あらすじ
「じゃーな、西宮(にしみや)」。硝子(しょうこ)を庇って大けがを負い、眠り続ける将也(しょうや)。前を向くと決めた硝子は、絶望の中、壊してしまったものを取り戻そうと動き出す。バラバラになった仲間たちの「こえ」にそっと耳を澄ませる――。繋がる想い。そして、再開した映画作り。時を刻み始めた彼らの世界に、待ち受ける未来は――。
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あなたは何のためにマンガを読むだろうか。娯楽?暇つぶし?感動したい?
それらを求めている人には、このマンガは不向きだ。
退屈を嫌う主人公・将也が、聴覚障害を持つヒロイン・硝子をいじめるところから物語は始まる。「障害といじめ」という、少年誌にしてはディープなテーマを描いているが、「いじめる側」と「いじめられる側」は固定化されず、あるきっかけで逆転する。いじめられて初めて、将也は自分のあやまちと、硝子の強さに気付く。
この話に説教臭さはない。むしろ淡々と2人と周囲の関係が描かれ、第2巻で少しずつ将也の変化が見えてきたところだ。「障害者にも分け隔てなく」と、声高に叫ぶでもなく、泣くでもなく、無理に感動を誘うわけでもない。「さあ、どうする」と、読みながら宿題を出されている気分になる。
元となった読切版は、かつて新人賞を受賞したものの、その内容のために掲載が見送られてきました。しかし『別冊少年マガジン』に掲載されるやいなや、その号の読者アンケートで『進撃の巨人』や『惡の華』を抑えて1位になったというから、この作品の影響力がいかほどか分かります。
私は読切版を読んだ時に、久々にいい作家に出会ったと感じました。それだけに、連載版を今後も大切に描いてほしいと、切に願っています。(書店員・鮭)
感情タグBEST3
読んでよかった
以前、一巻の最初の方で拒絶反応が出てしまい
ずっと避けていた漫画でした。
家族が「今日、すっごく面白い漫画読んだ!」と
この漫画の話をしたので、そこまで面白いなら…と思い
読んでみたら、すごく良かった!
多分自分がこの漫画に登場するとしたら
何もせず傍観してるクラスメートだろうなあ。
高校時代なら顔にバッテンつけられてるモブで…
話には感動したけど、私は過去をほじくりかえす勇気はない。
それをやったばかりに(能動的にしたわけじゃないが)
人間関係が滅茶苦茶になったことがあって、今も
その苦しみや後悔は続いてるから。
自分を誤魔化して忘れてしまった方がいいこともあると思う。
でも、この子達の開けた扉の先には幸せが待っていることを
願います。
Posted by ブクログ
元から持ってたけど、あんまり印象に残ってなくて、映画を機に再読。なんでか涙が止まらなくて…
人生は、人間は、みんな、みんなだ。みんなそれぞれ偽善者で、からっぽで、おせっかいで、いじっぱりだ。
この物語の中で、キャラクターだけ抜き出したら好感が持てる人物なんてせいぜい主人公の母だけなのではないだろうか?
みんな、みんな、どうしようもない。
どうしようもなさの果てに死を企図してしまいさえする。
でも、それでもみんなそれぞれ一理あるようなことを言うし、それぞれ気持ち悪いような言葉を吐いたりするし、なにを考えてるのかわからなかったりする。
みんな、みんなそうなのだ。
ただ一つ言えることは、話してみないとわからないということ。
ちゃんと顔を見て、声を聞いて、向き合おうとしなければなにも得られない。たしかに、得るものは罪や恥でもあるかもしれないが、でも、可能性もすぐそばにあるのだ。いつだって。
いろいろなことがあった。いろいろな苦悩があった。
でも、でもやっぱり、まだ死ぬには値しない。
Posted by ブクログ
なんだかいろいろあったしヒヤヒヤしたけど、結局、石田も西宮さんも植野さんも川井さんも何考えているんだか良くわかんねーっていうかキャラを正確に掴みきれなかったような気がするんですよね。
それでも最後まで読んで、なんだかほっと胸を撫で下ろすような気持ちです。
Posted by ブクログ
本当に良い作品だった。なんか読む前に抱いていた下品な感情全部良質な感情になっていつの間にか涙が口に入り込んでた。なんというんだろう。感想を書きたいんだけど、全てが良かったから何処を抜粋するべきか分からない。
気になっているならぜひとも読んでほしい
Posted by ブクログ
完。
不思議な気持ちになる漫画。
葛藤した事が、未来への道に繋がっている様な。
第三者目線では、石田が悪い事をしたからでしか無いのだが。結局は、好きだから西宮にイタズラをしてたって事なのかな。よくわからん。
他人と仲良くする事に勇気が持てるような、逆に怖くなる様な。
傷つけられたり、傷つけたり、そういう事ってお互い様じゃん。って思ってる自分は植野タイプなのかな。
世の中には色々なタイプの人がいて、自分はどれだけ他人の事を理解できているのか。
でも、自分は他人に理解されたくなんか無いし、知られる事が気持ち悪いとも思うけど。
この漫画を読み終わる前の自分と、読み終わった後の自分では、何かしらの価値観が変わった気がする。
不思議な漫画でした。
Posted by ブクログ
"この扉の向こうにあるのは
きっとつらい過去だ
でも もう一つある
可能性だ
それはいつだって 開くことができる
生きている限り"
この『聲の形』は、いつかきっと、自分自身の弱さ
だけでなく、強さも認めていける、人間、仲間、命、生きる、それは何よりも辛いことだけど、
何よりも素晴らしいこと
匿名
最後まで読んでよかったです
石田くんが目覚め、硝子ちゃんと話すシーンはとても感動です。
石田くんたちの進路も分かり、みんなそれぞれの道へ進みます。あの後はどうなるんだろうと色々想像しますが、きっとみんな自分の言葉で伝え合えると思います。
全て思っていることを全て言葉にするとは限らないし、言葉通りに思ってるとも限らないと思いました。人に伝えること、正しく受け取ることはとても難しいことだと痛感します。
2人のストーリーを見続けたい!
2人に進展がなくて、まだまだ見続けたい気持ちです!傷ついたり傷つけたり人同士だから、それは仕方のない事なんでしょうね。それをどう取り返して行くか、自分の描く未来に変えていけるのか、考えさせられる漫画でした。
7巻読みました。
完結。最終的には,ほっこりな終わり方して良かったです。面白かった!
みんなちゃんと変わって大人になってたなぁ。
Posted by ブクログ
石田が抱えた少年時代のトラウマ。それを克服するためにしてきた行動が、登場人物それぞれに抱えた問題を掘り起こし、ついには爆発してしまう。
しかしそれは決して後ろ向きなことではなく、人は生きていくためには傷を負いつつ、周囲を巻き込み支え合いながらも前に進んでいく。
意識を取り戻した石田は、硝子とその家族と触れ合い、そして失われたと思っていた友情にも触れる。みんな不器用ながら、それぞれの道へを歩みを進めていく。
最終巻。
Posted by ブクログ
私が初めて買った漫画でした。1巻から衝撃的でした。
爽やか、華やかな青春ストーリーではないし、スマート、かしこい、優秀、魅力的な人物が登場するというわけではないと思います。それぞれの登場人物に共感できる部分できない部分も少しずつという感じで、ときに、理解し難い問題行動を起こしてしまったりする。だからこそ、全体を通して、リアルな人間臭さがすごい。でも、不思議と、ぐちゃあとした人間関係、人と人とのぶつかりや濃くなっていくつながりって宝物だなぁ、ぶつかりあう本音のコミュニケーションって尊いと感じます。
Posted by ブクログ
再読してこんなにしんどい話だったかな…と再度衝撃を受ける。登場人物それぞれがなんとなく不安定で、初めて読んだ時はとにかく続きが気になってしょうがなかった。
3巻の植野再登場シーンは個人的名シーン。「持ってなるものか…興味など!!」こういうちょっと可愛げのある所が主人公の魅力で、嫌いになれないところ!
一気に読みました
7巻全部、最後まで一気に読まされました。心にずっしりと重いものが残ります。意識が戻った石田と西宮の再会。感動のシーンですね。最後は大団円を期待しました。それにしても分かり合うことの難しさよ。分かった気持ちでいることの危うさ。真摯に謝ることの難しさ。石田と西宮のやり取りからいろんなことを教えられます。石田と西宮の距離がもっと接近していくのかと期待しましたが、、。植野、佐原、妹の結絃、皆、魅力的ですが、一番は石田のお母さん。心の広さ、明るさが眩しいです。
もしも小学校で西宮が普通に聞けて喋れたら。石田のちょっかいに言葉と笑顔で返したら。言葉で怒ったら。何も問題は起こらなかったでしょうか?考えさせられました。
ありがとう
一巻と比較して見ると、感慨深く思えます。
いくつかの可能性のなかで、最悪からのスタートでしたが最悪のまま終わることは無かった。
人の歩く道をリアルに、それでいて物語としてドラマチックに描いている、終始引き込まれる物語でした。
どうかふと目につけばこの物語に触れてほしい。
勇気と優しさをもらえるはずです。
Posted by ブクログ
このマンガが合わなかった人、嫌いな人と話してみたい。
このマンガのテーマはコミュニケーションだ。だから、このレビューでもコミュニケーションを試みたいとおもう。
(まだ書き終わってません。もし読む人いたらちゃんと文書まとめて続き書くます)
よくある批判として、こんな展開はありえないだとかこんな思考はおかしいだとか、登場人物と読み手の小学生時代を重ねたときのズレをもって強い反発心を抱いているようなレビューが散見される。もちろんその負の感情は大切な感想だし、狙いどおり強い感情を起こした作者冥利に尽きることだとはおもう。しかし、本当の学びはその先にあるはずだ。
なぜなら、そのような負のレビューは、小学生時代の石田将也や植野直花のスタンスと変わらないからだ。つまり、あなたは本当に理解しようとしたのか?自分の論理で突き放しただけではないか? 、ということだ。
この物語の登場人物はすべて実在の人物だと考えることはできないだろうか。
そこには、石田将也という一人の人間がいる。
そこには、西宮硝子という一人の人間がいる。
「いじめの加害者と被害者」や「障害者」という理解では本質から遠ざかる。
彼らはあなたの想定外の感情と行動を起こしうるし、何があってもそれは起きてしまう事実だ。
このマンガに聖人はいない。見方によっては全員クズだとも言えるし、全員悪くないとも言えるだろう。
つまり、もし、強い負の感情を起こさせるキャラクターがいるのなら、その肩入れするだけの読み手の偏りがある。
Posted by ブクログ
心の底から素晴らしい漫画だったと言える。残酷な子供の描写が非常に上手で、非常に心が痛み、苦しくなる。この本を読んで感じたことは数えきれない程たくさんあるけれど、それを言葉で表すのは非常に難しい。幾度となく感動した場面があったけれど、それが怒りなのか、喜びなのか、悲しみなのか、安堵なのか分からない。
個人的に最も魅力があったキャラは植野さんだった。非常に不器用で、真っすぐなキャラ、うまく際立たせているなぁと感じた。基本的にはどのキャラも非常に丁寧に描かれていた。
とは言え不満(?)な点もある。終盤からの展開が非常に速すぎるように感じた。なぜあんなにも焦って終わりを迎えてしまったのか。もう少し掘り下げてほしい場面や個所があった。特に川井さん、真柴くん、竹内先生に関してはもう少し背景を描いて欲しかった。
とにもかくにも本当に素晴らしい本だった。大垣…行こう。
Posted by ブクログ
今まで険悪なムードになったり、痛そうだったりすることが多くて、結構辛かったので、みんなが笑顔に向かいたがっている、そして、笑顔に向かっていく過程が嬉しい。関係ないことにこの最終巻になってから気がついたけれど、永束君が誰かに似ているけどいったい誰にだろうと思っていたら、「僕のヒーローアカデミア」の峰田君だった。髪型だけ? ラスト3ページはとても印象的(硝子ちゃんの一番のかわいいショット)。それまでにあったすべてのことが「救われた」感じがした。
Posted by ブクログ
読んでよかった。
出会えてよかった。
何者かになるため、みな進むべき道を固めていく。
そんな過程とこれからの道をいいな、と思うとともに、自分もそうやって歩みたいと思わされた。
将来という道に悩んでいる人におススメしたい。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
「じゃーな、西宮(にしみや)」。硝子(しょうこ)を庇って大けがを負い、眠り続ける将也(しょうや)。前を向くと決めた硝子は、絶望の中、壊してしまったものを取り戻そうと動き出す。バラバラになった仲間たちの「こえ」にそっと耳を澄ませる――。繋がる想い。そして、再開した映画作り。時を刻み始めた彼らの世界に、待ち受ける未来は――。
【感想】
たくさん泣いて、たくさん笑って、たくさん辛いことがあって、たくさん嬉しいことがあって…それでも生きるのことをあきらめないで、前に進もうと足掻いているみんなを見たら、自分もがんばろうと思えた。
葛藤している人達へ
ぶつかり合ながら前に進んでいく、若者達に心底感動しました。「こえのかたち」っていうタイトル物凄く合っていると思いました。言葉が喋れても同じようなことで苦しむことも沢山あし、自分、他人もなかなかわからない、分かりたいのに、通じ合えない、すれ違ったり。この物語りの、世の中の葛藤している人達に読んで貰いたい素晴らしい作品です。ありがとう。
Posted by ブクログ
聲の形で好きなキャラクターはいますか?とインタビューされた作者が「一人もいません」と答えたのがまさに、という感じだった。どのキャラクターにもしっかり良い面と悪い面があってそれがリアルで人間らしすぎるから、キャラクターとして好き!って素直に思いにくいのかなぁ、とか。
映画を観てから漫画を読んだので、映画とけっこう違う展開があって驚きました。映画はあくまで主役二人の物語だったけど、漫画は他の人たちの視点のお話も時折挟まれていることでより各登場人物の気持ちだとか、どんな価値観なのか、ということが知ることができました。
人におすすめしたい漫画か、と聞かれると何とも言えないんですが、目を逸らしちゃいけないことがたくさん詰まってる漫画だな〜〜…と思います。
Posted by ブクログ
なんか締めに入っちゃったなぁってのがちょっともったいなかったかな。
結局川井さんのぶりっ子は放置?
いじめの問題では川井さんみたいのがタチ悪いと思うんだけど…。
石田と西宮さんの関係もぼかしちゃうし〜
Posted by ブクログ
先ずは、ハッピーエンドで終わって良かった。大人への階段を登りながら悩みもがく青春時代。きっとこれからも決して順風満帆ではないかもしれないけど、自分の正直な姿に向き合って成長した彼らは、きっと強く生きていけるのではないだろうか。そんな希望を感じながら最後のページを閉じた。
Posted by ブクログ
各キャラクターそれぞれに共感要素あり。
また、お決まりの予定調和ではないのもgood!
人は簡単に変われないけど、変わろうと出来る。
いじめっ子、いじめられっ子が仲良くなってhappy end!ではない。
扉の向こうが"happy"とも限らない。
程度は軽いけど中学校での勝手な疎外感から登校拒否になって中卒の自分にとっては大切な作品でした。
※昨晩寝る前に1巻、翌日に2〜7巻一気読み。短いのもgood!
Posted by ブクログ
漫画喫茶で流し読みしました。
登場人物がみんな、嫌なところや弱いところを抱えていて人間味があった。むしろ一貫していい人なんてほとんどいなかったのでは。。
イジメをやってしまったという過去の過ちにとらわれ、なかなか1歩を踏み出せずにいる主人公にもやもやしてしまった。過去は変えられないのだから、環境を新しくして心機一転がんばれば良いのに…と思ってしまったけれど、学校という狭い社会ではそれは難しいのですかね。私はこれまでイジメたことも、イジメられたこともなければ、作中にあるような激しいイジメを目の当たりにしたことはなかった。でも現実にはあるんだろうな。そういう人たちは今どうやって生きているんだろう?後悔しながら生きているのでしょうか?
Posted by ブクログ
最終巻。なんか思ってた感じの終わり方ではなかった。最初の読み始めたときはケガで石田も耳が聞こえなくなったりとか話せなくなったのかと思ったけど、ただ水飲みたかっただけなのか、ってちょっと期待ハズレだった。石田と西宮さんはもっとしっかりくっつくなり告白するなりして欲しかったなぁ。川井さんのあの感じはそのままなのか〜とか。でも1〜7巻まで通して読んだらとてもいい話だったんだと思う。すごくいいテーマ。正解はないと思うけど。
Posted by ブクログ
全巻読んだ。読み始め、登場人物がどこか生理的に好きになれないようなクセのある人物ばかりでモヤモヤしながら読み進み、それがまた味わいとなっていった。美しくなくて泥くさくて、読み応えがあった。
Posted by ブクログ
5-7巻をまとめて。ポイントはみんなで作る映画で、その中で、新しい葛藤が生まれたりしながら、最終的には痛みの中から新たな光明が生まれてくる。人間が古くなればなるほど、中途半端に世渡りが好きになって、徹底的に悩み抜いて、自分と向き合って、って機会が少なくなりがちだと思うけど、そんな中、こういう作品を通して思索に耽るってのも、なかなかにオツな体験でした。
Posted by ブクログ
全巻まとめて。
世の中いざこざの原因は悪意や奸計よりむしろ誤解と怠惰。そんな言葉を思い出す。誤解と怠惰がメインだけれども、少量の悪意や奸計それから暗愚がもたらすいざこざの数々に胸糞が悪くなる。倦むな弛むな考えろ!なんて思ってしまうけど、できないこともわかってる。完璧ではない人間で、それでも必死にあがいてて。みんなちょっとずつ変わっていく。いい。頭がくらくらしてくる。
佐原さんが一番好きだー。小学生の時彼女の隣に真柴くんがいてくれればよかったのに。
Posted by ブクログ
人に自分の気持ちを伝えるのって難しいことを痛感したマンガ。
上を向いて歩き始めた将也。
苦難もあるだろうけど、輝かしい未来が待っていることだろう。
Posted by ブクログ
1週間フレンドに似た爽やかな話やった。過去の過ちを償うために本当に命をかけてヒロインを守ろうと必死になっとる主人公に感動した。自分の子供の頃を思い出しながら読んだ。
でも、、
この手の話ってヒロインの容姿がいいから成立するんじゃないかって思ってしまった。そんな自分がイヤや。
どう評価したらいいかわからない。
最後まで気持ち悪さがぬぐえなかった。多分全体を通してリアルの、改めて見たくない部分を見せられるからだと思うけど…
読了感が得られる作品ではないが、最後まで読んでみてほしい。
Posted by ブクログ
"「だから…その…本当は 君に泣いてほしくないけど…
泣いて済むなら…泣いてほしい
もし俺が 今日からやらないといけないことがあるとしたら
もっとみんなと一緒にいたい
たくさん話をしたり 遊んだりしたい
それを手伝って欲しい 君に 生きるのを手伝ってほしい」"[p.35]
完結。
Posted by ブクログ
映画がとても良かったので全部読みました。
素晴らしい物語だった。
映画では映画作るのは割愛したのか。
※全ての元凶はあの小学校教師。これは間違いない。クソ大人め。
連載中はきっと石田が許されてもいいのかという議論が出たんだろうな。
許されなくても別のところで生きることはいいよねと思うんだけど、彼はがんばったので偉かった。
ところで硝子って名付けはどういう意図だったんだろうかと気になります。
字義的にも歴史的にも火薬の原料だよね…。
親視点ではガラスのように透き通った子とか…そんなん嫌だけど。
著者視点では彼女を通して世界を見ろとかそういうのかな。
ジャイ子と同じで実在の子と被らないようにしたとかはあるかも。
インタビューでもちょっと謎の子とか言われてましたけど。
Posted by ブクログ
もやもやする漫画だったなぁ〜。どんな理由であれやっぱりいじめはいけないと思うものの、やってしまった人は許されることはないのだろうか、、強く育ってほしいという願いがあれば厳しく育てても許されるのだろうか。答えは用意されてないからもやもやしたまま終わる。人の顔にバツ印が描かれた演出がおもしろい。さらにそれが取れたり戻ったりするところがどういうことなのか考えたくて読み返したくなる。
Posted by ブクログ
罪に向き合った作品として、『オナニーマスター黒沢』がある。一人の人間の罪と罰に対して、聲の形は群像劇で、罪と罰というよりは、罪も含めた人間の多面性を、清濁併せ呑むように描き切った。ヒゲダンのライブ音源の『スタンドバイユー』が似合う最終巻。5巻あたりは表情で魅せるところが作者としては珍しい。作者は、かなり冷ややかな高い視点で人間や人間以外に興味を持っている。『不滅のあなたへ』に行くのは必然に思える。
Posted by ブクログ
態とらしい口調で中身がないのにそれっぽさだけが抽出していて心底気持ち悪い! 糞みてーな奴に認められて嬉しいのかよ この扉の向こうにあるのはきっと辛い過去だ_でももう一つある_可能性だ_それはいつだって開くことができる_生きてる限り
匿名
すっきりしないが教師は
これで完結でいいのか…。
すっきりしないが教師は見るべき作品だと思った。
結局いじめに加担した連中の中で悔い改めたのは主人公くんだけ。
まともに改心せず、これからもなぁなぁのまま何となく関係続けてくのか…。
命を絶とうとした彼女のことをよく殴れたなぁ。大怪我をしたのは主人公くんだけど、心に大きなケガを負ってる彼女の心は変わらず無視か?好きな人を傷つけたやつのことは好きなだけ傷つけていいのか?
まじめぶりっ子ちゃんは結局自分が悪い自覚すらない。「気持ち悪い」について考えたのか?
落ちた主人公くんを引き上げた二人は、過去に傷付けたけど、助けた…けどそれで何?
命を絶とうとしなきゃ改められない?
命を絶とうとした人を目の前にしても改心しない?
世の中を写実した作品ということ?
これを読んだ方がいいような人たちは手にとるだろうか。
おばあちゃんが亡くなってしまったところは泣きました。あったかいおばあちゃんでした。