検索結果

  • 道化師は恋の語りべ
    5.0
    豊かな荘園の跡取り娘エリザベスが供も連れずに旅立ったのは、財産目当ての男に父を殺され、結婚を迫られたせいだった。名付け親である女王陛下のもとへ赴き、助けを求めるしかない。必死で森を進むうち、彼女は宮廷道化師タールトンと出会う。明るい瞳と美しい歌声に加え、鋭い頭脳も持つ彼は、自分の弟子になりすまして一緒に宮廷へ向かっては、と提案した。そうすれば道中も安全だし、追っ手の目もごまかせる――令嬢はすぐさま波打つ金髪を切り、見習い道化師に変身した。迫り来る危険も忘れる、輝きに満ちた大冒険の始まりだった。
  • オアシスはどこに
    4.0
    ジェニファーは父の死後、レストランチェーンの後継者になるためモハーベ砂漠のオブライエン・レストランにやってきた。店長候補として働き始めてまもなく、一人の男が現れる。男の名前はブラッキー・アーチャー。はき古したジーンズに薄いブルーのシャツを着た、尊大な男だ。ブラッキーは皿洗いでも何でもいいから店で働かせてくれと頼む。荒々しいが、同時にどこか洗練された魅力のある彼に、ジェニファーは言いようのないときめきを覚えた。「僕ほどの男を雇わない手はありませんよ」ブラッキーは青い瞳をきらりとさせ、ジェニファーに迫った。■レベッカ・ウインターズの最新作は、ハーレクイン・イマージュより来月発売予定です。こちらもどうぞお見逃しなく。
  • 伯爵令嬢の憂鬱 恋人はドクター
    4.0
    伯爵の末娘のジェインは厳しくしつけられ、自分の意見や感情も素直に表すことを許されない。そんな鬱々とした思いを抱えた生活も、キャリントン医師が現れて一変した。いとこの幼なじみだという彼は、このうえなく無作法で、ジェインのことを世間知らずのお嬢さまと決めてかかる。しかしその毒舌とは裏腹に、彼女の捻挫を診療する優しい手つきは、ジェインに不思議な胸騒ぎを引き起こした。間違いない。謎と魅惑に包まれた彼は、決してかかわってはいけないたぐいの人間だ。■“ドクターとの恋物語”――腕が立つうえに魅力的なお医者さまは、まさに女性の憧れ。そんなドクターに恋をしてしまったら? 
  • 砂漠の青い瞳
    -
    砂漠の王国ザラートで、モリーは王室の晩餐会に出席していた。イギリスの女子校で教えている日常とはかけ離れた世界だ。とはいえ、実はモリーはザラート国皇太子の異父妹で、彼女の母は国王と離婚後、イギリスで再婚してモリーを設けた。国王の元お妃の二度目の結婚はザラートでは公にされておらず、王家の隠し事は同席した隣国の王位継承者タイールの誤解を招いた。無口なイギリス人女性が皇太子と視線を交わすのを目撃した彼は、この女性と皇太子は愛人関係にあると確信した。二人は引き離されねばならない――。彼はモリーを誘拐し、砂漠の彼方に連れ去った!
  • 誇り高き微笑 危険を愛する男たち V
    -
    半人前扱いするのは、もういいかげんにしてほしいわ。フインコム連邦情報委員会の諜報員P・Jは、海軍特殊部隊SEALの将校ハーヴァードにうんざりしていた。これまでも男社会で血のにじむような努力をして信頼を得てきたが、SEALとの合同対テロ訓練が始まって以来、彼はP・Jから片時も目を離そうとしない。まるで、か弱い女を守るのが男の務めだというように。しかも心を惑わすような微笑みを浮かべ、熱い視線を向けてくるのだ。いくら一流大学を首席で卒業した精悍な美男子でも、私の実力を認められない偏屈者なんてお断りよ!
  • 水都の麗人
    3.0
    イングランド国王のために極秘情報を集めるという任務を負い、フランシスは謝肉祭に賑わうヴェネチアの街に滞在していた。今夜も宿屋で放蕩貴族の派手な衣装を脱ぎ捨てながら、彼は偶然出会ったシニョリーナ・ジェシカに思いを馳せた。流れる黒髪、つやめく唇、華奢な体に可憐な声。謎めいた仮面に隠しているが、素顔はさぞ美しいに違いない。もっとジェシカを知り、もっとジェシカの笑い声を聞きたい。そんな純粋な思いから、彼はジェシカに花束とセレナーデを贈る。だがそのせいで、彼の天使は命の危険へと導かれていくのだった
  • キスは媚薬のように
    -
    今日はフルーの二十五歳の誕生日。祝ってくれる恋人はいない。一年半前、婚約者に手ひどく裏切られて以来、彼女は男性とのつき合いをいっさい絶っていた。だからその日、犬の散歩中に迷い込んだ隣家の敷地で、不機嫌な隣人アントニオ・ロチャスと初めて顔を合わせたときも、警戒を緩めなかった――彼と私では住む世界が違うもの。スペイン人の億万長者も名うてのプレイボーイも私には必要ない。けれど、どれほど警戒しても、結局は無駄だった。「誕生日の人にキスをするのは決まりみたいなものだろう?」アントニオの温かい息が頬にかかり、フルーは固く目を閉じた。
  • 見せかけの恋人
    3.0
    ヘザーは、昼は補助教員、夜は海運会社で派遣社員として働いていた。ある晩、仕事先で空腹のあまり倒れてしまったところを、ずっと憧れていた社長のテオ・ミケルに助けおこされる。思わぬ幸運を噛みしめていたのもつかの間、彼のお節介のせいで派遣の仕事を首になってしまう。数週間後、責任を感じていたテオが、住みこみで家政婦の仕事をしないかと持ちかけてきた。ヘザーは大喜びで引き受けたが、息子の結婚を望むテオの母に恋人だと勘違いされたことから、彼と同じ寝室を使うはめに……。
  • 偽りのラブストーリー
    -
    メガンはまもなく三十歳。仕事一辺倒の毎日に不満はなかった。けれど、結婚こそ女の幸せだと考えている母親は、機会さえあれば花婿候補を連れてきて、彼女に引き合わせる。今週末の相手はルーカス・パトリック、今をときめく人気作家だ。メガンは一計を案じた。彼に頼んで私に夢中なふりをしてもらおう。そうすれば、母も安心して、もう干渉しなくなるはずだ。彼女はさっそくルーカスの家を訪ねたが、出てきたのは、セクシーなペンキ塗りの職人だった。メガンは失望しつつも、つい訪問の目的をもらしてしまう。その職人がルーカス本人とも知らずに……。
  • 誘惑される理由
    4.5
    サマンサは、幼なじみのジョニーに長いあいだ片思いをしてきた。だが二年前、淡い恋はあっけなく散った。彼がイタリア人女性と、電撃的に結婚してしまったのだ。サマンサがアレッサンドロ・ディ・リヴィオに出会ったのは、ジョニーの結婚披露宴の席上だった。花嫁の兄であるアレッサンドロは、なぜか、サマンサに敵意に満ちた視線を向けてきた。そしてそれは、以後二人が顔を合わすたびに繰り返された。どうしてなのかしら……なぜ彼は私を嫌うの?その答えは、ある日突然明らかになった。
  • 誤解が招いた愛 王宮への招待
    3.0
    アリーの夫は四カ月前に車の事故で亡くなった。突然のことに、いまだ心の整理がつかない状態だ。そしてこのほど、同乗していた女性の身元が判明した。ローマにほど近い町に住む、著名な公爵の夫人だという。遺された彼女の夫に会い、悲しみを分かち合えたら――。そんな思いがふくらんで、アリーはローマに飛んだ。ところが、公爵の屋敷では門前払いされてしまう。なんとしても公爵に会いたいアリーは、公爵の関係者らしいジーノという男に導かれるまま、車に乗りこむ。自分の運命が大きく変わるとも知らずに。
  • ワイングラスの向こうに ベラ・ルチアが結ぶ恋
    3.0
    レイチェルは〈ベラ・ルチア〉のワイン仕入れの責任者として太陽の輝く夏のフランスを巡っていた。たまたま立ち寄ったアルザスの小さな町で出会ったのはすばらしいワインだけではなかった。ワイナリー〈シャルティエ〉の経営者リュクは最高級のピノ・グリと甘く酔わせる恋の味を教えてくれた。とはいえ、レイチェルはじきにロンドンに帰る身だ。それに、リュクもどこか苦悩を抱えているように見える。でも、この思いは止められない。リュクは彼女が初めて知った理想の男性なのだから……。★〈ベラ・ルチアが結ぶ恋〉はロンドンに三店舗を持つ高級レストラン〈ベラ・ルチア〉の創業者一族の物語です。★
  • 恋のプリンセス 王宮の恋人たち II
    -
    カステルマーレ公国王女レジーナには、少女のころから思いを寄せる男性がいた。宮殿専属の庭師の息子で、今は獣医となったディゾだ。ディゾは厳格な階級意識に縛られた父の言いつけに従い、レジーナとの距離を慎重に保っている。しかし、レジーナは自分の気持ちを抑えられなかった。ペドロサ国王ニコラスとの婚礼が迫った今、彼女は一大決心をした。ディゾが滞在するサルディニアに行こう。誰にもじゃまされず、彼と一夜を過ごすために。■ハーレクイン・イマージュの人気作家レベッカ・ウインターズが綴る王室をめぐる物語。第一話でヒーローを務めた皇太子の妹レジーナが登場します。王女ゆえの苦悩に満ちた、その恋のゆくえは……?
  • 突然のプリンセス 王宮の恋人たち I
    3.0
    アレクサンドラはせっぱつまっていた。ハリウッド女優だった母が莫大な借金を残して亡くなり、返済するには母が遺したダイヤモンドを処分するしかない。ニューヨークの高級宝飾店に引き取ってもらおうと出向いた彼女はダイヤモンドはすべて模造品だという鑑定士の言葉に呆然とした。そんなことはありえないわ! 食ってかかるアレクサンドラの前にその一部始終を監視カメラで見ていた店のオーナーが現れた。君の問題を解決する方法がある、とオーナーは言い、自分の素性を明かした――カステルマーレ公国の皇太子ルッカだと。そして、ルッカはアレクサンドラに驚くべき解決法をもちかける。■地中海の小国カステルマーレの王室をめぐる物語。王位継承に伴う結婚問題に悩む皇太子ルッカは、偶然目の前に現れた女性に惹かれ……。
  • 初恋の紳士 初めて出会う恋
    4.0
    ミーガンはこの道を足繁く通ったことを思い出していた。かつて、初恋の相手クリスチャンを思って心を躍らせた道のりだ。「きみが十八歳になったら婚約しよう」七年前、そう約束した彼は、突然ロンドンで絶世の美女と結婚した。そのあと妻を事故で失い、インドに渡っていたが、ミーガンの姪の後見人として、再び彼女の前に姿を現した。彼は姪を屋敷に引き取るにあたり、ミーガンもお目付け役としてしばらく一緒に滞在するよう請うてきたのだ。クリスチャンの屋敷に向かう馬車に揺られながら、ミーガンは未だ癒えぬ傷心を隠しとおす決意を新たにした。■“初恋の物語”――今まで知らなかった喜び、そして痛み。愛に目覚めたばかりのヒロインが紡ぐ、ナイーブな初恋の物語。
  • 貴婦人の秘密
    4.0
    エリザベスは友人宅で偶然、幼なじみに再会して言葉を失った。魅力的な微笑をたたえたサー・リチャード・ナイトリーは、少女のころからひそかに想いを寄せる相手なのだ。親に決められてリチャードの許婚となったエリザベスは、16歳のとき、彼に愛されていないことを知って結婚を断った。今、優美な淑女に変身した彼女にリチャードは目を奪われている。だが何も知らない彼に、あの秘密を悟られるわけにはいかない。戦争中、負傷して一時的に視力を失った彼を看病し、彼を想うあまり夜をともにした“メアリー”は私だということを。
  • スペインの風に吹かれて
    4.0
    ヨーロッパツアーのガイドとして働くジリアンは、休暇をとってスペインのラ・マンチャ地方をドライブしていた。偶然通りかかったオリーブ農園に魅せられツアーのコースに組み入れられないか考えていたせいだろう、対向車をよけきれずに衝突事故を起こし、重傷を負ってしまう。そんな彼女を救い出し、病院へと搬送してくれたのが、対向車を運転していたハンサムなスペイン人男性、レミだった。レミはあのオリーブ農園の経営者にして、トレド伯爵家の末裔。けなげに痛みに耐えるジリアンを気遣い、彼女を自分の館に連れ帰る。ジリアンは戸惑いながらも、彼に惹かれる自分を抑えられなかった。★数々の受賞歴を誇る人気作家レベッカ・ウィンターズがスペインを舞台にやさしい愛の物語を描きました。オリーブの木を揺らす風のように、ひそやかで静かな愛がまっすぐ心に響いてくる一冊です。
  • 悪女に甘い口づけを ダンテ一族の伝説 III
    4.0
    ニコロ・ダンテは高級ホテルのスイートルームで、カイリーという名の女性に手渡された書類をにらみつけていた。ダンテ家のダイヤモンド鉱山は元々カイリーの亡き祖父のもので、彼女は自分にも鉱山の所有権があると主張してきたのだ。確かに書類に不備はないようだが、ニコロは直感で感じ取っていた。彼女は嘘をついている。ぼくを騙して金を取る気なのだと。案の定、ニコロがかまをかけるとカイリーは尻尾を出し、勝算がないと悟るや、そそくさ逃げだした。そして追いかけるニコロの目の前で、道に飛びだし車に轢かれてしまう。困ったことに意識を取り戻したとき、カイリーは記憶を失っていた。
  • 遅すぎた再会
    -
    F1界のスター、セザール・ヴィヨン――デビュー以来、数々の記録を塗り替えた実力の持ち主であり、貴族出身で世界中の女性のあこがれの的。そして、サラが愛する男性だ。その彼が、レース中に事故に巻き込まれた!サラは意を決してイタリアへ飛び、セザールの病室を訪ねた。六年ぶりの再会だった。案の定、彼の顔に浮かんだのは嫌悪感だけ。彼はいまだにわたしを許していない。でもあのとき彼の招待を拒んだわけを今こそ知ってほしかった。それが彼に生きる力を与えてくれるかもしれないから。
  • 運命を知る日
    4.0
    兄夫婦が事故で亡くなり、遺された五カ月の甥ニッキーをジュリーは一人で育てる決心をした。子育ての経験はなく不安を覚えはするが、ニッキーに注ぐ愛だけは誰にも負けない自信がある。ところが兄夫婦が万一のときのために用意していた遺言書には、甥の後見人として兄嫁の兄マッシモが指名されていた。考古学の実地調査に没頭して甥の顔を一度も見に来なかった彼が?仕事を辞めて甥の面倒を見ようとしていたジュリーは納得できず、愛情のない環境で甥を育てるつもりかと彼をなじった。するとマッシモはジュリーをベビーシッターに雇いたいと言いだす。★レベッカ・ウインターズがお届けする温かな愛情物語。兄夫婦の遺児となった甥を育てようと決心したヒロインの前に現れた甥の伯父。二人は慣れない子育てに奮闘しながら互いの優しさに触れます。★
  • 禁じられた言葉
    3.5
    情熱的な夫ジャンフランコに愛されていないとわかっていてもデヴラはいまの暮らしに満足しているつもりだった。少なくとも夫はわたしを求めているし、愛人になることを拒んだわたしを妻にしたくらいだから。ただ、子供が欲しいという願いはずっと胸にしまいこんでいた。病気が原因で妊娠は望めない体になっていたものの、愛する男性の子供を産む夢はあきらめきれない。そんなとき、妊娠する可能性はゼロではないと医師から告げられ、デヴラは希望を抱いた。ところが、それを打ち砕いたのは夫だった。子供はつくらない。ジャンフランコは冷ややかに言い放った。
  • 湖の騎士
    -
    アーサー王伝説を研究していた夫を突然の病で亡くしたアンドレアは、かつて夫と訪れた公爵家に招かれ、しばらく滞在することになった。ある夕方、彼女が湖畔に一人たたずんでいると、男がいきなり現れて告げた。「ここは立ち入り禁止だよ」敵意が感じられるその声に思わずひるんだものの、アンドレアは、これほど美しい男性に出会ったのは初めてだった。夫を亡くして間もないというのに、どうしようもなく惹かれてしまう。彼は公爵の息子、ランスロット。アンドレアが公爵の妻の座を狙っていると警戒している男だった。★ハーレクイン・イマージュを代表するベテラン作家が、フランス、ブルターニュ地方の湖畔に立つ城館を舞台に描いたロマンチックな物語。夫に先立たれ、悲しみに沈んでいたヒロインに奇跡が……。★
  • 人違いは恋の始まり
    -
    ローズは司書として働くため、スコットランドにやってきた。そこで、近隣の屋敷に滞在している富豪マチュー・デメトリオスに出会う。初対面だというのにマチューの態度はなぜか辛辣だ。聞けば、かつてマチューが有名F1レーサーだったころ、全裸で彼のベッドに忍び込んだファンがいたらしく、ローズこそがその女性だというのだ。双子の姉、レベッカだわ……そう思いあたったものの、ローズは姉の名誉を守るため、真相には口を閉ざすことにした。だが、いつしか噂が広まり、ローズは職を解雇されてしまう。途方に暮れる彼女に、マチューは信じられない仕事を持ちかけた!
  • 美しき女戦士
    3.5
    14歳のころから領主としてロマを治めてきたキャサリンは、イングランド宮廷からの知らせに愕然とした。かつて領主だった男の息子に、ロマを返還せよというのだ。そのうえ、そのサー・セネットの花嫁になるように、と。見知らぬ男と結婚するなんて、冗談じゃないわ!王の使者を追い返すと、あろうことか奇襲攻撃が始まった。またたくまに城を制圧したサー・セネットは、氷のように冷たく光る青い目で、情け容赦なくこう告げた。「おれはロマのすべてを要求する……きみ自身も含めて」
  • 打ち寄せる波のごとく 記憶をなくしたら
    3.5
    彼女が目を覚ますと、そこは見知らぬ寝室だった。何があったのか思い出そうとするが、自分の名前すら覚えていない。乗っていた船が難破し、浜辺に打ち上げられたところを、ノーウィック領主のバーソロミューに助けられたとのことだった。ところが彼はわたしが嘘をついているのだと疑ってかかる。どうやら彼は亡き妻の裏切りを経験して、女性を信用できなくなっているらしい。しかし次第に、彼の無愛想な態度の陰に隠されたあたたかみや、異母弟妹へのやさしさを知り、心引かれてしまう。わたしはいまだ、自分の正体も思い出せないというのに。★“記憶喪失の物語”――突然消え去ってしまった記憶。もどかしさと闘いながら、切ない愛をはぐくむ恋人たちの物語です。★

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  • アポロンと人魚
    -
    トレイシーはここ数年、金持ちのわがまま娘を演じてきたが、祖父が亡くなり、相続人として会社経営を引き継いだ今、状況は一変、重役たちを見返さなくてはいけなくなった。でもどうやって?そう、ニコスの助けが必要だ。ニコス――かつてトレイシーが憧れ、夢中になった男性。ビジネスで成功した彼なら、きっとどうすべきか教えてくれる。トレイシーはさっそくギリシアへ発ち、彼との再会に胸躍らせた。現れたニコスが別人のように冷ややかで、蔑みの目をして謎めいた言葉をぶつけてくるとは思いもしなかった。「僕の知ってるあの無垢な人魚はどこへ行ったんだ?」★ハーレクイン・イマージュを代表するベテラン作家が、人の心に勇気と希望をもたらす、すばらしい愛の世界を描き上げました。切ないまでにひたむきなヒロインの姿が熱い感動を呼ぶ一編です。★
  • 野に咲く白薔薇
    3.3
    ★伯爵家の若君に舞い込んだ縁談の相手は、なんと身分の違う町娘~!15世紀末イングランド、キャヴェンディッシュ家当主の若かりし日の物語。★国王がアリシアの実父の名を知ったら、彼女を生かしてはおかないだろう。養父は幼い彼女の身を案じ、危険から遠ざけるためにキャヴェンディッシュ家の三男トーマスとの縁組を取り決めた。十年の歳月が流れ、輿入れの日がやってくる。十七歳のアリシアは妻となる覚悟に満ちていた。トーマスには婚約の折に会ったきりだが、心惹かれていたし、彼の心を勝ち得ることができなければ生きる道がないからだ。だが現実は困難の連続で、アリシアの心はずたずたに……。

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  • 裏切りの舞踏会
    4.0
    旅先のイタリアで道に迷ったエリンを救ってくれたのが彼、黒馬にまたがった驚くほどハンサムな男性だった。うぶなエリンはたちまち恋に落ち、翌日には二人は結ばれた。そして五日後には結婚式――。出会ったとき、彼はフランチェスコと名乗り、独身だと言ったが、真実はそれくらいで、あとはことごとく偽りだった。案の定、土台の弱い結婚はすぐに危機に直面する。夫の浮気を疑って、エリンは早々にイギリスに帰り、フランチェスコも妻を連れ戻しに行こうと思わなかった。しかし偶然、妻の秘密を知った彼は、怒りに駆られてイギリスに旅立つ。
  • 身代わり婚約者
    3.3
    ★国王がさだめた結婚に抜け道を探す二人。出し抜くつもりが出会いがしらに恋をして…。★時は十六世紀。泣く子も黙る偉大な国王ヘンリー八世から、会ったこともない二人の男女が結婚を命じられた。花婿となるのはサー・ブランドン・キャヴェンディッシュ――王の側近で、華やかな宮廷でも一、二を争う伊達男だ。婚礼の儀は三週間後と決められ、ついに遊び人のブランドンも身動きのとれない状況に陥った。しかも花嫁は大年増の魔女だという。彼は今後の対策を練るために親友を替え玉に仕立てあげ、自分は介添え役になりすまして、花嫁の住む城におもむいた。

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  • 恋と剣
    -
    ★連れ去られ、遠い異国で奴隷となった姫君。祖国に戻っても彼女の心は捕らわれたままで――9世紀ヨーロッパを舞台にした、灼熱の愛の物語。★九世紀半ば、フランスはピカルディー地方――有力貴族を父に持つシーアが妹とふたり、川辺で薬草摘みに興じているところに一艘の小舟が忍び寄る。中には野蛮なバイキングの姿があった。男たちの目的は、女性を誘拐して自国に連れ帰ること。敵に襲われて奪取された女たちの代わりに妻にしようというのだ。妹は逃がすことができたが、シーアは敵の手に落ちてしまう。幸い、賊はバイキングではなかったものの、賊の首領、北の鷹と呼ばれる男はシーアの身分に気づかず、彼女に不当な仕打ちをしようとする。

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  • 運命の訪れ 王宮への招待
    5.0
    妹が父親のわからない息子を出産後すぐに亡くなってから十二年。ダレルは妹の遺児フィリップを父親に会わせてやりたい一心でついにその男性を捜し当てた――ヴァレダー州国の国王アレックスを。アメリカの一市民であるダレルが会えるわけもない相手だったが、アレックスが妹のもとに残した指輪が証拠となり、対面がかなった。フィリップの写真をひと目見て我が子と認めた彼から城に招待され、ともに過ごすうちにダレルはアレックスに惹かれている自分に気づく。かつて妹が恋した男性、そして王でもある彼に思いを寄せるなんて。しかも彼はまもなく別の女性との結婚式を控えているというのに。ダレルの心は揺れるばかりだった。★ハーレクイン・イマージュの人気作家たちが毎月お届けしている〈王宮への招待〉も、ご好評のうちに四話目を迎えました。今月は数々の受賞歴を誇るレベッカ・ウインターズがヨーロッパの小国を舞台に、国王とアメリカ人女性の恋を描きます。★
  • まやかしのプロポーズ 富豪一族の絆 I
    -
    人付き合いが苦手で、派手な生活には縁のないジーナ。彼女はこのたび、絵本作家として名誉ある賞を受賞した。その記念にと行われたサイン会で、子供にまじって彼女のサインを求める男性がいた。彼の名はケイス・フォーチュン。有名な富豪一族の一人で、毎日のように新聞の社交欄をにぎわせている。ケイスはあろうことか、サイン会を終えたジーナをデートに誘った。なぜ彼のようなゴージャスな男性が、私を誘うの?警戒しつつも、ジーナはひそかな胸の高鳴りを無視できずにいた。もちろん、彼が残酷な計画を秘めていることなど知る由もなかった。
  • 悩める伯爵
    4.2
    かつて憧れだった幼なじみのドラムが、伯爵となって帰ってくる。レベッカはその知らせに動揺した。今や彼は誰より憎らしい相手。7年前、出征を明日に控えたドラムが別れを告げに来たとき、彼女は無断で彼の愛馬を駆ったことでひどく咎められ、ドラムの提案により牢獄のような寄宿学校へやられたのだった。いよいよ再会の瞬間、昔とは違う熱い眼差しを向けられ戸惑うが、あの時の仕打ちを忘れられず、レベッカはよそよそしく振る舞う。ところが後日、親代わりの祖父が旅で不在にすることになり、彼女はドラムの後見のもと伯爵邸での同居を余儀なくされ……。
  • ハッピーエンドの続きを
    4.0
    “明日までに連絡が欲しい。息子といられる権利を求めて、裁判に訴えるようなまねはさせないでくれ”見覚えのある筆跡の手紙を読んで、ステラの体は凍りついた。テオ。六年たって、彼は再びわたしの前に姿を現した。貧しい家の出のテオとの付き合いは、父から反対された。それでも子どもができたと告げると、彼はすぐにも結婚しようとステラに言ってくれた。二人で逃げようと待ち合わせた教会……。だが、彼は来なかった。恋人に捨てられ、打ちひしがれたステラは、兄の助けで息子を産み、周囲の支えでなんとか立ち直れたのだ。そんなひどい仕打ちをしておきながら、なぜ今さら?やがてステラは、テオから当時の信じられない真相を知らされる。■ヨーロッパの国々を舞台にした作品で、多くの読者を魅了する作家、レベッカ・ウインターズ。今月は美しいギリシアの島々を訪れながら深まっていく、家族の絆のすばらしさを描きます。ご堪能ください。
  • 愛と指輪の重さ
    3.0
    ネルは十九歳の姪ルーシーからEメールを受け取った。ヨーロッパの旅先で運命の人に出会い、結婚するというのだ。ネルは急遽スペインへ飛ぶと、Eメールに記された名前と連絡先から相手の男性、ルイス・フェリペ・サントロを捜し当てて面会した。ところが、彼はまったく身に覚えがないと言う。詳しい話を聞いたルイスは自分と同じ名前の従弟の仕業だと確信し、ネルに取り引きを提案した。病気で余命わずかな祖母の前で婚約者のふりをしてくれるなら、二人がいると思われる場所に案内すると。やむなくネルはサントロ家に代々伝わる指輪をはめることに……。
  • リヴィエラの憂鬱
    3.0
    「どういうつもり?」巧みに外に連れ出して、突然キスをしかけてくるなんて。しかも人がいる前で、二人の親密さを見せつけるように。ローラは、昨日会ったばかりのラウルの真意がわからなかった。彼の兄のギーに久しぶりに会い、招かれた地中海を望む邸宅。だが彼女を迎えたのは、不機嫌なラウルのまなざしだった。まるでローラが、男を惑わす危険な女だとでも言いたげな。私はただギーの妻の話し相手に、旅の途中で立ち寄っただけなのに。それに離婚調停中の身には、ほかの男性との恋など考えられない。私の背後には、夫の放った追っ手が今にも迫っているのだから……。■物語の舞台はフランスの高級保養地リヴィエラ。抗いきれない恋の行方を、イマージュの人気作家レベッカ・ウインターズが、ドラマティックに描きます。鮮やかな印象を残す南仏の風景も必見です!
  • あなたへ続く空
    4.0
    祖父の余命が短いという知らせに、モリーは最後の日々をともに過ごすため、モンタナ州の牧場へ移り住んだ。そこで暮らすのは祖父ウォルトと、サム・ダコタという一人の流れ者――けっして過去を語ろうとしない、謎の男だった。衰弱していく自分に代わって牧場を切り盛りするサムに、祖父は全幅の信頼を置いているらしい。結婚に破れ、都会での暮らしに疲れ果てていたモリーは、美しい自然と家族の愛に癒されて生気を取り戻し、いつしかサムに心惹かれはじめる。だが折しもある勢力が、彼らの牧場を奪おうと動きだしていた……。
  • 夢路はるかに
    4.5
    十七世紀、チャールズ二世による王政復古下のイングランド――女優のキャサリンは反逆罪に問われた弟の命を救うため、あるまじき役を引き受ける羽目になった。トム・トレンチャードという男の妻になりすまし、政府から要請された重大な任務を遂行するのだ。がさつな風体の男とともに商人夫婦を演じつつ、オランダまで行くなんて考えられない。だが、そのときキャサリンは知る由もなかった。トムの正体は特命を受けて変装した宮廷人で、本当の名はサー・ステア・キャメロンであることを。★ベテラン作家、ポーラ・マーシャルの作品をお届けします。本作では、三カ国にまたがる壮大な規模で王政復古時代のドラマティックな物語が展開します。どうぞお見逃しなく!★
  • 愛人になるレッスン スキャンダラスな貴族たち III
    -
    「助けてくださってありがとうございます」ジェシカは言った。「スタンドン伯爵だ」低く落ち着いた声になぜか安心感を覚え、彼女は堰を切ったように話しはじめた。馬車を降りたとたん連れ去られ、娼館に監禁されたこと。伯爵が部屋に匿ってくれなかったら、競りにかけられていたこと……。「それなら、わたしのところに来るしかないな」ジェシカは伯爵に心を許しそうになった自分を恥じた。貴族という人種は賭事に耽り、性的に堕落しきっているものなのに。笑みを浮かべた伯爵の唇は罪深いほど官能的で、愚かだとわかっていても、その広い胸に抱かれたいと夢想してしまう。仕事を得ようとロンドンに来たはずが、とんだ事態になってしまった。
  • 秘密の愛人関係 スキャンダラスな貴族たち II
    -
    ベルはとびきり魅力的な愛人を探していた。もうすぐ亡夫の喪が明ける。これからは新しい人生を楽しもう――貞淑な妻は卒業して。そのためにこの家を購入したのだ。こんなふうにロマンチックな愛の詩を読むのも悪くない。と、部屋の外で物音がした。誰かが階段でつまずいたような音も。つづいてドアが勢いよく開いた。揺らめく蝋燭の炎に照らし出されたのは、脚が長く肩幅の広い緋色の軍服姿の男性だった。「きみは、ぼくが無事帰還を果たしたことを祝う贈り物かな?」男性はろれつの回らない口調で嬉しそうに言い、部屋に入ってきた。ベルはじりじりと後ろに下がった……。◆突如現れたあまりにもセクシーな男性。ベルは彼に大胆な提案を持ちかけます。〈スキャンダラスな貴族たち〉の二話目となる本作のヒロインは、前作ヒーロー、ジャックの妹ベルです。
  • 愛人と逃避行 スキャンダラスな貴族たち I
    -
    ジャックは政府の依頼を受け諜報活動や特殊任務にあたっている。本名、セバスチャン卿レイヴンハースト。公爵家の次男だ。今回の指令は、フランスの隣国モブールの妃エヴァを救い出すこと。大公亡きあと、エヴァの身辺では不可解な事故が相次いでいるという。城の胸壁を伝い下り、窓からエヴァの部屋に忍び込んだジャックはそのあまりの美しさに、息をのんだ……。   不遇な結婚生活のすえ、城に軟禁されたエヴァの目の前に突如男が現れた。「妃殿下」彼は優雅にお辞儀をし、エヴァをじっと見つめた。こんなふうに、誰かに賞賛のまなざしで見つめられるのは久しぶりだ。エヴァは鼓動が速まるのを感じた。
  • 甘美な略奪
    -
    十一歳のとき、ローンは見知らぬ少年が倒れているのを見つけ、介抱しようとした。ところが、戦で殺気立っていた仲間たちは助けるどころか少年に怒りの矛先を向け、なぶり殺しにした。やがて、漆黒の髪のたくましい青年が馬を駆って現れた。男の名はイアン・モンロー。少年の兄だった。弟の亡骸を見ると、彼は呪詛の言葉を吐いて立ち去った……。それから七年の歳月が流れたある夜のこと。ローンは夜道でいきなり頭から袋をかぶせられ、何者かによって拉致された。意識を失いかけたとき、目の前にはイアン・モンローの姿があった。★部族間の遺恨によりさらわれてしまった清らかな乙女ローン。現れたのは、復讐心に燃える冷酷非情な伯爵でした。憎みながらも愛する――人間の複雑な心の機微をご堪能ください。★
  • 花嫁は絶体絶命
    4.0
    キャサリンの弟は無類の博打好きだった。借金に借金を重ね、家を無断で売り払い、とうとう姉の名で金を借りた。二週間以内に五千ポンドを返せなければ、私は投獄される。途方に暮れるキャサリンは、弁護士から思いもよらない助言を受けた。“死刑囚と結婚すれば借金は帳消しになる”――その法律を逆手にとって、死刑囚と形だけの結婚をすればいいという。年寄り貴族の愛人になるくらいなら、そのほうがましかもしれない。彼女は同意し、監獄で髭ぼうぼうのむさ苦しい男と対面した。ブラック・ジャック・スタンドン。追いはぎの首領だ。けれど、手枷を外された男が髭を剃って身なりを整えると、そこには優雅な物腰の目をみはるような美男子が現れた。◆「放蕩者に会いたいとずっと思っていたの」――花婿はなんと囚人!逆境を打破して幸せをつかむべく奮闘する、夢見るキャサリンの波瀾万丈な恋の行方を描きます。どうぞご堪能ください。◆
  • すり替わった恋
    3.5
    ロザベルの悲劇的な結婚生活は、夫の急死により幕を下ろした。数年ぶりに帰郷し、家族との再会に心癒されたが、ロンドンの屋敷へ戻るのが憂鬱でならない。心配した姉はロザベルにしばらく実家で静養するよう勧める。幸い、二人は一卵性双生児。子供のころ、悪戯で入れ替わっては使用人たちを困らせたものだ。姉は替え玉として、ロンドンの屋敷へと旅立っていった。一方、そんなこととはつゆ知らず越してきて間もない隣人フィリップはとまどっていた。妙だな……あのじゃじゃ馬娘。いったい、なんだって急にああも清楚ではかなげになったのだ?★はからずも、すてきにすり替わった美しき双子姉妹の人生……。ラストシーンで“深みのある声”を響かせた謎の人物の正体は5月5日刊の関連作「夢の舞踏会へ」で明らかになります。どうぞお見逃しなく。★
  • 心に愛がともる場所
    4.0
    友人の結婚式のためバッファロー・バレーを訪れたマディは、傾きかけた食品雑貨店を衝動的に買い取った。ソーシャルワーカーの仕事で悲しい出来事に遭い、辞めようと思っていたところだったのだ。住民がこぞって新しい仲間を歓迎するなか、ジェブという牧場主だけは彼女と距離を置こうとした。彼は数年前に事故で片脚を失って以来、人を寄せつけないようにしているらしい。マディが宅配サービスを始め、彼の牧場を訪問するようになってからもその態度は変わらなかった──ある日猛吹雪に襲われ、二人きりで閉じこめられるまでは。
  • 伯爵との一夜
    4.0
    美貌の陸軍少佐アレックス。マルタ島でひと目見たときから、ヒービーは彼に恋をした。だがプロポーズの言葉を待ちわびていたヒービーは、アレックスに婚約者がいると知って彼から離れた。数週間ののち、二人はともにマルタを離れることになるが、乗り込んだ船が突然の激しい嵐に見舞われる。様子を見ようと甲板に出たヒービーは大波に襲われ、助けようとしたアレックスともども海に投げ出された。翌朝、気づくとヒービーは海岸に流れ着いていた――アレックスと二人きりで。★歴史とエキゾチックな舞台に深い興味を抱くルイーズの波瀾万丈のストーリーをご堪能ください。★
  • ひだまりに咲く微笑み
    3.0
    結婚の夢に破れたリンジーが訪問したのは、父の故郷バッファロー・バレー。小さな町はかつての賑わいをなくし、学校は閉鎖の危機に直面していた。人生を再出発しようと臨時教師を引き受けたリンジーは、住民から温かく歓迎され、そこで美しいブルーグレイの瞳の男性──農場経営者のゲイジに出会う。ことあるごとに衝突するふたりだったが、ゲイジがふとしたはずみで彼女の唇を奪った瞬間、恋心に火がついた。だが、都会生まれの“よそ者”であるリンジーと自らの地を誇りとするゲイジの間に、ある事件から大きな溝が生まれて……。
  • 華麗なるデビュー
    -
    放蕩者でならすアイボ・トレンチャードが最も恐れているもの、それは社交界デビューしたばかりの若い娘たちだ。子爵か公爵、はたまたただの金持ち男を捕まえようと躍起になり、爵位や財産だけが取り柄の男と一生をともにするなんて、アイボには到底理解できない。とはいえ、そんな彼と全く同じ考えの人物も存在した。叔母の名付け子で、最近まで男の子として育てられたジョシーだ。そのジョシーが幼なじみとの婚約発表を目前に控え、神妙な面持ちでアイボに相談を持ちかけてきた。「実は、キスされたときのふるまい方を教えてもらえないかと思って」アイボは度肝を抜かれ、しばし絶句した。★偏屈な父親に男の子として育てられた少女が、ある屈辱的な出来事をきっかけに、輝くばかりの美女へと華麗なる変身を遂げます。★
  • 伯爵の愛人
    3.0
    なんて魅惑的な紳士かしら。亡父の任地だったギリシャの島で暮らすアレッサはある晩、中庭で負傷していたブレイクニー伯爵を介抱した。ハンサムで圧倒的な存在感を放つ彼に、彼女はひと目で心奪われた。その後、公邸の別荘近くで伯爵と思いがけず再会する。そして小舟で海に出た二人は、情熱に任せて抱き合う……。けれど、アレッサには島を出られない事情があった。伯爵との結婚を夢みたりしてはだめよ!やがて彼女の耳に、公邸の滞在客の噂話が飛び込んできた。伯爵はアレッサを愛人にしようと企んでいたのだ。■フランセスカ・ショー名義で人気を博したアレンが本作で描くのは、初恋に胸躍らせる地味なヒロインを翻弄して、情熱のなんたるかを教えるセクシーな英国人伯爵。スリリングな展開に目が離せません!
  • 甘く危険な再会
    -
    父の死後、シドニーは不思議な館に兄と移り住むことになった。古びた無人の館には迷路があり、不気味な雰囲気をたたえている。そんななか、幼なじみのバートが突然やってきた。今や子爵となったその精悍な姿はまぶしいほどだ。でも、なぜ急に現れたの? 彼女の胸にほろ苦い記憶が甦ってきた。床下から見つけた頭蓋骨を前に、バートはすっかり混乱していた。地元では迷路に邪悪な呪術師の魂が宿り、死を招くと噂されている。目的のために芝居をしていると悟られてはならない。ブレーキをかけたいのに、再会したシドニーはあまりにも魅惑的で……。■ヒストリカルの名手デボラ・シモンズの作品をお届けします。ゴシック・ロマンスの彩りあふれる幻想的な世界を、どうぞ存分にお楽しみください。
  • とらわれた乙女
    -
    紀元四一〇年。ローマは西ゴート人に占領され無法地帯と化していた。燃え上がる街で付き添いの娘が殺され、ジュリアはパニックに陥った。両親の言いつけどおり、おとなしく屋敷にいればよかった。荒くれた商人たちに乱暴されかかったところへ狼を連れたたくましい男が現れ、助けてくれた。黄金の肌を持つその男の名はウルフリック。次期王の候補だという。だがジュリアがほっとしたのもつかの間、彼の口から思いがけない言葉が飛び出した。「きみはもうわたしのものだ」ウルフリックはそのままジュリアを連れ去り……。■フランセスカ・ショー名義で人気を博したアレンが本作で描くのは古代ローマを舞台に繰り広げられる壮大なロマンス。イギリス摂政時代の貴族とはひと味違った、王の品格をもつヒーローが光ります。
  • 迷路
    -
    ニューヨーク発ロンドン行きの飛行機が離陸事故を起こし、乗客のネイサンは記憶喪失に陥った。病院から彼を引き取り、ロンドンに連れ戻った女は、妻だというケイトリンだった。何もかも身に覚えのない迷路のような生活の中、ネイサンはしだいに自分がケイトリンに憎まれていると知る。ぼくは彼女に何をしたんだ。本当にぼくがネイサン・ウルフなのか?
  • 愛は永遠に ウエディング・ストーリー2009
    3.7
    仕事を終えてケイシーがやっと家にたどりつくと、思いがけない人物が待っていた。莫大な富を所有する著名な映画プロデューサー、ザンダー・フレイザーだ。そんな人が、わたしになんの用だろう?いぶかるケイシーに告げられたのは、とんでもない申し出だった。◆ネバダ州エルコ。キャサリンがこんな場所までやってきたのには、大きな理由がある。彼女が養子に迎えようとしている赤ん坊の父親に、子供を引き取る意思がないことを確認しに来たのだ。ところが彼の兄だという人物――コールが現れ、事態は信じられない展開に。◆ミアの父は有名なロックミュージシャンだ。その父が深刻な病気になってしまい、彼女は世間の目から父を守るために自らスキャンダルを起こそうと心に決めた。そこでミアは、かつて父と同じバンドに在籍していたC・J・ハンターのもとを訪れ、ある依頼をする。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.609
    8/28入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「勝利の美酒は罠」「一本の赤いばら」「愛が試されるとき」「灰色の伯爵」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.600
    8/28入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「大富豪と貧しき相続人」「ボスとの予期せぬ一夜」「謎めいたプロポーズ」「買われた純潔」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.597
    8/28入荷
    -
    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「秘書の報われぬ夢」「情熱を知った午後」「今夜だけあなたと」「帰ってきた初恋」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.590
    8/21入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「カサノヴァに恋してる」「家政婦は籠の鳥」「砂漠の青い瞳」「十二時の鐘が鳴るまで」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.589
    8/21入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「シンデレラは秘密を宿す」「婚礼の夜に」「ミラノの悪夢」「アポロンと人魚」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.587
    8/21入荷
    -
    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「幸福の企み」「運命の訪れ」「凍りついた微笑」「あの嵐が丘で」の4話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.579
    8/21入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「熱い敗北」「暗がりで愛して」「ハッピーエンドの続きを」の3話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.551
    8/7入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「疑われた妻」「恋するシャーロット」の2話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.528
    7/31入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「人違いは恋の始まり」「愛をはぐくんで」の2話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.487
    7/17入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「再会は復讐のはじまり」「狂おしき復讐」「プリンスの花嫁」の3話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.461
    7/3入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「嬉しい隠し事」「忍び寄る悪夢」「復讐は恋の始まり」の3話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.441
    6/26入荷
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「銀の瞳の公爵」「禁じられた愛の島」の2話をまとめて収録。

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  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.431
    6/26入荷
    -
    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「禁じられた言葉」「悲しきシンデレラ」の2話をまとめて収録。

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