加藤実秋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
事件事故物件の清掃も請け負う会社のアルバイトに入った女の子が、突発性難聴の症状がでている期間にサイコメトラーのような状態になって、死者の想いを捜査する話し
特殊能力とか非科学的な何かを使ったミステリってあまり好きじゃないんだけど、これはまぁまぁ受け入れられる
(そういえば、榎木津もそんな能力があるけど百鬼夜行シリーズは好きだな)
キャラ的に、時代劇好きという特徴もいいね
そしてある程度は事件解決やストーリーに絡んでいるあたりも高評価
事件の捜査にあたってはこじつけな面もあるけれども、これ系の小説では珍しくもないのでOK
ただ、最後の終わり方だけはどうなんだろね?
続編があるんだろうけど、 -
Posted by ブクログ
加藤実秋さんらしく、登場人物が個性的で、やや強引なストーリー展開でした。最後の方にはちゃんとグッときたし、いい話だと思いましたけどね。
でも、私はどうも和子の「ほっこり」具合が引っ掛かってしまって(-ω-;)正直、頭の弱い子に思えて仕方ありませんでした。
「探偵もどき(?)とはいえ、捜査にそんな格好をしていっちゃダメ!絶対汚れるから!」とか「ああもう。その浪費っぷり、有り得ない!」とか、心の中で突っ込みまくりましたよ。
まぁ、そんな「お洒落命!」みたいな女の子(の内面)がだんだん変わっていく様子が、この話の面白いところでもあるんですが・・・。性格的にどうしても気になったというか、若干イラッと -
Posted by ブクログ
ネタバレ心因性難聴で時々突然左耳が聞こえなくなるフリーターの桃子。
求人広告に誘われて就職した先は事件・事故現場の清掃会社だった。
事件現場の掃除中に、突然フラッシュバックに襲われる桃子。
その映像はどうやら事件と関係がありそうで。
あっさり軽く読めた。
翔くんがずっと思わせぶりなんだけど、引っ張った割にバタバタなラスト。Eテレの子どもむけミステリのよう。
ただもう、桃子の時代劇オタクぶりに震える。
大川橋蔵やっぱイイよね。
小出しの時代劇ネタに本編より持って行かれてる。同志みつけた感じ?
周囲にはいないからなあ。
私も月代が似合う人が好きなんだーとこの本で気づいた。
あ、でも竹脇無我は総髪のほうが