さがら総のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昔と比べて、いまでは一般レーベルとライトノベルの垣根は小さくなっていると思う。
とはいえ、ライトノベル独特の物語というものもある。
まさに、本作はライトノベルらしいライトノベル。
テーマは人と人との主観の違いということだが、そのことを描くために吸血鬼を登場させたり、「正義の味方の敵」という表現があったりするのは、まさにライトノベル特有という感じ。
もしライトノベルに対して抵抗がないのなら、読んでみてもいいかもしれない。
章ごとに印象の変わる登場人物。各章に含まれている謎が、最終章で収束していく様は、読んでいてミステリーチックで面白かった。
こういう小説を読むのも、たまにはいいかもしれない。 -
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購入済み
一巻から10年経って
読者の立場からのストーリーも、この年月かけて完結した重みを感じます。「無花果少年と瓜売小僧」という平成の小説にも通じる感覚を覚えます。良かった。これに出会って。
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Posted by ブクログ
アンソロジーの4巻目は個人的に一番よかった。
特に第一話が驚き。
これまでずっと俺ガイルの中の話だったのに、この第一話は『俺ガイル』を読んでいる読者の青年を主人公としてその9年間の青春が描かれていて、アンソロジーとして、こう言う書き方もあるんだとまず驚かされた。
そしてその内容がまた、時々の俺ガイルに触れながら、彼の人生や好きだった人に対する想いを描いていて、これはそれこそ俺ガイルを読んできた読者みんなの人生に寄り添った物語だと思った。
そこがすごく刺さった。
正直、このお話を読むためだけにこの巻を買う価値があると思う。
二話目のリレー小説のお話でのそれぞれのキャラの個性が出た小説も良かった -
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Posted by ブクログ
さあ、十年後の戸塚がしゃべってるヒッキーの嫁って誰でしょ?嫁候補いっぱいだし!あ、お米ちゃんは無理!(笑)
やっと、いろはすキター♪やっぱり凄い子♪
アンソロで、いろはすと陽乃さんがいないなぁと思ってたんです。なんかこのアンソロジー続きそうだし、次の登場に期待しよ(笑)
こうやってアンソロジー見てると、みんな、由比ヶ浜と平塚先生が好きですね。特に、平塚先生が不憫というか、誰か平塚先生の新婚生活を書いてあげて❗(笑)
ま、雪ノンが相変わらず、負けず嫌いというか、焼きもちやきというか、めんどくさいけど可愛いという平常運転です。
読んでる時間は、楽しい時間でした。
#読書記録
#読書倶楽 -
Posted by ブクログ
あのラストからのアンソロジー。
あのキャラたちへの視線は、やはり人に寄って変わるのだなあ?と実感。だから、私が思い描くあの奉仕部メンバーは、私視線のモノなんだなあと思いますね。
だけに、本音はやはり、本家は本家(笑)やはり渡先生のが納得というか安心(笑)
最終巻の私のレビューでも書いた「父親」の存在が、どこの家にもなかっただけに、このアンソロジーは収穫♪ですが、やはり娘さんて父親と似た男性を選ぶんだなあと変な感想(笑)
雪のんと八幡のお付き合いも順調なようですね。
デコ出しの雪のんとツインテ静さんは見たかった。
#やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー: 雪乃side
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ネタバレ 購入済み
まぁ、アンソロジーですからね…
いろんな作家さんの解釈とそれぞれの味で描かれた別の俺ガイルの世界。いわばSSモノですね。
これはこれで十分有りかと思います。
まぁ、自分が一番気に入ったのは、やはり最後の渡航さんの書いたエピソードですね。
ちゃんと本編にも繋がってる様だし。
気付けば、もの凄くニヤニヤさせられてました。これだけでも買って損は無しです。 -
購入済み
渡航の短編に星5つ
アンソロジーには、作品への余程の愛情がなければ成り立たないと思うので、作者本人の短編に対しての星5つという事で。
今回の短編の見どころは「さすおね」といっても過言ではないw
作者のオタク気質が良く表れているww -
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Posted by ブクログ
わたしは多分、この物語を読むために生まれてきたのだと思う。
テキスト、構成、キャラクターの生き、どれをとってもピカイチで一気読みした。柔らかなタイトルとあらすじから想像できるポップな雰囲気はとてもなくて、夜の闇の友情と心と心が分からない人とが出てくる。
語られるのは同じことなのに、こうも主観が異なると違う物語になるのか。同じものを見ているはずなのに全然違くて、その見せ方が非常に鮮やか。だって一章からはこんなに結末ですこんな話になるなんて全くもって想像できない。
変猫シリーズのようなポップな恋愛はないけれど、さがら総が好きなら読んで損はない。いや、読まないと損をしている。あらすじがミスリー -
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