隆慶一郎のレビュー一覧

  • かくれさと苦界行

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    全1巻。
    吉原御免状の続き。

    前作と違って背骨な謎がなく、
    ただの時代ものって感じ。
    次作構想中に亡くなっているので、
    続きがあったら違うかもだけど、
    個人的には蛇足な続編って感じがした。
    藤沢周平の用心棒シリーズ2作目以降と
    似たような感じ。

    ただ、最後の決闘はちょっとぐっときた。

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    2011年07月21日
  • 吉原御免状

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    全1巻。
    隆先生デビュー作。

    デビューからすでに、
    隆先生ぽさが濃厚にただよう。
    歴史の裏側を伝奇的手法で書き上げる感じ。
    そして自由ってテーマ。
    すでに確立されてる感じ。
    ただ、やや伝奇っぽさが強い。

    話としては、
    影武者徳川家康の元ネタ的な部分が根っこにある感じ。
    影武者読んでたので特に驚きはなく、
    むしろそこらへんの描写が長くてやや回り道な感じ。
    まあ。
    こっちのせいだけど。

    こないだ柴錬武蔵を読んでたので、
    冒頭に出てくる武蔵の感じが楽しかった。
    対比が。
    柴錬版との。

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    2011年07月21日
  • 花と火の帝(上)

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    全2巻。
    絶筆。
    後水尾天皇のお話。
    苦手な伝奇もの。

    もうね。
    超能力合戦。
    あと忍者。
    荒唐無稽すぎて
    自分にはちょいキツかった。

    ただ、隆先生のちょっと他と違うのが、
    しっかりした調査の上でびっくりする仮説たてて、
    物語に昇華してるとこ。
    もしかしたら本当かもって思わせるからすごい。

    さすがに超能力的な戦いが多すぎて、
    いやいやってなるけど、
    設定にはもしかしたらってうなずけるとこが多々。
    なんで、しばらくはあんま気にならないで読めた。
    後半はさすがに胃もたれだったけど。

    ただ、絶筆。
    花と火の帝ってタイトルのうち、
    たぶん「花」の途中までしかいってない。

    胃もたれがキツい感じ

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    2011年05月06日
  • 死ぬことと見つけたり(上)

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    武士道とは死ぬ事を見つけたり、という最も極端、且つ有名とも言えるフレーズを体現している鍋島武士のモノガタリ。死にたがる?というわけでもないが、死に対して無頓着な連中が繰り広げる時代劇。エンターテインメントとして面白い。下巻の最後まで読めないのが残念。

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    2010年06月09日
  • 死ぬことと見つけたり(上)

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    読みごたえあったぁ~ まだ上巻なので下巻が楽しみです。
    もくのすけ と かんえもんの「死人の気持ち」なんて到底わからないけど、ところどころコミカルだったり恋愛だったり挟まれてて飽きません。

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    2009年12月10日
  • 吉原御免状

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    通にわりと好きな人が多い気がする隆慶一郎作品のお初。
    面白かったけど歴史モノというよりは、なんか途中からスペクタクルな感じ?とでもいうか・・・
    意外な方向展開で驚かされた作品だったわ

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    2012年04月23日
  • 花と火の帝(上)

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    未完の伝奇ロマン(上)。
    徳川政権と朝廷の戦いを描いた作品だが
    これから!というところで終わっている。
    とても残念。

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    2009年10月04日
  • 花と火の帝(下)

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    未完の伝奇ロマン(下)。
    徳川政権と朝廷の戦いを描いた作品だが
    これから!というところで終わっている。
    とても残念。

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    2009年10月04日
  • かくれさと苦界行

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    吉原を独特の切り口で解釈した小説「吉原御免状」の続編です。
    隆慶一郎先生の作品はとにかく主人公がカッコイイ。完膚なきまでに男前。最強。
    でもぜんぜん嫌味じゃないとことろが魅力です。誠さんは年をとっても清涼感あふれたままでした。

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    2009年10月04日
  • 影武者 徳川家康 1巻

    無料版購入済み

    原作は素晴らしいのだが

    原作は隆慶一郎の代表作である。期待してコミカライズ版も読んでみたのだが、長大な地の説明文や長台詞など、歴史物のコミカライズの欠点がはっきり出た作品になってしまっている。冒頭部分も原作は関ケ原合戦の緊迫した場面からいきなり始まっているのに、コミカライズ版は時系列的に並べてしまっている。残念な作品である。

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    2024年11月02日