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  • 少女ペット(1)
    完結
    2.8
    全5巻550円 (税込)
    会社を辞めたコミュ障青年、中原虚人(24)は、 対人恐怖症克服のためにネトゲ仲間から薦められた「少女ペット」を飼い始めた。 アバターのように、顔や体型を自在に選択し、人間そっくりな 三次元の女の子を作成、調教できる「リアル育成ゲーム」。 虚人が作成したペットは中学生時代の憧れの女生徒・川嶋咲姫だった。 中学時代、壮絶ないじめに遭っていた虚人。 いじめっ子グループの中には川嶋の姿もあり、優等生の彼女から受ける暴力は 虚人にとって格別で、いつしか奇妙な絆を感じていた。 時は過ぎて10年。 自宅に届いた生まれたままの姿の「川嶋ペット」を虚人は思い通りに育てられるのか!?
  • 復讐飼育 ~少女ペット 2nd~(1)
    無料あり
    2.8
    若き会社経営者・佐凌恒生は、亡き恋人・藤野沙雪と瓜二つの「少女ペット」を飼い始める。一方、恒生が沙雪を死に追いやった張本人だと信じる沙雪の弟・蒼太は、恒生への復讐のために「少女ペット」を入手する…。
  • ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯
    -
    1巻440円 (税込)
    本書は16世紀半ばにスペインで書かれ、当時大人気を博すとともに、その後のピカレスク小説の模範とされた。貧しい主人公ラーサロ少年は7人の俗人・聖人につぎつぎに仕えるが、だれひとり偽善の仮面の下に疑わしい品性を隠していない者はなかった。ピカレスク小説の主人公は、社会の下層にうごめき、あちこちと放浪に近い暮らしを送りながら自らの知恵と才覚で(ときに大いに反社会的な手まで使って)生きのびようと努力する人物である。

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  • 伊勢物語
    -
    「昔、男ありけり」で始まる伊勢物語の集成の「男」とは、在原業平に擬せられてきている。だが、この物語は長年のあいだに多くの人によって書き加えられ、大きく三つの時期・時代の趣味・傾向にそって改変されているのは否定できない。そこで、編者である作家中村真一郎氏はこの点に注意をはらい、従来通りの「定訳」を呈示しながら、その背後にひそむ各時期ごとの矛盾した面白さを明らかにしようとする。巻末には金田元彦氏による詳しい「解説」を付した。
  • お伽草子
    -
    1巻770円 (税込)
    「お伽草子」とは、ほぼ江戸時代以前に成立していた物語類を、江戸時代に冊子として出版し、おもに家庭の子女の読み物としたものである。内容は、立身出世もの、神仏の加護や霊験譚、異界の土地をめぐる遍歴もの、古くからの伝説や昔話、神社や寺の縁起を編集したもの、仏教や経典からの翻案など、多彩でとりどりである。本書には、円地文子が選んで再話した「浦島太郎」「俵藤太」「一寸法師」「ものくさ太郎」「百合若大臣」などよく知られた9編を収めてある。グリンプスとは「ちょっと見」という意味で、著名な作家が古典を再話した古典入門であるが、巻末には詳細な解説が付いている。
  • 桂春団治
    3.0
    独創的話術と奇行で知られ一世を風靡した奇才桂春団治。〈微妙猥雑〉な上方弁を駆使し落語界を席巻、上方落語の全盛期を築いた春団治の一代記を、出生から57歳の死まで、詳細綿密な調査と多彩な資料で裏付け書下ろした傑作評伝。「桂春団治年譜」「上方落語年表」などを付すほか「紅梅亭界隈」「東松トミの半生――桂春団治外伝の一つ」を併録。毎日出版文化賞受賞。
  • 金瓶梅(上)
    -
    1~2巻550円 (税込)
    好色文学の一大奇書として有名な中国古典。作者不詳。『水滸伝』のなかの西門慶《せいもんけい》と潘金蓮《はんきんれん》の色ごとを描いた挿話をふくらませて全百回の一大色豪・愛欲ものがたりに仕立て、当時の世情を活写した小説。金瓶梅とは、西門慶の第五夫人「潘(金)蓮」、第六夫人「李(瓶)児」《りへいじ》、金蓮つきの女中「春(梅)」《しゅんばい》からとったもの。本書はこの大長編を、中国文学に傾倒した作家富士正晴が、手際よくまとめたダイジェスト版である。

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  • 義経記
    -
    1巻1,100円 (税込)
    敗者や弱者に同情する感情を表わす「判官(ほうがん)びいき」という言葉がある。この義経についての評は、その大半が本書の原典に由来する。本書に描かれるのは平家追討に華々しい活躍を見せた武人としての義経ではなく、波瀾万丈で破天荒な、逃亡する英雄の姿だ。金売り吉次、牛若丸の伝説にはじまり、伊勢三郎、武蔵坊弁慶、佐藤忠信らの活躍、静の悲運と吉野山のくだり、山伏姿での奥州めざしての一行の逃避行など、数々の有名な場面が織りなす冒険物語。
  • 紅楼夢(上)
    -
    1~2巻1,540円 (税込)
    物語は、上流階級の賈(か)氏一族の坊っちゃん賈宝玉(かほうぎょく)を主人公とし、繊細でプライドの高い美少女の林黛玉(りんたいぎょく)、良妻賢母型の薛宝釵(せつほうさ)の三人の関係を主軸として展開する。同時に、清朝の上流階級の生活が克明に描きだされる。賈家の豪華奢侈の日々、間断なくもよおされる宴会の場面、主人公の男女たちの室内における起居、かれらにかしずく無数の女中・下男らの立ちいふるまい、それらが、ありのままに写される。そして大家族の共同生活にはつきものの種々のいざこざ、はては閨中の秘事まで、すべてがありありと鏡のように写し出される。その一方で、主人公たちは儒教道徳や官僚の腐敗、不正に対する痛烈な批判も口にし、当時の社会に対する諷刺・批判的色彩も帯びている。

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  • 今昔物語
    -
    1巻770円 (税込)
    天竺(インド)・震旦(中国)・本朝(日本)の三部から成る最大の説話文学集。平安末期の成立といわれるが、編者は不明。仏教説話が多いが、世俗説話も多く、そこには天皇・公卿・殿上人から武士・農民・漁民・猟師、さらには乞食・山賊・海賊、霊魂・精霊などがひしめき、すべてが即物的にリアルに描かれている。本書には、尾崎秀樹が選んで再話した世俗部からの説話27編と、中国とインドの説話各5編を収めてある。グリンプスとは「ちょっと見」という意味で、著名な作家が古典を再話した古典入門であるが、巻末には詳細な解説が付いている。
  • 新編 不参加ぐらし
    5.0
    竹藪の庵にひきこもり、都会に姿を現さず、一歩退いて人の世を眺める。来る者拒まず去る者追わず、集うは多士済々、談論風発、鯨飲酩酊、二日酔い……。“竹林の隠者”とよばれた作家が飄々と綴る身の処し方。「怠け者の記」「丘の上にひきこもり……」「何もせんぞ」などユーモラスで含蓄のある随筆を収める、文庫オリジナル作品集。〈編・解説〉荻原魚雷
  • 実語教
    無料あり
    5.0
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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  • 男色大鑑
    -
    江戸時代、武家社会を中心に男どうしの恋は公然のふるまいとされていた。そのなかでも王道の組み合わせは、おじさんと美少年である。三角関係のもつれ、容色の衰えによる歌舞伎若衆の悲劇や役者の苦労話……男たちの恋物語を西鶴が浮世草子に活写。美貌を誇った少年たちの末路は、恋に殉じての切腹や、この世の無常をはかなんだ出家しかないのか。近世文学「異色」の最高傑作、初の文庫化。上方文化に精通した小説家の抄訳版。
  • クラシック リバイバル 日本名城紀行1
    -
    文豪たちが描いた日本の「名城紀行」が復刊。 1977~78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された作家の紀行文の復刊。 第1巻は森敦、藤沢周平、円地文子、杉浦明平、飯沢匡、永岡慶之助、奈良本辰也、北畠八穂、杉森久英の9名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。 視点も作家により様々で、ガイドブックとはひと味もふた味も異なる城案内。史料をベースにまとめる作家もいれば、自分や家族とのかかわりから展開していく作家もいて、実にバラエティに富んでおり、時間が経っても色あせない名文揃いで、城マニアにもお勧めの一冊。
  • 平家物語
    -
    「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響(ひびき)あり、沙羅双樹の花の色。盛者(じょうしゃ)必衰の理(ことわり)をあらはす」に始まる平家物諳は、一大叙事詩として、また国民文学の白眉として古くから親しまれてきた。一貫して流れる仏教的無常感は音楽性ゆたかな名文によって、永く読む人の心を打ちつづけている。本書はみずから仏門に入った瀬戸内寂聴が「祇園精舎」から「大原御幸」まで全編を「栄華」「暗雲」「寂光」の3部に分け簡潔流麗な現代語訳として提供する。グリンプスとは「ちょっと見」という意味で、著名な作家が古典を再話した古典入門であるが、巻末には詳細な解説が付いている。
  • 平家物語
    -
    1巻1,980円 (税込)
    平安末期、皇位争いにからんで台頭した武家の源平の争いは1159年の平治の乱で平清盛の勝利に帰した。平氏は以後絶大な権勢を誇り、皇室と姻戚関係をむすび、高倉天皇、安徳天皇を擁してその栄華はめざましいものがあったが、清盛の死後、内乱は拡大し、1185年の壇ノ浦の合戦で義経に敗れて滅亡した。平家物語はこの平氏の栄華と没落を豊富なエピソードを交えて活写した戦記物語の傑作。翻訳者尾崎氏は幼少のころから平家琵琶に親しみ、この作品は「物語的内容の深さにおいて古今無類の国民的叙事詩である」と述べ、「誰にもわかるような物語を組み立てることを念頭に翻訳した」と記している。簡潔で韻律を重視した「平家」最良の訳書である。
  • マハーバーラタ 第一巻
    -
    1~9巻1,210円 (税込)
    インド神話の精髄「マハーバーラタ」の完訳。1998年度翻訳出版文化賞受賞。これは、クル家とパーンドゥ家の領土をめぐって争われた戦いの物語である。父王の死んだ後、パーンドゥ5人兄弟は伯父のドリタラーシュトラ王のもとに引き取られ、従兄のドゥルヨーダナたちと一緒にわが子同様に育てられた。しかし、この間に従兄弟同士のライバル意識や憎しみの感情が芽生えていった。ドリタラーシュトラ王は、5人の長兄ユディシュティラの優れた人格を認め、王位相続者として指名する。ここから両王族間の果しない憎しみと戦いの歴史が始まる。ドゥルヨーダナは、パーンドゥ一族を滅ぼそうと奸計を巡らし、賭事好きのユディシュティラをサイコロ賭博に誘い、まんまと罠にかける。一切を奪われたユディシュティラたちはカーミヤカの森に放逐された……この物語は太古の昔から綿々とつづくため、神々の系譜など煩雑なところも多く、最初はなかなかとっつきにくい。「物語のあらまし」で概要を把握してから読みすすめるのがおすすめだ。
  • 万葉集
    -
    1巻660円 (税込)
    現存する日本最古の和歌集である万葉集には、天皇、貴族から下級官人、防人、農民など、さまざまな身分の人々が詠んだ歌が4500首も収められている。編者山本健吉はバランスよく代表的な歌を選び、その説明にも多くの歌をひいて幅広い鑑賞の材料を提供する。また額田王、志賀皇子、柿本人麻呂、憶良など代表的な多くの歌人をコラムにして、いっそう深い分析を提供する。巻末には「万葉集とはなにか」と題した中西進氏による解説がある。

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