表紙から高校野球の話かと思いきや、高校野球を応援する吹奏楽部女子のお話。
このヒロイン、精鋭だらけの名門ブラバン部に初心者で入部しちゃうのですが、マンガによくある「眠っていた才能が開花して大活躍!」みたいのはありません。下手だけど、とにかく地道に、苦しくっても悲しくっても毎日練習。才能ないから辞めろと言われて泣きべそをかいても、クラスメイトの野球少年と励まし合いながら頑張る姿がケナゲ。
1年先輩ってだけでこういうエラそうな先輩いたわーとかいう小さな懐かしさから、年齢を重ねたからわかる顧問の先生目線の葛藤や悔しさまで、いろんな思いを感じながら読みました。
主役が華々しく活躍する話ではないし、奇跡が起きたりもしないけど、だから余計に自分の昔に重ね合わせて、頑張れと思いながら読み進めてしまうんでしょうね。
部活少年少女だったオトナにぜひオススメです。
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Posted by ブクログ
付き合う約束を交わした二人。
関係はまだ”友達”だけど、完全にこれ、カップルだよなーなんて。
そして吹奏楽部はついにコンクールです。一度はメンバーに選ばれたつばさですが、直前になって降ろされてしまいます。
そんなに上手くはいかないわなーとは思いますけど、上げて落とすのは一番こたえるわー。次の日笑って他のメンバーのサポートをすると言えるつばさは本当にいい子だなぁ。普通はできない。
Posted by ブクログ
つばさちゃん両想いおめでとう♪
全道で吹けてよかった!でも…だったのよね。
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メンバー漏れしても平気でいられるとかって、普通ありえないやろ。
リアルの世界でもあり得そうな(というか多分あるよね)あの女子の陰口。マジむかつくんだよねぇ…。
私のいた学校は人数少なすぎて大編成(A部門といわれる部門)には出なかったから、小編成(地域によってはS部門とかいうのかな?)に出てたんだけど。無条件に全員出られる(しかも進学校だから3年はコンクールの練習に入る前に引退してる)からこんな経験したことはないんだけど。
でも「選ばれない」っていう経験はないわけじゃないから、このつばさの気持ち…想像できるな、と。