【感想・ネタバレ】聲の形(5)のレビュー

あなたは何のためにマンガを読むだろうか。娯楽?暇つぶし?感動したい?
それらを求めている人には、このマンガは不向きだ。

退屈を嫌う主人公・将也が、聴覚障害を持つヒロイン・硝子をいじめるところから物語は始まる。「障害といじめ」という、少年誌にしてはディープなテーマを描いているが、「いじめる側」と「いじめられる側」は固定化されず、あるきっかけで逆転する。いじめられて初めて、将也は自分のあやまちと、硝子の強さに気付く。

この話に説教臭さはない。むしろ淡々と2人と周囲の関係が描かれ、第2巻で少しずつ将也の変化が見えてきたところだ。「障害者にも分け隔てなく」と、声高に叫ぶでもなく、泣くでもなく、無理に感動を誘うわけでもない。「さあ、どうする」と、読みながら宿題を出されている気分になる。

元となった読切版は、かつて新人賞を受賞したものの、その内容のために掲載が見送られてきました。しかし『別冊少年マガジン』に掲載されるやいなや、その号の読者アンケートで『進撃の巨人』や『惡の華』を抑えて1位になったというから、この作品の影響力がいかほどか分かります。
私は読切版を読んだ時に、久々にいい作家に出会ったと感じました。それだけに、連載版を今後も大切に描いてほしいと、切に願っています。(書店員・鮭)

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匿名

購入済み

衝撃的な事件起こります

この巻では硝子ちゃんに大きな事件が起こります。石田くんと硝子ちゃんは色々共通点があるなあと思いました。
伝えることや、言葉だけでは伝わらないもどかしさがあるなあと感じます。

#泣ける #感動する

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2024年02月25日

購入済み

すごい漫画

4巻あたりから映画で描かれなかったエピソードなんかが入ってきて読み応え増し増し。にしてもすごく心の深いところを抉られる作品で、読むのにエネルギー要るんだけど、それでも何度でも読みたくなる不思議。

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2023年08月06日

購入済み

繰り返し

何度も繰り返す孤独ループ。また石田君も西宮さんも1人になってしまう。せっかく穏やかな輪ができていたのに、やっぱり小学校の時のあの環境にいた人たちはみんな負でしかないですね、、
すごく嫌な気持ちになったので、早く脱出してほしいです。

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2022年04月09日

Posted by ブクログ

たとえぶつかり合う結果になったとしても、それぞれが隠していた自分をさらけ出していかなくては、一歩先に進むことができない。硝子の抱えていたものの大きさに切なくなる。初めて名前で呼んだ?決定的ターニングポイント。

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2018年03月05日

Posted by ブクログ

危うい状態で「仲間」を築いていたものが、ついに崩壊。

最後のページは、最悪の結果に(涙)
続きが心配

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2017年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

石田がやっとやっと周りの違和感に対して思ってる事を伝えられた巻。植野さんも川井さんも自己満足がすごい。川井さんなんてもはや理解できない。でも何より意味わかんないのは真柴くん。なに自分がいじめられてたからって人のこと殴ってるんだろう。意味わかんなかった。最後はまさかの展開でビックリ。西宮さん笑ってる時が1番可愛いのに!

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2017年08月26日

Posted by ブクログ

ようやく石田がみんなに本音をぶつけれた。ぶつけちゃった。
真柴くんの目がこわい。彼は闇を抱えてそうだけど石田たちとどうなるんだろう。
川井さんが男目当てでイメチェンして真柴くんにぶりっこしまくりなのすごいイライラするんだけどこの子もこの後どう変わるのかな。
植野さん、今までこの子やだな~すぐキレるし西宮さんのこと嫌いだし‥って思ってたけど実はこの子が一番素直で一生懸命だったのかな。この子にも幸せになってほしい。
永束くんはいいやつなんだけど結局小心者で虚栄心が強くて、真柴くんとの違いはイケメンかイケメンじゃないかってところくらいなのかもしれないけどその差って大きいよね‥。

そして西宮一家と花火見に行った直後の西宮さん、なんで!?
唐突すぎてなんの伏線もなくて頭まっしろ。
いや伏線はみんながバラバラになってしまったことなのか?

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2016年12月23日

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こういう題材は世の中に出すにはとても難しいと思う。いろんな価値観を持った人がいるので。
私はよかった。考えさせられる漫画でした。

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2016年09月08日

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ネタバレ

どんだけエグい…。

ひたすら、ひたすらに将也を責める日々でした。
彼を責めるのは彼の「仲間」「友達」…そして「将也自身」。

過去は変えられないから、彼はこの責め苦から逃れられない。後悔を耐え切れるほどの自信もない。どうしようもない絶望感です。
そういう意味で、彼が硝子のために生きようとするのは、それしかないから…逃避なのかもしれません。

それの何が悪い、と言いたい所ですが、それが当の硝子にはどう感じられていたのか…。

ここまで足掻く青春って、そんなにはないんじゃないかなぁ…。

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2015年05月16日

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ふわふわした会話のやりとりにぞわぞわして妙にリアリティがある。みんなそれぞれ自分のことでいっぱいいっぱいになっちゃってるような巻だった。

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2015年02月15日

Posted by ブクログ

最初の1巻を初版で買って読んだけど、1巻の内容はまさにいじめて、いじめられての内容だったためそのまま2巻を読まずに心苦しいイメージしかなかったのですが、
ずーっと話題になっていたのでもう一度1巻から一気読みしてみたら、『あー話題にもなるはずだ』と納得、面白いです。
人生再生物語なんだろうけど、そんなことを文字で書くと重みがなくなって薄っぺらく感じるけど全然違いますから。
すごい人間ドラマが繰り広げられています。
それぞれの立場からそれぞれの後悔があって、みんながたぶんそれについて思うことがずーっとあって、心の傷がうずいていたんだと思う。
とくに石田くんはいじめる側、いじめられる側の両方をあじわっているだけに人よりも思い感じることが多かったはず。
ってか、5年かけて西宮さんのことずーっと考えながらすごしていたんだよね。
ようやく行動できるまでになった石田くんなわけで、西宮さんとの再会から彼をとりまく環境も動き出し、変わり始めた。
彼のまわりに集まり始めた人達は何を思って彼のまわりに集まってきたのか?
集まってきたことはいいとして、なぜつるみ始めたかな?
色恋だけでじゃない。何を期待している。
石田くんをいじめていた少年2人の存在もこの先気になるし。
あと、真柴くんがちょっと謎だよね。
この真柴くんはどんな理由で石田くん達に近づいてきたのか?
真柴くんもどこかで石田くんのいじめのことで繋がってる関係者なのかな?
まぁそれはいいとして、5巻の最後がなんて切ない。
まさか、彼女がそんな決断をしていたなんて、6巻で夢でしたなんてことはない?
すっごく気になるところで終わってるんですよね。
もう毎巻読むたびに、自然とポロポロ涙でるんですが、たぶん読んでいるみなさんもそうですよね?
いろいろ胸にくる作品です。
6巻がすでに発売されているようなので今日急いで買って読みたいと思います。

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2014年10月29日

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過去の自分を受け入れて矯正していく事は偽善じゃないとおもう。昔がどうであれ今変わろうとしていること自体償いになってると。けど、周りからは人間の性根は変わらないと思われるのが普通なんだろうな。しょうやは、死ぬまできっとその罪を背負っていかなければいけないのか。しょうこちゃんも、虐められた方だけれど、自分が居るから人が不幸になると思い自殺しようとまでする。それこそが、本当はもっと、しょうやを苦しめる事になるのに。なんとも、切なくてやりきれないストーリーだ。普通の人達は昔虐めてた子の事なんか忘れて普通に生きてる人が殆どだと思う。純粋過ぎる2人なんだよな。次の卷が早く読みたい!

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2014年09月27日

Posted by ブクログ

みながみな、連鎖反応して、谷底から出られなくなっている。本音で付き合ってはいけないのか。本音の機能、意味とは。

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2014年08月17日

購入済み

5巻読みました。

友達ごっこ?みたいな言葉が当てはまるようなバランスの悪い関係が続いていたけど,とうとうバラバラになってしまった。
名前呼びのシーンどきっとしたり、最後のシーンは気になったり。。。
次巻も楽しみ!

#泣ける #ドキドキハラハラ #タメになる

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2022年09月29日

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ネタバレ

【あらすじ】
西宮硝子(にしみや・しょうこ)と再会してから、広がり続ける将也(しょうや)の世界。永束(ながつか)の提案で始まった映画作りに硝子も誘って参加することになった将也。硝子、そして仲間たちと過ごす夏休み。何気ない毎日に幸せを感じる将也だが、心の隙間に生まれた不安が、やがて大きな波乱を巻き起こし……。

【感想】
この巻は苦しいことばかりで読んでいて辛かった。それから、終わり方がとても衝撃的で怖かった。

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2017年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いつまでも×の人は×だなぁ。早く剥がれてほしい。ラストは衝撃。なんで?どうなっちゃうの?だんだんしょうこは素直になれてきているのかもしれない。

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2015年03月21日

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石田くんは硝子の音が聴こえない世界がどんなものか、と言う事を考えない。身障者ものを描く時に有りがちな表現を一切使わない作風は作者の挑戦なんじゃないか、と言う気がしてきた。

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2015年01月09日

Posted by ブクログ

聴覚障害者の西宮さんを中心に新たな人間関係を作り上げることに成功した石田、その輪は温かいけどどこか不安定で今にも壊れてしまいそうな危うさも感じられます。
今までもそうでしたが今回はより虚栄心や、自尊心、自分勝手さなど人間の一種の醜さのようなものがむき出しになっているという感じで読んでいて胸が締め付けられる思いの人間ドラマが描かれています。人間関係がどれだけ脆く、ゆえに重要なのかを考えさせられました。

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2014年10月31日

Posted by ブクログ

永束の提案で映画を作ることになった将也たち。
しかし、将也が過去に硝子に行ったイジメが暴露されてしまい・・・。

遂に来るべき時がって感があるけど、これを越えないと蟠りは溶けないだろうなぁ。
実際の人間関係なら、ここまでぶつからずに、なあなあで有耶無耶になるんだろうけど。
最後も目が離せない展開なので次巻が気になります。

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2014年10月02日

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自分が引き起こした結果に責任を持つことは大事だ。だけど小学生の頃の取り返しのつかない過ちにどこまで責任を持つべきなのか、どこまで事故犠牲強いるべきなのか。

障害者の周りには昔の担任のような考え方をするひともかなりいる。どこまでがフォローすべきことで、どこからは甘えさせず周りと同じことを求めていくのか。
その見極めは誰にでもできることではないし、ルール化できるものでもない

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2014年08月24日

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久々に鬱展開が出てくる巻だった。そしてラストに思いもよらぬ展開が...

この作品を通して、石田はこれでもかというぐらいに自分の過去の過ちを悔やんで、悔やんで悔やみまくるっている。過去への悔やみはこの作品が終わるまでずっと、石田のなかに残り続けるのだと思う。

そして、「いくら善人になったつもりでも、いつかは報いを受ける」 という言葉。真柴くんのこの言葉は本当にその通りだと思う。けど真柴くんは知らないだけで、石田はその報いを十分受けてきてるんだよなぁ...

また、この巻で一番胸糞悪かったのは川井さん。相変わらずクズですね。何も変わってない。小学生の頃と同じで、嘘泣きで他人の同情を誘って石田の居場所を無くそうとする。まぁあの子を含めて、硝子の周りの人々、さらには硝子自身も変わっていくのを楽しみにするしかないな。

この巻で印象に残ったのは、石田の小学校のときの担任ですね。硝子の手話を理解してるシーンを見るかぎり、実は裏で手話勉強してたってことか。ちょっと感心してしまった。

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2014年08月23日

Posted by ブクログ

みんなの関係はぐっちゃぐちゃになったけど、スッキリしている自分もいます。これで良かったのでは、と。いろんな不安を抱えたままじゃ友達なんてしんどくてやってらんねーよ面倒くさいもん。これで関係が切れたら楽だし、また仲良くなれたら嬉しいね。

ただラストが…。どうなるの!怖いです。

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2014年08月22日

Posted by ブクログ

なんか壮絶だった。石田がかわいそうに見えてくる…。しょうこ?のお母さんがすごくいい…!結構好き(笑)最後の自殺のところはびっくりした。しょうこも辛かったんだろうな。なのに石田のためにむりしてたのかな…。

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2014年08月18日

Posted by ブクログ

 まあなんというか、「えーまたかよ」とおもったら「えーそうなるの?」みたいな。
 次が読みたくなる展開ではある。

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2014年08月17日

Posted by ブクログ

たくさんの人が登場して、それぞれの考え方と人間関係が時々難しく感じた。将也をはじめ、若者たちはそれぞれの形で変わろうともがいているのに、小学校時代の先生は、教育者でありながら少しも変わっていないのが残念。

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2022年11月15日

Posted by ブクログ

制服如きで人の評価変えるような奴が お前は川井とそう変わんねぇ_目糞鼻糞だ_笑えるからこれ以上ギャーギャー騒ぐな 他人様 うんこ頭指揮の映画制作は空中分解 姉ちゃんの言った「私と一緒にいたら不幸になる」って言葉に抗いたいのかな石田は どうやったら自分が昔より成長したって事を証明できるんだろう

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2020年12月21日

Posted by ブクログ

進行する映画づくり。

少しずつ変わってきたと思ってた将也も、結局根本的なモノは何も変わっていなかった。

過去の過ちは重すぎる。

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2016年03月19日

Posted by ブクログ

えー!!
ラストのインパクトにちょっと声出ちゃった。
頑張れ石田くん。
手を離すな石田くん。


それにしても委員長がゲス過ぎてあれ。

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2015年01月16日

Posted by ブクログ

石田は成長しているのに、小学校の時から世界が広がってなさすぎて、でもだからこその成長だったんだろうなあと。超個人的な意見として、石田にはずっと硝子の隣で罪の意識を抱えたままでいて欲しいし、いつまでもそれにもだもだしてくれと思うし、硝子も死ぬまでそれに付き合ってやればいい。

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2014年11月02日

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