死ぬことと見つけたり(下)
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死ぬことと見つけたり(下)

693円 (税込)

3pt

鍋島藩に崩壊の兆しあり。藩主勝茂が孫の光茂を嫡子としたためだ。藩内に燻る不満を抑え切るには、光茂では器量が小さすぎた。老中松平信綱は、不満分子と結び、鍋島藩解体を画策する。信綱の陰謀を未然に潰そうと暗躍する杢之助たち。勝茂は死に際し、佐賀鍋島藩存続のため信綱の弱みを掴め、と最期の望みを託した! 男の死に方を問う葉隠武士道をロマンとして甦らせた時代長編。

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死ぬことと見つけたり のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 死ぬことと見つけたり(上)
    693円 (税込)
    常住坐臥、死と隣合せに生きる葉隠武士たち。佐賀鍋島藩の斎藤杢之助は、「死人」として生きる典型的な「葉隠」武士である。「死人」ゆえに奔放苛烈な「いくさ人」であり、島原の乱では、莫逆の友、中野求馬と敵陣一番乗りを果たす。だが、鍋島藩を天領としたい老中松平信綱は、彼らの武功を抜駆けとみなし、鍋島藩弾圧を策す。杢之助ら葉隠武士三人衆の己の威信を賭けた闘いが始まった。
  • 死ぬことと見つけたり(下)
    693円 (税込)
    鍋島藩に崩壊の兆しあり。藩主勝茂が孫の光茂を嫡子としたためだ。藩内に燻る不満を抑え切るには、光茂では器量が小さすぎた。老中松平信綱は、不満分子と結び、鍋島藩解体を画策する。信綱の陰謀を未然に潰そうと暗躍する杢之助たち。勝茂は死に際し、佐賀鍋島藩存続のため信綱の弱みを掴め、と最期の望みを託した! 男の死に方を問う葉隠武士道をロマンとして甦らせた時代長編。

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死ぬことと見つけたり(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最も好きな作品
    このフレーズ自体はワンピースの章名から知り、まさかそのままの題名で小説があるとは思わなかった。
    作品自体は黒澤明の用心棒や椿三十郎といったサムライ映画を連想させるものがあり、作者の隆慶一郎自身も黒澤同様、史実を研究し尽くすことで忠実に当時のサムライを再現しており、フィクションではある

    0
    2023年03月31日

    Posted by ブクログ

    初隆。…いや、これは凄いッ!?今まで読んだ時代小説の中でトップ(※マイベストは藤沢周平「蟬しぐれ」である。)に並ぶ大傑作。こんな作品が絶筆だなんて——完結していたら、間違いなく星五つ。今度は完結している作品を読みたい。

    0
    2023年01月19日

    Posted by ブクログ

    未完ながらもここまで楽しませてくれれば本望である。葉隠武士道を貫く魅力的なキャラたち、事業承継の困難さ...。様々なものが詰め込まれているが、戦乱の世も終わり、忍者が無用の長物と化したこの時代と同じように、AIやITの進化によって淘汰される仕事がある現実を突きつけられた思い...。
    杢之助らの最期を

    0
    2021年05月09日

    Posted by ブクログ

    「葉隠」をベースにした歴史小説。家光の時代鍋島藩の「死を覚悟して」毎日を生きる浪人が主人公。毎朝自分が死ぬことを想像し、死の覚悟を確かめる。浪人仲間等とともに藩の問題を裏から支援する。

    話の最後は残念だったが(この展開は読書人生で2度目だ)時々強烈にはっとする箇所があり、心震わせられる。

    死に対

    0
    2016年04月14日

    Posted by ブクログ

    「いくさ人」と「死人」の振る舞いを通して様々な男の生き様を描く時代小説。(紙上とはいえ)このような友がほしいと感じる。「死ぬこととみつけたり」という言葉は本書を読み、調べるまで誤解していた。

    0
    2014年09月03日

    Posted by ブクログ

    またしても未完の本。タイトル通りの、葉隠。


    人を使う立場にある者は、常に身辺を清潔に保たねばならぬ、と五郎兵衛は信じている。

    決して『我が身よかるべき』という保身のためではない。

    だが同時にその点が自分の小ささであることも、五郎兵衛は感じていた。

    悪臭をふりまきながら、尚平然と一藩

    0
    2011年10月30日

    Posted by ブクログ

    主人公斎藤杢之助は常時坐臥死人である訓練をし佐賀武士道である「武士道というは死ぬことと見つけたり」を実践している。精神修養と自己鍛錬を怠らない冷静に自らを見つめることができるまさに死人だ。

    杢之助を中心に鍋島勝茂、中野求馬、牛島萬右衛門らが戦に出、御家騒動を静め、宿敵松平信綱と渡り合っていく。

    0
    2011年04月15日

    Posted by ブクログ

    痛快!。死を覚悟しての臨めば、何ら怖いモノなどない。
    残念なのは、作者隆慶一郎氏の急逝により未完の作品となったこと。

    0
    2010年11月17日

    Posted by ブクログ

    上巻レビューの続きですよ。

    この本を好きな理由ですが、まず主人公が単純明快でヒロイックなこと。
    これはこの著書の描く主人公のパターンですが、自分の世界観がきっちりと
    あって、それに従って即断即決即行動。このパターンが死ぬほど好きなのです。

    わたしは火星が牡羊座にあるので、単純・明快・行動的という

    0
    2009年11月04日

    Posted by ブクログ

    鍋島藩に崩壊の兆しあり。藩主勝茂が孫の光茂を嫡子としたためだ。藩内に燻る不満を抑え切るには、光茂では器量が小さすぎた。老中松平信綱は、不満分子と結び、鍋島藩解体を画策する。信綱の陰謀を未然に潰そうと暗躍する杢之助たち。勝茂は死に際し、佐賀鍋島藩存続のため信綱の弱みを掴め、と最期の望みを託した。男の死

    0
    2009年11月02日

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