あらすじ
街は変化する。若かりし頃に住んでいた街を散策する柳沢教授は、しみじみと感じていた。あの店もこの店もコンビニに変わり、仲良しだったカエルの人形も姿を消していた……。ちょっぴりセンチメンタルな柳沢教授の今日の昼下がり――。道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡らない。安くてうまいあじの開きのためなら、足を棒にしても歩き続ける。本書は、Y大経済学部教授柳沢良則の克明で愉快な記録である。
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Posted by ブクログ
柳沢教授と華子ちゃんの表紙を見ただけでもクスッと笑えてしまう。
「柿の木のある家」が良かった。
おばあさんを心配する3人(教授含める)。
最後「カツカツさんへ」と、おばあさんが柿を教授に渡す場面がいい!
Posted by ブクログ
固定キャラが少しずつ増えてきた。ヒロミツ君はもちろん、川端教授、大森君、華子。
柳沢教授自身にも、感情の幅が広がってきた気がする。奥さんとのエピソードなど、若いころの話が出てくると、実は若いころから意外と感情の揺れ動きには敏感だったんじゃないかという気がしてくる。