【感想・ネタバレ】サザエさん(15)のレビュー

あらすじ

令和になっても愛されつづける長谷川町子の世界。長年にわたって読者から復刊を望む声が多かった、昭和21(1946)年から刊行されたオリジナル版の『サザエさん』(全68巻)がついに刊行。新たに新聞掲載日と注釈が付き、世代を超えて楽しめます。

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Posted by ブクログ

本巻も面白かった。
いくつか取り上げたいコマがあるが、まずはサンガー夫人に対するサザエの反応からだろう。
サンガー夫人とはアメリカで「産児制限=女性の産む権利」を推進した事で有名な運動家だが、おそらく彼女の来日に合わせてネタにしたのだろう。
サザエと主婦友達が井戸端会議をしており、友達はサンガー夫人賛成!と声を上げており、一方サザエは反対!と言っている。
これをもってサザエの保守性を指摘するつもりはないが、1巻からウーマンリブにノレないサザエを見ていると、まぁサザエは急進的な主張には慎重になる女性であることがわかる。それは本巻でも一貫してサザエの思想として現れていて興味深い。
おそらくサザエはカツオのような少国民世代ではなく、戦中にはすでに20歳前後だったことも大きいだろう。敗戦後劇的に転換する社会を否定はしないが、全肯定はできないという態度。その中途半端さが一番知的なのである。
と、気がついたらたくさん書いてしまったので、あとは波平の愛らしさが本巻も爆発しているので見逃さないように、と書いて終わりにする。

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2021年02月16日

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