【感想・ネタバレ】金田一耕助ファイル1 八つ墓村のレビュー

あらすじ

戦国の頃、三千両の黄金を携えた八人の武者がこの村に落ちのびた。だが、欲に目の眩んだ村人たちは八人を惨殺。その後、不祥の怪異があい次ぎ、以来この村は“八つ墓村”と呼ばれるようになったという――。大正×年、落人襲撃の首謀者田治見庄左衛門の子孫、要蔵が突然発狂、三十二人の村人を虐殺し、行方不明となる。そして二十数年、謎の連続殺人事件が再びこの村を襲った……。現代ホラー小説の原点ともいうべき、シリーズ最高傑作!!

カバーイラスト/杉本一文

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかった〜!
結末気になって一気に夜ふかしして読んだ

金田一全然出てこなかったな

あと自分なら財宝に手を付けるか悩むな

0
2026年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画化されるというので、十数年ぶりに再読。
改めて読み終わった今、横溝正史さんの文章力が如何に優れているか、ということ。令和になった今でもするりと読めてしまう書きぶり。
『八つ墓村』は、先に述べたその描写表現から推理小説というよりは探検小説としての位置づけかな、と個人的には思う。最後の大団円まで含めて、横溝正史さんの中では珍しいような、爽やかな読後感。
これを機に改めて金田一耕助シリーズを再読しようと思う。

さて、映画では、この話をどう表現するのか?

0
2026年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めて読んだ。映画も見たことない。9月に新しい映画が公開されると知り予習として。令和の今読んでも先が気になって一気読みしたくなる面白さなのはすごい。

落武者の呪いが残る村で起きる連続殺人事件を金田一耕助が解決する、としか内容を知らなかった。間違ってはいないけど、実際に読むとイメージしてた推理小説っぽさはだいぶ薄い。それより伝奇小説の面が濃い。犯人の手がかりを追ったり落武者の残した宝を探したり鍾乳洞をうろつく場面がかなり多い。主人公も金田一耕助ではない。村一番の有力者一族の後継者の青年。小説は彼の手記の形式で書かれている。

読んでいて犯人は最後までわからなかった。重要人物がどんどん死んでいくので消去法で大体絞れてはくるのだが。

ラストは爽やかなハッピーエンド。ヒロインの典子が可愛かった。

0
2026年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

極めて上等なミステリー
久々に読む長編小説×ミステリーとしてこれ以上ピッタリなものは無いと思った
これが50年以上も前に書かれたとは思えないほどの完成度
四作目にも拘らず「金田一耕助ファイル1」とナンバリングするだけの面白さは間違いなくあった

冒頭の、八つ墓村に伝わる陰惨な謂れの語りからグッと読者を惹きつける
さらに、主人公も巻き込まれる形で物語が進んでいくうちに起こる連続殺人、あるいは衝撃の発見によって飽きさせずに読み進める
終いには、冒頭の残酷さとはコントラストを取る形での大団円で満足感をもたらす

個人的には、春代と典子に怪しさをムンムン感じていたんだけど、しっかり裏切られた
この子ら、あの感じで本当にいい人だったんだ
諏訪弁護士もそうだけど、この話、いい人はとことんいい人なのが好きだわ

0
2025年12月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

金田一耕助シリーズ第5作品目ー時系列に沿うように読み進めている、横溝正史の代表作の1つ。有名な作品ながら、昔、テレビで少しだけ見た覚えがあるが実際にはどういう話か分からず、手に取った。

金田一耕助が探偵とし、、ではなく、あくまでも語り部が主で金田一耕助はちょい役なのが異色ではある。
舞台は岡山と鳥取の県境、実際に起きた1938年津島30人殺しをオマージュしている。金田一耕助シリーズは1949年〜1950年だから、当時の生々しさや衝撃が作品を通じ感じる。

今作はとにかく読みやすい、当時の言葉遣いや風習などは違和感があるが、これこそ文学である。村社会という閉鎖世界における狂気は外部から見ると異常だが、中から見るとそれこそ当たり前。係る中、都会からやってきた主人公は狂事に巻き込まれていく。重々しい空気の中、3人の女性が登場するが、どれも魅力的だ。作品の雰囲気の暗さがより花を際立たせるのであろう。

名作として今も読み継がれる作品だけあって、今読んでも十分に面白い。最後はハッピーエンドで終わるのも個人的に好き。横溝正史は江戸川乱歩とまた違ったベクトルでの狂気があり、そこがまた大変おもしろいと感じた。

0
2025年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょっと昔の文体がきれいでおもしろかった
"ゼスチュア"がめっちゃ趣あって良い たぶんジェスチャーのこと
意外と展開が速くて楽しいし金田一耕助が全然活躍しなくてウケる 探偵がおるのに殺人事件が横行する話大好き
私めちゃくちゃ姉の春代を疑っていましたが全然違う人が犯人で、裏切られてうれしい
動機は気が狂った血筋に嫌気がさしたからだと思ってましたがもっと実際的な理由でしたね

0
2026年04月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

知人に紹介されて読んだ本です。
正直、同作者の「犬神家の一族」は知っていたのですが、この作品は知らず、あらすじを読むと金田一とあったので某名探偵のように難解な事件が起こり探偵が解決してくれる物語だ!と思って読み始めておりました。

ただ実際は個人的な印象ですが、探偵はほとんど出てこず、そして今回の事件でも大活躍!なのは間違いないのですが、普段漫画などで読んでいるような、そんな展開ではなかったことに驚きました。

文章も昔の言葉遣いなどが色々とあり、読みにくいなと思いながらも内容が引かれる部分がチラホラあり後半になるにつれて読む手はあまり止まらなかったです。
かくいう前半は難しい言葉遣いや時代背景の説明などが長く感じてしまい、ひたすら怖かった体験をした、という話を聞かされ内容に触れない感じがあり、私自身が乗り気じゃないまま読んでいたため読む手がチラチラと止まっていた、と言った感じでした。

物語も後日談的な、主人公の回想シーンを読んでいる、というような感じで描かれており、そこは斬新に感じました。
といってもさほど本を読んでいないからかもしれません。

トリックや事件の起承転結においては違和感なく、なるほどな、と言った具合に読めてとても楽しかったです。
ただ、1点。あまり理解ができていない、というか納得のいかない点として、姉が殺されるシーンで、姉が叫んだように聞こえた、みたいな文章がある中で姉が叫んでいないとわかったシーンで悲鳴が姉と勘違いするほど女性なのであれば、大体村にいた、というか登場人物の紹介が入った女の人は合計4~5人ほどという認識でいた自分にとってはもう答えでしかなく、なぜ主人公がそこでハッと気が付かないのかが疑問でした。まあただ、紹介されるのは後日談として重要な人物くらいしか書かないから、というのも分からなくは無いのですが、少し疑問に思ってしまいました。

なので個人的には星3かなと言った具合ですが、後半の面白さやおすすめしていただいた、という意味で星4とさせて頂きました。

0
2026年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めちゃくちゃ人死ぬ(笑)初めて金田一シリーズ読んだのに金田一正直おらんでも全然問題ない、まじか。村のあちこちに広がる、金塊が隠された鍾乳洞、わくわく

0
2025年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

う~~ん、超有名作ですが自分としてはあんまり、でした。

■要素
①ランダム性
1)丑松は、毒入りではないカプセルも持っていたが、毒入りのカプセルを辰弥の目の前で飲み死んだ
2)久弥は、他人に自分が飲む薬を選ばせたが、どうやって毒入りの薬を飲ませたのか
3)港禅は、本膳のうち1/2の確率で毒入りの方の酢のものを食べたが、どうやって1/2を引かせたのか
について、「どうやったんだろう」というのがワクワク面白ポイントなところ、「たまたまでした」という結論は、「えっ」となるというか、もっと何かほしかった。

②背景
「落ち武者が八つ墓村に来て云々のくだり」「要蔵の32人殺し」についても、もっと何か関係してほしかった。
「辰弥が実は亀井陽一の子」も、「まあ、でしょうねえ」という感じで、特に驚きはなかった。

③その他
他にも、「小梅と小竹は誰が見ても区別が付かない」というギミックとか、「なぜ毒殺と絞殺をわけなければならなかったのか」とか、「実は要蔵はまだ生きているんじゃないか」とか、「地図が本当に示す物は何か」とか色々と使えたように思うが、どれも特に何も無くそのまんまだったので、物足りなく感じてしまった。

■本格+冒険+スリラー
そもそも本作の作りが「殺人事件(本格)」+「鍾乳洞(冒険)」+「逃走(スリラー)」となっており、特に後半は冒険・スリラー要素が多くなる。
これによって本格推理小説的な部分が相対的に薄まってしまったのではないかな、という気がした。
自分は『本陣殺人事件』のようなガチガチの一分の隙も無い美しい本格作品が好きなので、その点について冒険要素が強く、事件の解決パートの説明が薄めの本作はあんまり・・・と感じてしまった。

0
2026年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どうしてもテレビでの印象が強いので、こんなに金田一耕助出て来ないものだとは思いませんでした。
以前読んだ黒猫亭事件のそんな感想を抱いたような。
知らない慣用句や名称があるのが面白かったです。

あらすじは、遺産相続に巻き込まれた妾の子のが、本家でおこった殺人事件にも巻き込まれてという話です。
こう書くとほんと定番中の定番。なんか感動してきた。
犯人絶対女!とテレビの金田一の印象で目星付けてた人が犯人でしたが、他にも似たような立ち位置の人がいたのでこっちかも?と惑わされました。
誰が誰の息子、分家の人、とか最初にあって海外の小説だと人物の紹介表あるんですが、この本なかったのでメモリながら読みました。
おかげでそのあたりの混乱はなかったです。
あと、後半にある洞窟潜伏期間とそのあとの後日談がだるかった。もうちょっと短くていいと思いました。
美也子は慎太郎も殺すつもりだと思ってたので動機が慎太郎に東屋を継いでもらうことだったとは思いませんでした。
あと今回の事件より25,6年前に起きたっていう要蔵さんの事件の方がよっぽど怖い…

0
2026年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
やっぱりこの時代を舞台にしたミステリは好きだ。
ミステリというか、パニックものっぽい感じはしたけど。
金田一耕介はびっくりするほど活躍しないし。
作中でもそれは金田一自身が言ってるけどね。

しかし、主人公の流されっぷりがなかなかのものだ。
典子のことだってさ…
最初は不細工って言ってたのに。
恋をして綺麗になるのはいいけど、
綺麗にならなくても好きになれよ!
典子は最初から主人公への態度は変わらなかったじゃないか…

最終的にどうにもちゃっかり終わってるからいいけども。

0
2025年11月18日

「小説」ランキング