あらすじ
「俺は彼女が嫌いだった」――明るく! 楽しく! 大冒険! がモットーの少年、石田将也(いしだ・しょうや)。耳の聞こえない転校生の少女、西宮硝子(にしみや・しょうこ)。2人の出会いが、教室を、学校を、そして将也の人生を変えていく――。余りにもみずみずしい青春のカケラたち。最高に切なく、心ゆさぶる物語が生まれました。
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あなたは何のためにマンガを読むだろうか。娯楽?暇つぶし?感動したい?
それらを求めている人には、このマンガは不向きだ。
退屈を嫌う主人公・将也が、聴覚障害を持つヒロイン・硝子をいじめるところから物語は始まる。「障害といじめ」という、少年誌にしてはディープなテーマを描いているが、「いじめる側」と「いじめられる側」は固定化されず、あるきっかけで逆転する。いじめられて初めて、将也は自分のあやまちと、硝子の強さに気付く。
この話に説教臭さはない。むしろ淡々と2人と周囲の関係が描かれ、第2巻で少しずつ将也の変化が見えてきたところだ。「障害者にも分け隔てなく」と、声高に叫ぶでもなく、泣くでもなく、無理に感動を誘うわけでもない。「さあ、どうする」と、読みながら宿題を出されている気分になる。
元となった読切版は、かつて新人賞を受賞したものの、その内容のために掲載が見送られてきました。しかし『別冊少年マガジン』に掲載されるやいなや、その号の読者アンケートで『進撃の巨人』や『惡の華』を抑えて1位になったというから、この作品の影響力がいかほどか分かります。
私は読切版を読んだ時に、久々にいい作家に出会ったと感じました。それだけに、連載版を今後も大切に描いてほしいと、切に願っています。(書店員・鮭)
感情タグBEST3
これはキツイ
友人が聴覚障害持ち(趣味で知り合った)なので、気になり購入。
普通学級の中に障害者が入るとここまで大変とは予想外だった。同学年の障害持ちがいなかったせいだからか。
友人も凄いイジメを受けた、と言っていたな。多くは語らないから聞くつもりはないけど。
補聴器のくだりは印象に残っている。
友人は電池交換だけでも万単位のお金が飛ぶ、と話してくれた。メンテも同じ。障害者年金が一気になくなる、とも話してくれた。
当の本人は頭がめちゃくちゃキレる子で、医療系の資格を持ってバリバリ働いているが、その影にある何とも言えない闇が辛い。
硝子の闇は明ける時は来るのかな。
アニメで知った作品
アニメで先に見てしまい後で購入しましたが感動する内容で個人的に好きです。障害を持つ人と学校で関わった事がないので実際にどう接していいのか色々考えさせられるないようでした。
アニメより衝撃は緩め
アニメから漫画に入りました。アニメはとても面白かったけど、イジメシーンだけはキツくて早送りしてました。でも、漫画だと音がない分、以外に普通に読めました。その分、石田くんの小学生らしさやわんぱくさを感じられ、この作品を違う視点で見れます。
今後の展開もアニメとは少し違うそうなので、楽しみ。
障害について考えさせられる。
書店員さんの評価にも書かれている通り、本当暇つぶしには向かない漫画。聴覚障害がどんなふうに扱われ、どんな問題をもたらすか、一切の妥協を許さずに描いている作品だと感じました。正直、読んでいて胸が痛くなりますが、読まずにはいられない、深い作品だと思います。
映画ではわからなかった
映画では主人公の幼稚さだけが悪いように描かれていたのですが、大人ぶった幼稚さなど他の人の悪いと捉えられる部分も描かれていて、主人公が堕ちていく納得性がありました。
障害
障害をテーマにした本。内容が薄っぺらくなくていい。私が小学生の時はまだ障害に理解がなくて、もし私のいたクラスに耳の聞こえない子が入ってきていたらいじめられていたかも。
いじめ
男の子のイジメってほんと凄まじいですね。
先生も周りの友達もあんまり良くない集まりな気がします。ここからショウヤ君は立て直せるのかな?立て直して欲しい気持ちしかないです。
ないた
障がい者に対するいじめがこんなにもはらただしいものだと嫌な気持ちになりました。障害のある人に優しくなりたいと思った作品です。
匿名
考えさせられます🥺
嫌なことをされても嫌だと言わない硝子ちゃんの心境を色々と考えてしまいます。
自分の気持ちを相手に伝えることの難しさやそれができないのはなんでだろうと考えさせられるお話です。
石田くんと硝子ちゃんの噛み合わない会話から自分の気持ちをまっすぐ伝えることの難しさを感じました。
自分がされたら嫌なことはしないという心がけだけでは難しいと思います。
相手と根気強く向き合うしかないのかなと痛感しました。
1巻読みました。
無料だったのでこの機会に購入させて頂きました。
ちょっと特殊な学園設定のもとメッセージ性の強いテーマが掲げられている作品。
聾者を正面から表現したマンガ。テーマも良いのだけれど、絵も構図も素晴らしく、エンタメマンガとして楽しみつつ、何かを得ることができる
Posted by ブクログ
子どもにも大人にも読んで欲しい。
障がいを持つ主人公を虐めた事から始まる物語。
いじめをした小学生時代から少し成長した高校生まで描かれています。
いじめの内容が酷い。読んでいて心が苦しくなります。
いじめられた主人公が
いじめた側が
周りの家族や先生が
どうしていじめたのか
きっかけは何だったのか
高校生になり変わったのか
あの時何を思い、今何を思うのか
繊細に描かれています。
それぞれのキャラクターの立場や心情によって
深く考えさせられます。
子どもには周りの友達に対して考えてほしい
大人は昔を思い出し、子どもに伝えて欲しい
そんな物語です
この本で見る障碍者の扱い。
実際あったことが多く、とてもつらく思いつつ、いじめた側がこれからどうするか、どう償っていくか、どう関わって理解していくか。
いじめについて、自分は悪くない、被害者面するような人は本当にどこにでもいる。謝ることもせず、誰かのせいにする様がリアルで、腹立たしく、そういうキャラは相変わらず苦手なままでした。
主人公の心境、そしてどうするか。その姿に胸を打たれ、ヒロインがそれを受け入れていく姿を見て、応援したくなるのはすごいと思います。
補聴器は本当にやめて欲しい。十万以上するので支払うの大変なんだぞ…とは思いました😂
賛否両論を避けられない作品だと思います。
あらすじを聞いていたので、胸くそ悪くなりそうだから読みたくないなぁと思っていたのですが、読んでよかったと思います。
今更ですが
98%引きだったのもあり、久しぶりに読んでみたくなり購入しました。
映画化もされましたし、それなりに有名だと想いますが、1巻の序盤はイラっとしますが、ある事を境に悪かった事を学ぶ人間らしいところが好きです。
子供が出来たら読ませてみたい作品の1つです。
おじさん心動かされました。
たまたま映画観ました。
途中までは「あーどいつもこいつも」って思いながら観てましたが、いつの間にか「これは傑作なんじゃないか」と改まり、最後まで目が離せませんでした。
ほとんどマンガは読まないけど、もうちょっと深く知りたくなりこれを購入。
これから一気に読みます!
最後まで見てほしい
本当にすごい漫画です。
細かな心理描写、小道具の使い方、演出…。
内容は楽しいだけではなく、本当に胸に突き刺さるのですが、それでもこの漫画を読めて良かったと思います。
自分の生き方を見直し、前向きになれる漫画です。
Posted by ブクログ
学園ものの漫画です。
因果応報と言う言葉がありますが、序盤の展開はまさにその通りだと思います。
主人公が自分の過去と向き合いながらヒロインとの関係を修復していく姿には感動しました。
一風変わった作品やメッセージ性の強い作品が読みたい方にはおすすめです。
重いが通しで読むべきストーリー
映画化されていて一度読んでみたいと思っていた。
どう収束するのか?そういう期待感で読み切った。重い話だが、人がわかり合っていくストーリー。こなれていないと感じる出だしから、主人公だけでなく他の登場人物の過去までが明らかになっていく終盤まで、話がうまく繋がっていく。償いから始まって、愛情に結び付くハッピーエンドまで、安心して読めます。
Posted by ブクログ
硝子はどうしてここまで頑張れるのだろう。助けてあげたいけれど何もできない。現実世界でも大人が子供の世界に介入するのは難しいかもしれない。それから「リゼロ」でも思ったけれど、黒目が小さいとちょっと怖い。
深い
自分が小学生だったころ、子供がゆえの何気ない一言で傷つけてしまったことはないだろうか?それによって楽しかったはずの何かが狂ってしまってないだろうか?色々と考えさせられました。
Posted by ブクログ
1年以上積んであったのを、劇場版が始まったこともあり、この連休で一気に読み終えた。障碍者といじめという重たいテーマを扱い、途中のストーリーも安易な友情とは真逆の、個人では御しがたいドロドロした感情をぶつけ合うという居たたまれない情景を描きながら、しっかり読ませる作品に仕上がっている。全7巻で余計なことを描かず、未来への希望を感じさせるような余韻を残して終わらせた手腕も見事。これは文句なしの名作。
Posted by ブクログ
聴覚障碍者の少女と、ガキ大将の少年の話、でしたね、1巻は。
これは、なんだか心をえぐられる話でした。
これ以上は辛いから読みたくないけど、続きが気になる。そんなマンガでした。
壮大な感動作です。
序章の1巻を読むと、心残りのようなものがあった。
それは、自分が感動した作品を読み始めたときと同じ気持ちでした。
人のいやな部分が出てくるので、嫌悪感が出る部分があるかもしれない。
しかし、それは直ぐ消化し感動に変わります。
それほど話がしっかりしてる。
2巻に手を出したら、恐らく最終巻まで買ってしまうだろう…
いっきに読みたい良作な感動作です。
4巻は普通に泣くヽ(´ー`)ノ
Posted by ブクログ
『聲の形』は、子供の残酷さやいじめと孤独のテーマを扱った作品である。
第1巻では、子供は残酷であり、障害やハンディキャップがある者へ集中していじめが向けられることに驚かされる。この作品は、子供向けの本ではないと思った。
物語は、耳が聞こえない西宮硝子が主人公であり、新たに転校してきたクラスの席の後ろに座るちょっと尖った石田将也によるいじめに巻き込まれる。
将也は、小学6年生で、クラスのガキ大将であり、橋の欄干から飛び込むなどリーダー格の存在である。彼は硝子の後ろから、教科書を丸めて大声で叫び、聞こえない硝子に興味を持つ。
将也は、退屈しのぎのために硝子をいじめの対象とし、さまざまな嫌がらせを行う。紙のノートを使ってコミュニケーションをとる硝子に対しても、将也はノートを破ったり池に投棄したり、補聴器を取り上げて壊したりする。
これらの行為は半年余りの間に8回も繰り返され、その損害額は約170万円に上る。
周囲の者たちは見て見ぬふりをし、笑ったりしている様子も描かれている。実に非道な行為であり、理解に苦しむ。教師は、見て見ぬふりをする。
なぜか、将也は自殺したいという衝動に駆られているが、その理由は不明である。しかし、結果的に将也は自殺を思いとどまる。対照的に、硝子は何も言わずに黙って微笑み、感謝や謝罪の言葉しか発しない。
やがて、硝子の母親が学校に訴えを起こし、将也の母親が謝罪と弁償を行うことで第一巻は終了する。全体として、救いの乏しい、どこか暗い作品である。
マガジン連載時から気にはなっていましたが、読んでみてやはり面白いと思いました。
なにげなく幼心でしてしまった言動が、相手にとっては嫌なことだったのかもしれない、と考えさせられました。
久しぶりに再読
地上波のアニメ放送を見て久しぶりに再読。主人公の悪ガキっぷりは可愛いなんてもんじゃなくてイライラするし痛々しいけど「その先」について書くという発想がすごいと思う。担任教師は最低だな。
Posted by ブクログ
・3周通読。休日半日あれば読み終えられるのに、インパクトがデカい、そんな作品
・障害云々より、キャラクター同士の微妙な距離感とか、誰かが嫌いなことにも理由がある云々の話が印象的な話
・誰かを思いっきり嫌ったりする経験も少なくて、人からもなるべく嫌われないように振舞う自分にとって、植野さんの西宮さんの当たりの強さは堪えた。だからこそ植野さんが個人的に一番印象強いキャラクターになったと思う。友達にはなりたくないけど、自分にはない部分を一番持った人物
Posted by ブクログ
・因果応報という言葉が一番当てはまる石田将也
・高3の時、死を決意した将也は、西宮硝子さんととある場所で再会することになるが、はたして、
2人のこれからの関係はどうなるのか…?
・そして、石田の周りの人達は…?
Posted by ブクログ
中学生に勧められて読み始めた。
映画は見たことがあったが、「マンガの方が一人一人の心の動きが細かく描かれている」とのこと。
いじめの加害者が、ある日あることをきっかけに突然被害者側になる。その心の葛藤が絵との相乗効果で響いてきた。続きも読んでみたい。
子どもってやつは……
先にアニメーション映画を見て、この1巻を読みました。
小学生では基本、暗愚で残酷で無責任で、そういうのを一定、容赦なく描いていますね。リアルですが、いじめ被害を受けた経験のある方には読むのも辛いかも、とも感じます。
私は子どもの頃、5年ほど海外で暮らしていたこともあり、学校生活では幸い、嫌な目には遭いませんでしたし、主人公の少年よりはもう少し聡明であろうとしてきたつもりですが、加害者と被害者は紙一重ですね。この作品の主人公も、因果応報的にいじめのターゲットになってしまうので……やはり今の日本社会に漂う息苦しさを痛感する部分もありますね。私が大学生になって入った和敬塾とかも日本的なしょうもなさ、同化できない奴は出て行け、しかない阿呆な集団でしかありませんでしたし……。(前近代的な世間で止まっているからどうしようもないんですよね)
作中に出て来る大人たちもあまりしっかりしていないし、無責任でもあるのですが、実際にそういうのって巷間に満ち溢れていますので……この続きでどう話が展開するのか、全7巻の作品ですし、きっちり読みたいですね。
Posted by ブクログ
聴覚障害を持つ少女・西宮に、石田が出会う。周りの友人は少しずつ大人になっていく中、退屈な日々を打開するために西宮に興味を持ち、限度を知らないイジメを行いながらクラスの中に西宮の「存在感」「居場所」を作り上げていく。しかしいくつも補聴器を壊すなど行き過ぎたいじめに学校が動き始めた途端、担任もクラスメートも石田から一気に離れていき、反対にいじめの対象となってしまう。やり場のない怒りを西宮に暴力でぶつけ、西宮は転校。それを機に石田は西宮から守られていたことに気づくが、卒業まで‥いや、進級した中学生活まで元クラスメートに奪われてしまう。孤立したまま石田は高校3年生を迎え、人生の悔いを残さないために補聴器代を母の枕元に置いたあと、西宮に会いにいく‥そのまま罪を抱えて死ぬことを考えながら‥
純粋が故に残酷さを見せる子どものいじめとはいえ、間違いなく好奇心をこじらせすぎたいじめだったし、それでも耐え続けた西宮にも心の闇を感じる。いじめられても泣かない、相手にし続ける彼女の心には何があったのか?
東京オリパラ開会式で話題になった事件を踏まえながら読むと、一度でもこういったことをした人が更生の余地があるのか、周りが赦す余地はあるのか、考えさせられる。
これぞ京都アニメーション
日本アカデミー賞で賞取った作品。石田と硝子の友情と感動の名作です。
つい最近不幸のあった京アニ作品でアニメもやってました。
アニメを見て、マンガを読みましたがマンガの方が深く、詳細に描かれていてGoodでした。
Posted by ブクログ
因果応報
いじめを題材にしていて
出てくる登場人物が全員実に生々しい
憶測だが、
全員が自分の性格の悪さを自覚している
というところが面白かった
それを受け入れる人もいれば気づいていないふりをする人もいる
読んでいて良い気持ちはあまりしないが、
考えさせられる漫画
匿名
映画から
この作品は映画から入りました。映画が好きだったので、原作を読んでみようと。
物語を知っていると思って読んでみると、少し感じ方が変わりました。やはり漫画のが色んな意味で内容がより濃いと感じます。
その分、嫌な話は胸糞悪く感じて読んでて気分が下がります。でも西宮さんと主人公の二人のシーンは好きです
Posted by ブクログ
イジメの被害者/加害者/まわりの人の心理描写が綿密に描かれたお話。
可愛らしい絵柄ですが、イジメの描写は読んでいて辛くなるほどリアル。無邪気に残酷です。
繊細な心の機微が丁寧に表現されていて、読んでよかった作品。
ただ、川井だけは本当に気持ち悪かった…
自分を責めることが多い主役2人、悪意を自覚して真っ直ぐな植野に比べ、
川井は自分が損をしないように立ち回り傍観し、何かが発覚すれば自己保身に。
直接イジメに関わってないように見えて「自分はやってない!自分は悪くない」の一点張りの彼女でしたが、まわりにバレないようにイジメをしている描写があります。
音楽発表会の練習で歌う時、耳の聞こえない西宮の隣でわざと口パクをして、西宮の歌うタイミングをずらしたシーン。
誰が悪い、誰が正しいということは難しいですが、いろいろと考えさせられる作品でした。
Posted by ブクログ
障害のある子を面白がっていじめることで充実感を得ようとする主人公は最低だと思ったが、周りも最終的には主人公1人に罪を擦り付けて 挙句の果てに主人公をターゲットにイジメを始めて、転校生1人が入ってきたことで生徒たちの本性が顕になっていく姿が印象的。単純なことで楽しんでいる自分の人生を振り返ったところで第2巻につづく。
映画を見て気になったため、無料期間でしたので購入してみました!
この巻は結構胸くそ悪くなりましたが小学生時代の主人公があれでしたので自業自得かなと思いました。
考えさせられる
綺麗事で終わらせないストーリーだと思います。
主人公の小学生時代の過ちは許されることではないのかもしれませんが、彼は自分の過ちに気付いてそれを恥じています。これは誰でもできることではありません。
大抵の人間は過ちを犯しても自分を肯定して認めようとしません。顔にバッテン印のクラスメイトたちはこの類の人間だと思うのです。
Posted by ブクログ
映画に感動したので原作を読んでみた。
今のところ、単純に将也には共感できない。自分が楽しいから、手間がかかってめんどくさいからクラスメートを攻撃してもよいって、最低でまんま苛めっ子の心理じゃん。それがホームルームがきっかけで将也が攻撃対象になったとき、そういえば、子供の世界はそうだったな、と思い出した。正義も理念も関係ない。自分を守らないと攻撃されるから攻撃する。野蛮で卑劣な小さな世界。どんな理由も、歪な攻撃の正当化はできないが、それが相手の一生に大きく影響しうる不平等。…もっと広い世界があると、死を選ぶ前に知れたらよいのに。
衝撃的
なかなか衝撃的なストーリーで、驚きました。
結構ヘビーな内容なので、個人的には読む時(気分)を選びます。
アニメ化されて、そちらを観た知人も衝撃を受けたと話していました。
ある意味人間くさいストーリーです。
Posted by ブクログ
無料アプリにて。
どんな話かはわからずに、評価がすごく良かったから読み始めてみたけど思っていたよりも内容の深い話だったんじゃないかと今になって思う。読んでいて苦しくなるくらいリアルの入り混じった漫画だった。退屈だから面白い事をしたいってのがイジメのきっかけになりうるんだなーと。ヒロインの女の子がとても健気でそこが唯一この漫画を続けて読んでみようかなと思う救いだった。先生すらもタチが悪い。主人公の周りのクラスメイトも。でもそれも含めてこそリアルなのかもしれない。
Posted by ブクログ
障害やいじめがテーマに置かれているので、優しいタッチだが、かなり重たい作品。
心理描写が上手で、読んでいると距離を保とうと思ってもかなり心を揺さぶられてしまう。
読んですっきりする感じは全くないが、一気に読み進めてしまえる良著。
言いたい事はよく分かる
言いたい事はよく分かりますし硝子はいい子だった。ただこのストーリーにのめり込むと障害を持つ人がみんな硝子みたいなんじゃないかと幻想を持ったりしない事を望みます。
Posted by ブクログ
聴覚に障害を抱えた女の子といじめっこの男の子の話。
小学校時代の話が中心ですが、痛いです。リアルです。聴覚障害の子はいじめられると聞きますが、子どもの心情としていじめる側の気持ちがよく表されていました。教師が嫌だけどね。小学校での別れと再会、今後どうなるか胸が痛いですけど気になります。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
「俺は彼女が嫌いだった」――明るく! 楽しく! 大冒険! がモットーの少年、石田将也(いしだ・しょうや)。耳の聞こえない転校生の少女、西宮硝子(にしみや・しょうこ)。2人の出会いが、教室を、学校を、そして将也の人生を変えていく――。余りにもみずみずしい青春のカケラたち。最高に切なく、心ゆさぶる物語が生まれました。
【感想】
いじめる側の卑劣極まりない行為、いじめられる側の泣き叫びたくなるような苦しさ。そんな許せない、そして苦しい気持ちが、ひしひしと伝わってきた。その苦しみを味わっているのが、まるで自分のことのように思えて、読んでいて辛かった。でも、こうしていじめの現実に目を向け、逃げずに立ち向かうことも大事なんだろうな、と思った。
Posted by ブクログ
だいぶ前に読み終わっていたのに登録忘れてた。
はじめの方はとても危なっかしい、不器用な人と関係だったけれど、徐々に成長していく。
不器用過ぎて、ハラハラしたり、イライラしたり。
彼の踏み出した一歩は、とても難しくて、だけど大事で、だからこそ彼はそれから前を向けたのかな。
Posted by ブクログ
何かと評判のマンガ。
転校してきた聴覚障がい者を宇宙人のように見る小学生。
いじめのシーンは心が痛む。
正直残酷。
こういう現実が存在することを多くの人に読んで知ってもらいたいと思えるマンガ。
本当に面白くなるのは2巻以降とのこと。
引き続き読むしかないか。
Posted by ブクログ
全7巻。子供の頃って素直だからいじめとかひどいし、こわい。それを悪いことだと思っても子供だから対処方法もわからない。子供の思春期って難しい。それを巻が進むほど考えを改め、葛藤し、成長していく。何とも言葉でまとめるには難しい内容だけど、リアルだった。描写の仕方もリアルで、さらにリアルに感じた。
Posted by ブクログ
同タイトルのリメーク版の読み切りに感動して、単行本化を待ちわびていた作品ヽ(^∀^)ノ
読み切りでやりきった感があったので、連載ってのはどうなんだろう?と思ってましたが、読み切りでは登場しなかった親たちの目線が入った分、物語に幅が出ていいですね。
障がい者の気持ちに寄り添って~っていうことが子ども心に善いことだと理解できても、それを実行し継続していくのが子どもにとっていかに難しいか…ということを教えてくれた第1巻だったなと思います。
大人になった今でも人付き合いなんて上手くやれないのに、子どもが障がい者に対してどう接するべきか戸惑い悩むのは当たり前のことですよね。そういう場面でこそ教師が上手く導いてやらねばならんのに、担任の竹内先生ヒドすぎる!!(`ε´╬)
「きこえの教室」の喜多先生も、硝子ちゃんへの配慮はあるんだけど、逆に他の子たちへのフォローは足りないところがあるんじゃないかな~と。(まず担任と連携が出来てないことも問題だと思うし)
結局は試行錯誤というか、傷つけたり傷つけられたりしながらでしか関係を築いてゆけないのかと思うと、見守る大人としては歯がゆい限りですね(´д`;)
しかし硝子ちゃんは良い子だな~!感情をつかみにくい子だけども。
そういう意味では、あのケンカのシーン(160頁~)は、お互いに初めて本音を言い合えたんだと受けとることができるような気もします。
次巻、将也の行動と硝子ちゃんの反応に期待(´ー`)♪
主人公の小学生時代は間違いなくクソガキ。碌なもんじゃない。そしてクラスメートに担任も最悪。でも実際にありそうなクラス。ここからどのように話が展開するのか期待。
Posted by ブクログ
いじめの加害、被害両方の経験と気持ちを持ちながらみんな大人になっていく。
知らない間に(いるだけでも)人を傷つけることだってあるし、加害したことで自分を許せなくなることもある。
やってきたことは消せないし、過去を抱えながら生きていくしかない。
でも過去の事実は変わらないけれど、現在の在り方次第で未来が違ってくるのは確か。
明るくできるのかどうかは賭けだけれど。
Posted by ブクログ
なんだか、
思ってたより、
悲しい一巻だった。
確かにありそうだよねー。
って思うところとか。
急にいじめの対象になっちゃう事とか。
怖いな。って思った。
Posted by ブクログ
度胸試し 人生は退屈との戦いだ ヌートリア デラックス モラルの話 仕方のないことねぇ… 手話 ポイント稼ぎ 耳にお経書き忘れたんだよ! 蛞蝓を見たら塩をかけるし 補聴器 総額170万円ほど 自己責任だと どーせ死ぬんだ_死ぬならさっさとやり残したことを片づけよう
まずはプロローグ
長いかかわりとなる二人のプロローグ。
いかにも小学生らしい思慮のないいじめから話が始まる。
嫌悪感が先に立つが次巻以降の大事な話の基調となるので我慢して読んでゆく。
考えさせられる
主人公がヒロインに対するいじめを悔やみ償おうとする。自分の罪と向き合い行動を起こす主人公やどんなに辛くても負けずに頑張るヒロインに勇気をもらいました。
Posted by ブクログ
退屈を嫌い、好奇心が強い少年・石田将也。
日々、仲間と危険な遊びを繰り返していたが、もうこんな遊びはやめにしようと言われる。
そんな時、転校生がやってくる。
西宮硝子。
耳の聞こえない女の子だった。
まるで異星人ようなで理解できない。
周りに迷惑をかけていてムカつく。
石田将也の好奇心は、西宮硝子へと向かう。
はじめて、子供の頃にある好奇心を恐く感じました。
あと、無責任な言葉があるんじゃなく、言葉自体が無責任なんだなと。
周りと違う人、違うことをする人。
一緒になってしていたことでさえも、ひとりに責任を押し付け、新たに違う人を作る。
内容が思っていたより、リアルでした。
次巻予告にある伝えたい言葉って何だろう?
Posted by ブクログ
耳が聞こえない少女と
いじめっ子の少年のお話
人間の心理って複雑だな
いじめはした方は覚えてないけど
された方はずっと覚えてるんだよね
でも小学生とか中学生って
きっと間違うんだと思う
もちろんいじめは許されないけど
強くならなきゃって思う
Posted by ブクログ
川井は自分が常に正しいと盲信しているから、石田に詰め寄られて泣いたときは本当に全く自分に非がないと思っていたのだろう。こういう無意識な自惚れが「心底気持ち悪い」と言われるのは仕方がない。植野は「感情を剥き出しにする=相手と本気で向き合っている」と自分を正当化し、嫌いだったら何をしてもいい訳じゃないのに感情の赴くままに自分勝手に行動する性根腐れ女。竹内先生の言っていることは、正直誰でも一度は思ってしまいそうなこと。だけどそれを口に出すか出さないかでは大きく違う。この先生がいつの間にか手話を覚えていたり、島田たちが溺れた石田を助けたり、人は善悪二分論で語れないんだと強く感じる。
ヒロインが…
いじめシーンや、登場人物たちの自己中さなどは妙にリアルです。
それなのにヒロインだけはかなり現実感がなく浮いてますね。
天使のような美少女で、仏様のように心優しい。
いくら漫画でもリアリティなさすぎで残念でした。
男性向けの作品だから仕方ないのかな。
いじめ描写
とにかくいじめ描写がきついです。
壮絶というより、周囲が全く助けないどころが次々裏切っていく感じなのが精神的にきついです。
最後まで読んでもそれに見合う感動があるかといったら微妙でしたね・・・