【感想・ネタバレ】空蝉の刻 栄次郎江戸暦14のレビュー

あらすじ

粋な剣、粋な芸、粋な男を目ざす栄次郎の魅力を円熟の筆で描く!

渋江藩十万石の大名、筒井能登守忠久の下屋敷で催された。『京鹿子娘道成寺』の最中に最初の異変は起きた……

御徒目付矢内家の次男で、部屋住の栄次郎は、田宮流抜刀術の達人で、杵屋吉右衛門門下生でもあり三味線の名手でもある。ある日、渋江藩下屋敷に招ばれ、『京鹿子娘道成寺』を披露の最中、最初の異変を目撃する羽目になった。なんと藩主の能登守が顔面蒼白となり家来に背負われ席を退座したのである。一体、何が起きたのか……? やがて事件は、栄次郎を危地に……。

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苦しみの後の……

大名家の双子の兄弟。兄は、藩主となり、弟は、兄に、何かが有った時の影として、生きなければ、ならなかった。どちらにとっても苦しい物だっただろうと思う。これからは、良い方向に、向いていってもらいたい。

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

今回栄次郎は、ある藩の藩主の毒殺未遂現場に遭遇してしまう。その後、その毒殺を試みた女中に似た遺体を見つけてから事件に関わることになる。
藩主には双子の弟がいて、双方ともに双子の存在に気づいてから悶々と人生を生きていなかったのだった。

さて、今回は栄次郎のお節介は大きな大きな事件になるのだが、気持ちの良い栄次郎の活躍ぶりとセリフは心地いい。

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2019年04月29日

Posted by ブクログ

第十四弾
暫く忘れている間にここまで来ているとは!
ある藩の内紛に関わり、双子の捨てられた弟と、自分の生い立ち、将軍の兄弟も踏まえながら毒殺未遂事件を追う

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2016年01月01日

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