【感想・ネタバレ】相棒 season20(下)のレビュー

説明いらずの国民的人気ドラマ「相棒」のTVシリーズをノベライズ。
ファンにはおなじみ、輿水泰弘さん、櫻井武晴さん、砂本量さんらの脚本をもとに、
デビュー作『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀作を受賞し、
数々の作品がミステリランキングに輝く碇卯人先生が筆を執っています。

全12話を9話に再構成するなど、ドラマ版とは差があるものの、
作中の脳内再生率は抜群。
右京さんの「〜ですねえ」といった語尾や、
小説なのになぜか表情がはっきりと想像できてしまう亀山くんに
ついついニヤリとしてしまいます。

初代相棒の亀山(寺脇康文)はもちろん、ドラマ通りの流れで2代目の神戸尊(及川光博) 、3代目の甲斐享(成宮寛貴)、そして4代目の冠城亘(反町隆史)と、歴代相棒も大活躍。
また、鑑識の米沢やイヤミの多い伊丹、上層部のお偉いお歴々などもバッチリ登場しています。

もう一度復習したいという方、
未履修なのでこの機会にという方、
ドラマとは違う角度で世界観を味わいたい方、つまりはみなさんにオススメです。

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Posted by ブクログ 2022年12月31日

いよいよ冠城君、最後のノベライズ。
読み終わるのが淋しかったよ。

いい感じに再登場した平井さんが
管理人を務めた『食わせもの』や
米沢ファンとしても鉄子としても
感涙と悲哀の『米沢守再びの事件』
いつもと違う切り口の
『ある晴れた日の殺人』など
パラエティに飛んだラインナップで
本当に冠城君いなく...続きを読むなるの?って感じでした。

結末があんまり好みではなかった
『ディアボロス』『詩集を売る女』なども
ありましたが、そこはそれ。

ずっとそんな雰囲気だったから
『最後の事件』はちょっと唐突感が否めない。
でも、広大なる『相棒』ワールド。
また何らかの事件がらみで
ぜひ特命係を陰から支えてほしいです!

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