あらすじ
馬桂(ばけい)は愛娘を殺され、悲嘆にくれていた。青蓮寺(せいれんじ)は彼女を騙して梁山泊への密偵に仕立て上げ、ひそかに恐るべき謀略を進めていく。一方、宋江(そうこう)は、民の苦しみと官の汚濁を自らの眼で見るため、命を懸けて過酷な旅を続けていた。その途中で、純真さゆえに人を殺してしまった李逵(りき)と出会う。李逵は次第に宋江に惹かれていくが、そこに思わぬ悲劇が待ち受けていた。北方水滸、波乱の第四巻。
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Posted by ブクログ
あぁ!めちゃくちゃ気になるところで終わってしまった!早く次が読みたい。
今巻も面白かったが、林冲や王進先生などの活躍が見られず残念。一方で、林冲を虐めた李富が主役級に登場するではないか。こんなに出てくる人だったんだ(笑)しかも、恋愛まで持ち込んで。意外ではあったが、官軍側もひとつの思想があって動いていること、人間であることを実感させられた。
馬桂は少し苦手。依存気質に見えてしまう、、、。環境がそうさせたんだろうけども、、、。もっと自分を持って欲しい。利用されないで!
純粋に志を持った女性キャラクターは出てくるのだろうか、いや、出てきてほしい(反語)
Posted by ブクログ
4巻です。
本巻では官軍の大物のひとりである李富がよかったです。
官軍の上層部は、本当に国のことを思って梁山泊を排除しようと思っている人も少なからずいるのです。
彼らなりの義があるので、一概に悪者扱いは出来ない。
犠牲はやむなしという考え方は好きでないけれど、少なくとも私利私欲のため、ではないところは共感出来ます。
今まで、そんな義のためなら冷徹で完全無欠のアンドロイドであった李富が、馬桂との関係が深まるにつれ、恐れや躊躇を抱くようになり、より人間らしく魅力的な人物になってきました。
義を貫くか、情が勝つか・・・
でもきっと、どちらにしてもこの先は悲劇よね・・・
Posted by ブクログ
今まで後手に回っていた青蓮寺が、梁山泊をつぶす準備を整えつつある巻。
狙いはふたり。
楊志と宋江。
悲しい行き違いで殺された宋江の妾・閻婆惜(えんばしゃく)。
その犯人と目されている宋江は姿を消し、閻婆惜の母・馬桂(ばけい)は青蓮寺の李富(りふ)に取り込まれ、梁山泊の力をそぐために楊志の妻子に近付く。
宋江は江州へ辿りつくが、それは青蓮寺が予想していたことだった。
宋江は上手く身を隠してはいたが、青蓮寺の手先である江州の通判・黄文炳(こうぶんぺい)は徐々に範囲を絞って宋江を追いつめていく。
あと一押しで反撃を受けてしまう、っていうところで終わっているのでとても続きが気になります。
第一巻に出てきたときは人間らしい温かみを一切見せなかった李富が、馬桂と男女の関係になり、ずぶずぶとはまっていく様子にはびっくり。
こんなに簡単にただの男になってしまうとは…。
しかし本人は自分が馬桂を愛してしまったことを認めてはいない。
このパターンはあれですね、林冲や宋江と同じ匂いがしますね。
喪ってから初めて大事な人であることに気づくという。もっと大切にすればよかったと後悔するという。
中国のいわゆる英雄という人ってそうなの?
それとも李富はちゃんと馬桂と結ばれるの?
ここも気になるところである。
登場人物が増えてきたので、魯智深や林冲、楊志に阮小五などが全然出てこなくなっちゃった。
頭が混乱しないように、人物やストーリーを忘れないように、毎度復習が欠かせないのである。
Posted by ブクログ
今まで順調だったのに、少しずつ綻びが。
楊志の妻子にも青蓮寺の魔の手が忍び寄ってきて、ハラハラした。悪いことが起こりそうで、次巻を読むのに気合がいるなぁ。
解説に楊令の今後が書かれていたので、 史実を知ってる人には楊令のことは常識なのかもしれないけど、できればネタバレありみたいな表記が欲しかった。