感情タグBEST3
電子版で読み直しです。
やっぱり隆慶一郎は素晴らしい。
全ての場面が美しい映像を見ているかのように浮かび上がるその表現。
知らない方たちにも是非読んでいただきたい傑作です。
Posted by ブクログ 2013年02月27日
主人公と同じリズムで、ザックザクと文章が進む。
時代劇のドラマみたいにカッキンカッキンという戦闘シーンはない。
真剣勝負はいつも一瞬、ぶった斬るか、ぶった斬られるか。
それを見逃したら、手遅れだ。
手を下す瞬間というものがあって、そこに命を賭けるという生き様。
残酷でエロチックで、真剣な爽快感がい...続きを読むい。
Posted by ブクログ 2012年05月25日
映像化したらさぞかし面白いだろうと思いつつ、主人公の設定を考えるだに「原作に忠実で完全な映像化は、 ゼッタイ無理だろうな…」と思うw
面白くてたまらない、が ただ、過去は過去として、試し切りの達人というのはそれはそれとして、刀鍛冶が何でそんなにもめちゃめちゃ強いねん?!というツッコミが終始頭の中を...続きを読む駆け巡ることは確実♪
Posted by ブクログ 2014年06月19日
久々の再読。やはり隆慶一郎は面白い。
実在した名刀匠山浦環源清麿の弟子で、試し斬り剣術の達人という設定。
刀鍛冶の思いも描かれていて、隆さんの描写する漢は素晴らしい。
Posted by ブクログ 2012年05月20日
主人公鬼麻呂が剣術を学んでいない点が、他の時代小説と違っていて異彩を放っている気がします。
構えからして非常に不恰好。ですが、繰り出される剣閃は示現流にも似た一撃必殺!
読後に爽快感を感じさせてくれる良い作品だと思います。
Posted by ブクログ 2012年02月25日
言い回しや言葉尻は真面目ですが、内容は悪ふざけかと思うほどの完全懲悪のシンプルな小説です。
師と弟子の受け継がれていく流れがもまたシンプルでわかりやすかった。
分かりやすくて面白かったです。
Posted by ブクログ 2011年09月29日
めずらしく伝奇要素が低く、プロットは藤沢周平みたいだ。しかし弟子が師匠の剣を折るという設定はサスペンスフルで秀逸。死者を追う旅を通じて、清麿という師匠の姿を浮かび上がらせる手法は見事である。
Posted by ブクログ 2011年05月10日
鬼麿強い。松永誠一郎に次ぐ厨キャラ。
隠れた名工山浦清麿の弟子鬼麿が、若い頃の師匠が金に困って作ってしまった数打ち(量産品)の刀を折る旅に出る。意地を張って頑として刀を渡さない老武士、戦いの中でなら折ってもいいという剣客、露骨に値をふっかける悪党など、様々な持ち主達を自作の大太刀「古釣瓶」でバッサ...続きを読むバッサと斬ったり宥めたり賺したり。
珍しく柳生が出てこないけどやっぱりライバルは忍者だった。
リベリオンで使われてた「面取り」って試し技だったのねぇ
Posted by ブクログ 2017年03月23日
ロードムービーテイストの時代劇エンタテイメント。
超人的に強い主人公は、隆ワールドではお約束だね。そこに違和感を感じさえしなければ、十二分に楽しめる。
また、女の強さとサガとを魅力的に描くのも、隆作品の見ドコロの一つなのかも知れない。
★3つ、7ポイント。
2017.03.24.図。
Posted by ブクログ 2011年07月25日
全1巻。
死んだ師匠に頼まれて、
過去に打ってしまった
駄作な刀を打ち壊す旅に出る
刀鍛冶の超人な弟子の旅って話。
めずらしく舞台が幕末。
源清麿(死んだ師匠)を書きたかったらしく、
必然的にその時代になっただけだけど。
超人的な主人公がチャンバラってく
スタンダードなつくり。
ただ、上記のよう...続きを読むに死んだ師匠を書きたかったらしく、
若干主人公の影がうすい気がする。
著者の他作品と比べて。
超人なんだけど。
そのせいか、
それなりに上手くまとまってたけど、
なんとなくそれなりな印象。
ただ、たまたまこの前に読んでたのが
同じく刀鍛冶、虎徹の話だったので、
ちょいちょいかぶってて興味深かった。
個人的に。