【感想・ネタバレ】相棒 season23(下)のレビュー

あらすじ

時代を映す 国民的ドラマを文庫で!

匿名流動型犯罪の統合捜査本部に駆り出された右京と薫。
被害者への聞き込みを進めるなかで、
ある都議の家だけ、犯行の様態が異なることに気づく。
事件が巨大な利権と絡んでいる可能性を感じたふたりは、
熱狂的支持を集める都知事の一岡を直撃するが--。
見え隠れする巨悪と対峙する「怪物と聖剣」、
音信不通になった中園参事官の危機に特命係が立ち向かう
「中園照生の受難」など、シーズン後半5編を収録。

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第十三話「中園照生の受難」 脚本:岩下悠子
第十四話「キャスリング」 脚本:徳永富彦
第十五話「花は咲く場所を選ばない」 脚本:當銘啓太
第十六話「盗まれた死体」 脚本:渡部亮平
第十七話「怪物と聖剣」 脚本:真野勝成
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カバーイラスト 高橋将貴

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説明いらずの国民的人気ドラマ「相棒」のTVシリーズをノベライズ。
ファンにはおなじみ、輿水泰弘さん、櫻井武晴さん、砂本量さんらの脚本をもとに、
デビュー作『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀作を受賞し、
数々の作品がミステリランキングに輝く碇卯人先生が筆を執っています。

全12話を9話に再構成するなど、ドラマ版とは差があるものの、
作中の脳内再生率は抜群。
右京さんの「〜ですねえ」といった語尾や、
小説なのになぜか表情がはっきりと想像できてしまう亀山くんに
ついついニヤリとしてしまいます。

初代相棒の亀山(寺脇康文)はもちろん、ドラマ通りの流れで2代目の神戸尊(及川光博) 、3代目の甲斐享(成宮寛貴)、そして4代目の冠城亘(反町隆史)と、歴代相棒も大活躍。
また、鑑識の米沢やイヤミの多い伊丹、上層部のお偉いお歴々などもバッチリ登場しています。

もう一度復習したいという方、
未履修なのでこの機会にという方、
ドラマとは違う角度で世界観を味わいたい方、つまりはみなさんにオススメです。

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