あらすじ
君たちの未来が明るいことを全力で祈ります
桜花ゼミナール
今年度の6年生最後のイベント、
卒塾の会が始まる。
和やかに会が進む中、意外な
「大物」も遅れて登場!
黒木が子ども達に最後に
贈る本音の言葉とは……?
もう会うことはない
かもしれないからこそ
あえて言う「またね」
黒木が怒りに震えた島津くんの
申し出と、その真相。
ついに明かされる
スターフィッシュ設立の物語。
佐倉が抱え続けた葛藤。
そして起こる、
「特別」で「ユニーク」な奇跡。
季節はめぐり一面の桜に彩られ……
堂々完結の21集!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「・・・(略)・・・子育て大成功じゃないですか」、このセリフがこの作品のすべて。中学受験した人もしなかった人も、子育てが一段落したら、振り返ってほしい。このセリフが心に響くはず。
最終回で大成功した作品だと思う。
Posted by ブクログ
中学受験塾の先生と生徒の1年間を描く漫画の最終巻。
涙なしには読めません。月並みですが、まず子供がひたむきに頑張る姿に大きな勇気をもらえました。
物語に描かれるのはそれだけではありません。
友情、子どもと親の成長、家族の思いやり、塾講師たちの職業意識の高さ、受験産業を支える人々、見えない貧困や教育機会のアンバランスさ。
描かれる要素は取材を元にしていて、リアリティがあります。作者さんの画力も素晴らしい。
中学受験に関わりのある人もない人も、エンタメとしても学びとしても非常にオススメです。
Posted by ブクログ
漫画読んで泣いちまうなんてよぉ。。。
ワイ、独身なんだけどなぁ。
こんなの年頃のお子さん持たれてる御父母さんなら涙腺ぶっ壊れてしまうんじゃなかろうか。
人に漫画を勧めることはあまりしないのですが、この作品だけは例外。小学校受験をテーマにした塾業界と子ども、その親たちのドラマ。ぜひ1巻からラストまで読み切っていただきたい。
Posted by ブクログ
▼中学受験用の塾を舞台にした漫画です。2018-2024で「ビッグコミックスピリッツ」連載だそう。全21巻。日本のストーリー漫画は基本的にレベルが高いですし、こういうメジャーのど真ん中でそれなりの長期連載を果たしたものならある程度面白いんだろうな、と。事前に予想に違わずオモシロかったです。
▼王道です。一見冷酷だけど実は人間味溢れる・・・そして過去に痛い秘密を抱いている・・・という「ブラック・ジャック公式」通りの主人公のカリスマ塾講師。主人公にはじめ反感を抱きながら「中学受験産業」を初体験する新人女性講師。新人女性講師の目を通して語られるので、「中学受験産業」のイロハから語られる。そして中学受験を肯定も否定もせず、ただ「中学受験」が存在して隆盛する社会的背景は踏まえて描いていく。「金八先生方式」で、数名の生徒を準主人公として選んでそれぞれの事情と物語が綴られます。
・・・というのが大枠で、だからといって面白いとは限らないのですが、なにより癖がない馴染みやすい絵柄、キャラの立て方、謎のちりばめ、全体の演出、細部の取材感、などなどが、好みはあるでしょうが全て気が利いていて感情移入させてくれます。
▼ひとにすすめられて読んだんですが、後半はイッキ読みの大満足。年齢的に、もがき、悩み、がんばる子供たちというだけで、ぐっと来てしまうのですが。
Posted by ブクログ
30年近く前に中受した私にとって、目から鱗の内容。
将来子供を中受させるか検討しているけれど、これを読んで耐えられるか……
兎にも角にも、中受を少しでも考えている人は必読。
匿名
堂々の最終巻!
ついに最終巻です。
中受の結果や最終的な進路だけではなく、子どもたちの数年後も話の中で少しだけわかるように描かれていてよかったです。
Posted by ブクログ
第175~182講・最終講
遂に完結。前の巻で大方の子たちの進路が決まったように思ったけれど、追加合格やらなんやらでまだまだドラマは続いていたんですね。
そして前の巻で島津くんが…って話でした。
開成には行かず、公立の中高一貫校に進学を決めたと。確かに開成だと女子いないしねぇ。そんな理由かいっ!とは思ったけれど、実際に通学するのは本人だから、選ぶ権利は本人にあります。何に価値を見出すかも本人にしかわからない。いいやん、合格を手にしたら選択肢が増えるというとらえ方で。
あとは卒塾の会にスターフィッシュの全貌が描かれたこと、佐倉先生のおばあちゃんとの和解?、生徒たちと先生たちのその後の話。
ラスト数ページだけがカラーになってるのって素敵。
まさに「サクラサク」な感じ。
Posted by ブクログ
自分も立場的にいわゆる“受験生”だから、よりストーリーを身近に感じられて泣けた。
このシリーズは本当におすすめ。ドラマをすでに見た人でも読んでほしい。また違う感動がある。
◯中学受験をしてる人、したい人、その親
◯受験に対してマイナスなイメージがある人
◯受験生だった人
◯泣きたい人
◯笑いたい人
◯黒木先生のはじける笑顔が見たい人
この人は挙手。今すぐ買ってください。
Posted by ブクログ
ひょっとしたら続くかも、って期待もあったけど、ここはさすがに、完結しちゃいました。もはや完全に受験終了後の話なので、1巻を通してオマケ的ニュアンスが強い。この現況と見事に重なって、思い入れも含めて大いに楽しませて頂きました。お疲れさまでした、有難うございます。
ついに完結!
ついに完結です!
泣けます!
まさか2月の勝者がそんな意味だったとは!!
たった12歳くらいの子どもたちがこの中学受験を通して得たものはたくさんあったんしゃないかな。
自分の子どもがもう少し大きくなったら読ませたい作品です。
Posted by ブクログ
泣いた。ボロボロ泣いた。近年では最高のマンガだった。懸命に努力する姿はなんで、こんなに美しくて感動的なんだろう。
エピローグの黒木先生が明らかに対等に佐倉先生を褒めている。その距離感が凄く嬉しい。
また、一つ大好きなマンガが終わってしまった。
Posted by ブクログ
21巻まで続いた中学受験漫画もついに完結。
とはいえ中学受験だけでなく、現在の日本の教育全般に対する問題提起をする内容でもあった。
お仕事漫画、ヒューマンドラマとしても、誰が読んでも熱く面白い内容だったと思う。
我が家も中学受験をしましたが、この漫画と一緒に泣き笑い、学びました。
描き下ろし含めきれいに終わって良かった。
登場人物たちの未来に幸あらんことを。
ハッピーエンド
20巻までハラハラしながら読んでいたので(だって島津くんが!)、21巻は冒頭からフワッとした雰囲気で始まり、あれ、、、となりましたが、やさしい気持ちで読み終えることができました。島津くんが開成を選ばず都立に行く理由も良かったし、黒木先生の優しい言葉も良かったです。前半は2人の子供の中受経験真っ最中に読んでいたので、中学受験のシビアさが描かれていて胸が締め付けられることも多かったですが、そこにはいつも「愛」がありました。島津くん、まるみちゃんのところはいつ読み返しても涙が出ます。
最終巻で描かれていたのは「続いていく子供たちの未来」なのかなと思いました。
ついに完結
長らく楽しみに読んでいましたが、ついに終わりましたね。前田花恋ちゃんがフェニックスに関わり、ショーマの直系後輩になったとは!
てっきり東大コースかと思ってたけど、想定外の展開ですね。島津くんが開成合格を蹴ったのと同じ位インパクト大でした。
様々な進路を歩んでいる子供たちを見届けられました!
作者さん、おつかれ様でした!
Posted by ブクログ
中学受験のお話ですが、昨今の過熱ぶりの理由と内情がわかります。
子どもを持つお父さん、お母さんにおすすめ。
物語としてもとても面白かったです。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
桜花ゼミナール今年度の6年生最後のイベント、卒塾の会が始まる。和やかに会が進む中、意外な「大物」も遅れて登場!
黒木が子ども達に最後に贈る本音の言葉とは……?もう会うことはないかもしれないからこそあえて言う「またね」。
黒木が怒りに震えた島津くんの申し出と、その真相。ついに明かされるスターフィッシュ設立の物語。佐倉が抱え続けた葛藤。そして起こる、「特別」で「ユニーク」な奇跡。
季節はめぐり一面の桜に彩られ……堂々完結の21集!
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
今の時代を生きる子どもたち、そして親たちの一大イベント「中学受験」の最前線を描いた物語です。
私自身が育った地方・時代は、高校まで公立に通うのが王道で、そもそも近所に私立中学はなく、中学受験なんて全く縁のない世界でした。その後、それなりの大学を出て、世間で「大企業」と呼ばれる規模の企業に就職し、子どもを数年育てて初めて知ったこと…それは、都市部を中心に「お受験」をして私立小中学に入学させる流れがどんどん大きくなっていること、そして、優秀な層ほどその傾向が顕著であることです。事実、私の職場は有名大学出身者が多く、その前段の経歴として、県No.1・2の私立中学・高校を出ている方が少なくありません。性格が悪いかもしれませんが、地元の友人で集まって話す内容と比較すると、「なんだこの差は…」と感じてしまいます。こんなにも乖離した世界があるのか、と。
現時点ですらここまでの格差があるのだから、今後時代が進んだ未来の日本社会では深刻な格差が生まれるに違いないと考えます。いや、もう既にその域に入っているかも。優秀な層は、優秀な層が多く所属する組織に加わり、優秀な層同士で結婚し、子どもにも優秀な層に入れるよう教育をする…逆に、そうでない層は真逆の流れを続ける…これが戦後、3〜4世代目の今の子どもたちに起こっている現実だと思います。もちろん勉強だけで人生が決まるわけではありませんが、多くの人間が企業に所属することになるこの国では、勉強・受験・学歴は所得と直結することであり、決して無視できない要素であるのは間違いないです。問題なのは、深刻な格差によって、生まれた家庭次第で最初からどのルートに乗るかが概ね決まってしまうことです。冗談抜きで「親ガチャ」が明確に存在してしまうようになるのです。かと言って、我が子の将来のために教育熱心になること自体は、全く異論はありませんし、国としても優秀な人財を輩出するために必要不可欠です。格差は、競争と成長の副産物なのです。
以上を踏まえ、私はこの国の「自己責任論」に警鐘を鳴らしたいです。もはや、個々人の努力云々で埋められるような格差ではなくなってきているのです。努力でどうにもならない格差が存在する国で何が起きてきたか、それは歴史が証明しています。「頑張らなかった奴が悪い」ではなく「努力ではどうにもならない差がある」という前提で、日頃から課題解決の糸口を探さなくてはならないと思いました。これは優秀な層に所属している人間に必要な心構えだと思います。
Posted by ブクログ
感想
面白かった!
受験が始まるとあっという間に読んでしまった。
子供への中学受験は諸刃の剣で子供も親もボロボロになりそう。
いつもながら社長のイナバウアーすげぇ。
あらすじ
まさかの島津が開成辞退!都立大石山中に。
決め手は共学!
黒木と友達がサッカーを諦めた過去。
最後の最後でジュリとまるみが女子学院に繰り上げ合格!
黒木は桜花を去り、佐倉は残ることに。
二月の勝者は、佐倉!?
Posted by ブクログ
面白かった二月の勝者もついに完結。子供の塾や将来について考えさせられるし、東京って選択肢が多い分悩むよなって感じる。受験という選抜に力を割きすぎて国を弱くさせた科挙の功罪に近しいものも感じる。
Posted by ブクログ
子どもは親が心配するほど弱くない。いつか自立していく。
親としては、そんな子どもの成長過程でどんな経験をさせてあげられるのかを考え、少しでも支えになれたらいいな、と感じた。
いつまで経っても経験と学びですね。
Posted by ブクログ
言わずと知れた中学受験版ドラゴン桜。中学受験のメリットも、現実や・過酷さも、余す所なく描いた作品だと思う。巷で話題になっている6年後の大学受験実績も、特に違和感は感じなかった。
漫画とはいえ、自分の子供に中学受験をさせるかどうかを考える時には大いに影響を受けるだろう作品。首都圏やその他大都市圏在住で子供を持つ人は一読を勧めたい。
これで完結かな
無事に一通りの伏線は回収できたと思います
個人的には我が子と同じ学校を選んだ上杉弟の出番が少ないのが残念
ネタバレは書けないけど、作者の想いを詰め込みすぎが凄くて最後のページあれでいいのか?と思ったり
花蓮の宿題とか結構忘れてたりしたのでよみなおさないと(主要キャラ以外の顔の違い分かりにくいし!)
でもまぁ、進路がバラバラになってもスマホがあって連絡つく世代が羨ましい
中学受験はいろいろ悪く言われるし、いろんなドラマのように極端な話もありますが、極限状態で親が試される事ってあまりないですからね。やって良かったと心から思っています