【感想・ネタバレ】陰陽師 烏天狗ノ巻のレビュー

和風ファンタジーの題材としてすっかりおなじみの陰陽師。そのブームの火付け役であり、9月に市川染五郎・市川海老蔵らによる歌舞伎座公演も決定したのがこの「陰陽師」シリーズです。
平安時代の天才陰陽師、安倍晴明。その親友で音楽の才能豊かな源博雅。この二人が鬼や生霊など様々なものの怪にまつわる怪異を解き明かしていくこの物語。映画のような派手なアクションはほとんどなく、彼らは問題の怪異の原因となった人の業を探り、ものの怪達を納得させることで怪異を見事に解決していきます。
この物語の大きな魅力は、主人公二人の掛け合いが格別に面白いこと!
厄介事を頼まれ困り果てた博雅が、二人で酒を酌み交わしながら晴明に解決を依頼するのですが、その軽妙なやり取りに、自分も仲のよい友人と庭を眺めながら、美味い肴片手にお酒を舐めたくなる事間違いなし!
美しくも怪しい平安時代の余韻から抜け出せなくなりそうな不思議な物語です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年02月11日

心地好い時間であった(*´∀`)♪相変わらず恐ろしい事が起こっているのに、何故か癒されるという…不思議な事よのう(´・ω・`)?私の中で、どんどん道満が「よい漢」になっているのである。晴明や博雅を追い越す勢いで(゜゜;)ちび不動には是非うちにお越しいただき、栗や芋を焼いて、踊りを踊っていただきたい(...続きを読む*^-^*)(←罰当たり)

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Posted by ブクログ 2023年12月24日

陰陽師は…何年ぶりでしょうか。今回はこれまでより一編一編が更に短かったような気がするんですが、でも味わい深さは変わらず…さすがです。『西遊記』にも登場するという、なた太子(漢字出ない)のヴィジュアルが見てみたい!露子姫は覚えてたけど、黒丸て…誰だったっけ?あと…獏ちゃんが御年72歳ということに、ギョ...続きを読むッとしました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月01日

『陰陽師』シリーズ第18巻。

大好きなシリーズ。
露子姫、登場。嬉しい。
黒丸が強く格好良く育っていて嬉しかった。
格好いいと言えば、道満も善き。ダークヒーロー。玉藻前が出て来て面白い展開になってきた。
晴明と博雅のゆるゆるマッタリ感も健在で良かった。
晴明のことが好きすぎて泣き出しちゃう博雅くん...続きを読むとか、二人を見守ってきた長年のファンをどうしたいんだ!夢枕先生!ありがとう!大変善きでした!
珍しく焦っちゃう晴明とか、ヤバい。好き。ボキャブラリー足りない。

夢枕先生御年72歳。まだまだお元気そうでナニヨリです。
お身体に気をつけて、これからも陰陽師シリーズ続けて欲しいです。楽しみにしてます。
なんか、ファンレターみたいな感想になっちゃった。

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Posted by ブクログ 2023年11月28日

本屋でふと見かけて手に取った一冊。
映画を先に知っていたので原作だとあとから気づいてびっくり!
途中からなのにとても面白く読めました。
既刊も読もうと思います。

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Posted by ブクログ 2023年11月18日

良かった!の一言。
闘病されていたとの事で、もう新作は発行されないかもと、思っていたので発売日に嬉しくて購入からの読破。
どんなに人気がある作品でも、合わない人には合わないからゴリ押しをするつもりはないけれど、それでも良かった!と伝えたい一作でした。

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Posted by ブクログ 2023年11月11日

作者が闘病していたとは知りませんでした
復帰されて良かったです
今回は短編で味のある物語8話です
寝る前にワクワク楽しみながら読みました
梅道人では博雅の本音を聞き、珍しく狼狽える晴明が萌えましたwww
蘆屋道満も活躍する2話も良かった!
強いですね
晴明の所で酒でも飲むか・・
ライバルでありリスペ...続きを読むクトしている関係が
読んでいて嬉しい!
あとがきもありましたね
夢枕獏様、陰陽師を描く事、貴方が1番です!
まだ余韻に浸っております♪

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Posted by ブクログ 2023年11月07日

8編+あとがき。この8編が多様なお話で、とても充実、得したような気分になった。
このシリーズを読むと、いつも真っ先に思うのは、このように酒を呑んでみたい、酒を楽しみたいということである。この夕べをページの奥とは言え、主人公らと共有できるのが実に嬉しく、しかしながら同時にページの隔てがあることが寂しい...続きを読む
「媚珠」は不思議と芥川龍之介を感じた。文体はもちろん、異にする。芥川の雲母の欠片がプレパラートでも思わせるようなヒリヒリとするような輝きとは違うが、どこか共通するリズム感があるように感じた。そして、杜子春だろうか、羅生門だろうか、怪しい雰囲気は一つに思えた。全く個人の感想だから、違うと言われればその通りなのだが、そう思えてしまったのだ。
読み進むと、三国一のヴィランと対峙する陰陽師の姿があり、三国一のスーパーヒーローと共闘する陰陽師がいた。
いつになく、三国に渡る知識を教えてもらえる。陰陽師たちの知と教養の深さだろうか。
虫愛ずるヒロインが実に愛しい。そして平安貴族とは怪異に襲われ難儀するのだなあと、対比しながらため息をつく。
ほろほろと酒を呑む二人に、「ゆこう」と言われ「ゆこう」と答える二人に、なんと幸せなやさしさに包んでもらったことだろう。
終わりのないシリーズである。また、この幸せを早く味わいたい。

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Posted by ブクログ 2024年04月18日

陰陽師シリーズ

晴明と博雅のコンビはもちろん良いんだけど、今回は蘆屋道満が活躍する話が2つあって、どちらも良かった。意外と格好イイお爺ちゃん。このシリーズの道満は全然悪役じゃないところが良いわ。グロい描写もあるけど、全体的には美しい文章で私にとっては清涼剤のような読み物。ずっと変わらず続いてほしい...続きを読む

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Posted by ブクログ 2024年04月16日

人の世の難しさは何からくるのか
やはり欲というものだろうか
それが人を狂わせ判断できなく
してしまう
感性豊かだと 
人の怨念を我が身に引き受けて
しまう 悲しい 哀しい
そして苦しむ

時間をゆったり感じるのは
清明と博雅の酒を酌み交わす場面
自然の豊かさ 時の流れ
栄華盛衰を感じる
そんな時間が...続きを読む欲しい

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Posted by ブクログ 2024年02月20日

久しぶりの陰陽師シリーズ。相変わらすの晴明と博雅のかけあいがとても良い。季節の移ろいの描写もいつもいつもうっとりする。1番好きなのはちび不動でした。最後に踊るのがほんとに可愛い。先生、これからもお元気に執筆お願いします。

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Posted by ブクログ 2024年01月09日

よく言えば、内容が読みやすくなっている。悪く言えば、ラノベっぽくなっている。ま、好みの問題かと。
博雅が晴明に直球投げたり、道満がビッグタイトル調伏したり、黒丸の戦闘シーンあったり、わりかし問題作。笑。

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Posted by ブクログ 2023年12月13日

軽くっても良いよね~小さな不動像を奪った烏は弘法大師が建てた東寺の軒下で天狗になったのだった~5年前に雑誌に発表したものから昨年まで、終わりがないから気が楽そう。芦屋道満は大変な式神を手に入れたね。九尾の狐だって

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Posted by ブクログ 2023年12月04日

ハズレのないシリーズ。陰陽師である安倍晴明の妖の世界が楽しめる。道満も存在感を発揮。清明と博雅のやりとり、関係性も微笑ましい。

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Posted by ブクログ 2023年11月24日

学生時代から読み続けているけど、
私はどんどん変わるのに、
いつまでも変わらない二人に
安心するやら、笑っちゃうやら。

短編のほうが、やっぱりおもしろい。

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Posted by ブクログ 2023年11月15日

久々のシリーズ新刊。

晴明の屋敷での庭を見ながら酒を酌み交わす晴明と博雅。
その二人の描写を読むだけで、陰陽師の世界に引き込まれる。
二人の様子は読んでいて心地よい。

巻を増すごとに二人の信頼関係もどんどん強くなっている気がする。

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