石原千秋のレビュー一覧

  • 国語教科書の思想

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    [ 内容 ]
    戦後の学校教育は子供の人格形成を使命の一つとしてきた。
    現在、その役割を担っているのが国語である。
    「読解力低下」が問題視される昨今、国語教育の現場では何が行われているのか?
    小・中学校の教科書、なかでもシェアの高いいくつかの教科書をテクストに、国語教科書が子供たちに伝えようとする「思想」が、どのような表現や構成によって作られているかを構造分析し、その中に隠されたイデオロギーを暴き出す。

    [ 目次 ]
    第1章 「読解力低下問題」とは何か(国語教育をめぐる「誤解」 「読解力低下」の一人歩き PISAの「読解力」試験とはどういうものか 新しい科目の立ち上げ)
    第2章 自己はどのよう

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    2014年10月27日
  • 読者はどこにいるのか 書物の中の私たち

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    [ 内容 ]
    私たちは本を読むとき、さまざまなことを期待している。
    その期待は満たされたり、裏切られたり、覆されたりする。
    そのとき、私たちはどういう読者なのか、どういう感性を持っているのか、そして、どこにいるのか―近代読者の誕生から百年。
    作品論・作家論、テクスト論、構造主義、ニュー・アカデミズム、カルチュラル・スタディーズ…文学研究と現代思想のトレンドの変遷を跡づけ、「内面の共同体」というオリジナルの視点も導入しながら、読む/書くという営為の奥深き世界へと読者をいざなう。

    [ 目次 ]
    第1章 読者がいない読書
    第2章 なぜ読者が問題となったのか
    第3章 近代読者の誕生
    第4章 リアリズ

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    2010年07月14日
  • 漱石と三人の読者

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    こういう読者の設定もあるのか、と初めて読んだときは衝撃だった。石原千秋著で一番最初に読んだのがこれだったと思う。

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    2010年07月05日
  • 国語教科書の思想

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    カバーに書いてあるように「現在の国語という科目の目的は、広い意味での道徳教育」であり、読解力を養うための教育ではないと指摘。教科書を批判する事を通して、文章の読み方も指南している本。

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    2010年06月28日
  • 謎とき 村上春樹

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    村上春樹の著作を通し、読者に新しい読み方を提示し、またその世界をひろげてくれる本。
    小説を読みそこから意味のある事を取り出すのに、こんなにも様々な知識が必要で、また細部にまで意味がある事に驚かされる。
    論理構成についてはたまに強引さや疑問を感じることもあるが、だからといってこの本の魅力が下がる訳ではないだろう。肝心なのは、読者の小説への視点を豊かにしてくれることだ。

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    2010年06月28日
  • 大学生の論文執筆法

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    二部構成であるが、文章を書くに当たって一般の事柄に触れている一部だけでも、大変読む価値がある。

    論文執筆法と銘打っているが、いわゆる教科書的な本ではなく、著者の主観や自己批判を絡めながら、「文を書くとはどういうことか」と本人から説教されているようだ。

    自分の大学にこういった情熱を感じないからかもしれないが、凄く刺激的だった。

    ただ、この本を理解できているならば、もっと素晴らしいレビューが書けるはずだ。それができなくて悔しいので、減点している。

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    2011年01月08日
  • 謎とき 村上春樹

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    今まで村上春樹の小説がどうもしっくり来ず、何がこうも多くの人に支持されているのか分かりませんでした。石原先生の読み解き方を読んで、パズルが少しはまった感じがします。作品のストーリーを単純に読むのではなく、言葉のひとつひとつから裏に隠された小説世界の詳細を読み取るというのは勉強になりました。村上春樹は、徹底的に意図して言葉を配置しているのですね。「小説家はうそをつく」、勉強になりました。同時に村上春樹著「若い読者のための短編小説案内」を読むと、村上春樹ってモシカしたらとんでもない次元で小説を書いているのではという説にも納得がいきます。

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    2011年09月20日
  • 国語教科書の中の「日本」

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    小森陽一の本と併読。教科書に登場する名作のさらなる分析。『こころ』『舞姫』は誰の目線でいつ書かれているかなど、教科書に採用された抄録だけでは読み取れない部分に言及してあり興味深かった。

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    2009年12月23日
  • 大学生の論文執筆法

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    小論文のネタを仕入れようと購入。

    「第一部 秘伝 人生論的論文執筆法」は、ボブの心に響いた。
    卒論とか修論とかを書く段階で読むといいかもしれない。

    「第二部 線を引くこと──たった一つの方法」
    目次を見て、物理的に「線を引く」ことだと思った。浅学だった。
    「思考」する上で必要な「線を引く」ことだと気付くのは、一行目を読んでから。
    なるほど…こういう表現もあるな…(^-^ゝ

    実際の文章を、著者が「線」を引いたり消したりしながら具体的に読み込んでいく…
    参考になりました(* ̄∇ ̄*)

    線の向こう側に行かなければならないと感じたボブなのでした…

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    2009年10月04日
  • 国語教科書の思想

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    国語教育が実は見えない「道徳教育」であり、「自然に帰ろう」「他者と出会おう」といった価値観のもとに編集されていることを指摘し、世界に通用する国語教育とはどのようなものかを説いた本。鋭くシュールな指摘に思わず笑ってしまうところもあり、そうそう、そんな感じの教科書だったなーと思いながら読めるので興味深い。「豊かさ」、「わたしたち」、「客観的」といった何気ない表現に、見えないイデオロギーや曖昧な価値観が含まれていることを、それと気付くことなく納得して読んでしまっていたことに気付かされた。国語教育の難しさを感じた。「テストは教育のはじまり」(p.36)、間違うところから成長する、という言葉には同感だ。

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    2009年10月04日
  • 謎とき 村上春樹

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    早稲田大学教育学部で「ちーさま」「ちーちゃん」「千秋」と学生から畏れ慕われている石原千秋様の著書を、恐れ多くも就活の一環と好奇心と後学のために買ってみた。ここんとこの春樹読書と平行して読んでいたおかげで、春樹への抵抗がなくなったとも言える。ありがとうちーちゃん。ちなみにあたしは御姿を拝見したこともない。
    主に初期の名作を扱っていて、『風の歌を聴け』と『ノルウェイの森』の考察は思わずこれが正しいと思いかけた。。うーん、これ読んだ後に自分の考察なんて出来ないよ。でも『1973年のピンボール』は作品としてあんまり理解できずな部分があったし、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に関しては作品

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    2009年10月07日
  • 謎とき 村上春樹

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    第一章の『風の歌を聴け』の解説部分は一読の価値あり。‘ホモソーシャル’に関する解説にかなりの部分を割いている。が、しかし、このキーワード、実は村上春樹文学に欠かせないもの。勿論、ホモ・セクシャルとホモ・ソーシャルは全く違うものである。すっごく簡単に言ってしまえば、ホモ・ソーシャルは男性中心的社会のことであり、上野千鶴子なんかも、著書の中で指摘している概念である。女のやりとりの中で、男たちの社会的な絆っていうのは深まっていくのだ。少なくとも文学の中では。

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    2009年10月07日
  • 謎とき 村上春樹

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    ・風の歌を聴け
    ・1973年のピンボール
    ・羊をめぐる冒険
    ・世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
    ・ノルウェイの森

    村上春樹の初期の作品群を筆者である石原千秋が読み解いていく。早稲田の人気講座の書き起こしだそうです。

    非常におもしろかった。
    ここまでこう読むか!って、ひいちゃう場面もあるものの、全般を通して作者石原千秋の解釈を楽しめました。

    しょっぱなの、風の歌を聴けの物語の全体像から、へぇと感心しっぱなしでした。






    -ノルウェイの森-
    筆者がとある映画の淀川長治の解説をノルウェイの森の主人公ワタナベトオルとレイコさんのセックスをうまく言い表していると言って引用した部分

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    2009年10月04日
  • 国語教科書の思想

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    敬愛する石原先生の著書。教育は恐ろしいです。思想統制なんて簡単にできてしまうのですから。
    本著は思想統制とまではいかなくても知らず知らずに刷り込まれている思想について、おなじみの国語教科書の教材を分析。なかなか興味深い。

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    2009年10月04日
  • 百年前の私たち 雑書から見る男と女

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    漱石研究のために集めた雑書の中から、いろいろ抜粋をして、百年前の人達が何をどう考えていたかを読み解きます。百年前からちっとも進歩していない自分達の姿も見えてびっくりするかもです。

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    2009年10月04日
  • 漱石と三人の読者

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    漱石が彼の作品を誰に向けて書いたのか、
    という疑問を当時の社会制度や一般国民の東大卒に対するイメージ、
    更に文壇で流行している文学の手法や主義などのデータをもとに
    作品を分析し解明していく。
    扱われている作品は主に前期三部作と後期三部作。
    それに『虞美人草』と『我輩は猫である』も扱われている。
    誰に向けて、という疑問には、主に三つの答えがあって、
    一つは漱石の門下生や文壇といった、「顔の見える読者」に対して、
    二つ目は朝日新聞に勤めていた漱石が新聞社から言われていたであろう
    朝日新聞を読む、当時としては上流階級の人々、「何となく顔の見える読者」に対し、
    三つ目にはそれ以外の、未来の読者でもあり

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    2009年10月04日
  • 漱石と三人の読者

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    これを読んでると夏目漱石の作品を隅から隅まで読みたくなります...でも山月記を先に読みたいなぁ..この本は時代背景とか対象世代とかこと細かに説明されてるのでふむふむってかんじです

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    2009年10月04日
  • 国語教科書の思想

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    戦後の学校教育は子供の人格形成を使命の一つとしてきた。現在、その役割を担っているのが国語である。「読解力低下」が問題視される昨今、国語教育の現場では何が行われているのか?小・中学校の教科書、なかでもシェアの高いいくつかの教科書をテクストに、国語教科書が子供たちに伝えようとする「思想」が、どのような表現や構成によって作られているかを構造分析し、その中に隠されたイデオロギーを暴き出す。

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    2009年10月07日
  • 国語教科書の思想

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    戦後の学校教育は子供の人格形成を使命の一つとしてきた。現在その役割を担って
    いるのが国語である。「読解力低下」が問題視される昨今、国語教育の現場では
    何が行われているのか? 小・中学校の教科書、なかでもシェアの高いいくつかの
    教科書をテクストに、国語教科書が子供たちに伝えようとする「思想」が、どのような
    表現や構成によって作られているかを構造分析し、その中に隠されたイデオロギー
    を暴き出す。

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    2009年10月04日
  • 漱石と三人の読者

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    ネタバレ

    弟子たちとの空気感、新聞連載の読者を飽きさせない工夫や、世間の流行、ライバル社の小説を意識していたりと、今の読者が作品をただ読んでいるだけでは知り得ない情報・考察が書かれていて大変興味深かった。
    私の好きな『門』は読者をあまり意識していないと考えられているようで、苦笑した。そんな力無い文字しか書けないような状態で仕上げた作品だったとは。
    『三四郎』の美彌子と野々宮の隠された物語の話が特に面白かった。
    これらを踏まえた上でもう一度漱石を読み直したら、また違った感想を持つのかもしれない。普段とは違う読書の楽しみを得られそうだ。

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    2023年10月10日