あらすじ
司波深雪の許へ、四葉本家から、一族の有力者が顔を揃える新年の集い「慶春会」の招待状が届く。例年と違い、そこには「元旦に必ず出席すること」という指示が添えられていた。それを見て深雪は、「遂にこの時が来た」という予感を覚える。 四葉家次期当主の指名。 ――自分が後継者に選ばれれば、兄も日陰者に甘んじなくて済む。 ――次期当主の地位にはきっと、それに相応しい「婚約者」が付いてくる。 深雪の心は千々に乱れる。 何者かによる妨害も退け、ようやく四葉本家へ出頭した達也たちは、現当主・四葉真夜の、蠱惑的な笑みで迎えられ、そしてその夜、真夜の口から「深雪は貴方の妹ではない」という衝撃的な「嘘」が達也に告げられる。 それは、兄を恋愛対象として意識してもよいという意味であると受け取った深雪の心境は……ついに兄と妹の関係に急展開が!?
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読者側からすれば29,30,31は何が起こるか大体わかっていたので前半はちょっと微妙。ただそれをなかったことにするぐらい後半は面白かった。
Posted by ブクログ
シリーズ16作品目。
四葉家の後継者を決めるお話。
後継者はずっと前から深雪に決まっており、それは揺るがないものであれど、分家たちの思惑が走る1冊。
そして深雪の婚約も併せて決まった。
兄妹設定から出るための理由が、なかなか強引だけれど、まぁ・・・深雪が結婚をするのであれば、ほかの人などいないし・・・、と納得。
Posted by ブクログ
舞台は魔法科高校ではなくほぼ四葉本家とその周辺。
兄弟から従兄弟になり婚約ですか。深雪にとっては感激の展開。
深雪の次期党首と婚約が公表され、一条から横やりが…(^^;
学校の面々はどういう受け止め方をすのだろうか。
Posted by ブクログ
深雪が完全調整体で、達也を止めるために作られたものだったという話。
ハッピーエンドで終わるならここで止めておくべきなんだろうけど、まだまだ続くってところに作者の構想力のすごさを感じる。
途中に、犯罪であっても罪ではないという言葉があったんだけど、勝てば官軍、何が正義かは後付けなんだよなーって。
Posted by ブクログ
流れ的にそうなるんだろうなあとは思っていたとはいえここまでガチに近親相姦ネタやられるとなあ、というか今更とはいえ深雪のガチっぷりにドン引きしちゃってもうね。
黒羽貢を筆頭に分家が異様に達也を忌避してた理由もしょうもなかったしなあ、まあ達也が深雪の為でなく深雪が達也の為に作られた調整体だったってのはさすがにサプライズではあったんだけれども。
とまあ色々突っ込みどころ盛りだくさんな今回だけどこの件を受けて大騒動が起こるだろう(ついにの四葉バレ+兄妹から婚約者やもんなあ)次回からの展開は素直に楽しみなのであった、予告見る限りあのアメリカっ娘も再登場するみたいだしさ。