歴史・時代 - 集英社文庫 - エモい作品一覧

  • 明日は維新だ
    3.5
    ペリー来航、安政の大獄、桜田門外の変、そして大政奉還。激動の幕末、刻々と変化していく時代に翻弄されながらも、自分の信じる道を貫いた男たち。坂本龍馬、西郷吉之助、高杉晋作、岩倉具視、近藤勇、新門辰五郎、大鳥圭介……。身分も立場も理想も違うが、それぞれが懸命に、自らに課した使命を全うしようと時代を駆け抜ける。鮮烈な志士たちを描く連作短編集。
  • 絵金、闇を塗る
    3.7
    江戸末期に土佐に生まれ、幼少より絵の才能を発揮し、狩野派の技法を信じがたい短期間で習得した天才絵師、絵金。江戸で絵を学んで故郷に戻り、土佐藩家老のお抱え絵師となるも、とある事件により追放される……。狩野派を学びながらも独自の美を追究した絵金は、血みどろの芝居絵など見る者を妖しく魅了する作品を描いた。その絵に魅入られ、人生を左右された男たちの生きざまから、絵金のおそるべき芸術の力と、底知れぬ人物像が浮かび上がる、傑作時代小説。
  • 斬られ権佐
    4.1
    惚れた女を救うため、負った八十八の刀傷。江戸・呉服町で仕立て屋を営む男は、その傷から「斬られ権佐」と呼ばれていた。権佐は、救った女と結ばれ、兄貴分で八丁堀の与力・数馬の捕り物を手伝うようになる。押し込み、付け火、人殺し。権佐は下手人が持つ弱さと、その哀しみに触れていく。だが、体は不穏な兆しを見せ始めて――。一途に人を思い、懸命に生きる男の姿を描いた、切なくも温かい時代小説。
  • 恋七夜
    4.5
    戦国の余燼さめやらぬ天正期。豊臣秀吉は天下人としての威勢を示さんと北野天満宮にて空前の大茶湯を企図する。その参道の由緒ある花街・上七軒を代表する北野太夫富子は、結師・源四郎と出逢う。女には出生の秘密が、男には背負い続けた過去があった。運命の恋の行方やいかに!? 大茶湯に仕組まれた秀吉暗殺の陰謀やいかに!? 知られざる日本史の真相を、恋物語を糸に紡ぎあげた歴史小説の新機軸。
  • 講談 碑夜十郎(上)
    4.0
    時は天保、ところはお江戸。闇にそびえる巨大な石碑の傍らに正体不明の男が素っ裸で倒れていた。通りかかった美女・お絹が、自分の長屋に連れ帰る。お絹は男に一目惚れ、せっせと面倒を見はじめる。名無しじゃあ困る、ということでつけた名前が碑夜十郎。お絹も正体が定かではないが、なぜか河内山宗俊率いる天保の六歌撰の面々と繋がっていた。悪を憎む男と、世の中に不満を抱く面々が動きはじめる。著者の代表的時代小説。
  • 戦国・江戸 ポンコツ列伝
    3.0
    吉原で快楽を知ってしまったが最後…(荻江露八「旗本たいこ」)。私は天下無双の超イケメン! お殿様に寵愛を受けていたけれど!?(森川若狭「私は腹を切りたくない」)。気の進む戦なんてない。断じてない。あぁ、とても恐い(徳川家康「わしは腹を切るぞ」)。一生に一度、なけなしの金で女郎を買いたいだと。だったらワシが(中島棕隠「色道仙人」)…… など女に溺れ、切腹から逃げ、嘘をついてでも見栄を張る歴史上の偉人の“ポンコツ”な一面にスポットを当てる、抱腹絶倒の歴史時代短編集! 日本史初心者大歓迎!!
  • 全一冊 小説 直江兼続
    4.2
    上杉景勝の家臣でありながらも、太閤秀吉より三十万石を賜った男・直江山城守兼続。主君・景勝との深い絆を胸に秘め、合戦の砂塵を駆け抜けた彼は、戦国乱世に勇名を馳せる。だが、己の歩むべき真の道を見いだした時、天下取りの争いに夢を託すのだった。米沢の名藩主・上杉鷹山が師と仰いだ戦国武将の、凛々たる生涯を描いたロマン大作。全一冊・決定版。
  • それからの武蔵(一)波浪篇
    4.0
    慶長十七年四月、巌流島の決闘は武蔵の一撃の勝利に終った。だが、小次郎の復讐を誓う鴨甚内とおりんは、執拗に武蔵をつけ狙う。折しも九州路はキリシタン弾圧と南蛮人の暗躍で策謀渦巻き、剣風が吹き荒れていた。果てしなく武蔵を襲う剣と短筒。そして彼を慕う美女お孝……仕官の志を棄て、剣一筋の道に己の生きる意味を求める古今無双の剣豪の物語。
  • 騙された! おやこ相談屋雑記帳
    4.0
    妻・波乃、娘・七五三、愛犬・波の上の信吾一家に、新たな家族が加わる!?――将棋客の老人が、傷ついた烏を世話しているという。動物と話ができる信吾は興味を惹かれ、会いに行く。嫌われることの多い烏だが、そのカア助は・・・・・・(「烏がやって来た」)。岡っ引の権六親分とその息子・吾一の心温まるお話や、ある日突然一家ごと姿を消した幼馴染との逸話など全四話。落語的な話芸を楽しみながら、やがてじんわり、ホロリとさせられる人情もの。なぜ本書が「騙された!」と題されているのかは、全て読み終えてのお楽しみ!!
  • 九十九藤
    4.4
    江戸の人材派遣業、口入屋・冬屋の女主人となったお藤。「商いは人で決まる」が口癖の祖母に口入稼業を仕込まれ育ったが、実家の不幸が重なり天涯孤独の身に。義母から女衒に売られるも必死に逃げ、江戸で生きてきた。お藤は、払いが悪く悶着の多い武家が相手の商いで傾いた店を救うため、ある勝負に打って出る。取り扱う客を商家に絞り、男の奉公人志願者に徹底した家事指南を行い、大店へ送り込む。前代未聞の大転換は周囲の猛反発を呼んでしまう。そんな折、お藤は女衒から逃げていた時に助けてくれたお武家によく似た男と出会う。男は黒羽の百蔵と呼ばれ、江戸中の武家奉公人の上に立つ恐ろしい人物だった。冬屋の挑戦がようやく成果をあげはじめた頃、その好調ぶりを忌々しく思う人宿組合の顔役たちは百蔵を相談役に据え、冬屋潰しを目論む。お藤たちは真っ向勝負を挑むが――。人は何のために働くのか、仕事の喜びとは何かを問い直す渾身の長編時代小説。
  • なでしこ御用帖
    3.6
    江戸、町医者の娘お紺の意地と恋心を描く。八丁堀の町医者の末娘、お紺は父の仕事を手伝うお転婆娘。医者修行中の長男や、仕立て屋を目指す次男、父の元を訪れる患者たちが持ち込む騒動に巻き込まれつつ、成長する姿を描く。
  • 眠狂四郎異端状
    4.0
    ふらり秋田藩佐竹家領内へ入った眠狂四郎。そこでは、飢饉打開に清国の銀貨を私鋳し、密貿易がたくらまれていた。一方、水野越前守忠邦の側用人・武部仙十郎はその動きを利用し、軍資金捻出のための阿片貿易をはかる。秋田藩と仙十郎、両者の思惑をのせた抜荷船で、異人の占星学者にみちびかれ、狂四郎は清国へ。隠密との闘い、嵐、海賊…。南支那海での危機を描くシリーズ最終作にして最高傑作!!
  • 貧乏同心御用帳
    4.5
    独身なのに、14歳から6歳までの孤児9人を同居させているかわり者、江戸町奉行所の町方同心、大和川喜八郎・32歳。めっぽう腕は立つが、情には弱い。同僚の妻をはじめ美女が次々失踪する謎を追う「南蛮船」。巾着切が浪人者からすりとった小判には秘密があり……「埋蔵金十万両」。ほか2編の連作短編を収録。喜八郎を居候の子どもたちが助け、事件解決に大活躍する痛快大江戸人情捕物帳!
  • 深川恋物語
    4.2
    大店のお嬢さんが、お仕着せの人生を捨て、真に愛する人と共に生きようとする姿が清清しい「下駄屋おけい」。互いを想う気持ちがすれ違っていく夫婦の、やりきれなさが胸に迫る「さびしい水音」。交錯する恋心に翻弄されていく男女四人の哀しみが描かれる「仙台堀」など、江戸・深川を舞台に繰りひろげられる、六つの切ない恋物語。第21回吉川英治文学新人賞受賞作。
  • まぼろしの維新 西郷隆盛、最期の十年
    3.0
    首がない。それは西郷隆盛の遺骸だった――。維新の大業を成し遂げた西郷は鹿児島に帰郷していたが、社会の混乱が収まらず、弟・従道の説得により新政府に加わる。精力的に改革を進める西郷だったが、朝鮮との外交問題を巡って大久保らと対立。そして、明治十年の西南戦争に突入する。彼は自らの死と引き換えに何を得ようとしたのか。隆盛の後半生に焦点を絞り、西南戦争の全貌を活写する長編。
  • 楊花の歌
    4.0
    1941年、大阪松島遊廓から逃走して、日本占領下の福建省廈門に辿り着いたリリーは、抗日活動家の楊に従い、カフェーで女給として働きながら諜報活動をしていた。あるとき、楊から日本軍諜報員の暗殺を指示され、その実行者として、琥珀色の瞳と蛇の刺青が印象的なヤンファという女性を紹介される。ヤンファに惹かれていくリリーにとって、彼女と過ごす時間だけが生への実感を持てるひとときになっていた。しかし、楊から秘密裏に課されていた指令は、暗殺に失敗した場合はヤンファを殺せというものだった・・・・・・。戦時下を舞台に流転する女性たちの愛と葛藤を描く、圧巻の熱量を放つ第35回小説すばる新人賞受賞作!

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