あらすじ
話題騒然の中学受験ストーリー!
「子どもの人生はその子のもんだ。
親のもんでも俺たちのでもない」
家庭の事情で中学受験断念を決めた島津家。
「3年間も積み重ねてきた本人に諦める気はない。
彼を“船”に乗せたのはあなた方だ。」
黒木の言葉の真意は?
奨学金制度狙いで確実に
中堅校の特待をおさえる戦略、
上位校を目指している生徒は
記述対策ができているので国公立も視野に――?
桜花を辞め勉強から離れた島津君の本心は?
そして彼の受験継続のため
黒木が提示する衝撃の秘策とは――?
ゆれる黒木の心。白柳の叱咤の言葉とは。
中学受験の隠された裏側、合格への戦略を
圧倒的なリアリティーでえぐりだす話題作、第9集!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この巻はとにかく最初から最後まで凄かった。
島津家の順くん。
親の狂気、子の想い。
受験という船に乗せたのは誰か。親の責任とは。
「家庭」と「塾」、そして「学校」はどこまでこどもたちのことに介入してもよいのか。それは本当にその子のためなのか。愛か狂気か。
そして、ついに黒木の過去が明らかに。
その壮絶なストーリーに惹き込まれました。
すべての言葉が胸に刺さる傑作。
この巻じゃ必見です。
頑張る子供達の感動ドラマ
この巻では、島津家の問題と、黒木先生の過去。どちらもヘビーで読み応えあり。
親を思う子供、子を思う親、支援する塾講師。
様々な人間ドラマがどれも胸打つ。
母親のために受験を諦めようとする順、いい学校に行かなくても自慢の孫に変わるはないという愛情たっぷりのおばあちゃん、そして何よりも子供の気持ちを優先させるべしという塾講師、どれもこれも泣ける。
これほど何かに真剣に打ち込むことなど、人生になかなかない。
自分も頑張ろうと思える。
Posted by ブクログ
親の方こそ、大変なことになってしまうっていうの、何となく分かる気がする。自分も中学受験をしたクチなんだけど、望んでやったことだったし、田舎ののんびりした雰囲気の中、殆どストレスも感じなかったしで、ここで書かれているようなイメージは、正直全くぴんとこない。どちらかというと、むしろ大学受験の経験に近い感じ。でもそれ、小学生が経験しないといかんかね?ってのが実感。あと、時代が違うから、とも言い切れなくて、自分の頃でも、灘志望生が本作みたく頑張っているのを、テレビ越しに見ていた記憶はある。
黒木先生の
傷の理由がついにわかります。そしてなぜ桜花ゼミナールにきたのかも。黒木先生の人間らしい部分が見えるとても感動できる巻でした。徐々に受験シーズンになっているので展開楽しみです。
とうとう
とうとう黒木先生の過去が明かされる巻。
ドキドキしながら読みました。
島津君の涙につられて泣いてしまった。
こどもの人生はこどものもの。
果たして二月に全員合格できるのか。
続きが気になりすぎる~、そしてドラマも楽しみにしています。
爆売れするだろうな~。それもまた楽しみ。
Posted by ブクログ
中学受験の暗部を描いた回。前巻の終わりに家庭崩壊の予感はありましたが、そこからさらに超展開が待っているとは、、、
塾講師は家庭に介入すべきでないのかどうか、中学受験で合格した後にある過酷な現実、中学受験がきっかけで家庭崩壊する話(もともと壊れてるのが、中学受験がきっかけで明るみに出るだけという説も)とか、とにかく重いことばかりです。
受験まであと3ヶ月というところ、ここからどうなるか楽しみです。
Posted by ブクログ
感想
いつ見ても桂先生の目たれ過ぎ?
あらすじ
島津家の問題。離婚するか受験を諦めるか。
開成の奨学金制度を知って、島津は開成受験を決める。
そして、黒木のフェニックス時代の失敗談に。親の見栄で無理矢理入れた学校について行けずに家庭崩壊。
親のメンタル3回崩壊とは!?
反面教師にしたい
教育虐待とは。親が熱くなりすぎるとここまでになってしまうのかと。
一緒に頑張ろうと言っても相手は結局こどもなのだ。それでも、こどもはこどもなりに頑張っているし考えてもいる。
中学受験は親子の受験というが、熱くなり過ぎないようにこどもの頑張りに寄り添える親になりたいと気をつけようと思った。