あらすじ
戦国の頃、三千両の黄金を携えた八人の武者がこの村に落ちのびた。だが、欲に目の眩んだ村人たちは八人を惨殺。その後、不祥の怪異があい次ぎ、以来この村は“八つ墓村”と呼ばれるようになったという――。大正×年、落人襲撃の首謀者田治見庄左衛門の子孫、要蔵が突然発狂、三十二人の村人を虐殺し、行方不明となる。そして二十数年、謎の連続殺人事件が再びこの村を襲った……。現代ホラー小説の原点ともいうべき、シリーズ最高傑作!!
カバーイラスト/杉本一文
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Posted by ブクログ
さいっっっこうに面白かった!
私的夜中に一気読みオブザイヤーです。
典子のことを疑ってたけどただただかわいい人だった。。
初めて読んだけど読みやすいし他の巻もよみます。
沼を見つけてしまいました。
Posted by ブクログ
映画化されるというので、十数年ぶりに再読。
改めて読み終わった今、横溝正史さんの文章力が如何に優れているか、ということ。令和になった今でもするりと読めてしまう書きぶり。
『八つ墓村』は、先に述べたその描写表現から推理小説というよりは探検小説としての位置づけかな、と個人的には思う。最後の大団円まで含めて、横溝正史さんの中では珍しいような、爽やかな読後感。
これを機に改めて金田一耕助シリーズを再読しようと思う。
さて、映画では、この話をどう表現するのか?
Posted by ブクログ
初めて読んだ。映画も見たことない。9月に新しい映画が公開されると知り予習として。令和の今読んでも先が気になって一気読みしたくなる面白さなのはすごい。
落武者の呪いが残る村で起きる連続殺人事件を金田一耕助が解決する、としか内容を知らなかった。間違ってはいないけど、実際に読むとイメージしてた推理小説っぽさはだいぶ薄い。それより伝奇小説の面が濃い。犯人の手がかりを追ったり落武者の残した宝を探したり鍾乳洞をうろつく場面がかなり多い。主人公も金田一耕助ではない。村一番の有力者一族の後継者の青年。小説は彼の手記の形式で書かれている。
読んでいて犯人は最後までわからなかった。重要人物がどんどん死んでいくので消去法で大体絞れてはくるのだが。
ラストは爽やかなハッピーエンド。ヒロインの典子が可愛かった。
Posted by ブクログ
日本ミステリの古典ともいえる本作。映像化された作品も有名で、私も何回か観た記憶がありますが、小説版は読んでいなかったので、今更ながら手に取ってみました。
映像作品の印象からホラー色の強い作品を想像していましたが、実際に読んでみると、思っていたほど恐ろしさを前面に出した作品ではないように思いました。主人公・辰弥の一人称による語り口が、映像で感じた重苦しさを少し和らげているようにも感じます。
とはいえ、昭和二十年代の地方の村という舞台には、独特の閉塞感と不気味さがあります。村に根付いた人間関係や因習も相まって、物語の底には常に、どこか薄ら寒い空気が漂っている気がしました。
個人的に強く印象に残ったのは、ミステリのトリックや複雑な人間関係よりも、辰弥が村人たちに追われる場面の緊迫感でした。それは、かつて要蔵が村人たちを次々と襲った事件と重なっているように感じたところに起因するのかもしれません。
興味を持って読み進められた一方、かなりのボリュームなので、読み終えるころには少々疲れました。
Posted by ブクログ
ちょっと昔の文体がきれいでおもしろかった
"ゼスチュア"がめっちゃ趣あって良い たぶんジェスチャーのこと
意外と展開が速くて楽しいし金田一耕助が全然活躍しなくてウケる 探偵がおるのに殺人事件が横行する話大好き
私めちゃくちゃ姉の春代を疑っていましたが全然違う人が犯人で、裏切られてうれしい
動機は気が狂った血筋に嫌気がさしたからだと思ってましたがもっと実際的な理由でしたね
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ人死ぬ(笑)初めて金田一シリーズ読んだのに金田一正直おらんでも全然問題ない、まじか。村のあちこちに広がる、金塊が隠された鍾乳洞、わくわく
Posted by ブクログ
始めて横溝正史を読んだ。てっきり金田一さんが主役の話と思ってたけど違って、どこかしかコミカルな文体で、こんな話だったのかー、と思った。映像化が繰り返されるの不思議。
Posted by ブクログ
う~~ん、超有名作ですが自分としてはあんまり、でした。
■要素
①ランダム性
1)丑松は、毒入りではないカプセルも持っていたが、毒入りのカプセルを辰弥の目の前で飲み死んだ
2)久弥は、他人に自分が飲む薬を選ばせたが、どうやって毒入りの薬を飲ませたのか
3)港禅は、本膳のうち1/2の確率で毒入りの方の酢のものを食べたが、どうやって1/2を引かせたのか
について、「どうやったんだろう」というのがワクワク面白ポイントなところ、「たまたまでした」という結論は、「えっ」となるというか、もっと何かほしかった。
②背景
「落ち武者が八つ墓村に来て云々のくだり」「要蔵の32人殺し」についても、もっと何か関係してほしかった。
「辰弥が実は亀井陽一の子」も、「まあ、でしょうねえ」という感じで、特に驚きはなかった。
③その他
他にも、「小梅と小竹は誰が見ても区別が付かない」というギミックとか、「なぜ毒殺と絞殺をわけなければならなかったのか」とか、「実は要蔵はまだ生きているんじゃないか」とか、「地図が本当に示す物は何か」とか色々と使えたように思うが、どれも特に何も無くそのまんまだったので、物足りなく感じてしまった。
■本格+冒険+スリラー
そもそも本作の作りが「殺人事件(本格)」+「鍾乳洞(冒険)」+「逃走(スリラー)」となっており、特に後半は冒険・スリラー要素が多くなる。
これによって本格推理小説的な部分が相対的に薄まってしまったのではないかな、という気がした。
自分は『本陣殺人事件』のようなガチガチの一分の隙も無い美しい本格作品が好きなので、その点について冒険要素が強く、事件の解決パートの説明が薄めの本作はあんまり・・・と感じてしまった。