隆慶一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
戦国末期、歴史の表舞台にはあまり立たなかったものの、天下の傾奇者として知られた男、前田慶次郎の一代記をテーマにした小説。昔ジャンプに連載していた「花の慶次」の原作ですね。
さすが隆慶一郎と言うべきか、解説を上手く挟みながら読者をストーリーの中に誘っていき、魅力的なキャラクター(毎回味方サイドは良いチームになるような)とテンポの良い展開で、気付くと読み終わってましたというパターンでした。
「影武者徳川家康」と比べると、舞台の大仕掛けさや重厚さでは一歩劣るものの、主人公の快活なキャラクターと突飛な行動で気軽に読める印象です。エンターテイメントとして読むならとても楽しい本。
改めて映像化したら面 -
Posted by ブクログ
現実社会の中では、うまくいく筈がないとか、こんなことをやっている場合ではないとわかっていても、仕事としてやらなければならないという状況はいつでもある。
先が見えない人々の中で、将来このままではダメになるとわかっていながら、自分のできる範囲内で、最大限努力し、事態の変化を待つということはいくらでもある。いや、そういう場合の方が大部分だろう。
本書の主人公である徳川家康の影武者、世良田二郎三郎は、権力の頂点に立っているといえども、その点ではわれわれと同じである。
豊臣家の滅亡と二郎三郎からの権力奪取を狙う二代目秀忠と、豊臣家復興の機をうかがう大坂方の間に立って、ひたすら平和と共存を図ろうとする -
Posted by ブクログ
関ヶ原の戦いの合戦中に、徳川家康が、西軍石田三成の配下の忍者に殺されたため、その影武者がその後15年に渡って徳川家康に成り代わって生きていくという、設定で書かれた歴史物語です。
関ヶ原の戦いを前後して、徳川家康の趣向が変わっている等、この本の中には、影武者に変わっていただろうと思われる証拠が多く散りばめられています。
上中下の3巻、合計二千頁にも及ぶ大作を、あしかけ数か月、主に出張中の飛行機の中で楽しみながら読みました。楽しかった数か月でした!
以下は気になったポイントです。
・慶長14年には、第九子義直と紀伊37万石浅野幸長の娘、第10子頼宜と肥後52万石加藤清正の娘と婚約させている