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Posted by ブクログ 2014年04月21日
国語の受験の本を数多く書き、国語は道徳教育であると主張している石原氏が2009年に発刊した本。同じちくま新書の前著に当たり2005年に発刊した「国語教科書の思想」の続編的な位置づけなので、セットで読んだ方が良い。
前著では光村出版の教材を主に分析したが、2章では小学校3社、3章では中学校4社を分析...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月30日
[ 内容 ]
「グローバル化」と「伝統重視」という相反する二つの流れの中で大転換期を迎える国語教育は、無意識のうちに「日本」という感性を押し付ける教育装置になってはいないか?
本書では、「古き良き日本」ばかりが描かれる小中学校の教科書を詳細にテクスト分析することで、書かれた言葉の裏に隠されたメッセー...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月21日
小学校、中学校の数社の国語教科書を分析し、「国語教科書こそが内面の共同体を創る装置」として機能していることを鋭く分析した本。それぞれの教材がどのような意図で採録されているのか、どのような読みを規定してしまっているのか、を解説している。生徒からは見えない形で道徳教育をしてしまっていることが問題である...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月10日
著者の前著である『国語教科書の思想』(ちくま新書)の続編。前著から4年を経て、ふたたび小学校、中学校の国語教科書を題材に、そこでおこなわれている「道徳教育」のありようを分析しています。
著者の立場は、基本的には前著と同様だと言ってよいと思います。ただ本書の巻末には、前著に対する批判に答えた「『国語...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月27日
国語教科書の背景にある思想性について、テクストを丁寧に読み込むことを通じて、
抉り出していくのがこの本の見どころか。
著者の言葉を借りるなら、国語教育は実は「道徳教育」なのだ。
子どもたちあるいは我々は国語教育・教科書という装置を通じて、「自然」、「家族的親和性」といった道徳的イシューを内面...続きを読む
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