あらすじ
アムンという小さな村に暮らす耳長の少年は本が大好きであったが、耳長で貧乏だった為、村の図書館を使うことができなかった。そんな少年は差別が存在しない本の都・アフツァックに行くことを夢見る。ある日、少年は憧れのアフツァックの図書館で働く司書(カフナ)と出会う。この司書との出会いが、少年の運命を大きく変えることに──。孤独な少年が未来を切り拓く、異世界ビブリオファンタジー堂々開幕!!
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一人の少年の壮大な冒険が今始まる―――。
司書(カフナ)と呼ばれる仕事。それは誰もが本を読めるように大陸中の本を集め管理し、護る人のこと。
主人公は本が大好きだが、耳長と呼ばれ不当な扱いを受けてきた貧しい少年・シオ。ある日、魔術書を回収するためにシオのいる街に司書たちが訪れる。シオは司書の一人である風の魔術師・セドナと出会う。この出会いをきっかけにセドナと同じ司書を目指すシオの大冒険が始まる。
本作品の魅力は圧倒的な作画と引き込まれてしまうほどの物語の構成、世界観そして、主人公の周りに登場する個性的なキャラクターたちです。街並みの描写や服の飾りまで本当に精細に描かれており、度々出てくる見開きページの描写は思わず魅入ってしまうほどの迫力があります。いじめられっ子だったシオが司書を目指し、個性的なキャラクターたちと出会い成長していく姿にまるで自分が冒険しているかのようなワクワク感と感動を覚えました。
冒険ものやファンタジーが好きな人はもちろん、何か挑戦しようとしている人にぜひ手に取って読んでもらいたい作品です。
感情タグBEST3
このマンガがすごい!!
とにかく面白いです!!
絵、世界観、設定、キャラクター、ストーリー全てが超高水準でまとまっています。
キャラのみならず、服や背景、小物の細部に至るまで書き込まれた絵は驚愕するしかありません。比べるものではありませんが、敢えていえば、乙嫁語りと並ぶのではないでしょうか。
世界観・設定も、非常に練り込まれていています。本作品の主題である「書」に関しての設定だけ見ても、作者の方がさまざまな文献を見て考えられたことがわかります。そういった、地に足のついた設定を積み重ねることでリアリティーのある世界観が生み出されています。そして前述の絵の書き込みがさらにその世界観を引き立たせています。
キャラクターも魅力的で、ストーリーも続きが気になります。
2018年に第1巻が刊行されており、2021年末現在で既に5巻まで発行されているにも関わらず、メディアへの露出が未だに少ない(と思います)ことが謎すぎます。「このマンガがすごい」に選ばれていていないことが不思議なぐらいです。
とにかく、私がここ数年で読んだ中では一番の作品だと思います。皆さんも是非読んでみてください。特に「本」が好きな方は間違いなくハマると思います。
今まで読んだマンガで一番かも
とりあえす現時点で出ている6巻まで読みましたが、ホントに隅から隅まで面白い。
読む前は古い時代を舞台にしたリアルな世界のお話かなと思っていたのですが、想像以上にファンタジーな設定で、だけどリアルな生き物としての真理や問題についても焦点を当てている点が自分的にはかなりストライクでした。
あと絵に関しても異常なほど描き込まれていて文字だけじゃなく絵も物語と同じくらい楽しめる作品になっていると思います。
とりあえず想像していなかったファンタジー要素もあって毎巻ワクワクが止まらない!って感じ読んでます。間違いなく買って損なしの作品です。
期待しかない作品
一巻まるまるプロローグ。
これから始まる冒険譚にワクワクがとまらない。
少年の一途さとそれに応える司書のお姉さんのカッコつけた台詞が素晴らしい。
感動の涙が溢れました。
旅の始まり
この本の中の、少年が空飛ぶ絨毯に乗って地平線の向こうの夕陽?を見る場面が圧巻で好きです。
これから始まる物語の先に素晴らしい何かが待っている予感を感じさせます。
そして、この景色が見せた感動が主人公を突き動かして、旅が始まることを予感させます。
この最初の巻がこれからの旅の道標に見事になっています。絵にも力強さがあり、本の持つ不思議な力を伝えています。
おすすめです
Posted by ブクログ
綿密に練られまくった世界観、魅力的な登場人物、心振るわせる名言の数々、そしてそれらを余すことなく描く画力。ストーリーは王道ど真ん中でありながら、むしろそれ故か頁を捲る手が止まらない。「こういうファンタジーが読みたかった!」という気持ちにさせる。
帯の言葉を借りると、「この本はまるで扉」である。
例えるなら初めてハリーポッターを読んだ時のような、見たことのない世界を覗ける物語の醍醐味を味わわせてくれる。
本好きなら一度は読んでおいて損はないどころか、読まないと損とまで言い切れるほどの傑作。
ぜひ紙で読んで欲しい漫画である。(もちろん電子になったら魅力が損なわれるわけではないが。)
Posted by ブクログ
本好きにはたまらない本×魔法の物語。5巻まで読み進めていると、歴史が覚えきれないくらい細かく設定されており、さらに未知の世界もありかなり興味がそそられます。民族差別が背景にあり、こちらも物語を読み進めるなかではおさえておくポイントになっています。
超絶絵の描き込み凄すぎる。これでもかというくらい描き込んでて、作画コストむちゃくちゃ高そうです。あと主人公が名前名乗るとことか、タイトル出すタイミングとか、演出むちゃくちゃカッコ良いです!
感動しました
主人公くんが自分の事を見失う前にカフナさんに会えて良かったなと思えました。
みんな自分の物語の主人公なんだなってハッとさせられて、あの子のように勇気づけられました♡
見違えた姿で司書さんとの再会シーンが見られるのを楽しみにしてます。
最っっ高!!
何か忘れていた感動、純粋な想いが呼び起こされます。
こんなすごく純粋な本、ネバーエンディングストーリー以来かも。
暴力も性的描写もなく、少年少女たちの日常と古来から信じられてきた見えない魔術の見事な融合。
まだ漫画にこんなすごいのがあったなんて!
原作は海外のものらしいですが、この描写が素晴らしく、世界中で読まれて欲しいです。
ウクライナでは図書館が、種の保存館が燃やされました。文化を守る大切さに改めて感じるものがありました。
そして、本の中の衣装、小物、景色、動植物の扱い全て気に入りました。
1人でも多くの人に読んで欲しいと思います。
良作!
数年に一度出るか出ないかの…。
主人公の幼少期可愛いし絵が丁寧
本が大好きな主人公の幼少期、可愛すぎます
行動も、純真さも何もかも、もちろん容姿も
この物語の世界で『過去にあった出来事』は
東南アジアの影絵(風?)で描かれてます
この絵が大好きです
自分も本好きだから、この主人公にとっても感情移入しちゃいます。人間の知識欲、向上心など大切なことを改めて感じさせてくれるいい作品です。
おすすめ!
おもしろい!
1巻目は全体がプロローグって感じ!
でもすごく内容が濃くておもしろい!
絵もとっても綺麗だし、読みがいがある。
次巻が楽しみ
とにかく面白い!図書館という比較的地味な施設を題材にこれほどスケールの大きな話を考え出すとはあっぱれ。
まだ一巻なのに世界観が面白くはまった
壮大!
何気に絵柄が気になり,お試しで読ませていただきました。
凄く精緻で荘厳と呼べそうな圧倒的な世界観に引き込まれていきました♪
スマホではなく、タブレットの大きな画面で堪能したくて堪りません笑
そしたら,続巻を揃えたいです。
Posted by ブクログ
DMMの無料配信で表紙だけ見て読んでみましたが。
面白い。
絵も好みだったのでスルスル読んでしまった。
一巻無料ってのでDLしましたが、見開きページも数ページあったり、どうやら紙版の表紙が絵巻みたいに続いてるとのことなので電子よりは紙で買うべき作品なのかなぁ、と思いました。
たまにこういう本に出会える。
面白い!
言葉の選び方と見開きの使い方が秀逸。描き込みも細部まで入ってるが煩くない。画力がある人だな。
大変に面白いので次巻へ。
原作も読もう。
…と思ったら、これ、「原作がある体」で描いてるだけだ!!びっくりした。
壮大な司書のファンタジー
司書がヒーローになる壮大なファンタジーなど、そうそうお目にかかれない。書き込まれた繊細な線の絵。優しくも厳しい人々。一つの世界があたかも異世界に確実に存在するように描き込まれた世界観。全てにおいて規格外。
筆舌に尽くしがたい素晴らしさ
圧倒的な画力
独特な世界観
貧困と差別
魅力的なキャラクター
あらゆる要素が絡み合い、唯一無二の作品となっています。
特にシオの排他的な村にあって失われない高い矜持、気高さと、それを踏みにじられる現状に泣けました。
目標を持ち、運命の少年の示唆がある一巻のラストはワクワクします。
本当に素晴らしい。
作画がきれい!
まず、絵が綺麗でした!内容は良くても絵がまずいと読む気になれないので最初の印象はばっちり。
アラビア語や古典語の教養に触れることも出来るし少し頭が良くなった気になります!
プロローグ
プロローグとして最高の作りです。
書の説明から、世界観、主人公が立ち上がるまで。
そして旅立ち、始まる冒険。
これからどうなっていくのか、楽しみ。
とにかく絵が綺麗で引き込まれました!
絵の綺麗さだけで大満足ですが
内容としても面白かったです!
モノクロでここまで綺麗に魅せられる絵も
なかなかないなと感心しました。
自信が無い時に読むべき王道物語
過酷な環境下で、救いと変化を求める主人公が、希望となる人との出会いをきっかけに、大きく自らを成長させてさせていく...
物語の展開としては、厨二病な一方で、世の中を多少冷めた目で見ている私には大好物であった。
物語全体の世界観、主人公の人間性、絵の綺麗さのいずれを取っても、読者を非常に満足させてくれる。
ただ、兎にも角にも、図書館というタイトル通りだが、テーマが素晴らしい。
・「本」という、人類の叡智、財産を後世に語り継ぐ「手段」を守る人々のヒューマンドラマ
・やや固いテーマかと思いきや、感動と勇気を申し分無く与えてくれる物語性
上記2点は、特に評価したい作品である。
以下のような人には、是非お勧めであり、是非読んで欲しい。
「日々研鑽しているのもの、報われず、自らに苛立っている」
「自己と他者の評価が噛み合わず、葛藤し、悩んでいる」
「謙虚に生き、実績はあるものの、少し自信がない」
この先も非常に気になる作品である。
続刊を楽しみにしている。
絵が素晴らしい。
とにかく絵が素晴らしい。所々に出てくる風景シーンなど繊細に書き込まれていてため息が出るほど美しい。壮大なファンタジーの世界を舞台に「知恵 知識」というものの大事さを教えているストーリー展開もなかなかいい。セリフが多い作品なのだが、ストーリーの筋道がしっかりしているのでどんどん読みすすめることができる
なんて素晴らしい!!!!
圧倒的な画力と本好きにはたまらない内容のあつさ!
iPadではもどかしいので50インチのテレビに繋いで
絵本をゆっくり見るように、読んでました。
これを書いた人は一体何者なのでしょう!?
お試しで一巻購入しましたが、この後全巻購入します!!
この本との出会いに感謝。
本が読みたくなる本
世界観がどっしりしていて、本への敬愛の念が溢れている。画だけに頼ったストーリー展開ではなく、作品の世界にちゃんと読ませて引き込んでくれる。
かと言って、画もしっかりと描きこまれて美しい。
他の方のレビューにもあるけれど、他の本も手に取りたくなる、そんな作品。
すべての物語を愛する人へ
平家物語から漫画雑誌まで、シェークスピアからweb小説まで、ギリシャ神話からワンピースまで、肉筆回覧誌から電子書籍まで、どんな形態であろうとこの世に存在する余多の物語のうちのひとつでも心に残る話を持っている人に読んでもらいたい(恐らくは壮大な)物語のプロローグ。
このまま一本の映画として大スクリーンで観てみたい。
面白かった
元になった本、読みます。なんとなく、だらっと、毎日を過ごしていました。なんだかなぁ、こんなんでいいんだっけ?っとチリチリするけどじゃあ何を変えれば?って思っていました。今の小さな小さな選択、行動、時々今から見える遠い未来を少し覗いてみること。少年を変え、支えた書に関するお話しは、また、それを読む私をも救ってくれました。決して大袈裟ではなく。
意識しているのだろうが壮大な冒険映画を見ているような演出に引き込まれてとてもワクワクする。表紙やあらすじを読んで想像した内容とは違い良い意味で裏切られた。続きがとても気になる。
掴まれた
1巻で丁度ひとつの話が完結し、
1ページ1ページ丁寧に造られていて
感動できるドマラがありました。
1冊で心を掴まれましたね。
2巻以降に期待を持てる作品でした。
Posted by ブクログ
発売当初は何故か二の足を踏んで買っていなかったのですが、その後どうにも気になって購入。
出会いに感謝する一冊です。自然に涙が出てくる本。悲しい涙ではなく嬉しい涙。めったにない。すごくきらきらした物語です。本好きには。
絵が緻密ですごい画力なうえに演出がかっこいいですね…かっこよすぎますね!この一冊でも話としてとても素晴らしいのですがこれがプロローグ。すでに胸いっぱい。
Posted by ブクログ
すごく良かった。本好き、ファンタジー好きにはたまらないストーリー。 絵も綺麗で表紙に惹かれてのジャケ買いもあるけど、内容もすごくよかった。 物語の中に吸い込まれるよう。 これからどうなるのか、楽しみ☺︎
Posted by ブクログ
主人公が本の世界で冒険を経験したように、今この本を読んでいる自分がこの本の世界に入っていける本。
絵も緻密で繊細、世界観をリアルに表現している。
でも本当は小説で読みたかった。
絵が凄い
美麗な絵と本に関する雑学、芝居がかってるけど良い台詞回しなど、魅力がたくさんの作品。ちょっと期待させすぎじゃないかというような壮大なプロローグだが、どれぐらいの長さを想定されているのか。とりあえず絵は好み。
良い出だしで、良作の予感です
書物、に関するハイファンタジー作品のようですね。知識、と言っても良いかも知れません。
知識欲に長けた主人公の少年が成長し、旅に出るところまでの話で、作風と絵柄がとても綺麗ですね。
旅で訪れてきていた司書の女性陣も、綺麗でカッコいいですしね。空飛ぶ絨毯が出てきますし、登場人物の服装等も千夜一夜物語の作品世界に寄せている感じでしょうか。
作者がまんがにした「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」も購入済みですが未読のままですので、読みたいですね。かなり良質な作品世界ですね。
Posted by ブクログ
TVで犬山紙子さんが紹介していた本。……なにコレ、面白い。司書とファンタジーの融合的な。魔法使いみたいな司書というか。そんな司書を目指す少年の成長譚です。
Posted by ブクログ
最高でした。本の力で世界を繋ぐ物語です。ファンタジーの中において、書の話、振る舞いの話、価値の話などなど、さまざまな知識について触れながら、世界を創っていく。知的かつ壮大なファンタジーが始まる、第一巻。
本好きのための美しいお話
とにかく絵が綺麗です。背景はまるで一枚の絵画のよう。
繊細に描き込まれ、お話の漫画特有のご都合主義も、気にならなくなる。
貧しさ故に、本が好きなのに、図書館に入れてすらもらえなかった主人公が、運命の出逢いで、図書館に導かれるお話。
魔法が存在する設定なので、ファンタジー要素が強いけど、愛と希望がメイン。
絵が綺麗
冒険に行く前段階の物語の部分が一巻でした。
冒険に出る前ですら絵の綺麗さ、書き込みの多さで引き込まれて続きがとても気になります。
主人公の抱えているものが何なのか。この先何がどうなるのか。気になります。
逆境に負けない少年
自身では、どうする事も出来ない理由で差別され虐げられても挫けず、本に対し真摯な思いを貫く姿勢に感動を覚えます。密かに助けてくれる幼馴染み、虐められ挫けそうな時に現われる司書様など見せ場もたっぷりに、楽しませてくれる作品です。
絵が綺麗で発想が海外
絵が綺麗で登場人物の感情や所作が解りやすくていい。
差別・貧困で起こってる問題もリアルで判りやすい。
そこにファンタジー要素の魔法を取り込んでおり
この先、主人公がどう成長していくのか楽しみですね。
1巻がプロローグ・2巻が本編って感じかな?
海外の方の著書の作品で発想が日本人と違った面があって楽しめました。
図書館の意義とは
可愛らしい絵柄です。本を読むこととは知識を得ること、世の中を渡るための武器を身につけることなんだな、とこの漫画を読んで思いました。きつい差別に遭っているにも関わらず、明るく心根真っ直ぐな主人公が不便でなりませんが、導いてくれる人が現れて良かったです。今後、主人公が本を通してどう成長していくかが楽しみです。
Posted by ブクログ
素晴らしくゴージャスな絵。画集を見てるようです。片っ端から本読んでますが、シオが本を切望する気持ち、しみじみわかります。カフナを目指す冒険譚に期待度が高まります。
あ
絵がめちゃくちゃ綺麗です。不思議な世界観もとても面白いですが、説明的な文章が長く、少し難しいです。主人公の少年が大きくなっていよいよ冒険が始まるので続きがとても楽しみです。
Posted by ブクログ
背景や装飾などの精密さはすごいのだけど、いまいちストーリーにはまり切れず。。
特殊な因果を背負った弱い主人公が、憧れの人を追いかけ広い世界へ飛び出し、道中で仲間や試練を経ていく。既視感があるからだろうか。