一人の少年の壮大な冒険が今始まる―――。
司書(カフナ)と呼ばれる仕事。それは誰もが本を読めるように大陸中の本を集め管理し、護る人のこと。
主人公は本が大好きだが、耳長と呼ばれ不当な扱いを受けてきた貧しい少年・シオ。ある日、魔術書を回収するためにシオのいる街に司書たちが訪れる。シオは司書の一人である風の魔術師・セドナと出会う。この出会いをきっかけにセドナと同じ司書を目指すシオの大冒険が始まる。
本作品の魅力は圧倒的な作画と引き込まれてしまうほどの物語の構成、世界観そして、主人公の周りに登場する個性的なキャラクターたちです。街並みの描写や服の飾りまで本当に精細に描かれており、度々出てくる見開きページの描写は思わず魅入ってしまうほどの迫力があります。いじめられっ子だったシオが司書を目指し、個性的なキャラクターたちと出会い成長していく姿にまるで自分が冒険しているかのようなワクワク感と感動を覚えました。
冒険ものやファンタジーが好きな人はもちろん、何か挑戦しようとしている人にぜひ手に取って読んでもらいたい作品です。
感情タグBEST3
繊細な描き込みとそれを生かした見開き絵はついつい読む手を止めてしまいます。
見開きページの力強さといいますか、読んでいて圧倒されました。電子で買っている人間が言うのもアレですが、紙で観るべき作品だと思います。
そして今巻は過去最高のボリュームで、ページ数を見たときは驚きました。紙媒体だとかな...続きを読むりの厚さになっているんでしょうね。
図書館の大魔術師ということで、本がメインではあるものの、魔術師つまりはファンタジーな要素もしっかり含まれており、かなりの長さはあるものの飽きずに読めました。
種族が違うからこそ起こる差別や偏見があって、でも、その世界で生きていかなくちゃならない大変さ。そこで強く生きていく主人公達に感動する!
これにて第一部の完。
少年は遂に歩き始める。
これ、現時点で5巻まで出てるんだが、発刊追っかけてたらお腹痛い思いしてたろうなぁ。
それほどに続きが読みたい。
あの幼年期から、どれ程の苦心を続けこれ程の信頼を勝ち得たのか。それを振り捨ててどれ程の道を進むのか。
次巻へ進む。
Posted by ブクログ 2021年02月03日
オウガちゃんが表紙センター!
目次の絵は「パレナ会議」…?
面接→3次試験へ。
シオ・オウガ・ナチカの凸凹トリオがぶつかりながらチームになっていく感じ。良い。
オウガちゃんかわいい。
不穏な存在‘精霊’。ウイラの正体は??
セドナさんってなんか胡散臭い。
合否結果を待つ間。名シーンだら...続きを読むけ。
サキヤちゃんの告白に泣きそうになる。「この先誰と出会っても!世界で一番‼︎私がシオを応援してるから!!!」どんどん大きくなる叫びにふるえる。
ガナン親方の渋い激励「お前をここで見送るために俺の人生はあったんだ」ふるえる。
お姉さんとの別れ。ふるえる。
第一章完!
1刷
2021.2.3
Posted by ブクログ 2020年06月07日
まただ、また涙がぼろぼろこぼれてくる。
旅たちのシーン、何度も名前を呼ぶ。身体の奥が燃えているよう。
こんなわくわくする冒険譚に出会えるなんて、生まれてきてよかったな!こんな思いがするほど!
この3巻は本当に凄い。
どれだけこの物語が長大になるのかは分からないが、スケールの大きさをとても感じます。
後何十巻と続くかもしれませんが、終わった時にこの巻は最高の一冊として振り替えられると思います。
もちろん1巻から読んでこそなので、是非手に取って読んで欲しいです!
Posted by ブクログ 2019年08月27日
最新刊を買ってから放置しててやっと読めた。大人になると好きなことが後回しになったりする。
本が読みたくなりますね!こんなに大事に大事に、入り込んで本を読んだのはずいぶん昔の事のような気がしてきた。
Posted by ブクログ 2019年08月17日
絵のクオリティは相変わらず高い!
設定は凝りすぎなくらいなくらいだけれど、時代背景が少しずつ明かされてきて、これからどうなってくるのか楽しみ。
文字について、これまでのファンタジーではあまり書かれてこなかった点が少し新しいかも。
本が、テーマなので印刷について、どこまて描かれるのか、楽しみでもある。
Posted by ブクログ 2022年09月12日
わあー。3巻かけてようやくプロローグ終了か。
結構骨子がしっかりしたファンタジーで面白い。これからのシオが楽しみ。っていうか、描き込みがすごい。