あらすじ
柳沢教授のゼミ合宿にバイクでやってきたアイツの名は“ジャック”!? 道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡らない。安くてうまい“さんま”のためなら、足を棒にしても歩きつづける。本書は、Y大経済学部教授、柳沢良則の克明で愉快な記録である。
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淡々と面白い
ある大学で経済学を教えている還暦超えの男性教授が主人公の日常を淡々とした笑いを混じえて描くコメディ漫画の第三巻。
運転免許を持っておらず日常的に徒歩で済ませている柳沢にとって交通ルールを守っているにも関わらず車のドライバーから文句言われる機会は少なくない。
そんな状況を少しでも理解しようと彼は教習所を訪れるが…。
柳沢は若い頃に世話になったある教授の自宅を訪ねるが15年前に引退した彼はもうずいぶん耄碌していたが…。
12月を過ぎるとだいたいの生徒は就職が内定しているため講義に訪れる者はなく他の教授たちはそれを嘆くが柳沢には関係のないことだった。
スーツにコートという出立ちで何故かスキーをしている柳沢は孫の華子と一緒にスキー場に来ていた。
一つ一つの話が柳沢の独特の考えや美学によっておもしろくなっていたのがよかった。