【感想・ネタバレ】鬼平犯科帳(七)のレビュー

あらすじ

「長谷川平蔵と自分とが、もう切っても切れぬ間柄になってしまったことに、私は気づかざるを得ない」(作者の言葉)。ますます円熟味をました筆先から次々と新しい鬼平像が描き出される……。平蔵が「本所の銕」と呼ばれた放蕩時代の仲間・岸井左馬之助や妻・久栄、岡場所通いで修行が進まない息子・辰蔵など、おなじみの人物も大活躍。「雨乞い庄右衛門」「隠居金七百両」「はさみ撃ち」「掻堀のおけい」「泥鰌の和助始末」「寒月六間掘」「盗賊婚礼」の七篇を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり引き込まれてしまうなぁ。読みだしたらとまらない面白さ。
平蔵の魅力もさることながら、脇役陣に活躍の場が与えられているのも、このシリーズの良さ。特に平蔵の男気に惚れ込んですすんで密偵をやる元盗賊の面々。彼らの元仲間を思う気持ちと平蔵への忠義の間で揺れ動く葛藤が人間くさくて好きです^^ そんなお話の「掻掘のおけい」や元盗賊とは知らずに盗みに入り逆に、となった「はさみ撃ち」など、この巻もとても面白かったです。

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2013年11月07日

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