あらすじ
変わらずそこにいてくれる。かけがえのない家族の風景。いつもいがみ合ってばかりの教授とその父・康則(やすのり)との心の邂逅を描く第236話「桜の杜の満開の下」ほか、全6篇収録。Y大経済学部教授、柳沢良則(やなぎさわ・よしのり)。道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡らない。安くてうまい“さんま”のためなら、足を棒にしても歩きつづける。本書は、道路交通法を遵守し、自由経済の法則に忠実な学者の、克明で愉快な記録である。
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最終巻ではなかった
昔読んでいたので懐かしく思いながら読みました。てっきり最終巻と思っていたのですが、そうではなさそうです。新作を早く読みたいものです。内容はいつもながらにすごく良いです。
Posted by ブクログ
『リアリズムの追求に上手下手はありません』という言葉にハッとした。人は皆様々な形で学び、生きている、幸せなことだ。今回も一番を選び難い話が沢山詰め込まれている。
Posted by ブクログ
今回は教授の現在と若い頃、少年期、せつ子、お父さんとバラエティに富んだ感じで大変面白く読んだ。
最近は若干微妙だった感じだったけど、この調子ならまだまだ行けそうかなあとか。
教授以外の人達の話も色々読みたい所であるので、その辺またやってくれると良いなあ。
Posted by ブクログ
この巻は、どの話も面白かった。
面白い話、深い話、希望ある話、懐かしい話、心温まる話…
偏りがあると、重たくなりすぎるので、苦手意識が働くが。今回のはそれらのバランスが良い構成になっている。