あらすじ
宋江(そうこう)の居場所が青蓮寺(せいれんじ)に発覚した。武松、李逵と共に長江の中洲に築かれた砦に立て籠るが、官軍二万に包囲される。圧倒的な兵力に、宋江は追い詰められていく。魯智深(ろちしん)は、遼を放浪して女真族(じょしんぞく)に捕縛される。一方、青蓮寺は、楊志(ようし)暗殺の機をつかむ。妻と幼い楊令と共に闇の軍に囲まれ、楊志はついに吹毛剣(すいもうけん)を抜いて斬りまくる。北方水滸、衝撃の第五巻。
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Posted by ブクログ
山場が多すぎて、ドキドキしながら一気読みでした。
なんとなく女真族も魯智深が仲間に引き入れて凱旋帰国するって安易な展開を期待していたので、まさか囚われていただなんて!それどころか、腕を失うことになるなんて(涙)
でも、何はともあれ、魯智深が戻ってこれてよかったです。
とはいえ、今後の女真族と梁山泊の関係性が気になるところ。壮大な物語なだけにこれで女真族の出番は終わりってことはないよね?!って気がして・・・
更に、そんなところで衝撃を受けていたら、大黒柱のひとりである楊志が早々に死んでしまって思考停止(号泣)
裏切者はあの女だぞ!早く見つけろ梁山泊!!
って言っても楊志は戻ってこないし、彼女の裏切も微妙なんだけどさ。
いろいろ差し迫っている中で、宋江ひとりだけのんびり魚釣りとか、ありえないと思うんだけどみんなは受け入れています。
こういう役割の人って軍には必要なんですかね?
Posted by ブクログ
楊志よ、永遠なれ。
あなたの志は楊令が引き継いでくれるよね。
私はこんなにかっこいい人たちに今まで出会ったことがないよ。石秀、周通。戦う姿にとても心を打たれました。どうしよう読み終わって一晩経っても二人のことを思うと涙が出てくる。本当に…。
魯達カムバもとても嬉しかったです。
林冲達が助けに来るシーンの胸熱っぷりといったらもう…。あとは、馬桂のやり口、きったねぇ。こんなこと許していいのかよ。最低だよ。(初の寝返りに心に暗影が落ちる私の図)
水滸伝の解説がとてもとても大好きでね、解説っていうか、「私と水滸伝」っていう題名の作文。笑
子供の頃に読んだ水滸伝と比べて北方水滸伝は整合が取れすぎている!と憤って(最高を叫んで)いた、志水辰夫さんの後書きが読んでてとても面白かったです。
Posted by ブクログ
まさに衝撃の一冊。
前巻で宋江を包囲し、魯智深の行方は知れず、楊志の妻子の存在が青蓮寺にばれた。
その全てがこの巻で動き出す。
古典文学に(古典を題材にした文学に)、ネタバレは許されないのかどうかわかりませんが、早々に主要登場人物が姿を消すということだけ記しておきます。
現在の視点だけで考えたらそれはとてつもなく大きな穴となりますが、長い目で見たら梁山泊の要を作る出来事になったかもしれません。
それは今後を読まないと分かりませんが。
ただ、その大きな喪失は確かに衝撃的ではありましたが、私が泣いたのはそこではなく。
喪失をもって敗北としないように、次に繋げるために必死で戦う遺された者たちの姿。
理性ではなく、本能でもない。
彼らが戦う意味は一体なんなのか。
“兵力、武装、指揮。あらゆる要素を考え、作戦の指示すら出す。頭の中には、いく通りもの戦の予想がある。しかしいま見る戦場は、予想したものとはまるで違っていた。剥き出しの生命が殺し合っているようでもあり、なにか非現実の、夢の中にいるようでもある。
戦の指揮とは、このすべてを現実として捉え、的確な判断をし、命令を出し続けることだ。戦場を、たとえ掌の上でさえ、再現できることだ。
執務室で考えている戦は、戦らしいものであり、戦ではなかった。”
Posted by ブクログ
序盤のヤマ場。揚志の早すぎる最期。
青蓮寺の刺客100人以上に取り囲まれながら鬼神の如き闘いぶりで死してもなお倒れることのなかった揚志。
身を挺して息子を守った潘仁美。
再び両親を失い悲しみを抱える息子・揚令。
後半は胸を締め付けられる思いで一気読み。
Posted by ブクログ
前半はいつもの水滸伝・・・
青面獣はどんなピンチも潜り抜けると思ってた。
水滸伝は同士が全員揃うまで誰も死なないと思ってた・・・
この5巻を読んで6巻以降を読んでいくのが怖いと思いました。
でも早く次を読みたいと思わされました。
北方謙三おそるべし!
Posted by ブクログ
いよいよ戦が始まった。そして、こんなに早く主要キャラクターが亡くなるとは思わなかった。あとまだ、14巻あるのに、どうなってしまうんだ!
前半の宋江救出作戦は読んでいてスカッとした!面白い!中盤は魯智深が登場!待っていた!後半は悲しい結末だった。全体を通して林冲の活躍が度々あり、初期メンバーもチラホラ登場して心躍った。
展開は読めない。次巻も期待する。