ハーレクイン作品一覧
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-ウエイトレスのシャンタルは、うっとりと思い返していた。ギリシア大富豪アンゲロスが開催した慈善舞踏会の夜のことを。ハンサムな男性に声をかけられ、夜どおし踊った……。まさか彼がアンゲロス本人だったとは。ある招待客の身代わりと彼に気づかれる前に、慌てて逃げ出してしまったけれど。またみじめな生活に逆戻り。しかし夢物語には続きがあった――アンゲロスは彼女を捜し出したのだ!でも、なぜかひどく怒ったまなざしでシャンタルを見据えると、「父に会ってもらう」と言ってむりやり車に押し込んだ。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-ハンナはウエディングドレスで結婚式場に向かおうとしていた。迎えのリムジンに乗りこむと、運転手が行き先を確認する。この声。わたしはこの声を知っている。ハンナはとっさに顔を上げられなかった。そっとバックミラーを見る。やはりエドゥアルド・ヴェガ! 形だけとはいえ、5年前、半年だけ結婚していた元上司。彼がリムジン運転手の買収までして、ハンナの前に現れた。今ごろどうして? わたしなんて忘れたままでいてほしかったのに。だが彼の話で、ハンナは捨てたはずの過去と向き合うことに――。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-不当な理由から失業して行き場をなくしたマギーは、親友の兄クリントの牧場で短期の秘書をすることになった。本当はもう、ここには戻ってきたくなかった。マギーは子どものころから11歳年上のクリントに夢中で、どこへ行くにもおしゃれをして、あとをついてまわったが、3年前、彼は冷たく言ったのだ。“きみなんか欲しくない”と。以来ずっと彼を避けてきたのに、彼のもとで働き、一つ屋根の下で暮らさなくてはならなくなるなんて。迎えに来たクリントの目に宿る強い光。マギーはおびえた。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-看護婦のヴィクトリアは、休暇で故郷に帰省中、すてきな男性に出会い、すっかり心を奪われてしまった。でも、彼は外国からの旅行者のようだったから、もう二度と会えないだろう。それに、きっと既婚者だ。名も知らない人のことなんて忘れなきゃ……。ところが仕事に戻った日、その男性が病院の廊下を歩いてきた。オランダに住む医師で、名前はアレクサンダーというらしい。「勤務が終わったら、デートでもしよう」偶然再会した彼に、親しげに誘われ、ヴィクトリアの胸に喜びと疑念がこみあげた。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-むせ返るような野生の花の香は誘う――運命の人が待つ、遙かなる金の砂の王国へ。 亡き父への思慕を募らせ、彼が生涯愛した砂漠を訪れたローナ。だが、オアシスに立つ父の家はすでに朽ち果て、廃墟と化していた。茫然とするローナに追い討ちをかけるように、とつぜん盗賊が現れ、襲いかかってきた。と、妖しい光を瞳に宿した馬上の男がローナを救った。きのう、砂占い師が予言した、黒い髪の男性との出会い。私を追いかけ、私に触れるというその人は、彼のことなの?不安に駆られ、町まで送ってほしいと懇願するローナをよそに、男は彼女を連れ去った――あまりに熱く、甘美な砂の世界へ。 ■HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選してお贈りする、伝説の名作選。宝塚歌劇団で舞台化されたことはあまりに有名な、知る人ぞ知る珠玉作です。ウィンズピアらしいクラシカルな雰囲気漂う、王道シークものをお楽しみください。 *本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-床掃除に明け暮れていた私が、一夜にしてプリンセスになるなんて。 父の死後、カシオペアは父が遺したホテルを相続したものの、欲深い継母と義姉に奪い取られ、使用人同然に働かされていた。ある冬の夜、温水プールで清掃をしていると、ホテルに滞在中のヴェリーナ国の王子リースがやってきた。陶然となったカシオペアは、思わず熱い抱擁に応えてしまう。「この続きはぼくのスイートルームで。すぐに迎えに来る」純潔を捧げる覚悟を決めて待ったが、彼が戻ることはなかった。翌日、リースはホテルを買ったと告げ、結婚を申し込んできた。王子様がなぜ急に私を花嫁に? カシオペアは狼狽するが……。 ■着実にファンを増やしている気鋭のダニー・コリンズが描くのは、『シンデレラ』を彷彿とさせるロイヤル・ロマンス。一夜にして王子の花嫁になることが決まったヒロイン。宮殿でのめくるめく新婚生活は、些細な誤解がもとで脆くも崩れ去り……。
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-今までずっと男性を拒んできた私が彼にはなすすべもなく翻弄されて……。 企業経営者の適性診断をするセラピストのサリーナは、その日、ヴェネツィアの名門貴族の邸宅を訪れた。主の世界的複合企業を率いる実業家マテオ・クーム――権力者らしく尊大で自信に満ちた彼は最も苦手なタイプのはず。なのに、にじむ威厳と色気に心は激しく乱れた。気づけばマテオに唇を奪われ、サリーナは陶然となった。その様子を録画されているとも知らず。やがてマテオは狼のようにほほえんで言い放った。「僕が何を要求するか――楽しむがいい」 ■『修道院育ちの花嫁』で妹ピアの花婿となった王子を、妹を妊娠させたという理由で殴った兄マッテオ。今作ではそのカリスマ性で瞬時にヒロインを魅了、要求どおりの報告書を書けと迫ります。無垢な彼女は彼に身も心も捧げ、やがて思いもよらぬ妊娠をして……。
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-なんの魅力もないと言われ続ける私をなぜ、愛人にと望むのですか……? 15歳で父を亡くしたヴェリティは、冷酷な叔父に引き取られた。何不自由なかった暮らしがまるで嘘のように、使用人同然に扱われても、無一文の身では、このつらい毎日に耐えるしかなかった。そんなある日、屋敷を訪ねてきたハンサムな伯爵を見て、ヴェリティは驚いた――父の墓前で優しくしてくれたマックスが、なぜ?これまでずっと、記憶の中にある彼の面影を心の支えに生きてきたのだ。なのに悲しいことに、彼はヴェリティだと気づいていない様子だ。しかも、内心動揺するヴェリティに向かって、マックスが思いもよらない提案を平然と持ちかけてきた!「きみを愛人として迎えるつもりだ。ぼくの支援を受けるといい」 ■同居する叔父一家から冷遇されてきた天涯孤独のヒロインと、愛を避けなければならない宿命を背負った伯爵。そんなふたりの切ない背景を知れば知るほど、心を揺さぶられる感動作をお贈りします。編集担当が文句なしに太鼓判を押す名作中の名作をご堪能ください。 *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-母を肺炎で亡くしたルーは、父の再婚相手と暮らしてきた。要求の多い継母から家政婦のように家事をさせられる日々も、恋人と結婚すれば終わりを告げると思えば、耐えられる。ところがある日、大富豪と婚約を発表したばかりの義理の妹が、なんと、ルーの恋人と駆け落ちをしてしまった!青ざめ、涙の跡も乾かぬ顔で家を出ようとしたルーに、妹の“元”婚約者アレックスが、車で送ると申し出た。そして、驕慢さを漂わせる唇がぞっとするほどセクシーな彼は、弱りきったルーを鋭く光る目で見ながら、言い放った。「君の妹の代わりをしてくれたら、住む家も慰謝料もあげるよ」 ■HQプレゼンツ作家シリーズ別冊より、〈わがままな継母の陰で〉と題して、義理の母にこき使われるシンデレラをテーマに名作をお届けします。僕と偽装結婚をすれば誰にも哀れみをかけられずにすむと言うアレックス。戸惑いつつも、寄る辺ないルーはやむなく承諾してしまい……。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-あれほど愛し合って結婚したのに、私が愛したあなたはもうどこにもいない。 シェークスピアの伝記映画で彼の奔放な愛人の役を演じたあと、セーラは共演者ベネディクトと恋におち、愛を信じて結婚した。しかし夫の不実を耳にして以来、3年半、別居生活が続いている。今、思いがけない大役を手に入れ、よろこびと緊張に胸をふるわせてスペインへ向かった。だが、そこで聞かされたのは監督がかわったということだった。しかもそれは、誰あろうベネディクトだというのだ!私を裏切った夫と一緒に仕事などできるはずがないわ。セーラの顔から血の気が引いていった――。 ■ハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》からお贈りするのは、嵐のような恋におちての電撃結婚、胸を引き裂かれる思いで決めた別離、そして想定外の再会と、怒濤の展開で描かれる情熱の夫婦元さやもの。1980年代の珠玉作です。
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-あの笑顔を忘れられるはずがない。彼は、12歳の私が憧れた王子さま。 清掃員のカミには、今も深く心に残る忘れられない記憶がある。12歳のとき、父の運転するタクシーから見た、黒髪の美しい若者の姿。王子さまさながらに紋章付きの黒塗りの車に乗り込むところで、彼に釘づけのカミに気づいて、ほほ笑みかけてくれたのだ。その後、父は亡くなり、カミはいま働きながら大学に通っている。でもまさか清掃作業で訪れた邸宅で、黒髪の彼に会うとは思わなかった。邸宅の主は、プロヴァンスの大富豪、ラウル・フォンテスキュー。予想に反して、ラウルもまた彼女のことを覚えていてくれたことで、カミは彼に強く惹かれていく――その胸に、大きな秘密を抱えたまま。クリスマスを迎える頃には、私は余命わずかかもしれない……。 ■愛する人と過ごすクリスマス。憧れの王子さまから、一緒に過ごしたいと望まれても、深刻な病を抱えるヒロインは、成功するかわからない手術を控えていて……。R・ウインターズらしい愛と優しさのつまった、担当編集が自信をもっておすすめするシンデレラ・ストーリー!
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-10年前、私は売られた――最愛の人の手によって。 海外出張から帰ったアレクサンドラに名指しで次の仕事が舞い込み、詳細もわからぬまま、彼女は空港から現場に直行した。迎えの車が行き着いた先に、アレクサンドラは衝撃を受ける――ブレークレイ城。そこは彼女の生家で、18歳のとき一家が離散した場所。しかも新しい城主が、今や大富豪となった初恋の相手フィンだなんて!一家離散のさなかに最も傷ついたのは、彼の裏切りだった。愛しているふりをして、フィンは私の不名誉な写真を世に流したのだ。どうやって私を見つけたの? 名前を変えてひっそり生きてきたのに。クリスマスイブまで住み込みで城の広報を手伝ってほしいというけれど、彼の下で働くなんて無理。頭ではわかっているのに、心はまだ彼を……。 ■『秘書はかりそめの花嫁』『貴公子と秘密の花園で』の関連作。邦題はハーレクイン公式Twitterの一般投票にて決定しました! 18歳のクリスマスイブを境に、ヒロインは天涯孤独の身となり、改名して生きてきました。10年後の今、どんなイブを迎えるのでしょうか?
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-ポピーは、祖母が残してくれた屋敷に引っ越すと、やけに煌びやかな男性ラフェに心奪われた。しかし、彼は桁外れな財力を見せつけてポピーの屋敷を奪おうとする傲慢な男だった。彼の魂胆がわかり彼女は用心していたはずが、ある日激しい雷雨が襲い、館が破損してしまう。そんな時に、真っ先に駆けつけてくれたのはラフェだった…。騙されてはだめよ、彼のやさしさは館のためだけなんだから! ポピーは自分に言い聞かせるものの、心はラフェに乱されてしまい――!?
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-新聞記者のレジーナは、不可解な災難に巻きこまれていた。もしかしてストーカーに狙われているの? 不安を抱えながら護身術のレッスンを受けに行くと、指導者のライリーはとても親身になってくれた。かつてSWAT隊員だったという彼は、周囲からの人望も厚いが、なぜか自分の過去を語りたがらない謎めいた男性。レジーナは、ライリーに次第に心惹かれていく。そんななか、彼は防犯対策のため2週間一緒に住もうと提案するだけでなく、レジーナへの好意を伝えてきて…。
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-ギデオン・マクラウドが生み出す物語に魅せられた作家エージェントのエイドリアン。晴れて彼の担当になるが、表舞台を嫌うギデオンとは一度も会ったことがない。ある日、締め切りを過ぎてもまったく連絡がとれない彼に痺れを切らし、エイドリアンはギデオンの自宅に押しかける。――なんて綺麗なグリーンの瞳。まさかギデオンが、こんなに若くハンサムな男性だったなんて! エイドリアンは悪天候を理由に彼の家に滞在し、さらにギデオンの妹の面倒をみることになり…!?
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-湖のほとりのリゾートは、セクシーすぎるオーナーつき?引っ込み思案な恋心は、そよ風にそっとほどけて…ローリー・フォスターの新たな舞台は癒しのリゾート! きらめく湖にたたずむリゾートへ一人やってきたフェニックス。順風満帆な日々を奪われた辛い過去から立ち直り、新しい自分の人生を始めようと、ここの求人に応募したのだ。けれど面接に現れたのは、男性恐怖症の彼女がもっとも苦手なタイプの野性的でセクシーなオーナー。フェニックスは動揺をひた隠し、距離を保ちながら彼のもとで働きだすが、刺激的な毎日に否応なく心乱されて……。
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-白い結婚から3年。お飾りの妻はついに情熱の意味を知る! 貴族令嬢ヘレンの世界は一夜にして崩壊した。父が賭事で大損をしたあげく事故死したのだ。一文無しとなって途方に暮れる彼女を救ったのは、叩き上げの億万長者ジェイク・ハワードだった。優美な調度品としての妻を求めていた彼は冷ややかに、寝室をともにしない名目だけの結婚を申し出た。それから3年、ヘレンは妻の役割を淡々とこなしてきた。しかしある夜、幼なじみの男性と外出したヘレンにジェイクが激怒し、封印された情熱は解き放たれて……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-結婚直後に、夫の愛人が妊娠。耐え忍ぶ愛されぬ花嫁の運命は…? “別居中の夫、ニコス・カソリスと1年間ともに暮らすこと”父の遺言状に書かれた一文に、カトリーナは呆然とした。カトリーナが実業家の夫ニコスと別居したのは、結婚直後。彼が愛人を妊娠させたと知り、ショックのあまり家を出たのだ。父は、もし遺言にある条件をのまないならば、一族の会社を、娘ではなくニコスに譲り渡すと言う。大切な会社を、ニコスに渡すなんてできないわ……。悩んだすえ彼女は、以前暮らしていた屋敷に戻ろうと決めた。待っていたのは、愛憎と官能うずまく駆け引きの日々だった。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-「あなたには娘がいます」そう言えたらどんなによかったか…。 ロンドンで教師をしているケイトは故郷に向かっていた。傍らにいる最愛の娘は目的地に着くのが待ちきれない様子だ。18歳のとき、私も娘のように旅の終わりを切望していた。愛する人に裏切られ、身ごもっていることを告げられぬまま、ひとりぼっちで故郷をあとにしたときのことだ。今回の帰郷は、そのとき以来こじれてしまった両親との関係を修復するためのもの。しかし、そこで待っていたのは年老いた両親だけでなく、娘と同じ黒髪を持つサイラスとの11年ぶりの再会だった。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-まだ恋も知らないのに、ふしだらな悪女とののしられ―― メレディスは日々の生活に追われ、疲れきっていた。つらい事件のあと父がアルコール漬けになってしまい、彼女が家計を支えるほかなく、身を粉にして働く毎日だ。ある晩、断りきれずに出席した友人主催のパーティの帰り道、メレディスは強盗に襲われた男性を助け、病院に運んだ。どうやらジェイコブズビルの大牧場主ハート家の人物らしい。だがやがて駆けつけた男性の弟レイは、パーティ帰りの服装のメレディスを見て、感謝どころか侮蔑の言葉を吐いた。「この女は娼婦だ。さっさと病室から連れ出してくれ」 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-わたしは伯爵に道具扱いされているのだ。ただ婚約者の嫉妬をあおるためだけに。 恋人と別れ、傷心旅行でイタリアへ向かったルーシー。運良く格安の料金で豪華なトスカーナの別荘を借りられた。3日後、町の広場でひったくりに遭ったところを、目が眩むほど高貴でセクシーな男性に助けられた。ジュリオ・ファルコーネ伯爵。噂に高い名門貴族だった。ところが、同じ別荘に泊まった旅行客たちのパーティーの最中、誰あろうファルコーネ伯爵が現れ、みなを追い出した。別荘を貸した男は詐欺師で、本当の持ち主は自分だという。彼は、一行が別荘と調度品に与えた多大な損害をつぐなうために、ルーシーにここに残るようにと冷ややかに命じた。 ■HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選してお贈りする、伝説の名作選。この世を去ったあともなお日本人読者の心をとらえて離さず、根強い人気を誇る、サラ・クレイヴンの1990年代のヒット作をお楽しみください。
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-この手で命を奪うはずだった相手に、身も心も奪われてしまうなんて……。 ステラはホテルの一室で眠る男に、震える手で銃を向けていた。富豪ダンテ・カルディナリ──兄を死に追いやった男の息子だ。私には無理よ……。でも、父の命令に背くことは許されない。ところが目を覚ましたダンテの天性の魅力に篭絡され、虜となったステラは、あろうことか純潔を差しだしてしまう。5週間後、スラム街の貧しいアパートメントに身を潜めながら、ステラは怯えていた。どうしよう、まさか妊娠するなんて。そこへ突然ダンテが現れると、傲慢にも言い放った。「きみをここから連れていく。もちろん……おなかの子もだ」 ■感情を揺さぶる描写を大切にしつつ、印象的な登場人物たちによるテンポのよい会話で読ませると評判のジャッキー・アシェンデン。本作では思いがけない妊娠から始まるロマンスを描きます。
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-我が身を犠牲にするばかりの人生に、彼は愛の喜びを教えてくれた――苦しみも。 スペイン屈指の名門ながら、貧苦にあえぐ一家を救うため、レオノーラは成り上がりの実業家との結婚を決意した。ところが婚約発表の場に一人の妊婦が乱入して、会場は大混乱。呆然とする彼女を救い出したのは、黒い瞳と漆黒の髪を持つ筋骨逞しい美貌の富豪、ガブリエルだった。彼のペントハウスに連れていかれたレオノーラは、ガブリエルに心を奪われ、一夜限りと決めて純潔を捧げる。その2日後、彼にプロポーズされ、レオノーラは動転した。「きみの家を救う代わりに、ぼくの跡継ぎを産んでほしい」 ■『花嫁は屋根裏で夢を見る』のヒロインの妊娠宣言で、許婚に婚約破棄されたレオノーラ。家族を救うための愛なき結婚からはからずも逃れたその夜、別の運命の歯車が回りだして……。今作はハーレクイン公式Twitterの読者タイトル投票で選ばれた邦題です。
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-たった1年、愛してくれたら、愛の火は消えない――別れたあともずっと。 清掃サービスの仕事をしているレイラは、幼くして両親を亡くし、スコットランドの城で家政婦をする大おばに引き取られた。当主が亡くなり、城で遺品の片づけをしていると、現れたのは、新しい当主で世界的に有名な富豪ローガン。遺言で城を相続したものの、3カ月以内に結婚しなければ、弟に所有権が移ってしまうという。ギャンブル好きで遊び人の弟では借金返済のため城を売るのは確実――だが愛など信じていない彼は結婚する気などさらさらない。そこでレイラに1年だけ形ばかりの妻になってくれと頼み……。 ■母の家出、婚約者の死。大切な人を失ったヒーローにとって、誰かを愛するなど不可能なことでした。一方のヒロインも、幼い日に事故で傷を負った脚を見るたび、彼へのひたむきな想いを打ち明ける勇気をくじかれ……。期限つきの妻の純粋な愛の行き着く先は?
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-切ないのは、あの夜に彼が求めたものが私じゃなく、亡き妻の面影だったこと……。 若きマーリンは仕事で湖水地方へ向かっていた。妻を悲劇的に亡くした実業家のブランドンに会い、彼の妻の生涯を描く映画に同意してもらうのだ。でも、彼は映画関係者の訪問を毛嫌いしているという。道中、嵐に見舞われて道に迷ったマーリンは、ホテルと勘違いしてブランドンの館を訪れてしまい、やむなく素性を告げずに泊まることに。その夜、妻の写真を暖炉にくべながら憂愁に包まれる彼を目撃し、昼間の傲慢さが消えたその姿に、マーリンは胸を衝かれた――彼を慰めたい一心で、求められるまま純潔を捧げてしまうほどに。だが翌朝、彼女が素性を明かすと、ブランドンは豹変した! ■傲慢か、繊細か――昼夜、別の顔を見せる大富豪に猛然と映画化を突っぱねられ、傷つくマーリン。後日、彼の申し出にさらに翻弄されることに。「今後もぼくと大人の関係を続けるんだ」英国女王も認めた稀代の大スター作家、C・モーティマーの貴重な初邦訳長篇!
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-セバスチャンはオーストラリアでも指折りの大富豪。彼の恋人の座を狙う女性はごまんといる。そんななか、セバスチャンの屋敷で家政婦として働くエミリーは、彼が快適な生活を送れるよう心を砕くことで十分満足していた。そう、自分が彼に恋をしていることを思い知るまでは。でも、私が求めているのは彼のようなプレイボーイじゃない。結婚して平穏な家庭を築いてくれる誠実な男性よ。このままこの家で働きつづければ、私は不幸になる。辞表を出したエミリーに向かって、セバスチャンは言った。「夫と子供が欲しいなら、僕が叶えてやる。結婚しよう」 ■〈激愛は突然に…〉というテーマのもと、叶うはずもないと一度はあきらめかけた恋が、思いがけないタイミングで始まる物語をお届けします。オーストラリアを代表する大作家ミランダ・リーの、テンポがよくて軽快でありつつも、至極情熱的な作風をご堪能ください! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-気づけばまぶたの裏に、黒い瞳の傲慢なあの人……。 ルイーザはいつかイギリスを離れるのが夢だった。継母の干渉から自由になれたら、どんなにすてきだろう。ある日、その夢を叶えるチャンスが舞いこんだ。ノルウェーで療養する病人のつき添い看護師の職に応募して、みごと採用されたのだ。病人は若くて気まぐれな女性だった。けれども、いちばんの問題はその兄、サイモン・サヴェージ。初対面のときから威圧的で無愛想で、ルイーザを経験不足と決めつけた。この人はこれまで、人に命令して、思いどおりにしてきたのね。私は黙ってあなたの言いなりになんてならないわ!なのに、ルイーザの頭は日に日にサイモンのことでいっぱいになり……。 ■《ベティ・ニールズ・コレクション》より、北欧を舞台に描かれた、冬の香りが漂い始める季節に咲く恋物語をお届けします。ミスター・サヴェージが不機嫌じゃないときなんてあるのかしら? そう心の中でつぶやきながらも、彼と過ごす時間が楽しみになっていて……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-“赤ちゃんができたの”本当はそう言いたかったけれど……。 「おめでとう、8週目くらいね!」医師の言葉に、クレアは呆然とした。仕事一筋で来たので、子供のことなんて考えてもみなかったのだ。お腹の子の父親である大富豪ラクランだって、きっと同じはず。“ぼくは自立したきみが好きなんだ。だからこそ、ぼくたちは刺激的な関係でいられる”と、彼は言ったのだから。所詮、快楽の相手としか見られていないということ。なかなか妊娠を告げる勇気が出ないクレアを残し、ラクランは3週間の海外出張に出かけてしまった。これまでだって、私はいつも独りで生きてきたようなものだわ……。彼が帰国したとき、クレアは心に決めていた――未婚の母になることを。 ■HQイマージュ~至福の名作選~より、大ベテラン作家L・アームストロングが描いた、“予期せぬ妊娠”をめぐりすれ違う切ない愛の物語をお贈りします。クレアがラクランの子を身ごもったことで、ほどよい距離感だった関係が崩れてしまうのか、はたまた……? *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-彼は伯爵家の跡継ぎ。私が愛していい人ではない。 フラックストーン伯爵の下で不動産管理の仕事をしているトリは、伯爵が新たに入手した地所の下見に赴いた。あろうことか、伯爵の息子であるジャスパーと共に。5年前、プレイボーイの子爵として名をはせていた彼に誘惑され、トリはなすすべもなく一夜を共にしてしまった。そのあとすぐジャスパーはトリを捨ててアメリカに渡ったが、伯爵家の跡継ぎとなるべく先日イギリスに戻ってきたのだ。たとえ彼がまた甘い言葉をささやいても、二度と心を動かされないわ!そう決意していたトリだったが、下見の帰り道、激しい雪に襲われ、やむなく最寄りのホテルに泊まらざるを得なくなり……。 ■泊まったホテルで用意されたのは一つの古い部屋で、ベッドも一つだけでした。はたしてトリはこの状況を切り抜けられるのでしょうか? イマージュの人気作家ソフィー・ペンブロークがお届けするクリスマスシーズンにぴったりのロマンスをお楽しみください。
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-癒しの作家シャロン・サラをはじめ、北米を代表する大作家の傑作を集めた豪華短篇集をお贈りします。ヒロインはもちろん、両親を失った幼な子や、ヒーローの母親がそれぞれ心に思い描く“幸せの夢”。それを叶えることができるのは、愛の力なのですが……。 『熱いハプニング』 ある朝目覚めると、ハーレーは“結婚”していた――ベッドの隣にいた、大柄でハンサムな見知らぬ男性サムが言う。「ぼくは君の夫だ」昨夜、ハーレーは親友の結婚式でお酒に酔ってしまい、何一つ覚えていなかった。過ちを認められず、こっそり逃げ出して自宅に戻るが、サムが強引に結婚の足場を固めようと押しかけてきて……。 『生涯で一度のチャンス』 亡き妹夫婦の娘を今すぐ引き取らないと! エリンは姪の父方の伯父チャンスの牧場に急いだ。半年ごとに交代で3歳の姪を世話してきたが、彼は養育に関して交わした約束を破ったらしい――女性を家に引き入れ、同棲しているなんて。だがほどなく、それは誤解とわかり、姪にせがまれて、エリン自身が彼の家で暮らすことになる。 『めぐってきた初恋』 サマンサは母に捨てられ、父にも冷たくされて孤独を味わったので、人一倍幸せを夢見てきた。今、年老いた大叔母と暮らすため故郷へ戻ってくると、不運にも隣家には、かつて仕事を取って彼女を切り捨てた元恋人ゲイブがいた。今や一財産を築いたようだ。傷ついたサマンサはゲイブを避けようとするが、彼の瞳には欲望の炎が……。
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-シェルビーは叔母とともに訪れたハワイで、とてもハンサムで優秀な男性ピートを紹介された。彼は誰が見ても確かに魅力的。しかしシェルビーは、過去にあった悲しい出来事のせいでいまだに男性に心を許すことはできないのだ。だが、そんなシェルビーの心の内を見透かしたように、ピートは土足で心に踏み込んできた! 彼にはもう2度と会いたくない。深く傷つくシェルビーだったが、再び目の前に現れた彼の思わぬやさしさに激しく心を揺さぶられて……!?※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
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-1年半前。婚約までした恋人が財産目当てとわかり、絶望に泣きぬれた令嬢のシーリア。独り立ちして自信をとり戻そうと探偵事務所に勤務するが、腕利きの捜査員アレックには可愛い子ちゃんとからかわれ、仕事では過保護にフォローされる始末。しかし、ある家出人の捜査で彼はこれまでと違う一面を見せてくれた。潜入捜査でドレス姿のシーリアを逞しい胸に抱きしめ、熱い視線と口づけでシーリアの心に彼を刻んだのだ。アレックにとって、このキスはなんの意味もないのかもしれないけれど…。
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-ロンドンの金融街で働いていたシングルマザーのサラは、病弱な5歳の息子の静養のため、スコットランドに引っ越してきた。田舎生活を始めたサラを訪れたのは、隣接した土地に広大な屋敷を持つジェイムズ。ホテルを建設するため、サラがおじから相続した家をどうしても手に入れたいと考えていたジェイムズは彼女に近づいてきたのだ。しかし、サラは過去の苦い経験から男性不信に陥っており、彼に対してもそっけなく追い返してしまう。そんなサラの態度にジェイムズは興味を持って…!?
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-飛行機事故で奇跡的に助かった若い女性が、記憶を全く失って、病院に収容されていた。婚約指輪を握りしめていた彼女は、その地の富豪、ジェラール家の次男の婚約者、ロスリンだろうと思われた。二人は結婚の報告のため、アフリカに向かっていたらしい。彼の祖母の勧めで、天涯孤独の彼女はそこで静養することになる。一族はみなとても優しかったが、領地の支配人である従兄のデュエインだけは、はじめからロスリンを偽者だと疑ってかかった。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-【世界を股にかけるヒーロー】どんなに心を捧げても、あなたに愛される日はもう来ない。夫に恋い焦がれる、妻の片恋物語 サンチャのもとに、ある日、匿名の手紙が届いた。書かれていたのは、夫が秘書の若い女性と逢瀬を重ねていて、今夜も彼女の家で会うという衝撃的な内容だった。まさかとは思ったが、確かに夫マークはこのところ帰りが遅く、夫婦の間もなんとなくぎくしゃくしているのは否めない。思い悩んだ末、その夜サンチャは、秘書の家に電話をしてみた。受話器の向こうから聞こえてきたのは、紛れもなく夫の声。あわてて電話を切り、目を閉じた。嫉妬と悲しみが心を苛む。その日から、サンチャの結婚生活は苦痛に満ちたものになった。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-【世界を股にかけるヒーロー】その日、王子様と清掃係は出逢うべくして出逢ったー身分違いロマンスの金字塔! カーステンはスコットランドの城で清掃係として働いている。仕事を終え、丘の上でくつろいでいたある日、突然、猛スピードのバイクが現れ、危うく轢かれかけた。ついかっとして運転していた男に怒りをぶつけたが、彼はここは自分の私有地だとうそぶくばかり。なんて人なの! なのに堂々とした姿に惹きつけられてしまう。数日後、城の床磨きをしていたカーステンは、「殿下」と呼ばれた男性を見上げて凍りついた。城の所有者で砂漠の王国のシャヒール王子? あの男性だわ! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-【世界を股にかけるヒーロー】冷たい仮面の下の本当のあなたを知りたいの。セクシーな億万長者の正体は… スカーレットは数年前に亡くなった姉の息子を引き取り、安定した収入の仕事をなげうち、面倒を見てきた。保育士の仕事は決して楽ではないけれど、今や甥との暮らしは生きがいだった。ある日、勤め先の保育園でスピーチをしていた老婦人が発作を起こして倒れてしまう。かけつけた老婦人の息子ローマンを見て、彼女は息をのんだ。何度も雑誌で見かけたことのある、有名なプレイボーイ富豪!スカーレットはセクシーな彼をうっとりと見つめた。数日後、予想外の事実を知らされることなど想像もできず――。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-夢見ていた、憧れの彼のキスと甘い囁き。その直後、奈落の底に落とされるなんて……。 ミミは、親友の兄で大富豪のバルサに熱を上げていた。黒い瞳の彼のけだるげな微笑には、どんな女性をも虜にする魔力があった。だから彼が手を差しのべてくれたあの夜、王子様に見初められたシンデレラのように幸福だった。けれど、請われるまま純潔を捧げようとしたミミを、彼は置きざりにして部屋を出たきり、戻ってはこなかったのだ。ミミは深く傷つき固く心に誓った。もう一生恋などしない、と。なのに2年後、再会した彼の逞しい体躯と端整な顔を見た瞬間、ミミの意志に反して体は熱くなり……。 ■セクシーな年上のヒーローに恋い焦がれ、ある夜ついにその身を捧げようとしたヒロイン。なのに、寸前で部屋をあとにした彼は、次に会ったとき、その夜の熱い口づけも愛撫もまるでなかったかのように彼女を無視したのでした。ピュアなヒロインの純愛の行方は?
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-この奇跡の子を私は産みたい。たとえ彼が我が子だと認めなくても。 セイディはロンドンの不妊症クリニックに勤務していたが、誤って顧客の精子サンプルを処分してしまい、即刻解雇された。謝罪のためにギリシア富豪ネオを訪ねた彼女は、震えあがった。男らしく精悍なネオは、もう子供をつくれない身だというのだ。怒りを爆発させながら彼はセイディを追いつめ、誘惑する。これは私に与えられた罰なの? 彼女は甘い炎に身を投じた。だが事後、彼の態度は一変する。「二度と目の前に現れるな」2カ月後、驚いたことにセイディは身ごもっていた。訝しがりながら、ネオは子供のためと便宜結婚を申し出るが……。 ■脈々と受け継がれるハーレクイン・ロマンスの伝統を守りつつ、現代的なアレンジを加え、読みやすく仕立てた作品に定評のあるマヤ・ブレイク。今作では重病の母を抱えて困窮していたヒロインの、思いがけない妊娠から始まるドラマティックなロマンスを描きます。
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-乙女は愛と夢を抱き、翼を広げた。大富豪のかごの鳥にされるとも知らず。 葬儀の翌日、リーナは有名な富豪サルヴァトーレを海で見かけた。シチリアの小さな村に住み、雀の涙ほどの給金で服を縫う中、たまにアメリカから戻る彼を見ることは小さな楽しみだった。だから、サルヴァトーレに手招きされて有頂天になり、苦労ばかりの人生で一度だけ夢を見たくて純潔を捧げたのだ。帰った彼女を待っていたのは、激怒した母と意に染まぬ結婚。もう頼れるのは、昨夜一緒だった初恋の男性しかいない。だがリーナが助けを求めても、サルヴァトーレは非情だった。彼とアメリカへ行きたいなら、愛人にならないといけないの? ■先の読めないロマンスを描くことに定評のあるスター作家S・ケンドリック。ヒロインは何度傷つけられても、ヒーローと過ごした一夜を運命と信じて愛を求めます。彼に“重荷”と思われているとも知らず……。彼女の純真な想いはヒーローに届くのでしょうか?
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-淡い想いも、ささやかな夢もすべてはぎ取られた無垢な乙女は……。 両親亡きあと、やむにやまれず着の身着のままで家を出たマリアンは職業紹介所にたどり着き、どうにか住み込みの使用人の職を得た。雇い主の名はウィリアム・アシントン――最近爵位を継いだばかりの、ハンサムで謎めいた伯爵だ。ほのかな恋心を胸に秘め、身を粉にして働くマリアン。しかし、つましくも幸せな暮らしは突然終わりを告げた。借金まみれの義兄につかまり、裕福な男と結婚するよう命じられたのだ。義兄の家に監禁され、気力を失いかけたある日、ふいに伯爵が現れた。彼はマリアンの唇を乱暴に奪い、信じがたい言葉を口にした。「あの男から愛人を買い取った――きみは今日から僕の愛人だ」 ■憧れの伯爵に抱きすくめられ、口づけられた喜びもつかのま、蔑まれていると知って再び絶望の淵に落ちるマリアン。誤解を解こうにも、伯爵は義兄の卑劣な嘘を信じ込んでいて……。RITA賞受賞作家が繊細に描く、甘く切ないシンデレラ・リージェンシーです。
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-秘書のジェンマは取引相手のギリシア大富豪レオンに会ったとたん、その端麗で官能的な姿に、ひと目で心をかき乱された。噂によれば、世界でも指折りの名家の出で、利己的なプレイボーイらしい。「条件も約束もなしだ。終わりがきたら友好的に別れよう。それまでぼくは、きみだけの男になる。考えておいてくれ」レオンからそう囁かれ、口づけされたジェンマは、抗うべきだと頭ではわかっているのに、されるがままになってしまった。2カ月後、ジェンマは気分のすぐれない日が続き、妊娠に気づく――どうしよう! 結婚嫌いのレオンには、こんなこと言えない。ましてや、いつのまにか彼を本気で愛してしまったなんて……。 ■〈激愛は突然に…〉をテーマに、大御所ミシェル・リードが描いた、嵐のような恋物語をお贈りします。不埒な誘惑からずっと純潔を守ってきたのに、レオンのとてつもない魅力に屈服してしまったジェンマの恋の結末は? *本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-たとえ偽りでも、わたしは生涯忘れない。あなたの婚約者になった、この瞬間を。 ホリーはフロリダの片田舎から単身ニューヨークへやってきた。不動産会社で働く弟のつてで会社のアパートメントをしばらく借り、仕事も生活も失敗続きの人生の再スタートを切るつもりだった。ところが、誰もいないはずの部屋には、長身のたくましい先客が――弟の会社の副社長イーサンがいて、ホリーを追い払おうとした。外はやみそうもない大雨だし、ホテルに泊まるお金なんてないのに!これまでのままならない人生が思い出され、思わず涙する彼女に、ついにイーサンが折れて、一晩だけふたりで過ごすことになった。でも、身の上話をするうち、彼から婚約者のふりを頼まれるとは、ましてや胸がこんなに高鳴るとは、思ってもみなかった……。 ■病を患う最愛の伯母からCEOの座を継ぎたいイーサンですが、伯母の出した条件は、結婚して身を固めること。ゆえあって一生結婚はしないと決めている彼は、ホリーを偽りの婚約者に仕立てるべく、五番街を連れ回し……。実らぬ恋におちてしまうホリーの運命は?
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-人気急上昇中の女優、レイシーのもとに脅迫状が届いた。「雌狐め」という赤い文字のメッセージは、やがてファンの集いだけでなくレイシーの寝室にまで届くようになり、24時間の警護をされることに。華やかな世界で生きるレイシーは、職務に忠実すぎるボディガード、アレックに最初は反発したけれど、命の危機を救われるうちにその誠実さと逞しさに惹かれ恋に落ちてしまう。愛しあっても、生きる世界の違う人。いつかいなくなってしまう相手とわかっていたのに…。
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-非情な現実にクレアの目の前は真っ暗になった。夫が不倫相手とともに事故死したうえ、不妊治療のすえ授かった大切な娘の父親が見知らぬ大富豪ルカ・モレッティだと判明したのだ。クリニックのミスで精子アンプルが取り違えられたという。娘まで失ったら生きていけない…この子は誰にも渡さないわ! 親権を要求するルカを拒絶するクレア。すると彼は、「お互いをよく知るため、島の別荘で1か月ともにバカンスを過ごさないか?」と信じられない提案をしてきて…!?
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-まばゆい季節に、あなたに出会った――ペニー・ジョーダン、ダイアナ・パーマー他超人気作家の豪華競演、珠玉のサマー・ロマンス! 転職早々ハリエットは社内恋愛のもつれに巻き込まれ、会社の雰囲気を壊すと、若くハンサムな敏腕社長マシューに咎められてしまう。そんな彼が提案した解決策は意外にも二人が“偽の恋人”を演じるというもので――!?『薬指の契約』、FBI捜査官がピュアなヒロインと犬を介して運命的に出会う『恋の花に敬礼!』など、P・ジョーダン、D・パーマーら人気作家の豪華競演で贈る、夏のロマンス傑作選!
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-「結婚式の手配を頼む――きみとぼくとの」 奥手な社長秘書のバーバラは、ボスであるサムのデスクカレンダーを見て愕然とした。12月24日に、彼の結婚式の予定が書き込まれていたのだ。男としての自信に溢れるサムは女性の理想の存在。結婚と離婚を繰り返す母を見て育ったせいで、男性を敬遠するバーバラも、彼には憧れを抱いていた。でもボスは最近、誰とも付き合っていないはずだけれど……。訝しむバーバラに彼は結婚式の手配を命じる。サムが決めた結婚相手は、バーバラだったのだ! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-私はあなたを愛していたの?見知らぬ婚約者の冷たい視線は― 濃い霧に覆われた岩だらけの荒れ地で、彼女は目を覚ました。ここはどこ? わたしはこんな場所で何をしているの?いえ、それどころじゃない。自分が誰なのかすらわからない!恐怖と寒さに震えていたとき、霧の中に長身の人影が見えた。通りがかりのその男は、衰弱した彼女を病院へ連れていく。不可解なのは、彼が敵意の眼差しを向けてきたこと……。数日後、退院を許された彼女のもとに、男が再びやってきた。いまだ記憶が戻らず途方に暮れる彼女に、彼はあっさり言った。「君の名前はリン・シェリダン。君は僕のものなんだ」
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-愛したくなかった。私を憎み、冷たく蔑むボスだけは…。 控えめで有能な会計士サスキア・ロジャーズは、ギリシア人の新社長アンドレアスを前にして、言葉を失った。ゆうべサスキアは、恋人の浮気を疑う親友に泣きつかれ、わざと派手な女を演じて彼を誘惑し、誠実さを試すことにした。後から、声をかけた男性が別人だったことに気づいたのだが、その相手こそ、いま目の前にいるアンドレアスだったのだ。誤解を解こうとするも彼は耳を貸さず、サスキアを蔑むばかり。そして途方に暮れるサスキアに、信じがたい脅しをかけてきた。僕の婚約者のふりをしてほしい――断るなら解雇する、と。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-愛を与えるつもりがないなら、清いこの身に情熱を植えつけないで。 18年間、俗世間を知らずに修道院で育った孤児のアイリス。いよいよ修道女の誓いをたてる日が近づいてきたあるとき、院長から突然呼びだされ、驚くべきことを告げられる。ギリシアの大富豪ゾナーの屋敷にしばらく滞在し、彼の息子の家庭教師をするようにというのだ。初めて知る贅沢な暮らしに罪悪感を覚えるアイリスだったが、何より彼女を恐れさせたのは、男らしいゾナーの存在だった。なんて罪深い人。そばにいるだけで私の心はかき乱されてしまう。必死に抗うアイリスを試すかのように神はさらなる試練を与え……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-いつだって一番になれない私が恋したのは、今までの人生で出会った一番ハンサムな男性。 ロンドンの小学校教師エリーは、亡父の借金返済のため昼夜働き、美しい妹とは対照的に堅実に生きてきた。ある日、公園で迷子の男の子を見つけ、家まで送っていくと、ブロンズ色の肌と、夜の闇のような漆黒の瞳を持つ男性の姿が。なんてゴージャスなの! それに罪深いほどセクシーだわ。親戚の少年の世話に手を焼くそのスペインの放蕩富豪ルカに、突然、破格の報酬で住み込みのベビーシッターの職を提示され、彼女は承諾した。“この人は危険よ”と囁く心の声に蓋をして。だがその後、遭遇した彼の元恋人にでたらめな情報を流されて恋人同士と誤解され、ルカの別荘に身を隠すことになって……。 ■美しい妹の陰でひっそり人生を歩んできたヒロインの前に、夢のように舞い降りた魅惑の男性。愛には興味がないと明言する彼に惹かれまいとするけれど、氷のように冷たい億万長者だと思っていた彼は実は……。ピュアなヒロイン像が光るC・ウィリアムズの逸作!
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-湖畔の壮麗な邸宅で富豪の妻として暮らす。お腹の子どものためだけに。 ヨーロッパ有数の富豪マシューは出席していたパーティで、白いレースのドレスをまとった女性を見かけ、無性に惹かれた。だが、世間から“獣”と噂されている自分が、あれほど無垢な輝きを放っている女性に近づいてはだめだ!ところが気づけばマシューは彼女のそばに行き、話しかけていた。初恋を失ったマリアは絶望の淵に沈んでいた。そんな折、力強い体と官能的な唇を持つ男性がそばに現れ、われ知らず尋ねてしまう。「キスをするのってどんな気分?」3カ月後、彼のオフィスで妊娠を報告することになるとも知らず。 ■マシューはマリアの妊娠を知るやいなや結婚を申し出ます。でも、それは子どものためだけの愛のない結婚で……。リン・グレアムの愛弟子ピッパ・ロスコーの便宜結婚物語をどうぞご堪能ください。本作は好評を博した『幻の乙女と仮面の花婿』の関連作です。
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-記憶のない彼女は愛にしがみついた――一度も愛されたことがなかったから。 その日、ミリーは女優の姉に言われて身代わりを引き受けていた。貧乏だの無学だのとばかにされても、唯一の肉親は助けたかった。しかし次の瞬間ミリーは気を失い、目覚めたときには病院にいた。そばには、見知らぬハンサムな長身の男性がいるだけだ。なんとミリーは事故に遭い、1年以上も眠ったままだったという。さらには頭を打って記憶を失っているが、目の前のイタリア富豪ロレンツォと結婚している、と言われて衝撃を受ける。本当なの? でもこの人は私の回復を願う一方で、ひどく冷たい。それはなぜ? 妻なら愛されたい、そう望んではいけないの……。 ■この邦題はみなさまのTwitter投票により決定しました! 大スター作家L・グレアムの記憶喪失ものはひと味違います。記憶が戻れば、二人の結婚は壊れてしまう。偽物の妻が夫に抱いた愛は、しょせん偽物なのでしょうか? 悲しみと切なさが胸に迫ります。
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-小さな村の牧師の娘マーシーは、よその家で家事や雑用を手伝って弟の学資を稼いでいたが、両親亡きあと、ロンドンで清掃員をしていた。ある日、偶然見つけた住み込み家政婦の求人に応募して採用されるが、雇い主は、プレイボーイと名高いイタリア富豪のアンドレア。男性に不慣れで地味なマーシーは、魅力的な彼に心乱されつつもその気持ちを押し隠して、懸命に仕事に励んでいた。ある日、アンドレアの会社が作るCMへの出演が決まり、マーシーは驚いた。彼の会社は宝石などの高級品の広告しか手がけないと聞いているから。だが撮影日に台本を渡されたとたん、マーシーは屈辱のあまり震えた。不格好な妻でも、この商品でハンサムな夫の胃袋をつかめる、ですって? ■しょせん私は、醜いさなぎのまま。美しい蝶には決してなれない。密かに想いを寄せるアンドレアが家政婦の自分をどう見ていたのか、まざまざと思い知らされたマーシーの気持ちが切なくて……。こんな雇用関係の二人が、どのように恋を成就させるのでしょうか? *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-泣いたことなんてなかったのに……。涙は、彼のくれたハンカチににじんで消えた。 子供の頃に両親を事故で亡くしたカトリーナは、伯母に引き取られて田舎のコテージでつましく暮らしてきた。女学校を卒業したものの、経済事情が許さずに大学進学を断念し、24歳の今になるまで外で働いたこともなく、家事手伝いをする毎日だ。そんなある日、最愛の伯母が白血病であることがわかり、ハンサムな専門医のグレンヴィル教授に診てもらうことになった。先日、カトリーナがバイクにはねられたときも教授に助けられた。でも彼が親切なのは、恵まれたエリート階級の施しでしかないわ。反発心を覚えていたカトリーナだったが、伯母の病が不治のものと思いやり深く丁寧に説明してくれた教授を信頼し、好意さえ感じ始め……。 ■伯母が心配で思わず涙を落とすカトリーナに、見捨てられた幼い少女の面影を見たグレンヴィルは、ただ黙ってそっと彼女に寄り添ってやるのでした。美麗装丁でお届けしている《ベティ・ニールズ・コレクション》の中でも、特に名高い秀作をご堪能ください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-透明人間になったようで切ない……。あなたは私を透かして、別人を見ている。 親友の結婚式に招待されたキャサリンは南欧に降り立ち、まばゆいばかりの日差しに輝く花々と、風格のある屋敷に魅了された。そして、親友の兄で、ポンタレグレ伯爵の称号を持つエドゥアード。たびたび話に聞いていた“伝説の人”は、セクシーな男性だった。だが彼はキャサリンを見た瞬間、その黒い瞳と微笑を凍りつかせた。なんでも、少年時代の初恋の人に、彼女がそっくりなのだという――23年前、報われない恋に絶望して命を絶った女性に。憂いを秘めたエドゥアードを知るほどに惹かれるキャサリンだったが、同時に胸が締めつけられるような苦しさに悶えた。なぜなら、彼の心はまだ、亡き初恋の人に囚われているのだから……。 ■ヒロインが愛に臆病なのには、もう一つ理由がありました。未婚の母に育てられ、父親が誰かもわからない自分と、ふさわしい家柄の地元の娘と結婚すべき伯爵とでは、あまりにも釣り合わないと気に病んでいて……。ベテラン作家C・ジョージの名作をお贈りします。
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-あの夏の日々が戻るなら、何もいらない。失った赤ちゃんの記憶が戻るなら……。 あれからもう、7年がたつ。ミーナはあの夏、交通事故に遭った。頭に大怪我をし、2年ものあいだ入院してつらいリハビリに耐え、記憶を一部失ったままとはいえ、ようやく普通に暮らせるようになった。今は生まれ故郷で、自然保護の仕事をしている。そんなとき、近くでリゾート開発の計画が持ちあがった。開発会社のオーナーである大富豪のガイと仕事で会うことになり、彼を前にしたとたん、ミーナの全身に雷のような衝撃が走った。そばに近づくだけで体が反応し、胸が高鳴り、手に汗がにじむ。この男性には、以前会ったことがあるような……。もしかしてこれは、失ったあの夏の記憶の一部なの? ■本作の邦題は、ハーレクイン公式Twitter上で行われた一般投票によって選ばれました! 運命のいたずらか、記憶喪失のせいですれ違う恋人たちのもどかしいロマンスをお届けします。情感豊かに描かれ、読み終えたあと心にじんわりと感動が広がる物語です。
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-メロドラマを描かせたら右に出る者がいないエマ・ダーシーをはじめ、人気と実力を兼ねそなえたスター作家たちが集結! 予期せぬ妊娠やシークレットベビーにまつわるロマンスを3話収録した、胸が痛いほど切なくてドラマティックなアンソロジーをお贈りします。 『最後のおおいなる情熱』 「君に会いたい」7年ぶりの電話の声に、アンの心臓が一瞬止まった。理由も告げず突然いなくなったのに、どういうこと? 今や一流文化人となったサディの真意を知るため、アンは彼に会うが、本心を聞き出せぬまま再び誘惑の罠に……。やがて身ごもったアンは幸せを味わうが、なぜかサディはまた一方的に彼女を置き去りにした! 『愛と呼ばないで』 6年前の冬、19歳のクレアは、父の死を嘆く実業家のジャックを慰めたい一心で夜を共にした。肌を重ねる喜びを初めて知ったクレアに対し、彼は翌朝、小切手を差し出した――僕には妻がいる、と。そしてクレアはあとになって妊娠に気づいたのだった。今、離婚したジャックと思いがけず再会し、息子の存在を知られてしまい……。 『ひと夏の関係』 ヴァネッサは去年、兄に大反対され、大富豪ニコラスとの恋をあきらめた。そのうえ、余命いくばくもない父が緊急手術で輸血を必要とした際、血液型から自分が実の娘ではないことを知ってしまった。心が千々に乱れる中、偶然の再会を機に始めたニコラスとのひと夏の密会が慰めとなる。でもまさか、彼の子を宿してしまうなんて!
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-慈善団体の職員アリシアは、過去の恥ずべき経験から、自分を戒めひたすらまじめに生きてきた。けれど同僚に誘われしぶしぶ行ったクラブでニコライと出会い、今までの生き方を忘れた。危険で美しい人――まるで狼のよう。彼にかかわったら、私はまた取り返しのつかない間違いを犯す気がする。なのに絡みあう視線を外すことができない。たくましい腕に抱き締められたとたん、体のなかから激しい欲求がわき上がった。ニコライとのキスは、濃密な夜と破滅の味がした。※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
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-リリーの住む屋敷が、突然継母によって売却され、すぐに出ていかなければならなくなった。買い手はゴージャスな男性、チーロ。この魅力的な仮面の下は冷酷なビジネスマンというわけね…。けれど、意外にも彼はリリーの引っ越し先に現れ、食事へ誘う。さらには弟の学費を援助すると申し出、プロポーズの言葉も口にした。バージンを捧げた人に裏切られて以来、男性を信じられずにいたけれど、彼なら…。結婚を承諾したリリーは想像もしなかった。彼が欲したのは「汚れなき花嫁」だということを。※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
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