あらすじ
梁山泊の頭領の対立が深刻化していた。兵力をもっと蓄えたい宋江(そうこう)。今すぐ攻勢に転じるべきだと主張する晁蓋(ちょうがい)。しかし、青蓮寺(せいれんじ)は密かに暗殺の魔手を伸ばしていた。刺客の史文恭(しぶんきょう)は、梁山泊軍にひとり潜入し、静かにその機を待ち続ける。滾(たぎ)る血を抑えきれない晁蓋は、自ら本隊を率いて、双頭山(そうとうざん)に進攻してきた官軍を一蹴し、さらに平原の城郭(まち)を落とした。北方水滸、危急の十一巻。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
水滸伝第11巻
梁山泊のツートップの一人、晁蓋死す。
戦ではなく暗殺で殺られるのか。
晁蓋の戦いぶり、もっと見たかった。
晁蓋の死はもちろん悲しいのだけれど、それ以上に残された宋江や林冲たちの心中を思うと涙が溢れた。
晁蓋なき後の梁山泊がどう進んでいくのか、今後の展開にも目が離せない。
Posted by ブクログ
青蓮寺による包囲網がじわじわと迫るなか、攻勢にでることを主張する晁蓋と、未だ早いと主張する宋江の意見は並行線をたどる。しかし、晁蓋は自らの舞台を率いて遠征。一方で、暗殺者の史文恭が晁蓋に接近。毒矢を用いて暗殺に成功してしまうまで。
Posted by ブクログ
いつもにも増して雑多な書き方になっている殴り書きメモ。
みんなが無性に楊令に会いたくなるのかわいい。
楊志の魂を引き継いでるからや!
楊志の遣った剣が楊令には刻み込まれている
楊令が子供らしくはしゃぐところを見れて安心した。かわいい。
孫公勝と樊瑞の死についての会話もよかった。暗殺は運命に対するちょっとした手助け。
死を友人に喩えるのはどの国も同じなのかしら?ハリーポッターにも出てきたから
やっぱり麦を待っていた晁蓋
李忠、、、戦いたかったよね、、、なんで足を切り落とすだけで私は泣いているの
李応ーーーー!!!!!スキー!!!!!!
李応の執事という生き甲斐を失った杜興。自分の価値に悩んで、心を病んだ兵たちを苛めながら自分の心を苛めた杜興。でもいざ実戦になると一番に突っ込んで行って誰一人死なせなかった。「腰抜けだ、おまえらは。一度勝ったぐらいで、いい気になるな」「腰抜けが」これは自分に言い聞かせてる言葉だ。
50にもなって自分の生き方を変えるって、相当ストレスがかかるし、兵の命も握ってると思うと苦しいだろうな……
腰抜けだとしても生きて戦うことを選ぶ漢たちは格好いい。眩しいくらい。
本能で動き出す王英に胸キュン。
え、晁蓋殿、え、ごさ、え?
杜興かわいい…
意地でも主人は李応、これだけで漫画一本いける
スパ執、、、
飲み会で史進が兵を持ち上げて投げるの可愛すぎてびっくりした
史文恭さん、やはり長い暗躍の人生でひねくれてらっしゃるね、彼にとって晁蓋は眩しすぎる
そして暗闇に引き摺り込むことで自分の物にしたいんだ 自分の名を書いた矢を、なんと、ヤンデレ、やだ、きらい
小指を噛みちぎられたくらいで、理不尽になにかを奪われたなんて言うなよ、お前はいままでもそして今も私たちの大切な晁蓋を奪おうとしているじゃないか
顔が見たいって言われて宋江は喜んでたのに
毒で倒れて目に入るのが木の小さな芽で、もう春なのだと思った晁蓋はこの国の人のことを想っているのに、こんなに陽だまりみたいに暖かくて明るくてそこにいるだけでみんなが安心する、そんな人がいるから志がより意味を持つのに
宋江が待っているのに
お願いやから死なんとってよ。。。
解説コーナー
心が乱れたまま読んだ解説。今回は水滸伝の原典について淡々と書かれていて逆に助かった。実際の宋での叛乱についてとか。でもあまり頭に残っていない。
Posted by ブクログ
杜興の葛藤のくだりが一番良かった。
樊瑞がこれから活躍しそうなのも楽しみだ!
騎兵隊の夜営の談笑も良かった。
大変な事は起きたが、これは起きるべき事件なので受け入れるしかない。
久々に楽しめた巻でした。
Posted by ブクログ
呼延灼戦の敗北が梁山泊に残した爪痕と、兼ねてから勃発していた晁蓋と宋江の意見の食い違いに焦点があてられた巻。
冒頭の方は、呼延灼戦で負傷した者、友であり兄弟であり仲間を失った者たちが、死とは、生き残った自分(負傷した自分)とは、ということについて悩んだり落ち込んだりしている姿が痛々しくも、梁山泊のメンバー同士が一人一人をよく見ていて支えあっているな、と思いました。
そこから樊瑞なんかは、致死軍という自分の新しい道を見つけていたりもして、多くの仲間が死んでしまったという現実を、それぞれが受け止めて乗り越えて進んでいくんだな、と、読んでいるこちらも、メンバーの死を悲しんでいるだけではダメなんだなと逆に力づけられました。
(私は特に施恩が死んでしまって打ち拉がれていたので)
後半にいくにつれて、晁蓋と宋江が考えるこれからの道について、それぞれの想いが描かれていました。
二人の描く未来は同じなのに、その過程が食い違ってしまうのは、お互いに辛いことだと感じていて、そこに頭領であるという重圧のようなものが更にのかってきている二人は、本当に苦しいところにいるなあと思いました。思わず、こちらが二人のためになんかいい案はないかと考えてしまうくらいです。
本人達がやきもきしている分、下もやきもきしてしまうから、早くお互い譲歩しなよ!と言いたくもなりますが……。
それにしても、今まで私はあまり晁蓋にぐっときてなかったのですが、この巻であまりにも晁蓋という人物がキラキラと描かれているというか、誰から見ても爽やかでかっこよいと思われているので、私もだんだん彼に惹かれてしまいました。びっくり。
ところで、今回も秦明と公淑の話にはほっこりしました。
楊令も着実に大きくなっているようで、成長が楽しみです。
そして、晁蓋が死んでしまった梁山泊はこれからどうなってしまうのか。続きがかなり気になるところです。
Posted by ブクログ
いよいよ官軍と梁山泊軍の全面対決か?と思いきや、まだジャブの打ち合いという感じで、今回は索超という人物にスポットを当てた話がメインかと思いきや、最後に大変な山場があり、梁山泊ツートップの一角である晁蓋が暗殺されてしまうという、まさかの展開となりました。
これで宋江のワントップ体制となった梁山泊がどう官軍に立ち向かっていくことになるのか?また楽しみになってきましたね!
Posted by ブクログ
面白いけど、そろそろ飽きてきた。なんだか似たような展開の繰り返し。いや、面白いんやけどね、それは間違いないんやけど、なんか。。
ただこの巻のラストでは、ついに晁蓋が!!!