あらすじ
冴えない大学生の笹霧匡太は、学食で男子大学生の理想を体現したような男・唐辺丈城に声をかけられた。自分とは縁遠い存在のはずが丈城に気に入られた笹霧は、みるみるうちに彼が運営するグレーな仕事の共犯者となってしまう。金と暴力、そして丈城のカリスマ性に魅入られた笹霧は気がつけば闇ビジネスにどっぷりと嵌まり――彼の言葉を守りきって、敵対勢力に殺害された。
すべてを知った丈城は「笹霧匡太」の戸籍と名前を乗っ取り、笹霧の仇を討つため、そしてこの世のくだらない秩序に染まった社会を破壊すべく、行動を開始する。
これは、史上最悪のテロリスト・優莉匡太が生まれるまでの物語。
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Posted by ブクログ
この一冊で、史上最凶のテロリストとされる優莉匡太のヤバさがわかる。読み終わったときには匡太に好感を持ち始めていたから……。
もっと知りたい点が2つ。
1.「唐辺丈城」の前はなんという名前だったのか? 笹霧匡太に乗り換えるときに「また名前を乗っ取るんすか」とあったので。
2.冒頭からすでにカリスマ性を持ち合わせていたが、どうやってカリスマ性を身につけたのか?
Posted by ブクログ
遂に、優莉匡太の半生が…!
面白かったです。
絶対悪の“怪物”とされてきたけど、いや怪物は怪物なのだけれど人間くさい部分もあって余計に怖い。
「弱い者は守りたくなる」って、やっぱり、匡太に一番似てるの結衣なんだなぁ……そして長男よりも次女のほうを見込んでたとは。
………新垣結衣さんから???
とりあえず、優莉匡太は人類の敵だけど、女性の敵!!!!「本当は襲われたがってる」とか無理すぎ……
別方向だけど、タキから「あんな扱いは…」って言われて因果応報になってた。美咲始め、この人の女の趣味「何するかわからない強烈な女」(おもしれー女…?)なんだな。そんな逆境もバネにしてたけど。
笹霧匡太が唐辺丈城によって闇の世界にストンと落ちていったのも簡単で怖い。肉食獣に一旦睨まれたら運の尽き…だけれど、丈城のほうは後にも先にも、唯一のダチだと思ってて、匡太も死ぬまで特別だと思ってたみたいでこれ……
ジョアキム・カランブーは前の名前からのペンネーム……パンピーでも優莉匡太の思想に共感し、直接学ばなくても鍛錬を積めばああなってしまうのか!?という衝撃がありました。JKとこう繋がるのか。。。
6月9日が安倍元総理夫妻の結婚記念日だったそうで、フォローもしてない昭恵さんのツイートを偶然見かけてお写真拝見したばかりだったので、武蔵小杉高校の矢幡総理シーンで連想してしまいました。
矢幡美咲のほうは、昭恵さん連想することないのになぁ。
Posted by ブクログ
ついに匡太視点での高校事変。
最初の匡太に違和感がありましたが、まさかの人が匡太になったとは。
結衣の名前の由来がガッキーだったのも驚きでしたが、匡太が案外人間くさい側面も持っていたのも意外でした。
いよいよ終盤に近づいてる感じがする高校事変。どんなフィナーレになるのか楽しみです。