日経ビジネス人文庫作品一覧

  • コーチングの神様が教える 「できる人」の法則
    5.0
    コーチング体験はこれ1冊でOK!レジェンド・コーチの世界的ベストセラーが待望の文庫化。 人間関係を劇的に好転させる「20の悪い癖」の発見・改善テクニック! 2007年に刊行された世界的ベストセラーの文庫化。著者マーシャル・ゴールドスミスは、GEやグーグル、ゴールドマンサックスなどの名経営者たち向けに、1回25万ドル超とも言われた全米指折りのトップ・エグゼクティブコーチ。 米アマゾンによれば、マーシャル・ゴールドスミスの『コーチングの神様』と『トリガー』は、「リーダーシップ本と成功本のトップ100リスト」(古典から現代までの経営本、自己啓発本で構成)に入っており、著者は、そのトップ100リストに2冊もランク入りしている、唯一の存命の作家である。 そんな本書はCEO専門のコーチとして活躍している著者が、いかに自らの悪癖を乗り越え、部下を育て、さらに自分の能力を発揮していくかをステップごとに解説した作品。コーチング体験から得られるステップごとに示され、非常に読みやすく、読みながら自分の悪癖を把握できる。 豊富な事例から、部下を持つ人なら自分ごとに感じられる一方、上司に不満を感じている人にもまた共感を呼ぶ内容となる。ビジネスコーチングにかかわる層から一般ビジネスパーソンまで幅広い読者層が対象となる。
  • 食糧と人類 飢餓を克服した大増産の文明史
    3.8
    2016年1月に刊行された同名書の文庫化。 ○都市の夜景を彩るライト、地平線まで広がる穀物畑……空から眺めれば、人類の活動の痕跡は至るところにみられる。人間は生息数を何倍にも増やし、生息分布を拡大したという意味において、生物界における極端な成功例である。何十億人もの人々のための食料生産と住宅供給は、地球を変える巨大な力になっている。  数万年前までは他の動物と同様に野生動植物の狩猟と採取にだけ頼っていた人類が、なぜ食料生産に成功し、爆発的に生息数を増やすことができたのか? 本書は、コロンビア大学教授でマッカーサー・フェローでもある著者が、人類が自然をコントロールし、食料生産を増やしていった過程を歴史的観点から描くもの。 ○これまで人類は、大河の恵み、焼畑、鶏糞や屎尿など肥料の工夫、そして近代以降は種や品種の改良と化学肥料、農薬の発明によって、食料危機を何度となく乗り越えてきた。一方でこの100年の急激な食料増産は記録的なペースだった。その結果、人口急増、肉食の横行、土壌の疲弊、水不足、食料供給の不平等といった数々の問題が起きている。私たちはこうした難問をどう解決していくのか? 本書はSDGsの半分以上の項目に関係する内容であり、人類史レベルで持続可能な未来を考えていくうえで必須の本といえる。
  • 教養としてのインテリジェンス エピソードで学ぶ諜報の世界史
    4.5
    古代世界では、戦争においても情報収集より神々の信託という占いが行動基準となっていた。紀元前4世紀に活躍したアテナイの名将クセノポンは、デルフォイの信託によって大軍をシチリア島に派遣する作戦を実施して無残な失敗に終わった。これに対し、『孫子』では、戦争における占いを完全に否定している。カエサルは情報を重視したことで知られ、情報の秘匿にも力を入れた。アルファベットの「A→B」という具合に1字づつ置き換える換字式暗号を編み出し、これは「シーザー(カエサル)暗号」と呼ばれる。情報収集には、公開情報による「オシント」、人的接触による「ヒューミント」という従来からの手法に加え、衛星画像や航空写真による「イミント」、イミントと地理空間情報から作成される「ジオイント」などがある。こうした最新テクノロジーの話も満載。本書は、月刊雑誌「Wedge(ウェッジ)」2021年4月号から2024年5月号までの連載をベースに加筆・修正したものだ。
  • 国家の危機
    -
    トランプの戦いは、はじまったばかりだ。 * * * 大統領選に敗れた後も、トランプは活動を休止していなかった。トランプはチャーチル風の演説の抑揚を取り入れ、戦時のような演説をしていた。 「私たちは屈服しない。私たちは降伏しない。私たちは絶対に折れない。絶対にあきらめない。絶対に後退しない。絶対に、断じて降伏しない。私の仲間のアメリカ国民たちよ、私たちの運動は、まだ終わっていない。それどころか、私たちの戦いはいまはじまったばかりだ」 * * * 1905年のロシアでの革命は、ほとんど忘れられている。 その蜂起は失敗に終わったが、ソ連建国につながった1917年の革命が成功する舞台を用意した。 革命の指導者レーニンは、のちに1905年の革命のことを「偉大な舞台稽古」と呼んだ。 2021年1月6日に起きた議事堂襲撃事件は、「舞台稽古」なのか。 ミリー統合参謀本部議長は先任参謀に言った。 「きみたちが目撃したものは、将来のもっとひどいなにかの前触れかもしれない」 * * * 歴代の米大統領を取材してきた調査報道ジャーナリストの名著。 ※本書は2021年12月に小社より刊行された『PERIL(ペリル) 危機』を改題・修正したうえ文庫化したものです。 【著者紹介】 ボブ・ウッドワード ピュリツァー賞を2度受賞した米国を代表するジャーナリスト。50年以上にわたりワシントン・ポスト紙の記者、編集者を務め、ニクソンからバイデンまで歴代大統領を取材・報道しつづけている。 ロバート・コスタ 1985年生まれ。ノートルダム大学卒。ケンブリッジ大学大学院にて修士(政治学)。本書執筆時は、ワシントン・ポスト紙の米国政治担当記者。
  • 国富論(上) 国の豊かさの本質と原因についての研究
    4.3
    《アダム・スミス生誕300年》 市場とは、労働とは、豊かさとは――。『国富論』は、経済と社会のしくみ、本質を、わかりやすい例と平易な言葉で解き明かした政治経済学の金字塔です。いまなお多くの方々が必読書として推薦されており、現代への示唆に富む内容といえます。本書は、たとえば日本経済新聞を読むように、日常の言葉に移し替えた画期的翻訳で多くの方から好評を博してきた単行本を文庫化したもの。難渋な翻訳調の文章を前に諦めていた方も、古典中の古典である『国富論』を読む好機です。 上巻は、「第一編 労働の生産性の向上をもたらす要因と、各階層への生産物の分配にみられる自然の秩序」と「第二編 資本の性格、蓄積、利用」を収録。産業革命の黎明期にあったイギリスを念頭に、分業をはじめ労働と生産の仕組み、資本の蓄積を明らかにし、経済学の基礎となる考え方をまとめています。 【目次】 序論 第1編 労働の生産性の向上をもたらす要因と、各階層への生産物の分配にみられる自然の秩序  第1章 分業  第2章 分業の起源  第3章 市場の大きさによる分業への制約  第4章 通貨の起源と利用  第5章 商品の真の価値と名目価格、労働価格と金銭価格  第6章 商品価格を構成する要素  第7章 商品の自然価格と市場価格  第8章 労働の賃金  第9章 資本の利益  第10章 業種による労働の賃金と資本の利益の違い  第11章 土地の地代 第2編 資本の性格、蓄積、利用  第1章 資財の分類  第2章 社会の総資本のうち特殊部門としての通貨、すなわち国民資本の維持費  第3章 資本の蓄積と、生産的労働と非生産的労働  第4章 利付きで貸し出される資本 ほか
  • ケインズ 説得論集
    4.0
    《大経済学者の慧眼に触れる》 マクロ経済学の祖といわれるケインズは、実はタイムリーに現実経済を解説した時論家でもあった。第1次世界大戦後のイギリスは、世界的な大恐慌が自国にも及び、大量失業の中で悲観論が国内を覆っていた。こうしたなかケインズは、政府の施策に対する誤った考えが跋扈していると見て、正しい認識へと人々を導くべく論陣を張った。20世紀を代表する経済学者による時論の数々は、読みやすい新訳を得て、時代を超えた輝きを放つ。 【目次】 1 インフレーションとデフレーション|Inflation and Deflation|  インフレーション(一九一九年)  通貨価値の変動が社会に与える影響(一九二三年)  景気拡大の政策(総選挙、一九二九年五月)  一九三〇年の大不況(一九三〇年)  節約(一九三一年)  通貨価値崩壊が銀行に与えた影響(一九三一年八月)   2 金本位制への復帰|The Return to the Gold standard|  呪うべき黄金欲(一九三〇年九月)  金融政策の目標の選択(一九二三年)  今後の通貨制度に関する積極的な提案(一九二三年)  チャーチル財務相の経済的帰結(一九二五年)  関税による経済対策  金本位制の終わり(一九三一年九月二十七日)   3 自由放任の終わり|The End of Laissez-Faire| 4 未来|The Future|  孫の世代の経済的可能性(一九三〇年) 5 繁栄への道|The Means to Prosperity|
  • 経済学の宇宙
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●戦後世代の経済学者が綴る知の軌跡  マルクスに感銘を受けて東大経済学部へ進学した青年が小宮隆太郎、宇沢弘文と出会い経済学に目ざめ、MITへ留学、サミュエルソン、アローなど世界の知に触れる――。戦後日本の歴史とともに生きてきた日本を代表する経済学者、岩井克人。本書は、その遍歴と自分の頭脳の中身を明らかにする「知の履歴書」です。  出世作である「不均衡動学」はどのようにして誕生したのか、「貨幣論」はどのような発想で臨んだのか、マクロ経済学者であった著者がなぜ企業論に注目したのかなど、今まで本人が明確に語ってこなかった岩井ワールドの全貌が明らかになる岩井経済学ガイドでもあります。  本書は、不均衡動学、貨幣論などそれぞれ一冊分の解説が可能な多岐にわたる岩井経済学の世界をことばを尽くして解説を行っているため、岩井経済学ガイドにもなっている。今まで岩井氏の著作は思索的で難解と思ってきた人々にも読者が広がることが期待できます。  文庫化にあたり、新たに「補遺 『不均衡動学』の現代版に挑む」を掲載。過去40年間のマクロ経済学の有り様と、自身の『不均衡動学』の現代版に取り組む背景を語ります。
  • ビジネスモデル全史〔完全版〕
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界を動かした事業革新の600年史 メディチ家「国際為替・決済」から、フォード「垂直統合」、アマゾン「ロングテール」まで 画期的なビジネスモデルを、誕生から衰退までストーリー形式でダイナミックに読み解く 生成AI、シェアリング、SaaS、ブロックチェーン、暗号資産、QRコード決済…etc. ここ10年のイノベーションについて加筆し、文庫版として再登場 【目次】 序章  お金にまつわる5つのビジネスモデル革新 第1章 ビジネスモデルとは何か? 第2章 近代ビジネスモデルの創生期(1673~1969) 第3章 近代ビジネスモデルの変革期(1970~1990) 第4章 世紀末、スピードとITによる創造期(1991~2001) 第5章 巨人たちの戦い、小チームの勃興(2002~2014) 第6章 どうビジネスモデル革新を起こすのか? 補章  今、日本から世界に挑戦できること
  • 経営戦略全史〔完全版〕
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ポーター、コトラー、ミンツバーグ、マッキンゼー……etc.経営戦略論の変遷を一気読み!20世紀初頭から現在まで、100年の間に登場した戦略コンセプトを紹介する経営戦略書です。 ビジネス書アワード2冠の受賞作を全面アップデートした完全版。 【目次】 第1章:近代マネジメントの3つの源流 第2章:近代マネジメントの創世 第3章:ポジショニング派の大発展 第4章:ケイパビリティ派の群雄割拠 第5章:ポジショニングとケイパビリティの統合と整合 第6章:21世紀の経営環境と経営諸論 第7章:最後の答え「アダプティブ戦略」 補章:全体俯瞰のためのB3Cフレームワーク
  • 第三のチンパンジー 完全版(上下合本版) 人類進化の栄光と翳り
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    何がヒトを人間たらしめるのか? ダイアモンド博士の名著、完全版! 宇宙からきた生物学者は、ヒトを「第三のチンパンジー」に分類するだろう。なぜなら、ヒトとチンパンジーの遺伝的距離は驚くほど小さく、非常に近い関係にある鳥同士よりもずっと近い関係性だからだ。だが、わずか数万年の間に、ヒトは人間へと進化した。何が人間とチンパンジーとを分けたのか? ダイアモンド博士の原点とも言える名著に、原書ペーパーバック版のために書き下ろされた補遺2点も収録した完全版。王立協会科学図書賞受賞作。
  • 国富論(上中下合本版) 国の豊かさの本質と原因についての研究
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    《アダム・スミス生誕300年》 市場とは、労働とは、豊かさとは――。『国富論』は、経済と社会のしくみ、本質を、わかりやすい例と平易な言葉で解き明かした政治経済学の金字塔です。いまなお多くの方々が必読書として推薦されており、現代への示唆に富む内容といえます。本書は、たとえば日本経済新聞を読むように、日常の言葉に移し替えた画期的翻訳で多くの方から好評を博してきた単行本を文庫化したもの。難渋な翻訳調の文章を前に諦めていた方も、古典中の古典である『国富論』を読む好機です。 * 本書は、上巻、中巻、下巻の三分冊を一巻にまとめた合本版です。 【目次】 序論と本書の構成 第1編 労働の生産性の向上をもたらす要因と、各階層への生産物の分配にみられる自然の秩序 第2編 資本の性格、蓄積、利用 第3編 国による豊かさへの道筋の違い 第4編 経済政策の考え方 第5編 主権者または国の収入 解説 『国富論』と現代経済学 根岸隆(東京大学名誉教授) 索引

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