あらすじ
昭和20年編、完結! 復讐の炎に燃えた聖なる夜から数十年。その答えは現代にあった。道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡らない。安くてうまい“さんま”のためなら、足を棒にしても歩きつづける。本書は、Y大経済学部教授柳沢良則の克明で愉快な記録である。
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Posted by ブクログ
昭和20年編の終わり。
アレンもかい巻の少年も決して一人ではなかった。
この世でもっとも興味深いものは「人の心」。
そして、人間は変われる!
心に響く1冊である。
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昭和20年編の最終巻。
巨大ツリーに自転車発電で明かりを灯したり山が火事になったりと、ドラマチックな展開。
アレン中佐がルドルフ・アグリコーラの息子だったとは!
昔ルドルフと峯太郎が一緒に家を作ったとは!
開かずの部屋の鍵をアレン中佐が持っていたとは!
その部屋の中には父親からの手紙があって感動した!
でも、一番感動したのは最後。
旧貝塚邸が昭和村に移築決定の新聞を見て出かけて行った柳沢教授。
そこには昔の子供たちとアレン中佐がいた。
Posted by ブクログ
前半十数巻は、飄々として一風変わった柳沢教授を取り巻くheartfulな物語。モンゴルの少女の話が一番好きかな。
後半は柳沢教授が若い頃、第二次世界大戦直後の物語。理想を実践する教授、たくましい孤児達、なぞめいた生い立ちの駐留軍将校、没落貴族の未亡人、いろんな人たちが織りなす物語は感動のクライマックスへ。最後を読むと、素直に良かったなぁと思える結末。
Posted by ブクログ
クリスマスの準備を進める子供たちだったが、ミラー大佐から追い出されることになる。
しかし、イヴの夜にアレン中佐による糾弾を受け、屋敷はアレン中佐の管理下に置かれる。
そしてアレン中佐は、父親ルドルフの残したメッセージを受け取る。
戦後編のクライマックス。