あらすじ
【雑誌掲載時の著者カラー原画を収録したリマスター版!】気づけば季節はもう秋に。吹奏楽部を引っ張っていた3年生も引退し、吹奏楽部は少しずつ変わっていく気配を見せる。そんな中、つばさは大介から「春の甲子園に出られたら、話をしよう」と告げられる。大介の真意は? つばさの胸は高鳴って…。ばかみたいにまっすぐで、不器用なほどにひたむきな、青春部活ストーリー!
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表紙から高校野球の話かと思いきや、高校野球を応援する吹奏楽部女子のお話。
このヒロイン、精鋭だらけの名門ブラバン部に初心者で入部しちゃうのですが、マンガによくある「眠っていた才能が開花して大活躍!」みたいのはありません。下手だけど、とにかく地道に、苦しくっても悲しくっても毎日練習。才能ないから辞めろと言われて泣きべそをかいても、クラスメイトの野球少年と励まし合いながら頑張る姿がケナゲ。
1年先輩ってだけでこういうエラそうな先輩いたわーとかいう小さな懐かしさから、年齢を重ねたからわかる顧問の先生目線の葛藤や悔しさまで、いろんな思いを感じながら読みました。
主役が華々しく活躍する話ではないし、奇跡が起きたりもしないけど、だから余計に自分の昔に重ね合わせて、頑張れと思いながら読み進めてしまうんでしょうね。
部活少年少女だったオトナにぜひオススメです。
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1年
先輩という身分制度は絶対…なのに2年ではなく1年からリーダーを選ぶなんて諍いを生むことがわかりきっているのに先生なんで水島を選んだのだろう。
Posted by ブクログ
なんか今回表紙がすべてを物語ってるような気がするよ。
足を怪我しちゃった大介。
甲子園という大きな夢に向かって頑張ってきた彼の怪我ということで
つばさにとってもショックは大きくて。
それでもこの二人の前向きさ、明るさはすごいな!
今回のことで二人の距離はまた縮まったんじゃないのかな。
目指すものがあって、それに向かって互いに励ましあっていくっていいよね。
そしてもうひとつの大事件が、2年生をさしおいて
1年の水島がパートリーダーになったこと。
あの調子の水島だから、もちろん先輩だからって関係ないわけで大荒れ(笑)
きっとこれからつばさが持ち前のまっすぐさで支えていくんだろうけど
吹奏楽部も野球部も大変だ(笑)