道院へ送り込んだ。卒業を目前にしたある日、思いがけずミシェルが迎えに来る。父の容態とともに事業の経営が悪化し、破産を免れるには、レイシーに有力者のもてなしをさせて出資を募るしかないという。だがギリシアの石油王といわれるトロイ・アンドレアキスは、妖艶なドレスで飾り立てられた、まだ少女のようなレイシーを見て、一夜の接待などではなく、妻になることを要求したのだった。 ■意地悪な継母から修道院に閉じ込められたヒロインが、ギリシア大富豪との愛に目覚めるシンデレラストーリーです。年上で見ず知らずの外国人男性に、いきなり妻にと望まれたら? 怖いような、夢があるような……。王道ロマンスに酔いしれてください。
  • 忘却のかなたの楽園 誘惑された花嫁【ハーレクイン・セレクト版】 I
    -
    「どこかで会いましたか?」愛しい男性の心ない言葉――ブライアニーは屈辱のあまり彼の頬を打っていた。5カ月前、彼女は島を購入したいと訪れたリゾート開発会社社長、ラファエル・デ・ルカと恋に落ち、濃密な時を過ごした。だが契約書を手に本社に戻った彼から、その後連絡がない。まさか、ラファエルは島を手に入れるためだけに私を誘惑したの?妊娠に気づいた彼女は必死に悪い予感を打ち消し、彼を待った。そして、ついに意を決して彼に会いに来たのだが……。続くラファエルの告白に、ブライアニーは言葉を失った。「事故の後遺症で、君についての記憶をなくしたのかもしれない」 ■運命を感じ情熱的に愛し合った男性の子を妊娠したのに、彼と連絡が取れない……女性なら誰だって絶望のどん底に突き落とされてしまいますよね。しかも彼は記憶喪失で……。ホットなロマンスで大人気、M・バンクスの4部作〈誘惑された花嫁〉をお贈りします。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ジュ・テーム
    3.0
    ブルックは妹からの手紙に驚いた。もうイギリスへは帰らない、大学進学もやめるという。ホームステイ先の主人ジュールダン・マルシェに、すっかり夢中になってしまったというのだ。ブルックは妹を連れ戻しに、慌ててノルマンディーに向かった。ジュールダンは古い城館に住む著名な実業家とのことだが、若く世間知らずな妹をたぶらかすなんて許せない!ところがジュールダンは、妹の気持ちを変えさせるためと言って、ブルックにとんでもない提案をした。「僕たちが恋仲になったふりをすれば、彼女もあきらめて帰るさ」 ■ジュールダンの計画どおり、はじめは仮病まで使ってフランスに居残ろうとしていた妹も、ジュールダンと姉が一夜を共にしたと知ると帰ると言いだします。すべてはジュールダンとブルックの思惑どおりのはずが、二人は計算違いの恋に落ちてしまい……。
  • 今だけはこのままで 情熱を知った日【ハーレクイン・セレクト版】 I
    -
    キャスはかつて“天才少女”“癒やしのピアニスト”と讃えられた。けれど対人恐怖症のせいで聴衆の面前に出ることができなくなり、以来、ずっと家に閉じこもったまま――。人と接するのは、年に1度、慈善事業のために請け負うプライベート・レッスンだけ。今年のチャリティ・オークションで彼女のレッスン権を獲得したのは、意外なことに、不動産業を経営するギリシア人大富豪だという。世界的な実業家が、なぜピアノなんて……。キャスの戸惑いは、訪ねてきたネオを迎えた瞬間、息が止まりそうな驚きに変わった。戸口に立ちふさがる、見たこともないほど長身で魅力的な男性は、引きこもりの地味なピアノ教師を、苦笑いを浮かべて見下ろしていた。 ■ルーシー・モンローの2部作〈情熱を知った日〉は、ともに育ちともに財を成したギリシア人大富豪、ネオとゼフィールの物語。ネオはキャスの清廉さに魅了されますが、世慣れしすぎている彼と無垢な少女のような彼女では、つりあうはずもなく……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 仕組まれた情事【ハーレクイン・セレクト版】
    3.0
    彼女は病院のベッドに横たわり、緊張に苛まれていた。主治医の話から、自分がイヴという名前で、車の事故のせいで記憶喪失に陥っていることは既に知っていた。そして、妊娠していることも。これからお腹の子の父親であるギリシア人富豪に会うというのに、その顔さえ思い出せないなんて……。病室のドアが開き、恋人だというタロス・クセナキスが現れた。信じられないほどハンサムな男性だが、冷たい影を感じる。どうしても記憶を取り戻せない彼女を抱きしめ、タロスが言った。「もう決して君を放さない。きみは僕の妻になるんだ!」 ■タロスに抱かれる度、少しずつ記憶を取り戻すイヴ。ついにすべてを思い出したとき、タロスは最も憎むべき相手だったことが明らかになりますが、もうそのときには彼をどうしようもないほど愛していて……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 消せない夜の記憶【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ジャイルズ・ホークウッドは、商談を有利にするためなら、娘のイブにも売春まがいの行為を強要する非道な男だった。だがあるとき、ジャイルズの会社を買収しようとする人物が現れる。巨万の富を持つ若き実業家、アレクセイ・コンスタンティンだ。形勢不利と見たジャイルズは、コートダジュールでの商談にいやがる娘をホステスとして伴い、アレクセイを呼び出した。イブとアレクセイはひと目で激しく惹かれ合うが、美しく清楚な彼女が、実はジャイルズの娘だと知ったとたん、彼はまるで汚らわしいものに触れたかのように冷たく言い捨てた。「きみは父親の仕事のためなら、誰とでも寝るそうだな」 ■初めて惹かれた男性から、いわれのない蔑みを受けるヒロイン。アレクセイは、イブが本当にふしだらな女なのかを試すため、彼女を罠にかけますが……。“どん底ヒロインの下克上ロマンスといえばジュリア・ジェイムズ!”といわしめる名作です。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ハートブレイカー
    5.0
    夫の家から逃げ出して、3年が経った。幼い娘とロンドン郊外の小さな隠れ家に落ち着いたものの、カロラインはいまだに夫への恐怖に怯えている。夫ピーターはアルコール依存症で、酔うと暴力をふるった。カロラインは娘を守りたい一心で家を飛び出したのだった。暗い過去の思いにとらわれていると、ふいに誰かがが戸を叩いた。夫の従兄弟のニック!? どうしてここがわかったのかしら。憎しみを宿した彼の目が光る。「ピーターが死んだ……」君のせいだと言わんばかりの彼は、今でも信じているのだろう――カロラインはひどい妻だと、亡き夫が吹聴していたとおりに。 ■2000年、世界中のファンや作家仲間に惜しまれつつこの世を去った偉大なロマンス小説家シャーロット・ラム。日本で刊行された作品は100冊以上を超え、今もたくさんの女性に読み継がれています。今作は1983年刊行の貴重な初期作品です。
  • もう一度抱きしめて
    4.0
    メリッサは幼い頃からずっと、年上のディエゴを愛していた。ある日、馬で遠出したメリッサは暴漢に襲われかけ、危ないところを助けてくれたディエゴと初めて結ばれる。その責任を取るかたちで、ディエゴはメリッサと結婚した。だが彼はこの結婚をメリッサのしかけた罠だと信じ込み、彼と彼の家族の仕打ちに耐えられなくなったメリッサは、ある秘密を胸に抱いたまま、ディエゴの前から姿を消した。5年後、メリッサは不慮の事故で瀕死の状態に陥る。報せを受けて現れた夫と再会しても、メリッサはかたくなに、「息子はあなたの子じゃない」と言い続け……。 ■男のプライドや庇護欲を内に秘めて悶々とするヒーローと、一途に愛する人を想い続ける無垢なヒロイン。何度読んでもいいですよね。世界中の女性が虜になる超人気作家ダイアナ・パーマーの世界を、あますところなく味わえる1989年初版の名作です。
  • 愛の囚われ人【ハーレクイン・セレクト版】
    3.0
    リリーは地中海の小国モンテビアンコの留置場で震えていた。本当は、こんな国になんて足を踏み入れたくもなかった……。仕事でやむなく来ただけで、滞在もわずか2日の予定だったのに、町で買った土産物に盗品があったせいで出国できなかったのだ。でもまさか、ここで彼とでくわすことはないわよね?そんな彼女の心配が現実となった。目の前に、彼が現れたのだ。ニコ・カヴェッリ! かつて夢のような一夜をともにした人――そして彼はあろうことか、モンテビアンコの皇太子でもある。「これはいったいどういうことだ! この子は誰なんだ?」問いつめるニコの手には、彼とそっくりな男の子の写真があった。 ■ロイヤルベビーの誕生は、いつだって世界中を沸かせるおめでたいニュース。けれど、もしもロイヤルベビーが、プレイボーイとして名を馳せる王子の、お忍びの一夜から誕生していたとしたら――?そんなスキャンダラスなロマンスをお届けします。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 大富豪の甘美な罠【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    長いこと不妊治療に苦しんでいたラナは、結局子どもを産めなかった。夫が交通事故で亡くなったからだ。車には、あろうことか夫の愛人が同乗していたという。瀕死の重傷を負ったその愛人は、なんと臨月間近の妊婦だった。私が子どもを産めないから、夫は愛人に走ったのだ――打ちのめされたラナに、さらなる衝撃の事実がもたらされる。愛人のおなかの子の後見人に、ラナが指名されているというのだ。このわたしに、夫の愛人の子を育てろと……?呆然自失のラナの前に現れたのは、イタリア人大富豪ラファエル。夫の愛人の兄だという彼は、ラナに深い憎しみを抱いていた。 ■ラファエルは、強欲なラナが夫との離婚に応じないせいで、自分の妹は恋人と結婚できないのだと思い込んでいました。こんな状況で出会ったふたりが、やがて狂おしいまでに愛し合うようになるとは……そんなロマンスが読めるのは、ハーレクインだけです。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 誘拐された花嫁
    -
    ベサニは従兄のライルに頼まれ、彼と結婚することにした。彼女が借地の支払いに困っていることを知り、援助してやるからと、取引を持ちかけられたのだ。ライルはある老人から遺産を受けとることになったのだが、30歳になるまでに結婚しなければ、それは手に入らないという。誕生日まであと2週間だが、容姿も性格も悪い彼に恋人などいない。形だけの便宜結婚なら、と渋々承諾したのだった。ところが――結婚式当日、ベサニはカメラマンを装った男性に誘拐されてしまう。ケルと名乗った彼は、ライルが遺産を騙し取ろうとしていると言い、相続が無効になるまでの間、ベサニを返さないと宣言した! ■ハーレクイン・イマージュの実力派作家マリオン・レノックスが描く、誘拐に端を発したかわいらしいロマンスです。ケルの家に閉じこめられてしまったベサニは、老人の孫で、ケルの姪っ子でもある幼い少女ケイティと3人で、奇妙な同居生活を始めますが……。
  • 誘惑のモロッコ
    5.0
    自分を不器量だと思い込んでいるベスは、恋をあきらめ、経営する乗馬学校をひとりで切り盛りしていた。そんな彼女に、馬の買いつけのため訪れた異国で出会いが待っていた。長い黒髪を革紐で束ねた男性が子馬を引いて競売場に現れると、ベスは息をのんだ。すばらしい馬に、強烈な印象の男性――。気性の激しいその子馬を見事に馴らしたベスは、持ち主の男性アザイアの目にとまり、彼の城へ招待される。モロッコの王族である彼が女性を招くとき、それはベッドへの誘いを意味することも知らずに、ベスは子馬を買いたい一心でアザイアについていった……。 ■セクシーでテンポのよい作風で人気のミランダ・リー。灼熱の砂漠を舞台にしたロマンスはセクシー度もアップして、恋のスリル満点です。恋愛には縁がないとあきらめていたヒロインが、ヒーローの手練手管に翻弄され、情熱の火をかき立てられてしまいます!
  • 恋に落ちた復讐者【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    両親の死後、カーラは粗暴で金銭ずくの兄に虐げられてきた。ある夜カーラは兄とその恋人アレグラに連れられ車で出かけるが、兄が事故を起こし2人は死亡。カーラだけが軽傷で助かってしまう。罪悪感に苛まれるカーラの前に、黒髪に浅黒い肌をした、エンツォ・バレンティーニという世にも優雅な男性が現れ、甘い誘惑にひとときの慰めを見出したカーラは純潔を捧げてしまう。だがエンツォは翌朝、冷酷に自らの正体を明かした。彼は、亡くなったアレグラの兄だったのだ!復讐のために君を抱いたと言ってはばからないエンツォは、カーラの中に、自らの子を宿したことは知らなかった。 ■アビー・グリーンは、ハーレクイン・ロマンスらしい激しい愛を描いて一躍人気作家になりました。あのリン・グレアムとも友人どうしとか。過酷な運命や、残酷な復讐劇に翻弄されるヒーロー、ヒロインのロマンスは、一度読むとくせになること請け合いです。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 罠に落ち、恋に落ち
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    フランは、失恋して泣き崩れる幼なじみのロージーから、大富豪のプレイボーイ、サム・ロックハートへの復讐を頼まれた。彼は女性を夢中にさせては捨て去るひどい男なのだという。フランはサムが主催する慈善パーティを企画することになったが、彼を知れば知るほど、なにかおかしいと思い始める。この人は本当にひどい人なの? 常に冷静で、正しく、高潔で、時折見せるユーモアもすてきだ。そしてあのセクシーな微笑……。慈善パーティで彼の醜聞が暴露され、ついに復讐が果たされた瞬間、フランはたまらず逃げだした。逆恨みの復讐ドラマに加担して、彼を陥れる真似をしてしまったことが恥ずかしく、みじめだった。いつの間にか愛してしまった、サムに軽蔑されることを思うと。 ■人気作家S・ケンドリックによるバレンタイン・ロマンスです。友人を弄び身も心もずたずたにした男性を懲らしめるつもりが、自らも彼の魅力に囚われてしまったフラン。担当編集も、サムの魅力にすっかり溺れてしまいました……。次はあなたの番です!
  • クリスマス狂想曲【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    わたしの選択は間違っていないわよね?ヘイリーはきょうから家政婦として働くことになっている。それもこれも、シカゴで出会った男性のせいだ――パトリックはこのあたりに住んでいるはず。ヘイリーは働きながら彼を捜すつもりだった。そのために助産師の仕事も辞め、アパートも引き払った。すべては彼を見つけるため……あの夜が忘れられないから。不安を抑え、ヘイリーは勤め先の屋敷のドアベルを押した。しばらくしてドアが開かれるや、彼女は言葉を失った。現れたのは、まぎれもなくパトリックその人だった! ■クリスマスの奇跡に満ちたロマンスを、サラ・モーガンがお届けします。HQイマージュで好評だった『片思いに終止符を』3部作に登場した面々も顔をのぞかせていますよ。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 冬の白いバラ
    2.0
    ジュディは5歳の娘を伴い、6年ぶりにロンドンへ戻ってきた。もう二度とここへは戻ってこないと思っていた。かつて愛し、結婚まで誓ったロバートとの破局を思い出すから。身も心もずたずたになった彼女を絶望の淵から引き上げ、結婚を申し込んでくれたのは、ロバートの兄マイケルだった。夫亡き今、ジュディは裕福な義実家に戻るよりすべがなかった。当時から苦手だった義母が迎えに来ているはずだが――「ジュディ」男の低い声が名前を呼ぶ。ジュディは凍りついた。振り返らなくてもわかる。忘れもしないこの声は、ロバート。娘エマの父親はマイケルだと思い込んでいる、かつての恋人……。 ■ロマンス界の重鎮アン・メイザーの旧作は、今読んでもまったく古さを感じさせないドラマティックなストーリーが魅力。言ってしまえば、昼ドラも真っ青のドロドロ・ズブズブの愛憎劇です。軽いロマンスではものたりないわ、という方はお見逃しなく。
  • キスのレッスン
    -
    ジェマの両親にとって、女はかわいらしく、少しおろかで、一人では何もできない人間でなければならない。そんな両親に自立心の強いジェマは反発しつづけ、少女時代、彼女が心を許したのは、ルークただ一人だった。彼は、いつか事業を興すという夢を抱く貧しい青年だったが、ジェマにとって彼以上の相談相手はいなかった。彼になら、「キスのしかたを教えて」などというお願いだってできた。些細なことから口論になり、二人は疎遠になってしまったが、10年後、美しく成長したジェマの前に、ルークが再び現れる。欲しいものはすべて手に入れる、冷酷無比な大物実業家として。 ■ペニー・ジョーダンは、その生涯にわたって、ロマンスの枠を超え、さまざまな“女性の生き方”を描いた作家。抑圧されたか弱い女性、男性などいらないとうそぶく強い女性――どんな女性でも、真実の愛によって美しく花開く姿が、世界中の読者を引きつけるのです。
  • 幸せのジングルベル【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    クリスマスを1カ月後に控えた、ある寒い日のこと。ウェンディは幼いハリーを連れ、冷たい雨の中を会社に急いでいた。社長のカレン・バーリントン直々に呼び出されたのだ。ハリーはウェンディが引き取った、亡くなった隣人の息子だったが、ふたりで初めて祝うクリスマスの準備を始めたところを邪魔され、ウェンディは社長の身勝手な要求に怒り心頭だった。ところが社屋に着いたとたん、彼女は濡れた床に足元を滑らせ、しびれを切らして待っていた社長の胸に倒れ込んでしまう。非情なプレイボーイと噂される彼のたくましい腕の中で、ウェンディは久しく感じたことのない甘い衝撃に心を乱されていた。 ■ハーレクイン・イマージュで人気急上昇中、スーザン・メイアーのクリスマス・ロマンスをお贈りします。子ども好きな純粋ヒロインと、そんな彼女に癒やされる冷酷ビジネスマンヒーローの物語は、クリスマス時期に読めば格別。ピュアなロマンスを求める方に。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 忘れられた花嫁【ハーレクイン・セレクト版】
    2.3
    キャシーの勤める会社が、さる大富豪に買収されることになった。だが新オーナーを見たとき、彼女は危うく気を失いそうになる。サンドロ! 6年前、情熱的な一夜をともにし、結婚も誓ったのに、そのまま私の前から姿を消した人……。ひどい仕打ちを受けた彼女は、その後妊娠に気づいて愕然としたが、誰にも頼らず双子を出産し、ひとりで懸命に育ててきた。呆然とする彼女の前に立ったサンドロは、衝撃的な言葉を口にした。「僕たちは以前、どこかで会ったことがあるかな?」なんてこと。サンドロは私を冷たく捨て去っただけでなく、プロポーズしたことすら覚えていないなんて。 ■“ハーレクイン・ロマンスの看板作家”ミシェル・リードの作品をお贈りします。愛した人の記憶から消し去られ、たったひとりで双子を産み育ててきたなんて、幸せなハッピーエンドを期待せずにはいられません。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 運命の夜に【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    インテリアデザイナーのマディーはジレンマを抱えていた。順調にキャリアを築いてきたけれど、わたしはひとりぼっち。猛烈に子供が欲しい衝動にかられるが、何せ相手がいない。マイルズ・マクミランと再会したのは、そんなときだった。金融会社の重役で、イギリス貴族の血を引く彼とは、昨年のパーティで出会い、強く惹かれるものを感じていた。優秀な頭脳と女性をとろけさせるルックス、そして高貴な血筋……。愛なんて望めなくても、彼は子供の父親としては理想の男性だわ。当のマイルズはといえば、実は1年前からマディーの虜になっていた。彼女を抱きたい一心で、家まで購入して再会を企てていたのだった。 ■『遠い日のこだま』に登場したキャロリンの親友、マディーの物語です。キャロリン夫妻に待望の赤ちゃんが生まれ、自らも母性本能に目覚めたマディー。愛する夫と赤ちゃんを授かるまでのドラマを、ミランダ・リーがセクシーにテンポよく描きます。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛しくて憎い人【ハーレクイン・セレクト版】
    5.0
    看護師のエリノアは、偶然テンビー家に派遣された。火事で重症を負った当主、ジェイソンの看護をするために。彼はエリノアにとって、憎んでも憎みきれない敵だった。6年前、恋人だったジェイソンの弟に連れられこの地を訪れたとき、「君は弟にはふさわしくない」と、むりやり別れさせられたのだ。私の育ちが貧しいから、名門一家にはふさわしくないというのね。18歳のエリノアは、涙にくれながら恋人の元を去ったのだった。そして彼女は、因縁のテンビー家に再び戻ってきた。ジェイソンはひどい怪我で歩けず、目も見えないという。憎くて仕方ないはずの男と、昼夜をともにする日々が始まった。 ■自らの素性はむろん明かさぬまま、職務に徹しようとするエリノア。看護師としての献身は傷ついたジェイソンの肉体を癒やしますが、エリノアからおのずと溢れ出る女性としての愛も、彼のすさんだ心をほぐしてゆきます。ついに眼帯を外し、真実を知った彼は……。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • はじまりはハプニング【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    陣痛で診療所に運ばれたレキシーは、立ち会いの医師を見て驚いた。シカゴでも指折りの名医タイラー・ブレイダン……!これは幻覚? どうして彼がこんな田舎町の診療所にいるの?あの夜リストラで職を失い、故郷に帰る決心をしたレキシーは、なぜか憔悴しきっていた隣人のタイラーからディナーに誘われ、そのままふたりで夜を過ごし、愛を交わしてしまった。ずっと彼に憧れていたから、とても幸せだったのに、翌朝の彼は、昨夜の情熱など忘れたかのように冷たかった。ひどく傷ついたレキシーはすべてを忘れるつもりで帰郷したのだ。それなのに、彼が再び目の前に現れ、彼女に微笑みかけている。たったいま取り上げた赤ん坊が、あの夜の情熱の証とも知らずに。 ■ハーレクイン・ディザイアで大人気、キャシー・ディノスキーの初期作品です。一夜だけベッドをともにしたタイラーの子を身ごもってしまったレキシー。彼には告げずに産むつもりだったのに、分娩台でのその瞬間に、まさかの再会が待ち受けているなんて? *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 無垢な公爵夫人【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    グレースは、父が銀行の金を横領していたことを知った。重病の母を想い、金に糸目をつけずあらゆる治療法を探した父は、やがて自身も精神を病み、ついに勤め先の金に手をつけてしまった。愛する父のため、グレースにできることはただひとつ――銀行頭取であるハビエル・エレーラ公爵に慈悲を乞うこと。グラナダの“獅子城”でグレースを迎えた公爵は、背が高く、琥珀色の瞳をした恐ろしく威圧的で美しい男だった。「なんでもします。父を助けてください」そう訴えるグレースに、公爵はなんと、1年間だけ妻になれという取引をもちかける。愛と誇り、そして純潔。すべてを捨てる覚悟で、グレースは頷いた。 ■世慣れた大人の女性ならともかく、いまだ未来の夫へ捧げる純潔を頑なに守り続けている私に契約結婚を申し出るなんて。グレースは悩みますが、なぜか公爵に見つめられると、感じたことのない胸の疼きに苛まれ――注目作家シャンテル・ショーの意欲作です。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 嘘つきなダイヤモンド【ハーレクイン・セレクト版】 ラブ&ビジネス I
    -
    ローレンは妊娠4カ月の体を抱え、途方にくれていた。名家の御曹司でありNY一有能と讃えられる広告マン、ジェイソン・リガートが華麗なる昇進を決めて西海岸へ発つ前夜、ローレンと彼は、思いがけない一線を越えた。“今までありがとう、グッドラック”のつもりだった抱擁が、やがて熱いキスと愛撫に変わり、2人はソファへ倒れ込んだ――。今頃ジェイソンは、サンフランシスコで荒稼ぎしていることだろう。よき仕事仲間というだけの関係で、恋人ですらないジェイソン。妊娠を伝えるつもりはなかったのに、彼はローレンの前に現れた。濃紺のベルベットの小箱と、衝撃の提案をたずさえて。 ■キャリア×ロマンス=ベビー? NYとサンフランシスコを股にかけ、華麗なるキャリアを邁進する男女のロマンスを描いたミニシリーズ〈ラブ&ビジネス〉。都会的でセクシーなロマンスを読みたいときにオススメです。 *本書は、初版ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 禁じられた告白【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    23歳、独身、ロンドン在住。職はなく、住む家も追われた。生後10カ月の双子を抱え、ケイティーはいよいよ困窮していた。彼がいてくれたら……と願わずにいられない。叶うはずもないのに。1年半前、ケイティーはギリシアの大富豪アレクサンドロスと出会った。ひと目で惹かれ合い、しばらく情熱的なときを過ごしたが、ケイティーが愛を告げると、彼は冷たく拒み、去ったのだった。やがて妊娠に気づいたケイティーは、手紙を書き、電話をかけ、なんとか彼に伝えようと試みたが、想いは届かないままだった。そんなある日、事は最悪のかたちで当人の知るところとなる。ケイティーの親友が、ゴシップ紙にすべてを暴露したのだ! ■L・グレアムは何を書いてもベストセラー入りする超人気作家ですが、ヒロインが愛するヒーローの子どもを秘かに産み、苦境にめげることなく健気にがんばる“シークレットベビーもの”は、やはり鉄板。どん底からのシンデレラストーリーは、究極のカタルシスです! *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 復讐は甘く【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    二十歳になったエミリーは、親が決めた相手と婚約するも、婚約者がよりにもよって自分の姉と恋仲だったことを知る。みじめな境遇から救ってくれたのは、初恋の人ルークだった。4年前、彼はエミリーの一途な想いを冷たく拒んだのに、彼女の恋人を情熱的に演じると、自分の屋敷へ連れ去ってくれたのだ。もしかして、本当は私を想っていてくれたの……?だがそんな淡い期待は、無残にも粉々に砕かれる。ルークは、エミリーの父親に深い恨みを抱いていることを明かし、復讐を遂げるためだけに彼女と結婚するのだと言い放った。それなら……なぜ妻のように求めるの? エミリーは屈辱に乱れた。 ■スコットランドの屋敷に連れ去られたエミリー。そこにはルークの本当の恋人とおぼしき女性までおり、彼女の苦しみは尽きません。耐えきれずに屋敷を飛び出したとき、エミリーのおなかにはルークの赤ちゃんが――。K・ローレンスによる甘美な復讐物語です。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 真実は言えない【ハーレクイン・セレクト版】
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    トレーシーは事故で記憶を失い、病院で目覚めた。夫ジュリアンが彼女をローザンヌのシャトーへ連れ帰るが、そこにはまだ生まれて間もない三つ子の赤ん坊がいた。トレーシーは衝撃のあまり、すべての記憶を取り戻す。この子たちは、近親相姦で生まれた子どもなんだわ――!最愛の夫ジュリアンの父は、トレーシーの父親でもあるのだ。義父の死の床で、彼女だけに明かされた秘密に打ちのめされ、トレーシーは何も告げぬままジュリアンのもとを去った。妊娠を知ったのはそのあと。彼女は三つ子を産み、事故に遭った。訳もわからず彼の愛を拒み続ける妻にたまりかねたジュリアンは、ついにある夜、トレーシーを力ずくで抱こうとしてしまう。 ■トレーシーにとって夫ジュリアンは初恋の男性。そんな彼と結婚し、南の島で2カ月もの甘いハネムーンを過ごし、スイスのシャトーで新婚生活を始め……そんな幸せの絶頂に告げられた恐るべき事実。大御所作家R・ウインターズの代表作と讃えられる名作です。 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋に落ちた夜【ハーレクイン・セレクト版】
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    ケイトリンは2年間働いてきたホテルを辞めようとしていた。オーナー、ラザロへのかなわぬ思いを断ち切るためだ。2年前、実習生だった彼女はほんの束の間ラザロと言葉を交わし、家まで送ってもらった。それだけの、キスさえなく別れた夜。ケイトリンは彼の隠された優しさを知り、恋に落ちた。今、目の前にいる彼は私のことなど忘れてしまったようだけど。ところがラザロは、二人の出会いの夜を鮮明に覚えていた。過去の記憶をたどるように、頬に残る傷跡に手を触れる。そう、あれは、あのいまわしい事件が起こる直前の週末だった……。ラザロは不意に彼女を引きとめたくなり、秘書のポストを提示した。 ■僕の弟を殺した女のいとこを愛してしまった……。私のいとこのせいで、愛する人は弟を失った……。はじめから障害だらけの2人の恋を、複雑に絡み合う愛憎を、ハーレクイン・ロマンスの若手人気ナンバーワン作家キャロル・マリネッリが描きます。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 忘れがたき誘惑【ハーレクイン・セレクト版】
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    ルイザは突然オフィスに現れた男性を見て息をのんだ。ルーク・デヴァルー! 貴族出身の大富豪で、ルイザの出版社が“理想の独身男性”として報じた人物だ。彼は3カ月前、わたしを誘惑し、運命の相手と信じさせた。本当のところ、記事にされた腹いせが彼の目的だったのだ。裏切りに深く傷ついて以来、必死に忘れようとしていたのに、今さら現れるなんて、いったいなんのつもりだろう。ルークは強引にルイザをオフィスから連れ出すと、怖い顔で問いただした。「きみは妊娠しているんじゃないか?」そういえば、来るべきものが来ていない……。でも、何故あなたがそんなことを知っているの? ■ハーレクイン・ディザイアの人気作家ハイディ・ライス。生粋のロンドンっ子らしく、セクシーでテンポのよい作風が持ち味です。RITA賞受賞作家というのも本国での人気を物語っています。どうぞお楽しみください。 *本書は、初版ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 24時間見つめてて
    -
    キリーはあらぬ誤解から、元婚約者ラングの愛を失った。罠に掛けられ、裸で男性といるところを見られてしまったのだ。泣きながら弁解する彼女に、ラングは耳を貸そうともせず去った。あれから5年。彼以上に愛せる人にはいまだに出会えないが、23歳のキリーは、仕事が生き甲斐の日々を送っていた。ところが美しい女性に成長した彼女につきまとう男は少なくなく、いまは警備員の男からの執拗なセクハラに悩まされている。新しく着任した警備部長がボディガードを務めてくれることになり、キリーはオフィスで彼を迎えた。だがそこに現れたのは、ラング!私の心を引き裂いた男性と、24時間一緒にいることになるなんて。■〈ボディガード〉3部作最終話です。美しいキリーを狙う男から、何がなんでも守ってやると決意するラングですが、彼女を今でも強く求める彼自身の欲望が最も危険なことには気づいておらず。男のプライドと未練に引き裂かれるヒーローに悶えてください!
  • ひとりより孤独【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    男らしくハンサムな夫に、超高級ペントハウス。ジークと電撃結婚して2年、マリアンは幸せだった。だが、ペントハウスのインテリアをデザインしたのが、ジークの昔の恋人だと知ったときから幸せに陰りが生まれた。しかもその女性は今もともに仕事をしているという。夫に請われて。そんな家に住むのはいや。夫がその女性と長い時間を過ごすことも。ジークに訴えたが、彼は女のヒステリーだと言って片づけた。夜、疲れた夫をやさしく包み込み、彼のためにとろける。ジークが妻に求めるのはそれだけ――。マリアンは家を出た。それが二人を激しい苦しみに晒すことになるとは、予想だにせず。 ■90年代からHQロマンスを支えてきたベテラン作家H・ブルックスの夫婦の愛を描いた名作です。幼な妻はひたむきに夫を愛しますが、大人の男が胸の奥底に隠す弱さや寂しさまでは気づけず……。妻を愛するが故の夫の執着、夫の嫉妬が苦しく、胸を締めつけます。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛の罠
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    ホリーは作家ジェイムズの秘書になれて幸せだった。ところがジェイムズの美しい妻マクシーヌときたら、度々ロンドンに出かけてはほかの男に愛想を振りまいているらしく、今日も3週間ぶりにジェイムズの弟ザックと恋人きどりで帰宅した。その無神経さにたまりかねたホリーはザックにつめよったが、彼はホリーの言い分を一笑に付すと、思いがけない提案をする。「きみとぼくで、“愛の罠”を仕掛けないか?」本当は愛し合っているジェイムズ夫妻の目を覚ますため、熱々の恋人同士を演じて二人を刺激しようと言うのだ。ホリーは、罠を仕掛けられているのが自分だとは気づきもせず、ジェイムズのためならと、無邪気にうなずいたのだった。 ■10代のころから作家として活躍していたキャロル・モーティマー。日本デビューは1981年ですが、今もその筆は衰えを見せることなく、常にロマンスの第一線を走り続けています。純粋なヒロインと、一枚も二枚もうわての伊達男。甘い罠にかかったヒロインの行く末は?
  • 忘れられた愛の記憶【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    私がこの人の……ルーク・タナーの妻?ベリンダは病院のベッドの傍らに無言で立つ男性を見つめた。長身の体に高級スーツをまとい、輝く緑の目で彼女を見つめている。何も思い出せない。彼と結婚したことも、なぜ事故に遭ったのかも。不安を拭えないままルークに伴われて家に帰ると、そこは夫が経営しているという広大なリゾート内に立つ豪邸だった。ルークがふいにベリンダの手を取り、キスをする。その瞬間ベリンダの体に、甘く激しい戦慄が駆け抜けた。何度も感じた、忘れようのない感覚――体は覚えているんだわ。それなら、ルークが何かを隠しているような気がするのは、妻の勘?教えて、何があったの? 私たちは本当に愛し合っていたの? ■HQディザイアの人気作家イヴォンヌ・リンゼイの作品を、初めてセレクトからお届けします。ベリンダは夫との濃密な愛の時間だけを頼りに失った記憶を取り戻そうとしますが、明らかになった残酷な真実は、さらに彼女を苦しめることになり……。 *本書は、初版ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 天使のもう一つの顔【ハーレクイン・セレクト版】
    3.0
    小さな村で牧師の娘としてつつましく育ったルースは、1年半前ロンドンに出てきて雑誌社で働きはじめた。ある晩ひとりで残業していると不気味な足音がし、彼女は震えあがる。背が高く派手な顔立ちのその人は、なんと社の新しいCEO!これが、しがない雑用係と雲の上の存在フランコの出会いだった。翌朝、思いがけずフランコのパートナーに抜擢されたルースは、強引な彼の誘惑に翻弄されながら、ひたむきに仕事に取り組んだ。だがついに彼女はフランコにすべてをゆるし、情熱を分かちあう。甘く愛される悦びの日々は、しかし突然終わりを告げた。ルースは妊娠したのだ。もうここにはいられない……どんな絆も束縛も嫌う彼に知られたら、きっと軽蔑されてしまうわ。 ■企業を買収した大富豪のフランコを目の前に「おもしろ半分に会社を買うなんて罪だわ!」と怯える、純朴で無垢なルースに、女性に不自由したことのないフランコは初めて心を奪われ、思い悩みます。セクシーなプレイボーイが天使にしかけるアプローチの方法は……。 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 運命の指輪【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    同居している親友がロッドという青年と婚約し、サビーナはバカンスへ旅立つふたりを見送ったばかりだった。ロッドから贈られた婚約指輪は、紛失を恐れて家に置いてある。ある日、息をのむほどハンサムなヨークと名乗る男性が現れ、あの指輪は祖母のものだから、返してほしいという。聞くと、なんと従弟のロッドが盗んだというのだ。重い病で入院している祖母は、ヨークが婚約者にその指輪を贈り、ふたりで見舞いに来てくれるのだけを心待ちにしている、と。サビーナは件の指輪をはめ、婚約者を演じることになってしまう。次第にことが大きくなって引き返せなくなるばかりか、本当にヨークに恋してしまうことになるとは思いもせずに。 ■一度きりのはずの“嘘”の上塗りで、追いつめられてゆくふたり。婚約者として両親に紹介され、家に泊まり、わななく唇に唇を寄せられて、胸に募る想いに気づかされたサビーナは――。ジェシカ・スティールが描くピュアな恋に癒やされる1997年初版の名作です。 *本書は、初版ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛するということ
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    「1年前失踪した奥さんが見つかったよ」差し出された写真にタッドは目をみはった。いや、違う。姿はそっくりだが、これは妻じゃない。妻の双子の姉、ジェスだ――運命を狂わせたあの夜がよみがえる。タッドは一度だけ、ジェスを抱いたことがあった。彼女を愛していた。ジェスこそ妻にと決めていたのに、ジェスは僕をだまして、妹を僕の妻にと差し出したのだった。憎しみ、愛しさ、さまざまな思いが胸を去来するなか、タッドはただ一路、ジェスがいるという島に向かっていた。ジェスの本当の想いや、そこに彼の娘がいることなど、タッドはまだ、何ひとつ知らなかった。■再会してからも、失踪した妻のタッドへの想いが邪魔をするのか、ふたりの想いはことごとくかみ合わず……。真実の愛はどこに?  アン・メイジャーが綴る、文字どおり嵐のように激しい愛の数々。〈嵐のごとく〉シリーズの続編にして最終話をお届けします。
  • 失われた七年
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    モデルのクリスは、滞在先のニューヨークで手紙を受け取った。従姉妹のナタリーが突然亡くなり、その一人娘の後見人にクリスが指名されているのだという。帰郷した彼女を、亡きナタリーの夫スレイターが迎えた。19歳のころ、クリスは恋人のスレイターに夢中だった。だが彼がナタリーと抱き合っているのを目撃し、故郷を飛び出した。それから7年、懸命に彼を忘れようとしてきたのに……。嘲るような笑みを浮かべ、彼は冷ややかな声で言った。「きみはぼくに借りがある」借りですって? いったいなんのこと?■裏切られたのに、彼を忘れられない――。切ない気持ちを秘めたまま7年の歳月が過ぎ、運命は再びクリスをスレイターのもとへ導きます。長年のキャリアを誇る作家ペニー・ジョーダンが、ヒロインの揺れる心情を余すところなく描ききった名作です。
  • 五時からの恋人
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    面接試験のため、TCR社を訪れたイヴは、エレベーターの扉が開いた瞬間、とんでもない光景を見てしまった。中で抱き合っていた男女が、すばやく抱擁を解いたのだ。男性は社長のドリュー・フォーサイス、女性は彼の父の2度目の妻、若く美しいレディ・フォーサイスだった。かつて父親に裏切られたため、男性に対して強い不信感を持つイヴは、見たものを不倫と決めつけ、ドリューに対する嫌悪感を目に浮かべた。イヴの様子に興味をそそられたドリューは、突然面接会場に現れ、その場で彼女を自分のアシスタントとして採用した。仕事は欲しいけれど、あんな上司の下で働くのはどうかしら?心配は的中し、ドリューは何かとイヴに近づこうとしてきて……。
  • 失われた地図
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    探検家の父が行方不明になった。1枚の謎めいた地図を娘に遺して。モルベナはそれだけを頼りに父を捜す旅に出たが、船は珊瑚礁で座礁――気づくと彼女は白く輝く砂浜に漂着していた。目もくらむばかりの蒼く高い空、生い茂る熱帯の樹木。鮮烈な色彩の鳥が飛び交い、猿がするりするりと木の枝を渡る。もしかしたら、私はもう天国にいるの……?朦朧とした意識の中でそう思ったとき、たくましい青年の影が差し、はっと見上げた彼女の目に、褐色の肌の男性が飛び込んできた。漆黒の髪と、かわせみの翼のような碧眼の世にも美しい男――この楽園の支配者ロッケ・デ・ブラス・フェルロだった。 ■不世出の作家ヴァイオレット・ウィンズピアが描く原始的なまでに荒々しい愛の世界。極彩色の楽園を舞台に惹かれ合う領主ロッケと美しい乙女モルベナを、ほかの漂流者と島の娘たちはこぞって妨害しようとし……。生と愛を謳う壮大なドラマをお楽しみください。
  • 億万長者との夜
    -
    新聞社で働くアミーリアへ、突然の仕事が舞い込んだ。巨万の富を持つ男、ヴォーン・メイソンへのインタビュー。思いがけない抜擢に着の身着のまま駆けつけたアミーリアだったが、彼女が見たのは噂に聞く冷徹な敏腕企業家ではなく、疲れてソファであどけなく眠り込んだ無防備な男性の姿だった。警戒心を解いた魅力的な寝顔に、アミーリアはしばし心を奪われる。だが目覚めたヴォーンはうろたえもせず冷ややかな態度で応じ、アミーリアは有益な情報を何も得られぬまま帰るはめに陥ってしまう。失意のうちに会社に戻ると、彼女宛の豪華な花束が届いていた。ヴォーンからの食事の誘いのメッセージとともに! ■夢のようなひとときのあと、なんとアミーリアはヴォーンの出張に同伴することになり、ふたりは急接近。彼はこの上なく魅力的で完璧な男性だけれど、だからこそ信じるのが、傷つくのがこわい……。駆け引き渦巻くビジネスシーンを舞台とした豪奢なロマンス。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンス・エキストラから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 運命の三週間
    2.0
    ジョージアが受け持つ犬のトレーニング・クラスに、ある日いたずら好きのセッター、ベンがやってきた。やんちゃなベンのせいで、その日の訓練はさんざんな結果に。「きみにはプロとしての資格があるのか?」ベンを連れてきたピアズはあからさまにジョージアを批判し、さらには躾が無理ならよそにやると言い出した。ベンは捨てられた挙げ句、殺されてしまうかもしれない――ジョージアが不安にかられてピアズのもとを説得に訪れると、彼の目が嘲るように光った。「……それなら条件がある」3週間やるから犬をしつけろというのだ。彼の屋敷に住み込みで! ■二人の関心を一身に集める犬のベンは、そんなことは露知らず、ジョージアを手こずらせます。冷徹な実業家で動物嫌いの男前、ピアズのまなざしは冷ややかなのに、唇は熱い――乱れる鼓動に甘ったるい恋は、P・ジョーダンが魅せる大人の領分。 *本書は、初版ティーンズ・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛の闇、夜のささやき
    3.5
    バレリーナのメグは生まれ育った町にもどってきた。ここには4年前、彼女と婚約していたスティーブンがいる。お互いに激しい愛を感じていながら、ささいな誤解によって二人は喧嘩し、メグは夢を口実にニューヨークへと去ったのだ。再会したスティーブンはメグに冷たい言葉を浴びせ、なみいる愛人の存在を皮肉たっぷりに見せつける。かと思えば、メグを強く抱き寄せてキスを奪い、彼女の欲望をもてあそぶ。あげく、メグの所属するバレエ団が資金難に苦しんでいると知るや、実業家として財力を誇る彼は傲慢にも言い放った。「金を出してもいい。ただし、一晩いっしょに過ごすことが条件だ」 ■ハーレクインで長年トップの人気を誇るダイアナ・パーマーによる〈ボディガード〉3部作の1話目。4年ぶりに再会した二人は過去の誤解からなかなか素直になれない……。少女から女性へ成長するヒロインを想う年上ヒーローの、不器用で一途な愛に注目です。
  • 遠距離結婚【ハーレクイン・セレクト版】
    2.0
    アレッサンドラの夫キャメロンは、誰もが羨むような男性だが、キャリアを邁進する自立した女性が好きだと公言していた。だから結婚してからも、それぞれの仕事がある、ロンドンとマンチェスターに分かれて暮らしていた。日に日に夫への想いは募ったが、彼女は平気なふりを装っていた。ある週末、アレッサンドラが夫と愛し合いかけたまさにそのとき、ピルをのみ忘れていたことを思い出し、慌てて彼を制止する。だがキャメロンは愛撫の手を止めず、こう囁いて彼女を惑わせた。「きみに、ぼくの子供を宿してほしいんだ……」なぜ? 妊娠して働けなくなった女性なんて、嫌いでしょう? ■夫好みのキャリアウーマンを演じることに疲れ、いつも嫉妬に身を焦がしていたアレッサンドラ。妊娠がわかっても、喜ぶどころか夫に幻滅されてしまうと恐れ……。愛しすぎて切なくからまわりする新妻の想いを、シャロン・ケンドリックが綴った名作です。 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シェヘラザードの嘘【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ただひとりの肉親である姉夫婦のため、ラリッサは処女のまま代理母となった。ところが生まれてくる赤ん坊を見ることなく、義兄は癌で亡くなり、姉もあとを追うように事故死してしまう。妊娠3カ月で独りぼっちになってしまったラリッサは、子供の家族を探そうと、義兄の故郷ビダリヤ国へ移り住む。そこで彼女を待っていたのは、新しい勤務先の上司、ハンサムで優秀な外科部長のシーク・ファレスだった。二人は一目で惹かれ合うが、ラリッサはその日のうちに事実を知る。なんてこと。彼は亡き義兄の弟なの……? ■権力者ならではの強引な求愛に動揺するラリッサにファレスは時間をかけることを約束し、王宮のゲストハウスへ招待します。けれど彼の亡き兄の子がおなかにいるとはとても言い出せず、強く惹かれながらも、ラリッサは彼に抱かれることを拒むしかなくて……。 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 永遠はお嫌い?【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    メギーはホテルのロビーで、ただひとり愛した男性を待っていた。幼なじみのネイト・ブラボー。誰より理解し合っていたのに、愛を打ち明けると彼は拒み、故郷を出ていってしまった。あれから十数年。今度こそメギーは彼に頼むつもりだった。わたしと結婚して、子供の父親になってほしいの、と。“2年以内に結婚して子供を産まなければ、財産は相続させない”亡き父の遺言のせいで、私にはどうしても夫と子供が必要だ。今も変わらぬ想いを打ち明け、彼に契約結婚をもちかけよう。けれどネイトは再び拒み、メギーの心は粉々に砕かれた。ところが1週間後、ネイトがふらりと姿を現す。故郷も、わたしのことも捨てたはずなのに、一体なぜ……。 ■クリスティン・リマーの代表作〈都合のいい結婚〉シリーズの2話目、一途に初恋の人を想い続けるメギーの物語です。メギーが別の候補者を探していると聞きつけたネイトは、いてもたってもいられなくなり、故郷に戻ってきてしまいます。 *本書は、初版シルエット・スペシャル・エディションから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 遠い日のこだま
    2.0
    再婚した母のハネムーンを見送りに来た空港で、キャロリンは義父から1枚の名刺を渡され、息をのんだ。バーン・スレイターですって? まさか――「建築家だよ。イザベルに内緒で新しい家を用意したんだ」義父の留守中に、母への結婚プレゼントにする屋敷の内装をその有名建築家に依頼して、母の好みに仕上げてほしいのだという。こんなことって……彼が私たちの前にまた現れるなんて……。バーンは10年前、母の心を狂わせ、捨てた男なのだ。やっと回復した母に、会わせるわけにはいかない。ところが再会したキャロリンとバーンの視線が絡みあったとき、ふたりは無言のうちに、互いの望むものを理解した。 ■キャロリンに惹かれている気持ちを隠しもしないバーン。その熱いまなざしに見つめられると、甘い疼きが止まらない……彼の正体はわかっているのに。ミランダ・リーの美しく官能的な作風がいかんなく発揮された、1996年初版の名作をお楽しみください。
  • 結婚式の夜に【ハーレクイン・セレクト版】
    3.0
    1年半前、ジョージーナは恋人を、いとこに奪われた。そして今日は彼らの結婚式。この状況を乗り切るため、彼女が1日限りのエスコートとして雇ったカラムは、思いがけずたくましく知的で、危険な雰囲気を漂わせていた。ジョージーナは式の苦痛とカラムの魅力への動揺からワインを飲みすぎ、ひと休みしようと眠ったホテルの部屋で彼と体を重ねてしまう。軽率だったと後悔しながら仕事に戻ったのに、彼女の前に新しいボスとして現れたのは、なんとカラムその人だった。熱い夜の記憶とはうらはらに、お互いを誤解し軽蔑しあう二人。しかしそんな中、ジョージーナに新しい命が宿っていることがわかり……。 ■今や大人気のイギリス人作家のひとり、キム・ローレンス。ハーレクイン・ロマンスの中でも一推しの、情熱的でウィットにあふれる作風をぜひお楽しみください。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ただひとり、あなただけ【ハーレクイン・セレクト版】
    5.0
    ディーリアはある企業の重役補佐だが、美貌を武器にのし上がったと噂されていることは知っていた。ある日、ディーリアはカーブを曲がりきれず、盲導犬をはねてしまう。犬は無事だったものの、飼い主は許してくれず、見えないはずの漆黒の瞳を向けると、鋭い洞察力で言い切った。「きみはいつもその美貌を武器に、窮地を乗り切ってきたんだろうな」常につきまとっていた劣等感を見抜かれ、ディーリアの心は重く沈んだ。目が見えない人にまで、そんなふうに思われるの?一刻も早く忘れてしまいたい彼と、思いがけない再会が待っていた。新しい取り引き先である有名広告代理店の取締役が、あの盲導犬の飼い主――クレイグ・ロックスレイだったのだ。 ■誰よりも鋭く彼女を見透かす盲目の富豪に、日に日に心を奪われていくディーリア。しかしクレイグは自分の障害がやがてディーリアの重荷になるだろうと、彼女を遠ざけようとします。この愛の深淵は、文字どおり光も届かないほど深い……L・ゴードンの名作です。 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • せつない愛人【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    シャノンはサンドイッチを配達した先で、日に焼けたハンサムな男性トニーと出会った。彼からデートに誘われ、海辺の豪奢な邸宅で愛を交わした。夢のような数週間が過ぎたある日、彼が経済的な援助を申し出る。私はお金目当てでつきあっているわけじゃないのに……!あまりの屈辱に、シャノンはトニーの屋敷を飛び出した。ところが数日後、トニーに関する信じがたい報道が飛び込んできた。二人が写った写真の見出しに躍る、“プリンスの愛人”の文字。トニーは、サン・リナルドという国の王子アントニオだという。シャノンは事の真偽を確かめに、トニーを訪ねることにした。彼女が守るべき存在のために――。 ■恋人のトニーが亡国の王子だった――! 幼いころクーデターで母を殺され、牢獄の虜囚となることを余儀なくされたトニーの過酷な運命を知ったシャノンは……。花のしとねで、花言葉をつぶやきながらの愛の告白にうっとりする、現代版シンデレラ・ストーリー。 *本書は、初版ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 記憶のなかのあなた 嵐のごとく III
    -
    ドーン・ヘイドンは、愛に飢えた暗い子供時代を過ごした。いまはニューヨークでバレエ一筋に生きているが、舞台を下りれば抜けがらも同然だった。そんな彼女が慈善バレエの最中、何者かに拐われた。明日をも知れぬ地獄のなかで、元CIAのカークが救出に現れる。迫りくる追手、罠、飢えと渇き――いくたびか死の弾丸をくぐりぬけ、ドーンは抗いようもなく彼に激しく惹かれるのを感じた。過酷な逃走の日々の果てに、ついにロンドンへと逃れたとき、ドーンはカークから、衝撃の事実を聞かされる。彼女の本当の名前はジュリアといい、15年前、まだ少年だった彼の目の前で誘拐された少女なのだと。 ■アン・メイジャーのドラマティックな3部作〈嵐のごとく〉最終話です。悩み続けたドーンにとって、カークとの再会はひとつの啓示でした。けれど今さら自分の人生を下りられない。ドーンは「私はもうジュリアじゃない」と愛するカークに別れを告げますが……。
  • 誘惑のエーゲ海【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    パーティ会場で、レアンドラは自分の格好にうんざりしていた。露出度の高い悩殺的なドレスに厚化粧、これではまるで商売女だ。レアンドラはゲイの親友クリスに頼まれ、彼の恋人で、祖父に結婚を迫られているギリシアの若き富豪デモスのために、デモスの愛人役を演じるという芝居を打つことにしたのだ。だが、祖父に付き添ってパーティに現れたデモスの従兄テオを見て、その強烈なセックスアピールに、レアンドラはぼうっとなる。金目当ての悪女と決めつける、テオの蔑みの目に傷つきながら。やがて祖父の命令で、魅力的なテオと共に、美しいエーゲ海の小島に監禁されることになるとも知らずに。 ■閉じ込められた島に二人きり。「従弟ときみを引き離すためだ」と、テオはレアンドラを誘惑して……。ハーレクイン・ロマンスの人気作家J・ジェイムズが溺れそうに甘く熱い恋のかけひきを描きます。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 手紙
    -
    太陽のようにまぶしい笑顔、艶やかな黒髪。留学先のイタリアで、出会った瞬間ジョアンはフランコに恋をした。でもフランコにとってその頃のジョアンはただの年下の女の子。妹のようにしか見てくれない。それでも幸せだった。あの運命の夜、いとこのローズマリーがジョアンを訪ねてくるまでは……。フランコとローズマリーは一目で惹かれあい、結婚したのだ。――あれから8年。久しぶりに再会したフランコは、ローズマリーを病気で失い、別人のように暗く沈んでいる。ジョアンはよく似たいとこの身代わりでもいいと思った。それでフランコを癒やせるならば。■愛する彼が目の前でいとこと恋に落ち、結婚するのを目の当たりにしたヒロインの胸の痛み。亡き妻そっくりの女性の存在そのものに戸惑うヒーロー。もどかしい恋を、故人の手紙があと押しする感動作です。
  • 裏切りの予感
    3.0
    サンチャのもとに、ある日、匿名の手紙が届いた。そこに書かれていたのは、夫が秘書の若い女性と逢瀬を重ねていて、今夜も彼女の家で会うという衝撃的な内容だった。まさかとは思ったが、確かに夫のマークはこのところ帰りが遅く、夫婦の間もなんとなくぎくしゃくしているのは否めない。その夜、思い悩んだ末にサンチャは、秘書の家に電話をしてみた。すると、受話器の向こうから聞こえてきたのは、紛れもなく夫の声。あわてて電話を切り、目を閉じた。ああ、なんてこと……。嫉妬が全身をむしばみ、悲しみと怒りが心を苛む。その日から、サンチャの結婚生活は苦痛に満ちたものになった。■ゆるぎない幸せなんて、嘘。愛し合っていたはずなのに、たった1通の手紙が日常を破綻させる――シャーロット・ラムの鋭利な筆で綴られると、何気ない夫婦生活も歪んだ硝子の迷宮に変わります。 はたして真実は……愛する夫は本当に妻を裏切ったのでしょうか?
  • 愛の一夜
    -
    国際的なピアノコンクールで優勝したヘザーは、故郷で演奏会を開き、ピアニストとしてデビューした。演奏をヘザーの恩師と聴きに来ていた外科医ラウールは心を揺さぶられ、その夜、恩師の家で出会った二人は運命的なものを感じ、強く惹かれ合う。ラウールはニューヨークの音楽院までヘザーを訪ね、想いを告白する。だが南米の病院で働く彼と、華々しくデビューしたばかりのヘザーでは結婚は不可能だ。一夜だけでも愛されたくて、ヘザーは彼を引きとめた。それは、ヘザーが男性と過ごす初めての夜だった。3カ月後、ラウールを突然訪ねてびっくりさせようと考えたヘザーは、彼の予想外によそよそしい態度にショックを受ける。ところが帰国便が墜落し、救助されたヘザーは妊娠の事実を告げられ……。■ハーレクイン・イマージュのベテラン作家レベッカ・ウインターズが描く、運命の一夜の物語をお届けします。巧みな人物描写とドラマチックなストーリー展開――見逃せない珠玉の一作です!
  • 恋するクリスマス
    3.5
    出張中の恋人から2週間ぶりに電話があり、ジャーメインはいぶかった。口調があやしい。それもそのはず、出張というのは真っ赤な嘘で、彼の兄ルーカスの屋敷にいたという――ジャーメインの姉と一緒に。まただわ! 美しい姉エドウィナに、これまで何度も恋人を奪われてきた。あきれはてて別れを告げるジャーメインに、彼は懇願した。エドウィナが怪我をしたので世話をしに来てほしい、と。きっとルーカスに乗りかえるつもりの姉が、屋敷にとどまるために仮病を使って彼を操っているのだろう。頼みを断ると、今度はなんと屋敷の主のルーカスが迎えにやってきた。初めてルーカスを見たとたん、ジャーメインは息が止まりそうになり……。■美貌の姉にいつも恋人を横取りされるジャーメインが、14歳年上のルーカスの大人の魅力に圧倒されます。案の定、媚態をふりまく姉に辟易しつつも、恋に落ちていく自分も止められなくて……。
  • 愛と憎しみの迷宮
    3.0
    ロンドンのデパートの香水売り場で働くヘザーのもとに、ある日、魅力的なイタリア人男性がやってきた。彼は香水よりもヘザーに関心を示し、大金を餌に誘惑しようとした。失礼なその客が、実は彼女の恋人の兄、レナートだったとは!弟ロレンツォの花嫁候補としてひそかに素性を調べられ、財産狙いではないかと疑われたと知ったヘザーは、激怒した。「あなたのような兄がいるなら、ロレンツォとは結婚しないわ!」だが一族の跡継ぎを望むレナートの希望により、結局二人は婚約した。皮肉なことに、その日からヘザーの心にはなぜか、傲慢なのにどこか寂しげなレナートの面影がちらつきだして……。
  • 美しきいけにえ
    -
    父の自殺で孤児になった少女セアラ。幼いころ会ったきりの叔母から“私の世話係にならないか”と誘いの手紙を受け取ったときには、神の救いのように思えた。一抹の不安を抱えつつ、汽車を乗り継いで到着した叔母の館には、さんさんと明るい陽光が降り注いでいる。だがひとつだけ、影があった。叔母の若い愛人ジュードの存在だ。黒髪に憂いを帯びた瞳、謎めいた美貌――セアラはひとめで惹きつけられてしまう。隣家の令嬢ヴェネティア・バドレーもすっかり彼に夢中のようだ。そんなある日、バドレー卿からパーティの招待状が届き……。 ■叔母の愛人から人目を忍ぶキスをされたセアラ。罪の意識に苛まれながらもジュードには抵抗できませんでした。壮麗な屋敷で美青年に翻弄され、溺れてゆくヒロインに待ち受ける衝撃の真実とは? 大御所アン・メイザーの、めくるめく愛の世界をご堪能ください。
  • 愛のダイナマイト
    5.0
    ジェインはダンの妻として世界中を飛びまわっていたが、やがて“携帯用ベッドの相手”のような自分に嫌気が差し、もっと違う人生を選べたはず、と2年前から別々の道を歩き始めた。「僕が必要になったら連絡してほしい。必ず駆けつけるから」何を言うの、私たちは終わったのに――そう思っていたのだが、ジェインは今、別れ際の彼の言葉に従わざるを得ない状況にいる。ダンを呼び寄せるしか解決方法のない窮地に立たされてしまったのだ。ようやく捜しあてた彼は、なんと地球の裏側にいた。久しぶりに聞くセクシーな声が答える。「僕らはすぐ行くよ」……僕らですって? そのとき、電話越しに甘いはしゃぎ声がした。 ■人気作家のエマ・ダーシーが描く、ユーモアたっぷりのこの作品。恋のキューピッドとして、なんと〇〇が登場する『奥様、お手を』などの隠れた名作も多い著者による、大人のスイートなロマンスをお楽しみください。
  • 悪夢の終わる日
    2.5
    「頼りになる友達が狼に変身してしまった。そう思っているんだね、ステファニー」ステファニーは2年前、一群の若者に襲われ、際どいところを社長のジェイクに助けられた。以来、男性恐怖症になってしまった彼女にとって、事情を知るジェイクだけが頼りだった。そのジェイクの様子が、近頃おかしい。わざと強烈なラブシーンのある映画に連れていったり、彼を男として見るように仕向けたり。そしてある日、ステファニーは突然キスされてしまって……。 ■手も触れられないほど男性不信のステファニー。なのにジェイクがほかの女性とキスするだけで息もできなくなる――ハーレクインを代表する大作家ペニー・ジョーダンが描く、切なく甘い蜜色ラブ。
  • 十七歳の恋
    -
    1年ほど前から、ヒースはなぜかよそよそしくなった。ヘレンにはそれがとても悲しかった。ヒースは継母の弟で、父と継母を事故で失った3歳のヘレンを引き取り、これまで14年間、男手ひとつで育ててくれた人。血のつながらない“叔父”への思いは、いつしか恋心に変わった。だが後見人としての使命感に忠実な彼はまるでとりあってくれず、それどころかヘレンを手に負えないやんちゃ娘だと思っている。ヒースはしつけのために家庭教師を雇い入れるとまで言いだした。わたしが派手な失敗をするのも、彼の注意を引きたい一心なのに。17歳のヘレンには、この恋を成就させる道が見えなくて……。■作家が憧れる作家、アン・メイザーの1980年代の名作をお届けします。若き乙女が身近な年上の男性に胸をときめかせる初々しい初恋物語。少女が大人の階段をのぼる瞬間がみずみずしく描かれています。6/5刊のHQロマンスの未邦訳旧作にも、乞うご期待!
  • 心の花嫁
    -
    「いいえ! ミゲルとベッドを共にしたことなど一度もありません」恩師であるミゲルの離婚調停の証人台に立たされて、ニッキーは、いまにも胸が張り裂けそうだった。本当にミゲルの愛人だったならば、どんなに嬉しかっただろう。いつか彼に抱かれる日を夢みて愛し続けてきたというのに、ついに妹以上の存在にはなれなかったのだ。それなのに彼との不倫関係を疑われ、もう痛みに耐えきれなかった。離婚は成立し、ミゲルは独りになった。だが想いは届かない。このまま彼の腕に飛びこむこともできない――すべてを忘れたい。ニッキーは姿を消すが、ミゲルが訪ねてきて……。■ミゲルに妻との離婚は最初から予定されていたものだと知らされ、混乱するニッキー。本当は君と結婚したいと囁かれて……。息づまる展開と巧みな心理描写で一気に読ませるR・ウインターズの傑作は、新井ひろみの名訳でなおいっそう輝きます。
  • 切ないほどに求めても
    4.0
    亡き夫の従兄マーカス。初めて会った瞬間から、ポリーは、夫とは違う荒々しい魅力の彼に強く惹かれた。だが、かなわぬ想いとひたすら心の内を隠してきたのだ。ある日娘が、マーカスに似合いの女性がいるから引き合わせたいという。嫉妬に苦しむポリーは、思わず別の男の誘いを受けるが、間の悪いことに、ホテルでマーカスとかちあってしまった。「きみは自分がもう若くないと感じて、年下の男と――」なぜか激怒した彼にののしられ、じっと胸の痛みに耐えていると、いきなり抱きすくめられて、唇を貪られた。好きな人に欲望のはけ口にされるなんて、いやよ。ポリーはもがいた。
  • ガラスの迷宮
    -
    モーガンですって? この人はアンディにまちがいないわ。マーシーは驚きのあまり、新聞を持つ手がふるえた。6カ月前、アトランタへ向かったまま消息を絶った夫。その彼が、建築業界のトップグループ会社のオーナーとして、美しいフィアンセと一緒に新聞の写真のなかで微笑んでいる。すべてをはっきりさせなくてはいけないわ。マーシーはそう決心して彼のもとへ向かった。けれど突然訪ねていっても大会社の社長に会えるはずもない。最初は受付の近くでおとなしくしていたマーシーだが、とうとう我慢できずに社長室に忍び込んでしまい……?■夫が別の女性と婚約発表している――そんなつらい状況でも、夫を、そして夫の記憶をとり戻すためけなげに努力するヒロインを、思わず応援したくなります! あっと驚く真相もお楽しみください。
  • 見えない波紋
    4.0
    スザンヌは夫と安定した結婚生活を送っていた。ある出会いが彼女の心を波立てるまでは。旅行者夫婦が近くの砂漠で命を落としたことから、その親族だという有名なワイン会社の御曹司リース・カルーが町に来たのだ。目と目が合った瞬間に、静かに、だが強烈に惹かれあう二人。リースに激しく求められて、スザンヌの体に奇妙な痺れが走る。でもこんなの間違ってる――乱れる想いを殺し、やみくもに彼を拒んだ。再び始まる平穏な日々のなか、知らぬ間に見えない波紋は広がる。流産。最愛の夫の突然の病死。そしてスザンヌに訪れる、運命の再会。だが皮肉にも、リースの傍には、既に美しい婚約者が寄り添っていた。
  • 恋人宣言
    3.0
    兄とともにロンドンのフラットで暮らすリースは、契約文書作成のスペシャリストとして働いている。向かいのフラットに住むローズマリーは同じ町の出身で、夫に女性がいて苦しんでいるが、両親が離婚を認めないという。そんな彼女に秘密の恋人ができ、リースは何かと二人を助けていた。許されない愛に苦悩するローズマリーの恋人は、ある晩泥酔してリースのフラットを訪れ、兄のベッドに泊まった。ところが真夜中に彼のいとこを名乗る男が現れ、彼女をあばずれと罵る。翌朝出勤したリースは、新たに着任した社長を見てわが目を疑った。昨夜の失礼な訪問者、ネイラー・マッシンガムだったのだ!■社長と部下として運命的な再会を果たした二人の、オフィスロマンスをお楽しみください。
  • 熱砂の恋
    -
    ダイアンの祖父ロネ大佐はその昔、サハラ砂漠に連隊を率いて、アラブと抗戦した武勇の人だった。祖父が語る砂漠の魅力に抗しきれず、とうとうダイアンは一人でサハラ砂漠にやってきた。しかしフェトナの砦跡まで来たとき、馬に振り落とされて足をくじいてしまう。起き上がることもできず、果てしなく広がる焼けつく砂漠に倒れたダイアンを救ったのは、美しい黒髪の男性――アラブの首長カシムだった。だがその時、ふたりは互いの血の宿命を知らなかった。カシムがロネ大佐の連隊に深い恨みを抱き、宿敵として復讐を誓っていることを。■ドラマティックな情熱の物語で、今なお多くの読者に愛されるV・ウィンズピア。 本作品は1982年に刊行されたウィンズピアの初期作。 “シーク”という訳語がまだ日本に定着していなかった時代の 傑作です。時を超えてあなたを魅了することは間違いありません。
  • 愛あれば
    1.7
    勤め先の会長、ライアン・マルホランドから葉書が届いた。〈帰国したら、また食事につきあってください〉ところが、彼は出張から戻ったことを知らせてくれなかった。思いきって自宅を訪ねたカシアにもそっけない。冷たく門前払いをされ、彼を愛し始めていたカシアは傷つく。ところがある日、カシアは会長室に呼び出されると、ライアンから、「きみを愛人にしたい」と驚愕の申し出を受ける。あまりの唐突さに困惑しながらも、断りの電話をした翌日、カシアは机の上にライアンからの手紙を見つけた。〈ただちにカシア・フィンを解雇する〉■引き寄せられては傷つけられて、罪作りなほど奇矯な求愛。得体のしれない独身主義者の謎めいた行動のわけは……? 伝説的な人気を誇る作家ジェシカ・スティールが描く、永遠の人気テーマ――大人げない大富豪と恋に不慣れな乙女との、切ない年の差ラブストーリー!
  • 明かされた秘密
    3.0
    オリヴィアは祖母の葬儀に参列するためイギリスに向かっていた。二度と戻らない決意を胸に、故国を離れて10年。生まれ育ったロワー・マイチェットに帰れば、きっと傷跡が疼く。18だったオリヴィアにとって、祖母の明かした秘密は残酷すぎた。人生でただひとり愛した人、マシューは腹違いの兄なのだと――。何も知らない周りの人々は、散々に彼女を非難したが、オリヴィアには、マシューの愛を捨てるしか道はなかった。飛行機はヒースロー空港に到着し、意外な人物が彼女を出迎えた。「オリヴィア」名前を呼んだのは、忘れもしないマシュー。地元の名家の娘と結婚したはずの彼が、いったいなぜ……?■愛した人は兄だった……! A・メイザーによる、あの伝説の衝撃作が 蘇ります。何も知らないマシュー。今もたまらなくオリヴィアの心を 惹きつける、唯一の人。彼に「まだ君に夢中だ。君を抱きたい」と抱き すくめられ、オリヴィアの心は千々に乱れるのですが……。
  • 愛情方程式
    3.0
    エレン・カニンガムは24歳の苦学生。同級生のデリックが住む高級住宅街キャピトル・ヒルの大邸宅に、掃除と料理を一手に担うという条件で安く住まわせてもらっている。ある日エレンが帰宅すると、すばらしくハンサムな男性がいた。実は彼こそデリックの兄リードで、この邸宅の持ち主だったのだ。リードは、弟が無断で部屋を貸していることを快く思っていなかった。下宿人に対しては、冴えない女という印象を持ったようで、エレンは急に惨めになった。リードに惹かれた自分が恥ずかしい……。彼はエレンを一瞥すると、さっさとポルシェに乗って、美人の恋人とのデートに出かけてしまったのだから。■この優しさが自分だけのものだったらどんなにいいだろう――苦手な 代数の勉強をみてもらったり、悩みを聞いてもらったり。でもリード には美人の恋人がいる。断ち切れない想いに揺れ動くエレンの苦悩が 切ない、デビー・マッコーマーが贈るイノセント・ワールド。
  • 八年の空白
    4.0
    早すぎる結婚がすべての過ちだったのかもしれない。夫は幼な妻のケイトにはばからず浮気を繰り返した。結婚したのは土地がほしかったからで、愛など元よりないというのだ。君は女としての魅力に欠け、夫婦生活をする気にもなれないと。愛を知らず、女としても未熟なまま2年ほど経ったとき、夫が連れてきたドミニクに、ケイトは強烈に心を奪われてしまう。けれど、それを見抜いたドミニクにふしだらな女と誤解され、生まれて初めて感じたときめきは残酷なまでに砕かれた。その後夫は亡くなり、ひっそりと暮らしていたケイトに、思いがけない再会が……いまだ彼女を蔑む、ドミニクだった。■偉大な作家ペニー・ジョーダンの名作を、ハーレクイン・ロマンスの 黎明期を支えた翻訳家、小林町子が訳した1988年のベストセラーです。 今日のハーレクインで活躍する後進の翻訳者も数多く育てた名訳者が贈る、珠玉のロマンスと愛の言葉を、どうぞご堪能ください。
  • サンレモ、運命の街
    -
    カサンドラの姉リズは、元恋人のカルロからひどく傷つけられた。彼はリズの妊娠を知ると、中絶費用として小切手を送ってきたのだ。姉はそれでも娘を出産したが、4年後、交通事故で亡くなった。カサンドラは、誰よりも慕っていた姉が侮辱され、不幸のうちに亡くなったことで、カルロへの怒りを募らせた。ところが、姪をひとりで育てていこうと決心した彼女のもとへ、突然カルロが娘を引き取りたいと連絡してきた。あんな男に、姉の大切な忘れ形見を渡すわけにはいかないわ。カサンドラはその日から、姪を連れて各地を転々とし始めた。けれど、ついに彼と出会う日が来てしまう――そこはイタリアのサンレモ、彼の地元だった。
  • 野性の女
    -
    マンハッタン、コーデル・エンタープライズ社――。経営者スレイドは、うんざりしていた。重役会議なんていらいらするだけだ。退屈な報告ばかり延々と続く。そのとき会議室のドアを勢いよくあけて赤い服の女が入ってきた。なんて魅力的なんだ。しかもあの燃えるような、情熱的な瞳。彼女をベッドでてなずけられたら、どんなにすてきだろう。その女性レベッカは、干ばつに苦しむオーストラリアの牧場の牛をなんとかしてほしいと言いに来たのだ。なぜぼくに?いや、そんなことはどうでもいい。スレイドは決心した。オーストラリアへ行こう。そして彼女の心も身体も手に入れるのだ。■ハーレクインの世界は、翻訳家たちの紡ぎだす世界でもあります。 長きにわたって、ヒロインたちの切ない心を美しい日本語で私たちに 届けてくれる翻訳家、霜月 桂の傑作です。
  • 暗闇の妖精
    -
    会社が倒産寸前に追いこまれ、ニーナの父は心労で倒れた。父の会社を乗っ取ろうとしているのは、裕福なギリシア人投資家で黒髪にきりりとした顔立ちのアントン・ラキトス。ある夜、ニーナは父を苦しめないでほしいと懇願するために彼の家を訪れた。だが、酔った彼にベッドに引きずりこまれてしまう。暗闇の中でもつれ合ううち、ニーナは燃えるような刺激に体がしびれ、それまで知らなかった感覚を呼び覚まされた。憎んでいる男性に抱かれたいと思うなんて、私はどうしてしまったの?酔いがさめたアントンは、ニーナが誰だかわかると彼女の混乱をよそに、父の借金を持ち出して結婚を迫った。そんなことできるわけがない。私はほかの男性と婚約しているのよ。
  • いとしき異邦人
    -
    やせっぽちでそばかすだらけ、引っ込み思案のキャシーは20歳。イギリスの海辺の町に住む医師の娘だ。半年前、父が連れてきたオーストリア人医師ウルフの、いかにもやり手らしい威圧的な態度が気に入らないのだが、たった1人の親友で、すばらしい美人のティファニは、ひと目でウルフに夢中になり“絶対に彼を手に入れる”と息巻く。ところがある日、ウルフに近寄られたキャシーは激しく動揺し、鉛筆を削っていたナイフを、思わず彼の手に突き刺してしまう。以来ますます彼を避けようとするキャシーだが、ウルフのまなざしは、逃がしはしないとでも言うかのように、彼女の心を絡めとって離さないのだった。■思い悩むキャシーを親友ティファニの兄が抱きすくめ、求婚します。 ところがそれをウルフに見られてしまい、彼は嫉妬の炎を燃やし……。 ヴァイオレット・ウィンズピアが描く激しい初恋と、三角関係の愛。
  • 蔑まれた純情
    4.0
    シェルビーは男友達のダニーに頼みこまれ、婚約者のふりをして一緒に帰省することになった。だが、彼の実家に着いたとき、シェルビーは唖然とした。不在のはずのダニーの兄、キングが現れたのだ。キングはシェルビーを都会育ちのあばずれだと軽蔑し、ことあるごとにつらく当たる。彼がいると知っていたら、ここには来なかったのに……。案の定、婚約を告げられたキングは怒りに燃え、シェルビーに向かって冷ややかに言い放った。「きみのような女と弟を結婚させはしない、絶対に」
  • 宿敵の口づけ
    4.0
    不当な理由から失業して行き場をなくしたマギーは、親友の兄クリントの牧場で短期の秘書をすることになった。本当はもう、ここには戻ってきたくなかった。マギーは子どものころから11歳年上のクリントに夢中で、どこへ行くにもおしゃれをして、あとをついてまわった。だが3年前、彼は冷たく言ったのだ。“きみなんか欲しくない”と。以来ずっと彼を避けてきたのに、彼のもとで働き、一つ屋根の下で暮らさなくてはならなくなるなんて。迎えに来たクリントの目に宿る強い光に、マギーの胸はさらなる不安でいっぱいになった。■超人気作家D・パーマーの真骨頂ともいえる、初恋の激しさと苦しみを余すところなく描いた作品です。侮蔑の言葉をぶつけながらマギーを抱きしめるクリント。彼の気まぐれにマギーはいつまで耐えられるのか……。そのもどかしさは、悶えてしまうような甘い責め苦です。
  • 素足の妖精
    4.0
    17歳のリンデンにとって、毎日が薔薇色だった。なぜなら家にはジョス・ホワイトがいるからだ。険しい坂道で事故を起こした彼を車から助け出し、家へと連れ帰った。リンデンとジョスは親子ほども年がちがうのに、とても気が合って、人間嫌いの画家の父も、彼を気に入っている。そんなある夜、生まれてはじめてパーティへ出かけたリンデンは、同じ年頃の男の子たちなど誰一人目に入らず、ジョスのことを愛していると気づいてしまうのだった。月光を浴びて泳ぎながらふと岸を見やると、ジョスが立っている。彼は水の中に入ってきて、裸のリンデンを抱きすくめた。■月の光に照らされ、柳の木の下で結ばれた二人。しかし翌朝リンデンは、父親からジョスが出ていったこと、彼に妻がいることを知らされてしまう。絶望したリンデンは……C・ラム、衝撃の初期傑作品。
  • かなわぬ初恋
    4.0
    両親を相次いで亡くし、孤児になったティシュは、裕福なカリー家の養女となり、何不自由なく育った。中でも長男のラッセルとは兄と妹のように仲良しだった――そう、一年前に帰省した夏のあの日までは。ラッセルは、一糸まとわぬ姿でいたティシュに歩み寄ると、彼女をあばずれだとののしりながら乱暴な口づけをした。傷ついたティシュは、すぐに荷物をまとめてカリー家を去り、二度と帰郷しないとかたく心に誓った。だが一年後、ラッセルは突然迎えに来た。
  • 恋はすぐそばに
    3.3
    秘書のモーリーンの働く会社がプロジェクトに失敗した。状況からして、ライバル会社による買収を望む内部の者が妨害工作をたくらんだ疑いが強い。そんなとき、モーリーンの自宅のとなりに男性が越してきた。同じ会社の新顔、ジェイク・エドワーズだ。オフィスでばったり会ったときから惹かれるものを感じていたが、ジェイクの行動にはどこか謎めいたところがあった。もしかすると、例の妨害工作にからんでいるのかもしれない……。恋心と疑念のあいだをさまよいながら、モーリーンは彼のようすを探ってみることにした。
  • 花を咲かせて
    -
    ルー・リヴシィ、25歳。花やハーブを育てながら、 飼い犬とふたりきりで田園地帯の古いコテージに住んでいる。 隠居した老婦人のような暮らしと思われても、かまわない。 恋人も夫もいらない、男性は苦しみのもとになるだけだから。 彼らが女性に言い寄る裏には、いつも何か、別の理由があるのよ。 5年前、若すぎた結婚に大失敗してすべてを失ってから、 ルーは、もう決して男性に心を開くまい、と決めていた。 隣に越してきたばかりのニール・サクストンも同じ。 「きみの土地を売ってくれ」いきなり強引に迫ってきたかと思うと、 ほかにも欲しいものがあるかのような目で、ルーをじっと見つめたのだ。
  • 心、とけあうとき
    4.0
    ペリドットのように輝く淡いグリーンの瞳。傾けたグラス越しに、ゆっくりとささやく深い声……。バーで友人に紹介された男、ジーンにアリソンは魅了されずにはいられなかった。噂によると彼は女性関係が派手で、荒れた生活を送っているらしい。彼は悪い人じゃない。ただ、心に傷があるだけ。その痛みは、わたしだってよく知っている。アリソンは人一倍道徳心が強く、男性経験もなかったが彼の気をひこうと、遊び慣れた女を装った。映画、ロデオ見物と、ふたりはデートを重ねる。そして、三回目のデートで、ついに……。
  • 一夜の後悔
    2.0
    フランセスカが秘書として仕える社長オリバー・ケンプは、 恵まれない環境から一代で地位と財産を築いた野心家だった。 そのせいか、横柄で威圧的で……でもぞくっとするほどハンサム。 フランセスカの裕福な父親に見込まれて頭角を現した彼は、 いつもフランセスカを甘やかされた子ども扱いしたけれど、 彼女はいつしかオリバーを愛していた。 ある夜、一度だけ情熱が交差する。 だがそのあとに待っていたのは、冷たい男の拒絶だった。 “ぼくはなんの約束もできない、これは体だけの関係だ”と。 そんな情事の代償は、思いがけない妊娠だった。 ■追い打ちをかけるように、オリバーの元婚約者の身代わりに抱かれ たと知って、フランセスカは絶望の淵へつき落とされてしまいます。 伝えられない想いが切ない、C・ウィリアムズのめくるめく愛の迷宮。
  • 眠れない夜
    -
    なんて世間知らずだったのかしら。あんな男に夢中になるなんて……。4年間の看護学校での勉強を終えて家に帰る途中、エレノアは過去を振り返り、いらだたしい気持ちでハンドルを握りしめた。憧れのキーガンは私とデートした翌日、別の女性と婚約してしまった――あのときの屈辱は、いまも忘れることができない。その後知りあったウェイドのおかげでやっと女性としての自信を取り戻し始めたエレノアは、父親に紹介するためウェイドを夕食に招待していた。ウェイドの提案で、そこにはキーガンも来ることになっていた。キーガンのことなんかとっくの昔に忘れたと、思い知らせてやるのよ。ところが、キーガンをひと目見た瞬間、たった一度だけ激しく求め合った情熱の夜の記憶がいっきによみがえり、エレノアはその場に立ち尽くした。

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  • 代理恋愛
    4.0
    アメリアは親友に頼まれ、奇妙な仕事を引き受けてしまった。もとは彼女の恋人のアイディアだというのだが、ウェントワースという建設会社社長のオフィスに、肌もあらわな格好で乗り込んでほしいというのだ。見事やってのけたアメリアだったが、当然、彼を激怒させてしまう。ウェントワースの祖母の個人秘書になることで許されるかと思いきや、彼は自分の秘書も兼ねることを要求した。さらに、彼の恋人の代役まで引き受ける羽目になり、事態はますますアメリアの手に負えない方向へ進み始める……。

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