隆慶一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エロい!!高校時代にフランス書院文庫を愛読していた僕だが、まさかいい大人になって活字のエロスに再び興奮するとは!
ジャンルは剣豪小説。別にエロスが前面に押し出されている訳ではないが、僕の印象にはエロスしかない。
主人公は宮本武蔵の弟子で二天一流の剣豪、武蔵の死後、自分が何者か知るべく吉原へという設定があるのだが僕の印象にはエロスしかない。
展開上、別に詳細な性描写は必要ないように思うのだが、やたら親切に描かれている。ちょっと目を離すとすぐ主人公が羨ましい事になっている。
とは言っても痛快な剣豪小説を読みたいと軽い気持ちで手に取り、不意打ち的にエロスの洗礼を受けたが故の印象である。油断した僕も悪いのである。
この作品に中学時代に出会っていればさぞ素晴らしい朝の読書の時間がおくれたことだろう!つまり僕の印象にはエロスしかない。
と、こんな事ばかり書くとファンの方に怒られてしまいそうなので客観的なレビューもしときます。
別に作者や作品が際立ってエロい訳ではなく剣豪小説や時代小説での詳細な性交描写はそこまで珍しいことではない。一つの演出、または読者サービスなのだろう。現に僕はしっかりそのサービスを享受した。
作品自体はいたって真面目で、剣豪小説として実に面白い。
また作者の知識の深さは、小説の時代背景、世界観を精緻に表していて素晴らしい。
登場人物も魅力的で主人公も格好良く、剣豪小説、時代小説に慣れてない方も苦なく楽しめる作品だと思う。興味がある方は是非!!
ファンの皆様、こんな感じでいかがでしょうか? -
Posted by ブクログ
作者の「こういう男をかっこいいっていうんだよ!」という声が聞こえそうな作品。歴史小説、というより戦国ロマンだなあと思いました。
前半の利家や秀吉とのエピソードや終盤の会津でのシーンなど、伝承に基づいて、ある意味作者が縛られて書いた部分こそ、命がけの逆風の中で悠々と傾く慶次郎がかっこよく、逆に自由に想像だけで書いたと思われる朝鮮半島での場面は、無敵のスーパーマンになりすぎてかっこよさが半減していたのは皮肉でしたが、全体としてはとても面白かったです。
この作品の慶次郎は、女性から見てもかっこいいですが、たぶんむしろ男が惚れる男、ってやつなんでしょうね。
慶次郎の力量のない慶次郎気どりほど性質の悪いものもないし、たぶん乱世だからこそかっこいいともいえる生き方なので、フツーの男性にはあんまり真似してほしくないですが。