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アジア人物史
カバーイラストは荒木飛呂彦描き下ろし! 評伝を積み重ねて描く、本邦初の本格的アジア通史全編書き下ろし。「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと、東洋史研究の伝統を継承した人々が、古代から21世紀までを展望し、圧倒的個性を掘り起こす! ハンムラビ/ダレイオス1世/イエス/ブッダ/アショーカ/孔子/始皇帝/冒頓単于/司馬遷/王莽/曹操/カニシュカ1世/トーラマーナ/ミヒラクラ/カウンディンヤ/プールナヴァルマン/他。 「月報」エッセイ:原泰久 執筆陣:古井龍介/月本昭男/横地優子/牧角悦子/野崎充彦/坂本勝/坂井弘紀/北川香子/柴田大輔/阿部拓児/馬場紀寿/湯浅邦弘/鶴間和幸/林俊雄/藤田勝久/渡邉義浩/宮本亮一/青山亨 -
探究する古代ギリシア・ローマ史
「歴史を探究する」とはどういうことか 「覚える歴史」から「考える歴史」へ。 最新の研究動向と史料をもとに歴史を探究する手法を解説。世界史の教科書でおなじみのトピックを深く掘り下げ、研究の最先端と世界史教育の現場を繋ぐ。 第一線で西洋古代史を研究する学者たちが、最新の研究動向をふまえながら史料を用い、歴史像がいかに構築されるかを解説。たんなる概説書ではなく、専門家が行う「歴史を考える」知的作業の一端を紹介する。 紀元前800年からビザンツ帝国滅亡まで、西ローマ帝国滅亡後も古典の遺産が継承された「終わらない古典古代」という独自の視点から、2200年以上にわたる文明の連続性を探る。 なぜ、教科書の記述は書き換えられるのか。その史料的根拠は何か。その根拠となる史料は何を示すのか。今日にも深く影響を与え続けるギリシア・ローマへの探究は、現代社会を理解するための重要なヒントとなるだろう。 -
もういちど読む山川世界史 PLUS アジア編
本書は、『もういちど読む山川世界史』を読み、さらにもう少し深く歴史を知りたいという読者の要望にお応えし、『詳説世界史研究』をベースに、アジア編とヨーロッパ・アメリカ編の2冊に分けて歴史を紹介するものを用意いたしました。 『詳説世界史研究』は、政治史や国際関係史を軸に古代から現代までの世界を、オーソドックスな内容で、かつ最先端の研究成果に十分目配りした概説書です。ただそれだけに、どうしても厚くなり、自宅や図書館で読むならともかく、簡単に手にしにくいのは確かです。そこで、その内容を精査して簡易化し、ビジネスパーソンはじめ世界史に興味を持った読者が手に取り、読みやすいように再編集しました。 歴史への関心は、古代から現代までのプロセス、つまり現代はどのようにして形成されたのかを知りたいというところに大きな目的があります。このことを考えると、2分冊する方法として時代で分けるのではなく、アジアを中心とした東洋と、ヨーロッパ・アメリカを中心とした西洋に分けるという方法を採ることにしました。この方法にも批判はあるでしょうが、すくなくとも19世紀末までは、東洋と西洋はそれぞれ相対的に的世界であったのも事実だからです。その意味でも東洋と西洋を合わせて読んでいただければ幸いです。 アジア編ではオリエントからイスラームにつながる西アジア、中国・朝鮮・日本を含めた東アジア、インドを中心とした南アジア、東南アジアの諸国、そしてアフリカを網羅し、それぞれ独自の価値観を持って紡がれたアジアの歴史をたどります。 -
もういちど読む山川世界史 PLUS ヨーロッパ・アメリカ編
本書は、『もういちど読む山川世界史』を読み、さらにもう少し深く歴史を知りたいという読者の要望にお応えし、『詳説世界史研究』をベースに、アジア編とヨーロッパ・アメリカ編の2冊に分けて歴史を紹介するものを用意いたしました。 『詳説世界史研究』は、政治史や国際関係史を軸に古代から現代までの世界を、オーソドックスな内容で、かつ最先端の研究成果に十分目配りした概説書です。ただそれだけに、どうしても厚くなり、自宅や図書館で読むならともかく、簡単に手にしにくいのは確かです。そこで、その内容を精査して簡易化し、ビジネスパーソンはじめ世界史に興味を持った読者が手に取り、読みやすいように再編集しました。 歴史への関心は、古代から現代までのプロセス、つまり現代はどのようにして形成されたのかを知りたいというところに大きな目的があります。このことを考えると、2分冊する方法として時代で分けるのではなく、アジアを中心とした東洋と、ヨーロッパ・アメリカを中心とした西洋に分けるという方法を採ることにしました。この方法にも批判はあるでしょうが、すくなくとも19世紀末までは、東洋と西洋はそれぞれ相対的に的世界であったのも事実だからです。その意味でも東洋と西洋を合わせて読んでいただければ幸いです。 ヨーロッパ・アメリカ編ではヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、近代以降のソ連圏中央アジア、オセアニアを扱い、古代地中海世界にはじまる「西洋世界」が、現代に至るまでどのような道を歩んできたかをみていきます。 -
賄賂と民主政 古代ギリシアの美徳と犯罪
参政権の平等と民衆の政治参加という理想を追い求めた古代ギリシアの人々。しかし、政治の暗黒面を避けて通ることはできなかった。それが賄賂である。では賄賂とは、いつから、なぜ、「犯罪」とされるようになったのだろうか――。 紀元前5世紀なかばに直接民主政の骨格を完成した都市国家アテナイを、国力の絶頂期に導いたペリクレスは、「賄賂になびかない政治家」として知られる。友人からの供応を嫌い、宴会の招きに応じることもなかったという。それが贈収賄の温床になることを知っていたのである。 しかし、賄賂と贈与はどう違うのか。古代ギリシアはもともと、贈与交換が重視される社会だった。贈与の機能は多様であり、現代ならば、それは謝礼、賃金、報償、あるいは賄賂となるが、それは総じて「贈り物」と呼ばれたのである。そのなかで、私的な利益を誘導する賄賂への態度は、民主政の始まりによって一変したわけではなかった。賄賂を断罪する姿勢があらわれるのは、ギリシア人がペルシア戦争という未曽有の困難に直面し、賄賂が公共性にとって破壊的な結果をもたらすことに気づいたときだった。アテナイのパルテノン神殿の建設という大公共事業に際しても、贈収賄事件を実証する記録は1件も見当たらないという。 〔原本:『賄賂とアテナイ民主政――美徳から犯罪へ』山川出版社、2008年刊〕 目次 1 賄賂と贈与 2 贈り物は神々をも説得する 3 ペルシア戦争という転機 4 さまざまな賄賂 5 罪と法 6 賄賂と民主政 あとがき 学術文庫版あとがき