【感想・ネタバレ】老剣客 栄次郎江戸暦13のレビュー

あらすじ

栄次郎が魅せられた剣の奥義とは?

春の大川端で、釣り糸を垂れる老人を一瞥した時から事件は始まった。
厳しい修行の果てに到達した剣技とは――?

神田明神の水茶屋「鈴の家」のおのぶが両国橋に斬死体となって浮き、浅草雷門前の料理屋「奈良屋」のお咲が、行方不明となった。一体、誰が?なぜ?真相を探索する矢内栄次郎は、一人の老剣客を知った。なんの気も発せず、自然と一体化する剣の奥義に達した者のみが許される世界にいる老人の剣に、栄次郎は魅せられる。剣技の究極を描く力作!

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武士は……

悪は滅ぶ、傍若無人、やりたい放題だった刃桜組は、成敗された。それぞれの親から望まれて、剣術の師に、成敗されたのだが、家柄やら、体面やら、武士の世は、とかく生きにくい。

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

栄次郎は、気配を消して釣りをしている老人を見かける。しかも、釣り上げた魚は皆、川に返しているのだ。なぜ?
なんども見かけるうちに、どうしても気になり、住まいを見つける。
ある日、料理屋で女中を追い回し大きな声で文句を言い、刀を手にかけた武士たちを見つける。部屋住みの次男三男を中心にする「刃桜組」という狼藉をしたい放題の旗本の息子たちであった。その仕返しを怖がり、幾つも事件を起こしてるのだが、立件できないでいる。

偶然見かけてしまった栄次郎は、その時に刃桜組に対して、剣を抜かずに、止めに入った老人を見て驚く。
相手は、その佇まい隙のなさに対して、何もできず脂汗を流すのみだったのだ、しかも、それは釣りをしていた老人だった。

大きな役目に着く実力者の縁戚であるバカ息子どもは、武士であるため、奉行所は手を出せず、目付頭の縁戚である父をもつので、老中たちも知りながら、手を拱いていた。

今回、伝説の剣士のその後と、家族の苦渋、どんでん返しの結末と言い、息を詰まらせるシリーズ傑作!

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2019年04月28日

Posted by ブクログ

第十三弾
将軍の兄弟でありながら秘密に、気楽な次男坊として三味線を目指す、義母には頭が上がらず嫁取りを?
無頼の旗本の殺害と対照的な二人の剣客
見事な解決!

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2016年01月19日

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