石原千秋のレビュー一覧
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[ 内容 ]
小説は実験である。
あなたは漱石のたくらみを知っているか。
漱石がわかる。
小説がわかる。
近代がわかる。
画期的な入門書。
[ 目次 ]
第1章 夏目漱石という文化
第2章 小説と格闘した時代
第3章 英文学者夏目漱石と小説
第4章 『虞美人草』の失敗
第5章 『三四郎』と三人目の読者
第6章 『こゝろ』と迷子になった読者
第7章 まだ見ぬ読者へ
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
私たちは本を読むとき、さまざまなことを期待している。
その期待は満たされたり、裏切られたり、覆されたりする。
そのとき、私たちはどういう読者なのか、どういう感性を持っているのか、そして、どこにいるのか―近代読者の誕生から百年。
作品論・作家論、テクスト論、構造主義、ニュー・アカデミズム、カルチュラル・スタディーズ…文学研究と現代思想のトレンドの変遷を跡づけ、「内面の共同体」というオリジナルの視点も導入しながら、読む/書くという営為の奥深き世界へと読者をいざなう。
[ 目次 ]
第1章 読者がいない読書
第2章 なぜ読者が問題となったのか
第3章 近代読者の誕生
第4章 リアリズ -
Posted by ブクログ
早稲田大学教育学部で「ちーさま」「ちーちゃん」「千秋」と学生から畏れ慕われている石原千秋様の著書を、恐れ多くも就活の一環と好奇心と後学のために買ってみた。ここんとこの春樹読書と平行して読んでいたおかげで、春樹への抵抗がなくなったとも言える。ありがとうちーちゃん。ちなみにあたしは御姿を拝見したこともない。
主に初期の名作を扱っていて、『風の歌を聴け』と『ノルウェイの森』の考察は思わずこれが正しいと思いかけた。。うーん、これ読んだ後に自分の考察なんて出来ないよ。でも『1973年のピンボール』は作品としてあんまり理解できずな部分があったし、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に関しては作品 -
Posted by ブクログ
・風の歌を聴け
・1973年のピンボール
・羊をめぐる冒険
・世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
・ノルウェイの森
村上春樹の初期の作品群を筆者である石原千秋が読み解いていく。早稲田の人気講座の書き起こしだそうです。
非常におもしろかった。
ここまでこう読むか!って、ひいちゃう場面もあるものの、全般を通して作者石原千秋の解釈を楽しめました。
しょっぱなの、風の歌を聴けの物語の全体像から、へぇと感心しっぱなしでした。
-ノルウェイの森-
筆者がとある映画の淀川長治の解説をノルウェイの森の主人公ワタナベトオルとレイコさんのセックスをうまく言い表していると言って引用した部分 -
Posted by ブクログ
漱石が彼の作品を誰に向けて書いたのか、
という疑問を当時の社会制度や一般国民の東大卒に対するイメージ、
更に文壇で流行している文学の手法や主義などのデータをもとに
作品を分析し解明していく。
扱われている作品は主に前期三部作と後期三部作。
それに『虞美人草』と『我輩は猫である』も扱われている。
誰に向けて、という疑問には、主に三つの答えがあって、
一つは漱石の門下生や文壇といった、「顔の見える読者」に対して、
二つ目は朝日新聞に勤めていた漱石が新聞社から言われていたであろう
朝日新聞を読む、当時としては上流階級の人々、「何となく顔の見える読者」に対し、
三つ目にはそれ以外の、未来の読者でもあり