隆慶一郎のレビュー一覧

  • 死ぬことと見つけたり(下)

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    武士道とか死生観とかいったテーマを斟酌せずとも、単純におもしろい。時代を超越して、浮世の 雑念や執着をはらって生きる死人(しにびと)斎藤杢之助の活躍が愉快、爽快なのだ。

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    2014年02月28日
  • 影武者徳川家康(下)

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    ネタバレ

    関ヶ原から、冬の陣夏の陣と家康が死ぬまで。
    歴史の教科書だと一瞬で終わってしまうこの期間が、とてもいきいきと感じられた。
    こういうのを読んでいたら、高校生の時、歴史も少しは苦手じゃなかったのかなー。

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    2014年02月15日
  • 影武者徳川家康(下)

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    テレビ東京のドラマがきっかけで読み始めたのですが、
    …すっごく面白い!
    ハラハラする展開の連続と、登場人物の人間味あふれる描写と、歴史を別の視点から見る面白さなどが一体となって読み出したら止まらない。
    特に、島左近が男前すぎて惚れますよ。

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    2014年01月16日
  • 影武者徳川家康(中)

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    ネタバレ

    中巻は、二郎三郎と秀忠の暗闘(六郎と柳生の闘い)で面白かったです。六郎が妻帯するとは思わなかったので意外でした。血族しか入れない風魔には最良の方法ですが、二人が幸せなのは嬉しいことです。
    影武者家康もすっかり板につき、堂々としている二郎三郎は、人間としても魅力があるから生き延びられているのでしょうね。このまま彼の願いを叶えてあげたいと思ってしまいます。歴史は決まっていますが…。
    ハラハラしながら下巻を読むとします^^

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    2014年01月04日
  • 影武者徳川家康(上)

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    ネタバレ

    これって勿論フィクションですよね? もしかして本当に影武者だったのかも… と思わせるほどのリアルさです。 面白いのだけれど、なかなか進まないページ。人名、地名、歴史検証など、漢字や字数が多いです。それでも読ませてしまうとは、評判通りの面白さ。人物も魅力的でワクワクします。影武者家康と秀忠の闘い、続きが楽しみです。

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    2014年01月03日
  • 吉原御免状

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    時代小説は発行時期や読者の年代とかで評価がそれほど変わらないと思う。若い頃は柴錬や司馬遼を愛読したけど、娯楽時代小説として劣らない。題名はちょっと引いたけど、設定、展開、キャラともしっかりしている。まぁ、歴史というより伝奇、剣豪物になるかなぁ、考えてみると超能力とか自由の民とか執筆時期の背景は絡むかな。ともあれ、面白ければ良しと。しかし、パターン的で一番魅力に欠けるのが主人公だったりする・・

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    2013年12月22日
  • 一夢庵風流記

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    20代・30代前半に読んでいたら絶対に影響されたな(笑)。
    一人の男の生き様を生き生きと描いた素晴らしい一冊です。
    まあ、近くにこんな男が居たら少し迷惑かも。

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    2013年12月16日
  • 影武者徳川家康(下)

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    自由平和な世を願い、15年間を家康として生き抜いた影武者・二郎三郎の苦闘を描く。武人らしく美しく散って行く人もいるなか、秀忠の駄目さ加減がひどい。あと淀君も・・・
    それにしても甲斐の六郎は超人的だね。

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    2013年09月19日
  • 影武者徳川家康(上)

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    徳川家康が実は関ヶ原の戦で、島左近(豊臣方)配下の武田忍びに暗殺されていた! この死が漏れる事は東軍の士気低下に繋がり、即ち徳川家による天下統一もない。徳川陣営は苦肉の策として影武者・世良田二郎三郎を家康に仕立てた…

    元の筋が分からないと人間関係が複雑ですぐに置いてけぼりにされます。
    でも、戦国武将や武田、伊賀甲賀などの忍び集団、柳生一族の駆け引きが面白く目が離せません

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    2013年07月14日
  • 死ぬことと見つけたり(下)

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    未完に終わった傑作。
    シナプスに見ると余計に続きが気になる。ちゃんと歳月が進んでいき子供たちの成長ぶりも微笑ましい。

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    2013年06月22日
  • 死ぬことと見つけたり(上)

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    エンターテイナー版葉隠。戦国の世も終わった江戸時代、主持ちのいくさ人たちの活躍。天草四郎の乱に始まるが1話毎に歯切れよく完結するので実に読みやすい。

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    2013年06月22日
  • 影武者徳川家康(下)

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    壮大な物語が、ようやく終焉。

    歴史には疎い自分だが、筆者がところどころに列挙した、また、解説者が並べ立てた“関ヶ原以降の家康影武者説の根拠となる歴史的資料”についての論述を読んでいくと・・・・・家康影武者説が本当にありえるのではないか?と思えてしまったのが、おもしろい。

    2代将軍秀忠の“くそ人間ぶり”があまりにも非道すぎるが・・・、歴史考証についての記述部分以外の物語は、全体を通してハラハラドキドキしながら“読まされた”。

    ★4つ、8ポイント。
    2013.05.17.了。

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    2013年05月20日
  • 影武者徳川家康(中)

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    ネタバレ

    いよいよ中盤も過ぎ、後半戦へ。

    加速する物語。
    凄惨さを増す秀忠との暗闘。
    目前に迫ったかのように見える二郎三郎の夢。

    そして、傷ついた六郎…。


    歴史上では“公界”は存在せず、豊臣家もやはり………。そう考えると、下巻を読むのは辛そう…。


    ★4つ、8ポイント。
    2013.04.18.了。

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    2020年02月04日
  • かくれさと苦界行

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    『吉原御免状』の続き。
    やっぱりシリーズものというものは一番最初が良いものが多い。
    この作品もご他聞にもれず、最初のほうが良かった。
    作品としては、やっぱり良いものなんだけど、ドラゴンボール化してる。
    作者のキャラに対する思い入れが強いのがよくわかる。
    その思い入れの強さに共感できれば、面白いのだけれど。
    僕の思い入れとは違うので、☆4つ。

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    2013年02月27日
  • 死ぬことと見つけたり(上)

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    名声を求めず、出世を求めず、浪人としての生き方。でも力はあり藩主も一目置く存在。何のために生きているのか。
    どういう状況でも自分の信念に従って、死ぬまで生き抜くのはすごいが、孤独。

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    2013年01月04日
  • 影武者徳川家康(下)

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    確かに、関ヶ原以降に生まれた徳川家康の子供たちへの扱いは、別人のように違いますね。
    よく知っている歴史でも、別の視点で見ると違う真実が見えるのかもしれません。

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    2012年12月26日
  • 影武者徳川家康(中)

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    秀忠、裏柳生と、二郎三郎、風魔との闘いにひきこまれます。本多正信と徳川譜代についても、よく描かれていて大変面白い。

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    2012年12月26日
  • かくれさと苦界行

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    ものすごく静か、そして根深い恨み。
    私は前作を読んでいなくてこの作品が初。
    だけれどもそれなりに楽しむことができました。

    誠一郎対義仙。
    てっきり決着がついてしまうのか?
    と思ったら、そうではなかったようです。

    そしてさらに続編が2つ続くみたいでしたが
    それは著者の死によって
    かなわぬこととなってしまいました。

    おそらくある人物に関してはきっと
    今後の主人公になる人だったのでしょうね。
    その特性からしても。

    続き、読みたかったです。

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    2012年11月16日
  • 死ぬことと見つけたり(上)

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    佐賀鍋島藩。
    縁もなく、この本を読むまで、あまり多くのことを知りませんでした。
    良くも悪くも、いろんな事情を抱えた鍋島藩が存続し続けられたのは、
    藩主の力量もさることながら、やはり、それを支える鍋島侍たちによる
    ところが大きかったんだなと感じさせる作品。
    清廉で潔く、痛快で心地よい鍋島武士たちをご堪能あれ。

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    2012年11月05日
  • 鬼麿斬人剣

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    主人公鬼麻呂が剣術を学んでいない点が、他の時代小説と違っていて異彩を放っている気がします。
    構えからして非常に不恰好。ですが、繰り出される剣閃は示現流にも似た一撃必殺!
    読後に爽快感を感じさせてくれる良い作品だと思います。

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    2012年05月20日