【感想・ネタバレ】紅霞後宮物語 第四幕のレビュー

あらすじ

小玉に差し出された帳簿に不自然に出てくる「維山」という地名。それが鄒王の死、さらには明慧の死に繋がるものと見た文林は、小玉に直接調査を託す。陳校尉として彼の地に乗り込んだ小玉が目にしたものとは――!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

盟友である明慧が物語から退場するキッカケになった、雛王事件について小玉自ら調査に赴く。誘拐されそうになった女の子を救出した事により、黒幕となる新興宗教らしき団体を突き止める。処刑の段階で、人は命令によって善人にも悪人にもなるし、そんな人間はどこにでもいるという恐ろしい事に気がつく。そして小玉自身の行いも、本質的には彼らと変わらないという事実に気がつく。そんな失うものがある中で、鴻の成長や綵に彼氏ができたり、後宮女官に新入りが加わるなど発展するものもある。まだ残党が残っていそうだが、今後の展開が益々楽しみ。

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2024年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

明慧の葬儀から始まり、死の原因であった金母を自らの手で殺すまでのストーリー。
相変わらず外道な文林とそれを理解している小玉の関係はいいですね。
イラストの小玉には相変わらず違和感感じますが、イメージ通りに書いたら表紙にはふさわしく無い出来上がりになると思うので、これで納得です。
ちなみに文林はイメージに合います。

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2016年11月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

力のない皇族である鄒王は何故反旗を翻し、自ら死んだのか。
大切な仲間を失いそれでも前へ進むため、真相究明のため鄒王が治めた地へと赴く小玉。
そこで見たのは歪んだ思想で民を操るひとりの女だった。
母から子を奪うことを悪と言いながら、攫った女に産ませた子が男なら引き離して自分の手元に置き洗脳する。
その矛盾ごと周りを絡めとる金母の呪縛は、この国に深く根を張っている。
気味が悪いが、事件は一応の決着を見せる。
そうして小玉の中のひとつの時代が終わり、新たなる未来に向かって動き出す。

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2022年08月07日

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