【感想・ネタバレ】鬼平犯科帳(六)のレビュー

あらすじ

「つくづくとばかばかしく思うのだよ」なれど「このお役目が、おれの性にぴたりとはまっている」のである。清廉な心意気だけで悪行を取り締まることなどできない。俗を知り、人の本性を見据え、火盗改方の長官・長谷川平蔵は疲れをものともせず、また出動する。シリーズ中読者からの人気が高い、粋狂な鬼の平蔵の一面を描いた「大川の隠居」ほか「礼金二百両」「猫じゃらしの女」「剣客」「狐火」「盗賊人相書」「のっそり医者」の七篇収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

火盗改メの組織としての核が平蔵と部下たちの全幅の信頼関係にあり、平蔵は「いろいろな人間たちの、いろいろな心にふれあい、憎みながらあわれみ、あわれみながら闘わなければならない」この仕事がやめられないと言っている。
そんな新年の私邸で、久栄に語りかける平蔵の姿が描かれている「礼金二百両」が最も印象深い。

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2011年10月12日

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