【感想・ネタバレ】鬼平犯科帳(二十)のレビュー

あらすじ

女は、いきなり甚助へつかみかかり、「何をしゃあがる」立ちあがった甚助に突き飛ばされると、「か、敵討ちの約束がまもれぬなら、わたした金を返せ、返せえ!!」白眼をつりあげて叫んだ。逃げ廻る甚助に旧知の平蔵は助太刀をするが、事は意外な方向に展開して行く。女心の奇妙さに、さすがの鬼平も苦笑い。花も実もある鬼平の魅力──「助太刀」。ほか「おしま金三郎」「二度あることは」「顔」「怨恨」「高萩の捨五郎」「寺尾の治兵衛」の全七篇収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この巻は静かな展開の話が多かったような気がします。
『二度あることは』『寺尾の治兵衛』が印象に残りました。人間の心って弱いものだなぁと細川に同情してみたり、それから旧知の治兵衛が自分を信頼しているのを感じながら密偵の役を果たそうとする五郎蔵の心中を思うと複雑な気がしたり、しんみりとした余韻を残すお話でした。

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2017年01月10日

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